10 30, 2002
Shabon (Flower Shop + Okinawa Cuisine)

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会社近く、赤坂通りから山王下交差点に向かい、田町通りを左折して、すぐ右手に、新手の飲食店が最近開店した。競争の激しい赤坂界隈にあって、ひときわ目立つ、美しい純白の外壁と、額縁の様な装飾の大きな窓。その窓の中には、綺麗な花が飾ってある。もとは普通の小さな花屋だったこの店は、短期間で Flower Shop + Awamori Bar "Shabon" という、ちょっと風変わりなコンセプトの店に変身した。さて、その気になる店内は、そして先週から始まったばかりだという、ランチのクオリティーは....Neoteny グルメ開拓隊5名で、大挙してお店を初チェック。人が良さそうな、それでいて芯が強そうなマスターが語った、不思議な Hybrid Bar のナゾに迫った。

Shabon Awamori Kosyu small.jpg

店内に入ると、まずは大きな白いカウンターテーブルが目に入る。そのカウンターの裏が入り口の導線になっている。普通ならカウンターの後ろに並んでいるボトルには Bar の客は近づけないが、150種類もの泡盛、しかもかなりのビンテージ(古酒)を中心にそろえているというこの店は、まずはその自慢の泡盛のボトルや壷をこのカウンター後ろの通路で身近に見せて、触らせて、お客に直接飲みたい泡盛を選んでもらう、というナビゲーションになっている。

しかし勿論、昼間から40度以上(低いものは20度ちょっと、高いものは60度もあるらしい。)の強いアルコールを飲む訳にはいかない。奥にある多人数用のブース席は一杯なので、カウンター席に5人が横に並んで座る。

チョイスはシンプル。A / B のランチメニューを選ぶことになる。

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A は常時提供される、ラフテー定食。B はエスニック料理の日替わりだ。Kuma は A を選択。赤だしの味噌汁、多目のサラダとともに、ガラスの器に綺麗に盛られたラフテーが運ばれてきた。

じっくり煮こまれた肉汁が御飯にしみていて、味付けたまごの食感ともあいまって、なかなか美味。スプーンも、デザインがしゃれたスタイリッシュなもので、店の細部に至るこだわりが感じられる。最後はチョコレートケーキのデザートと、3種類のハーブが入ったお茶でしめくくり。しめて1000円なり。花のある空間を楽しむ費用が入っていると思うと、納得が行く。

Shabon tencho small.jpg

カウンター越しに、今朝まで Bar 営業(~朝5時までお客さんが居れば営業)をしていて、家に帰れず昼営業も寝ずに続けているというマスターと、話をする。(店のオーナーは別に居る様だ。)

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この店の150種もの泡盛古酒(ちなみに泡盛を醸造しているのは沖縄で48箇所ということらしい。)は沖縄でも手に入らない珍品が多く、恐らく日本一、いや世界一の泡盛の品揃えであること、店内の装飾は高名なデザイナー(Web 参照)の手によるものだったこと。バカラのグラスに、丸い大きな氷を入れておしゃれに泡盛を、美しい花を見ながら飲んでもらう、というコンセプトなので、忙しいときは一晩中丸く氷を削っていて大変だ、という苦労話。

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そして、花屋を店の傍らで営業。花販売スペースは狭いので、本業は飲食店だろうが、ゴージャスな花が入ったウィンドーの美しさが、白を基調とした店内デザインに、ライブなアクセントを加えている。

これもやはり、飲食店の新業態への挑戦、赤坂発の Food ベンチャー企業だと言って良いだろう。寝不足をものともせず、新しい店の立ち上げ営業に燃えるマスターの、おだやかで満足そうな笑みが印象的だった。Neoteny グルメ突撃隊も皆、御満悦の表情。

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次回は是非、夜の Bar Time にも寄ってみたい。こんなに知った風なことをマスターの受け売りで書きながら、実は Kuma は泡盛を飲んだことが無いのだ....

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Posted by minami at 01:20 AM
10 29, 2002
Blog タイトル変更

突然ですが、Blog 名変更。"Lab.(Laboratory)" から、"Cafe" へ。グルメとデジタル機器、そしてデジタル・ビジネスの Usability Lab. ということで肩肘張ってつけた名前だったが、武邑先生の "Cafe" メタファーに共鳴、Lab. とい響きも堅苦しいし、とりあえず気軽な Cafe に衣替え。ということで、皆さん気軽に遊びに(コメントしに)来て下さい。(Kuma)

Posted by minami at 03:51 PM
デジタル・キッズ

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大人が Web で最新情報をリアルタイムに求める様に、子供にとってもリアルタイムな情報は大切なものだ。休日朝の、アニメーション番組。悪いことに、長男・長女それぞれが見たい番組がかちあう。(父親が見たいニュースの週間サマリー番組もかちあっているが、それは勿論、家庭内優先順位3位である。)

当然、チャンネル争いになり、お兄ちゃんが優勢。裏番組をビデオ録画すればいいじゃないの、と仲裁に入ろうとすると、その前に問題はデジタル技術に習熟し始めた8歳の長男の機転で解決された。

機能としてありながら、殆ど使われていなかった2画面同時視聴の機能。リモコン操作で、片方の画面を大きくしたり、音声を切り替えたり出来る。長男はそれを使って、2つの番組を兄妹二人で同時に見始めた。後ろからその様子を見ていて面白い、と思ったのは、無音声になっている副チャンネルが盛り上がりを見せる場面に近づくと、素早く長男はそちらに音声を切り替え、画面をデジタル・ズームで大きくする。そして数分経つと、また元の画面へ戻って...数分ごとにそれぞれの画面を切り替えながら、2つの番組を、兄妹仲良く、同時に楽しんでいる。かくしてデジタル・インターフェース技術に支えられた2画面チューナーにより、兄妹の小さなチャンネル争いは無事回避された。

この二人が将来、複数メディアを軽やかに Surfing する姿は容易に想像できる。親ばか的に嬉しかった事は、複雑なボタン配置のリモコンの2画面操作を、長男に教えたことは一度も無かったという事。マニュアル無しに、遊ぶ様に、デジタル世代の子供たちは、デジタルの便利な技術を難なく覚え、生活の中で活用していく。高度なデジタル・メディアの申し子、次世代のデジタル・コンシューマーが市場に氾濫するのは、これからだ。

Posted by minami at 12:09 AM
10 28, 2002
10月のクリスマスツリー

Xmas tree at New Ohtani small.jpg
Blogger's PC 冬モデルを新宿の量販店で見て、少しは冬の気分が高まるかと思ったが、そんなことは決して無かった。PC というデジタルな道具は、季節感からは当たり前だが程遠い。しかし、赤坂見附からホテル・ニューオータニの横を四谷へ向けて昇っていくと、坂道の先に急にクリスマスライトに包まれた大きなツリーが現れた。ニューオータニ前のこの一角だけは、周囲の秋景色を超えて確実に冬へと先走りを始めている。NY のロックフェラーセンター前に毎年設置される、巨大なツリーより1ヶ月以上も早く、四谷はクリスマスの準備を始めていた。

Posted by minami at 11:42 PM
10 25, 2002
Mobile Blogger's PC 冬モデル

VaioU3.gif
あー、冬、になりました。日中はまだ汗ばむ日もあり、紅葉もいまひとつ進まない暖秋ながら、もう冬!?。コンビニの店舗広告やテレビコマーシャルでクリスマスケーキの予約販売が始まったのとほぼ時を同じくして、大手 PC メーカー各社から冬季モデル、が一斉に発売された。Mobile Blogger としては、選択肢が豊富になった Mobile PCの中からどれに注目し、選択していくべきか。DBL 的推薦モデルをいくつかあげておきたい。いずれも、発売されたばかりのスグレモノばかり。これは、迷うぞ~。日本の PC 小型化技術、ここに極まれり。

まずは、マイナー・バージョンアップの Sony Vaio U3 。「いちばん 小さい バイオ」というキャッチフレーズの通り、各社からミニミニノートが発売される中、やはりこれが一番小さい。重さは820グラムほど電池装着時にはあって、持ち上げると意外にズシっとした質量はあるが、中身がしっかり詰まっているという印象。933MHz のクルーソーにバージョンアップされ高速になるとともに、注目は別売りだが12時間持つというスタミナバッテリーL。実際の持ちが 1/2 - 2/3 程度だとしても、一日それなりに使えるスタミナだ。

Vaio U3 battery pack L.gif
この L バッテリーを装着すると全体の重さは増すが、大きさが小学校低学年のお弁当箱サイズなので、可搬性はやはり高い。たとえば電車の中でふっと取り出してブロッグ、という用途には、PC としてはこの大きさが限界だろう。B5 サイズくらいの PC を座ってひざの上で使っている人もたまに見るが、立ったままでの使い易さを考えた PC、というのはこれしか無い。電車の中でも、街角でも、やはり立ったままでもガンガンリアルタイムにブロギングして行きたい、というハードコアな Mobile Blogger には、これがやはりおすすめ。深いグレーの Body Color も、前機種より高級感がある。

発売は明日、26日。前機種ほどではないだろうが、初ロットは人気を呼ぶので、入手を確実にしたい方は、パソコン屋、量販店に朝方に行くべし。

ちなみに、遅い時間まであいているので、深夜の Gadget Shopper にはひそかに人気のヨドバシカメラ新宿東口店では、すでに U3 を入荷。「ほんとうはソニーが怒るからいけないんだけど、どーしても、というなら発売日前日の今夜でも売ってあげますよ~。」という店員の悪魔のささやきに激しい迷いモードに入っている会社員を目撃。(品切れが予想される Gadget 類はこうして前日にヨドバシに入荷され、ひそかに販売されるケースが多い。本当に買いたいものがあるときは、狙い目。)

ヨドバシの販売価格は、149,800円、ポイントは10%。

Blogger's Mobile PC としては、駆動時間と大きさから U3 が第一の注目機になる訳だが、欠点はやはり狭いキーボード。太い指の方には、かろうじてタッチタイプできるぎりぎりの線だが、やはりミスタイプは増える。文章をひたすらガリガリ打ちたい人には、このキーボードはやや厳しい。画面が小さいので、文字がとても小さく表示される点も、ワンタッチで画面をズーム可能なボタンが液晶画面横にあるとはいえ、ちと厳しい部分もある。

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そこで、そういう方向けには、シャープからの意欲的な冬モデル、クレードルに差し込めば外部 HDD にもなる新しいアイディアのメビウス・ムラマサ PC-MM1-H1W がおすすめ。ヨドバシ店頭で触ってみて、その薄さには驚愕。まさに、ブレード・モバイル PC、と呼びたくなる、名刀ムラマサを体現する様な PC。


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キーボードも B5 サイズで広めで、なかなか打ち易い。Wireless LAN 内蔵で、ファンレスの静音設計。クレードルで充電ができるとともに外部 Disk として Desk top PC と接続して使える設計は、なかなかに秀逸なので、これは久しぶりにシャープからの大ヒット PC になる予感。薄くすることを優先した為か、最近の PC にしては液晶画面の輝度がやや低い様に見えたことなどはあるが、全体的には良いバランスの PC と感じる。重量は950グラム。大容量バッテリーを装着すると、これも9時間半持つ仕様。Vaio U3 と比較すると、クルーソーは867 MHz と1ランク落ちるが、Blog 的利用ならそれほど大きな違いは感じないのだろう。

どこにでも持ち運べて、立ったままでも使える手軽な小型さとバイオ・ブランドを取るか。究極の薄さと、 Wireless LAN 内蔵、キーボードの打ちやすさを優先するか。

U3 vs ムラマサ冬の陣は始まった。店頭で両方触ってみることを、是非オススメします。

(さすがに私は Clie の大出費で買えませんが...誰か買ったひとがいたら、是非インプレッションを Blog にのせて下さい!みなさんにとっての、理想の Blogger's PC とは?現在お使いの環境がもうカンペキな方は、それも教えて下さい!)

Posted by minami at 10:27 PM
10 23, 2002
赤坂裏道発、ナゾの電気店

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赤坂の裏通りに、ナゾの電気屋が!?ある。場所は山王下の交差点から赤坂通りに入り、最初の角を右折してすぐ左手。この通りは、ひっそりとした繁華街の裏道で、周囲は飲食店ばかり。夜は人気もあまり無くなる様なこの通りに、東南アジアの雰囲気ぷんぷんのエスニックな電気屋が昼間は元気に開店している。場所は溜池からも近く、かなーり都心にあるのに、それを全く感じさせないレトロな店構え。物理的距離としては、首相官邸からも最も近い位置にある電気屋かもしれないが、絶対に小泉総理御用達では無いであろう事も確信させる様な、ナゾな空気がぷんぷん漂う赤坂裏通りの電気店。今回はそのナゾに迫ってみる。

第一オンキョーという、いかにも日本の電気屋という店名だが、店頭に山積みの目玉品は、Region Free の DVD プレイヤー群。ほとんど日本製だが、香港から入ってきているのか、DVD の Regional Protection がきかないプレイヤーばかりが、売られている。ハリウッドの人々には、悪夢の様な電気店。

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一歩店内に入ると、Casio のポータブル型の Region Free DVD Player が 59800 円、とか(Region Free 機の価格は、結構高めの強気設定。) Region 1 の北米仕様の DVD Player が9800円とか、海外直輸入の Sony のデジカメ、サンヨーの Audio 機器とか.....香港やシンガポールの繁華街の電気店に入った様な品揃えになっている。一見さんお断りな雰囲気も感じる程アヤシイのだが、慣れると妙なやすらぎを覚える癒しの店。先端的なデジタル製品を多く売っているのに、その雰囲気はとてもアナログなのだ。だから、やすらぐ。

このなんとも言えない空気を文章で正確に表現するのは非常に難しいが、その現実歪曲的空間感覚は、是非訪問して体験頂き度い。最初はアヤシイが、なんとなくそのうち、2週間に一度くらいは何があるのかチェックしてみたくなる魅力があるから不思議だ。

秋葉原のガード下にあるなら、さもありなん、という感じの店だが、こういう都心に近いところにぽつんとあるこの店が、なぜこういう品揃えに発展したのか。DBL (注: Digital Bear Lab. の略称です。勝手に省略。)的な興味がふつふつと沸いてくる。

ひとつは、赤坂に集まる人種の多様さ。昼間は外資系企業の社員、夜間は飲食店勤務の方々。赤坂は人種のつるぼであり、DVD もやはり広い言語対応が求められる。

そしてなるほど、と思ったのは、店員に聞いた客層。「このあたりの大使館の方々が、新しく東京に赴任されたりするとここにいらっしゃるんですよね~。」なるほど。それは確かに重要な固定客だ。DVD Multi Regional Player (って違法なんでしょうか、日本国内で売るのは?)が多少高い値付けでも、売れる訳である。

第一オンキョー訪問の際は、是非すぐ隣のタイ料理店、ティーヌンにもお寄り頂き度い。ここのタイ料理は、現在タイ駐在中で過去にもタイでの生活経験豊富な弊社徳毛さんも認める本物の味。トムヤンクンやガッパオ、辛くて汗かきかき食べることになりますが、最高です。

第一オンキョーとティーヌンをはしごすれば、赤坂の深ーいエスニックカルチャーな部分が、良く見えるはずです。サブカルチャーはいつも、裏道から生まれるって事でしょうか。

と、ここまで書いて、さて Web にもこの電気屋の情報あるかなと調べてびっくり。ソニーの公式 HP にも掲載されている、ソニー製品オーバーシーズモデル販売の、正式な特約店だったのだ。単なる東南アジア製品輸入専門のバッタ屋では無い様です。いやはや、恐るべし。

Posted by minami at 08:32 PM
さるげっちゅ事件

sarugetyou small.JPG

目の中に入れても文字通り痛くない(って本当に思う。)可愛い幼稚園年少組の長女が、ちょっとした事件を起してしまった。サルゲッチュ2に毎日それこそサルの様にはまってしまい、3D酔いになってまでひたすら300匹のピポサル捕獲に燃えていた小学生のおにいちゃんの現在の宝物、サルゲッチュ2の PS2 Disk。虹色にアヤシイ光を放つその円盤を、お兄ちゃんの不在時に私もやろー、と冒険心でドキドキしながら取り出そうとした彼女には、その Disk がノッチ構造でしっかりと収納ケースに固定されていることに気付く余裕は無かった。Disk の中心部のボタンを押せば簡単に取り出せるのだが、むりやり箱から彼女の最大の力で引き出そうとした瞬間....事件は起きた。

デジタル記憶媒体のもろさを、またまたまざまざと見せつけられた。完全にヒビが入ったその Disk は、PS2 のプレーヤーに入れても、文字通りカラ回りを繰り返すばかり。「この Disk は読み取れません。xxx エラー」なんて親切なことも、家庭用ゲーム機は教えてくれず、ひたすらカラ回りするだけ。

娘は自分がしてしまったことの重大さに気づいて泣き、息子も学校から帰ってきて、さあ最後の十数匹をつかまえるか、と下校途上ずっと考えてきたのに、そのあまりにも無残な Disk の姿を見て号泣。我が家はしばし子供の泣き声につつまれパニック状態に陥った。(らしい。当方は不在なので後で家内から聞いたのだが。)

息子が泣いた原因、それは、壊れた Disk そのものに対する、玩具損傷という事実というよりはむしろ、彼が誕生日にこの PS2 人気ゲームをもらってから1ヶ月、一日に許された短いプレー時間の中で丹念に積み重ねてきたゲームの各ステージクリアの労苦、全て手に入れるのに苦労したガチャメカ(注:ピポザル捕獲のためのスペシャルメカ類。)のことを思って泣いたのだった。

ともかくこの状況をなんとかせねばならない。新宿からの携帯電話で状況を聞いた Kuma は、はっとひらめいた。「ヲヲ、さくらやのポイントが今ごっそり入ったではないか.....」

Clie 衝動買いで得たポイントを、すばやくサルゲッチュ2の Disk に交換。それを持って家に帰ると、半べその娘、息子は狂喜して父親を迎え入れた。勿論家内もほっとした表情。

さらに重要だったのは、メモリーカードに蓄積した、息子のステージクリア記録が、新しい Disk に対しても有効だったこと。息子の1ヶ月の労苦(?)は、無事新しいサルゲッチュ2でも回復された。(シリアル番号の様なもの、そもそもこうしたゲームの Disk には無いってことでしょか。)息子の300匹捕獲完全達成の野望は、これであと数日で完結することとあいなった。

かくして Kuma Family のサルゲッチュパニックは数時間で解決を見た。Clie を買ったのは、やはり正解だった...(と、衝動買いを正当化するための補足記事でした。)

Posted by minami at 08:15 AM
Mobile Blogger 武装強化

ClieNewModel small.JPG

ヒラタ君の新しい Clie, PEG-NX70V を見てしまったのがいけなかった。先日、PEG T-650C の薄い Body に満足して、Pocket PC から Clie への移行を完了したばかり。薄い PDA と使い易い Mini Keyboard に満足するはずだったのに....ヒラタ君はハイレゾの大きな液晶上の Web Browser に美しく表示される Blog Site を自慢気にデモしてくれた上、さらには Macromedia の Flash Player がサクサク動作するところまで見せてくれる親切さだった...。その後、一応新宿量販店での売れ行きはどんなものであろう、と軽い気持ちで視察に行ってしまったのが拍車をかけた。(というか、Mobile Blog 環境が非常に充実して結果オーライだったのですが。)

PEG-NX70V の限定発売のグラファイト・カラー。これは、直販の Sony Style でも売り切れだし、先日覗いたヨドバシ新宿店での予約販売も、予約段階で、完売だった。この色は、いままでの Clie に無かった色で、やけにスタイリッシュである。ヒラタ君の Blog でも紹介がある通り。

案の定人気が出てしまって、殆どの量販店店頭では売り切れ。頼みの綱のビックカメラも、既に完売、今後の入荷予定も無し、だった。

新宿では第三の選択肢となる、カメラのさくらや、パソコン専門館。ここはちょっと表通りから引っ込んでいることもあって、時々掘り出し物がある。しかしさすがに無いだろうな~、と思いつつ行ってみると...かなりの台数のグラファイトの在庫がっっ。足で探してみるものである。

発見した次の瞬間には、「Clie もう一台買ってどうするのか!?」「それで家庭平和は保てるのか!?」といった冷静な判断より、「Digital Bear Lab. 主催者としてはこれを利用、使いこなしての、Mobile Blogger Style をやはり追求せねば」というデジタルエンゲル係数がレッドゾーンに上がる瞬間的判断が先行、はっと我に帰ると何故かピンク色のさくらやの紙袋の中に納まる Clie の緑色の箱があった。

後悔したのはしかしわずかな中央線乗車時間だけ。箱をあけ、Air H" の CF Card や Memory Stick を早速装着しいじり始めると、ううむ、やはりこれは重要な実験素材...と満悦。

Neoteny Bloggers のページを読んでいく分には、小さいながらも美しいフォントが、見やすいハイレゾ画面できれいに表示され、充分使える。Pop-up Window へ対応しないため、Comment 画面や、写真の Pop-up 表示に難があるが、このあたりはヒラタ君が解決策を考えてくれている様なので、その結果に期待し度い。32K の Air H" では、ネットへのアクセス速度が超速とは言えないが、PocketPC 2002 + Air H" CF でアクセスしていた時よりも、体感スピードが幾分速い様だ。このあたりは、ネットフロントの Web Browser の恩恵かもしれないが、さらに動作を確かめて行こう。

ネットアクセス以外の部分で、なかなか気に入ったのは、サクサク動作のカメラ機能と音声録音機能。200MHz CPU になると、動作もきびきびしていて、これは使えるという感触。前機種の PEG T-650c ではやや遅く感じられた、Memory Stick からの JPEG 写真画面の読み込み、表示も、非常に速い。デジカメの Photo Viewer として、CyberShot U を使っている方(小型で携帯に便利ですが、液晶画面も本体内蔵の部分は小さいのですよね、この Sony の傑作デジカメは。)にも、重宝するはず。やや幅が狭くて使いにくい様に思われた内蔵キーボードも、ちょっとした短文を移動中に打つにはそれなりに使えるし、T-650c の様な取り外し型よりやはりスマートに使える。
やや難点をあげるとすると、右利きの方は左手で Hold する機会が多いはずのこのマシンのハンドストラップは右側面に装着する様になっていて、人間工学デザイン上はいまひとつ(逆側の、カメラのボタンを優先配置したのでしょうが。)である点とか、アプリケーション起動のボタンが、液晶画面を反転させる設定にすると、液晶の裏に隠れて押せなくなる、といった細かい点くらいでしょうか。非常に完成度の高い、Palm OS5 初搭載機と感じています。

Blog 素材を Mobile 環境で収集・作成したいが、1Kg もする Note PC を常時持ち歩くにはちょっと、というタイプの方には、現在手に入る最良の Blog用 PDA だと言えるでしょう。

と、いうことで、グラファイト色希望の方は、新宿東口、カメラのさくらやパソコン専門館か、秋葉原ならマイナー系の電気店(オノデンなど)に行くとまだ手に入るかもしれません。お探し下さい。

Posted by minami at 12:41 AM
10 20, 2002
ラーメン戦争

koryu akasakamitsuke small.JPG

赤坂見附駅の近くに、唐辛子入りとんこつラーメン、康竜が出来たのを見つけたのは、最近のことだった。やや甘めのとんこつスープに、旨みのある唐辛子の組み合わせ

食べる前から、オヤ、と思う。そう、この店のオーダーシステム、お客様お好み表で、麺のゆでかたの硬軟、スープの濃い薄い、4種類のトッピングの選択、辛さの調整をオーダーの前に行う...ちょっと前に食べた、六本木は旧防衛庁近くの「あの店」、とあまりに手法が似ているのだ。HP を調べると、そこには訴訟沙汰にまでなった本当のラーメン「戦争」があった。

一蘭は、福岡から最近関東にも店舗を広げつつあるが、康竜のマネにはほとほと頭に来たのだろう、今年4月に、訴訟という手段に出ている。

スープの味も微妙に違う(康竜もまずくはないが、スープの味の深みがちょっと足りない様に Kuma は感じる。)し、一蘭のウリである、ひとりひとりが食べるスペースがカウンター上のパーテーションで区切られた「お一人様仕様」になっている点(これで女性一人でも安心してラーメン屋に来ることが出来る。)までは、康竜もマネしてはいない。普通のカウンターだ。

しかし、顧客の好みを事前に記入するオーダーシステム、そして辛子ダレと甘目のとんこつスープの組み合わせ、カウンターの中の目隠しにもなる赤いのれん、セルフサービスのおひやのサーバー、替え玉のオーダーをランプで知らせるシステム、うーん、どう考えても似すぎている。しかも、康竜は目黒発祥で東京にだけ支店があり、本場福岡から来ているわけでもなく、かたや一蘭は創業昭和35年(!)である。これでは、のれん分けでもないので、訴訟される康竜に分が悪い状況だ。

こうしたビジネス・モデル的な模倣の裁判は、果たしてどういう形で決着が付くのだろうか。最近の事例では、ユニクロを展開するファーストリティリングが自社の店舗レイアウトやプライスカード、商品展示方法等を模倣したとしてダイエーのカジュアル衣料品売り場 PAS を不正競争防止法に基づき使用中止を求めて仮処分を訴えた事例が記憶に新しいが、その結果もやや玉虫色に決着した。訴訟から10ヵ月後の今年6月、不況で苦戦するファーストリティリングが、ダイエー店舗への進出交渉を再開することで、訴訟を取り下げたのだ。結局、当初は日本では画期的、とも言われたこの訴訟も最後にはオリジナリティーが消え、資本の論理の方が優先してしまっている様に見える。(ファーストリティリングは最初から交渉材料にしたいだけだったのかも、しれないが。)

この訴訟では、一蘭は老舗とは言っても、大企業では無いし、和解するメリットも薄いのかもしれない。ラーメン戦争の決着、しかと見守る必要がある。ラーメン好き的には、味やサービスで切磋琢磨してくれる分には大歓迎だが、ここまで人のアイディアを使っているとなると、問題を感じざるを得ない。

赤坂見附に開店した康竜の話に戻ると、一蘭との裁判に敗れて万が一閉店しても、申し訳ないがとても残念、というほどのラーメン屋では無いが、昼時になると長蛇の列で並ぶ気にもならない近隣の人気ラーメン店じゃんがらラーメンの格下バックアップ的な位置づけとしては、細くて硬い麺はマアマアだし、使えるところがある。赤坂近辺のラーメン屋として試され度い方は、お早めに.....

Posted by minami at 03:43 PM
Gourmet Blog

赤坂近辺のランチ、ディナー情報を中心に、それ以外の場所でも気になる Gourmet 情報を集めた Gourmet Blog、始まりました。

まだ情報は多くはありませんが、Multiple Authors でこれから内容がどんどん増えますので、お楽しみに。

Posted by minami at 12:19 AM
10 19, 2002
Bagle & Bagle

BandBshop small.JPG

246号沿いを久しぶりに歩いていたら、Bagle & Bagle 赤坂見附店を発見。たまには、いつも歩かない道を歩いてみるものだ。New York に住んでいたときは、朝といえば Bagle、だったが、何故か東京に戻ってからは殆ど食べていなかった。食文化の違いといえばそれまでだが、日本でまだ美味しい Bagle が少ない、ということもあったのだろうか。

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HP で調べると、赤坂見附店は9月30日のオープン。出来立ての店内は、ガラス面積の大きい内装で採光も良く、秋晴れの日の朝食を気持ちよく食べられる。

Kuma が試したのは、ハム&スイスチーズに、オニオン・ベーグルの組み合わせ。価格はこれで490円。NY とくらべて 1.5 倍くらいのお値段のイメージですが、まあそれは Bagle の味が良いので許せてしまいます。NY の本場のベーグルに、日本人の嗜好にあわせた、ちょっとしたしっとり感を加えた様な Bagle の食感ですが、なかなかいけます。ベーグル本来の美味しさを試される向きには、各種クリームチーズとの組み合わせをまずはおすすめしますが。

BandB Orangina small.JPG

Bagle だけでなく、アメリカや欧州で人気の、微炭酸オレンジ飲料の Orangina があることも、Kuma 的には嬉しいところでした。果汁と炭酸のバランスが絶妙で、おすすめです。(朝のベーグルには、やはりコーヒーの方があいますけどね。)

Bagle の発祥や、ヘルシーさについては、こちらが詳しいので御覧あれ。B&B を展開するドリームコーポレーションは、なかなか頑張っている Food Venture の様ですね。HP のデザインや内容はお金をかけていない簡単なものですが、不思議と元気な雰囲気は伝わるものです。NY City Bagle Shop Map まで、リンクで紹介している。

首都圏にすでに20店舗、2005年には10倍の200店に拡大する目標とのことです。ベーグルだけの卸販売もする計画。

日本にも洒落た Bagle Shop があるといいのにな、と思っていた、その潜在的要望をかなえてくれるのは、やはり元気な Venture 企業。日本一の Bagle フランチャイズを目指して頑張って頂き度いですね。

Posted by minami at 10:10 PM
10 18, 2002
After 5 Years

lights in maru bldg small.JPG

新装した丸ビルで、After 5 Years というミニ展示会が、1階エントランスホールと、7階の展示スペースで開催されている。5年後という、未来の姿。

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5年後の世界では、コンパクト六輪のハイブリッドカー(ガソリンと燃料電池のコンビネーション)が開発されているだろう、とか、小型で、渋滞となれば翼を広げ100M の滑走距離があれば離陸できる飛行機にもなる車(というか形はやはり飛行機)だとか、面白い近未来提案が並んでいる。7階の展示室には、Pino など人気ロボットの展示も。10月末までの開催なので、仕事などで丸ビル付近に行かれる方は是非ちょっとお立ち寄り頂き度い。上層階のレストランスペースも、相変わらず人気で行列はあるが、ビルの開業当初ほどでは無くなってきた様なので、そちらも要チェック。

After5years small.JPG

そんな Futururistic な展示会も、吹き抜けとなっているホールの上から見ると、こんな風に展示パネルの天井はラフに出来てしまっているのは御愛嬌。5年後、商品化されているかもしれない展示作品群は、ハリボテではなく本当に市場に出ていることを望みたい。

日本経済の成長スピードが鈍っている今、1年後すら見通しにくい市場環境だが、あえて3年後、5年後に変わり行く世界の仮説を自分なりに考えてから現在を見つめると、新しいビジネスのやり方がふつふつと沸いてくる。今をリスタート後の新しい上昇カーブへ向けての出発点だと考えてみると、今やれることはたくさんある。スマートに、かつダイナミックに動く事が大切だ。

新装丸ビルも、三菱地所ソフト事業推進部の方々の Grand Design の御苦労の甲斐もあって、単なるオフィスの中心のコンプレックス型商業ビルに留まらない新しい丸の内の方向性を打ち出している。このビルの成功は、かつての旧丸ビルの外観をモダンに発展させたビル・デザインだけではなく、その中につまっているソフトのアイディアにある。

秋の終わりには、丸ビルのもうひとつの顔、先端的なビジネス・クラブの東京21cクラブが、7階の現在の展示スペースの跡に完成する。5年後というより、100年後を見据えたクリエィティブな日本改造構想。弊社としても、いろいろとお手伝いをして行きたいと思っている。

Posted by minami at 08:25 AM
10 17, 2002
Blog 中毒

NihondaihyoTVatChineseRestaurant small.JPG

市場調査的に始めたはずの Blog が、いつしか自分の生活の一部分になっている。弊社社長や社員が Blog 中毒症状になっていくのをしばらく横目で見ていたが、自分で始めるとその中毒性の強さに気づく。まだあまりこのサイトでは Blog 独自の XML 的機能をフル活用していないので、Blog page の中のテキストやイメージが Object単位でインタラクションし、興味が共鳴し合う個人サイト間で、関係しあうトピックが文字や写真単位でリンクし合って、メッシュ状の Borderless Knowledge Network を Peer to peer 的な仕組みで加速度的に作り上げていく....その具体イメージを自分自身もまだ持ちきれないでいるかもしれない。こうした部分は、順次サイトの機能に追加して、体験しながら理解して行く事としよう。Blog とは、非常に動的で、ネットワーク特有の相互作用を強化した、Personal Productive Publishing tool であり、人類の英知を次世代につないで行く上での巨大ツール群に発展して行く可能性を秘めている。

と、固い話はさておき、Blog の導入から約10日間で、自分の中では何が変化したのか、備忘録的に記して置こう。数年後には Blog がある生活が当たり前になって、今感じる様な新鮮な面白さを持ち得ないかもしれないので。

某社社長や、その友達など、既に完全に Blog が生活の一部になって、身の回りにおこることをほぼリアルタイムに、かなりオープンに記していく、その領域には残念ながらまだ10日間では至っていない。

しかし、Blog を始めてから、普通の生活や仕事の中で、モノゴトの観察力、その背景に関する洞察力が高まりつつあるのを感じる。朝、会社まで迎賓館の横を歩いて秋が深まりつつある風景を眺めていても、仕事で複雑な話をしていても、八重洲の近くで抜群にうまいかきあげせいろそばを3枚食べながらBusiness Lunch をしていても、惜しくも引き分けとなったサッカー日本代表のジャマイカ戦を赤坂の中華料理屋で夕食をとりながら見ていても、主観的な視点と、それを見ている自分を外部からまた眺める記者的な複数の視点で、これまであまり気にもとめていなかった日常生活の事象を、詳細に観察していたりする。

そして、何気ない事柄の中に、ふと印象に残ることが見つかると、頭の中で Blog 画面のレイアウト・ツールが起動する。「ふむふむ、これをこの写角からデジカメ撮影して、こういう風に説明すると、わかり易いかもしれない...」そんな風に考えるのと、最近随時携行になってしまった Sony CyberShot U10 のレンズシャッターをスライドし撮影するスピードが、ほぼシンクし始めている。Sony は Visual Bookmark、として U10を宣伝しているが、Kuma にとってはすっかり Visual Blogger Shooter としてのツールと化している。

それにしても、面白いネタが見つかるたびに、頭の中で Blog 編集ツールを起動してしまうことを繰り返していると、いつしか見ているものの世界観が映画 Matrix の様になってしまうのは、中毒の一歩手前なのかもしれない。面白いこと、気になることは、すぐに頭の中でデジタル編集してしまっている。映画の主人公 Neo が Matrix としての能力に本格的に目覚め、敵の高速弾丸を自在によけることが出来る迄になった時、身の回りの構成物がすべて 0 と 1 のデジタル記号で出来ている事を見抜いてしまう...そんなシーンがあったが、感覚はそれに近い部分もあるのかもしれない....

おおっと、あぶないあぶない、Blog 中毒化の一歩手前だ。やはり世の中は全て0/1 で割り切れない。デジタルに変換できない、人間の Emotional な部分が、何でも一番大切だったりする。これをデジタルでメッシュ構造なネットの記憶媒体と組み合わせて、人間の情緒的判断部分を、デジタルの冷静で自動化された構造で補完することが出来ると、新しい仕掛けが出来る様にも思う。

個々人のいままで埋もれていたはずのオピニオンは、Blog Tool を通じて、ネット上で有機的にリンクされていく。その速度は、便利なツールが出現すればするほど、高まることになるのだろう。

日本人は、対面の Discussion が不得手で、行間を読ませることを好み、本音をなかなか言わない民族といわれてきた。しかし、Younger generation は、あきらかに強い自己主張を始めている。今は仲間内だけで、Closed におこなわれているそうした Opinion の交換を、より広い世界に引き出すツールとして、この Blog を位置づけていければとも思う。

などとまたまた固い考え方になってしまったが、自宅への帰り道、わざわざ人気ラーメン店の前を通るコースに通常の帰宅ルートを変更して、店の門構えのデジカメ写真を撮影している自分がいたりする。うーむ、ブログ中毒になりかけてきたのか....

Posted by minami at 12:27 AM
10 15, 2002
Kuma の、中野はB級グルメ・シティ~ラーメン編

Aoba new photo small.JPG

赤坂付近のグルメの話の前に、まずは Kuma が30年近く住み慣れた地元、東京は中野のグルメの話を。一軒一軒美味しい店を、写真を撮影して紹介しよう、と意気込んでいたが、Web には既にクリッカブル地図入りのこんな便利なページが。店のセレクションも妥当で、これを見れば中野の美味しい店はほぼわかるので、詳細な取材は省いて、Kuma's B-Gourmet 的な勝手な店評価コメントに終始することとしましょう。まずは、ラーメンの巻。

最近は全国のランキングがあると必ず1-3位に入る人気ラーメン店、青葉があるのは、JR中野駅北口を下車、駅を出ると、アーケードのサンモールの入口より右手にケンタッキー・フライドチキンが見えるので、その路地を入って行くと、北に向かう細い通りがあり、その通りの途上、左手になる。営業中は、あまりに多くの人が列を作って並んでいるので、すぐに場所はわかる。

<青葉のナゾ>

青葉も、もともとの開店時は、あまり流行っていない普通のラーメン屋だった。かくいう Kuma も、開店してすぐに試食したが、あまりインパクトがなく、しばらく自分のお気に入り店リストからは外していた。しかし、研究者肌のマスター(店にいっても、ビニール手袋をつけて、ラーメンを寡黙に作り続けている様子は、まさに研究者の様相。)がスープの研究を重ねに重ね、鶏ガラ/豚骨の肉系ベースのスープとかつおだし/昆布の魚介系スープを混ぜるタイミングを、お客に出す直前にしてから、かなり流行り出し(Kuma の地元の青葉フリークの眼科医の友人談)、現在は朝11時~夕方5時という短い営業時間の間に、常に30人くらいの長い行列が出来るラーメン屋に成長した。有名になってから、比較的列が空いている日に2度ほど試してみた。確かに、スープは鶏ガラと魚のダシが喧嘩せずにうまく共存していて、旨みがある。ただ、麺がいまひとつ好きになれないことと、行列してまで...という思いは残る。一度話の種に行くのは良いだろう。(Kuma 的には、同種のスープを、青葉のさらに北にあるしがないラーメン屋、彩華の若いラーメン職人が研究していて、まだあまり流行っていないが、時々行って応援している。うるさいのを承知でスープの味にカウンターから、コメントしてみたり。個人的なラーメン屋インキュベーター!?)

この店のおかげで中野のB級グルメも全国的に有名になったが、青葉以外にも、注目の店は多い。青葉のある南北に伸びた細い小道には、青葉が有名になる以前から多くのラーメン屋が並ぶ。


<イチオシの南湖

Kuma のイチオシは、奥州白河らあめん、南湖(なんこ)。中野駅からラーメン小道を北上すると、すぐ右手にある、木作りの外装。Jazz の BGM が流れ、ちゃんと空調されている室内は、長く並んでからオープンエアで食べねばならない青葉よりは大分落ち着くし、混み方もちょうど良いくらい。混みすぎず、空きすぎず、くらいがちょうど良い店だ。東京しょうゆラーメンに近いこの店のスープは、青葉ほどのインパクトはないが、その分、飽きが来ない。そして、是非賞味頂き度いのは、厚めで美味しいチャーシュー。チャーシュー麺は店のメニューに実はないが、頼むと、チャーシューの数に余裕があるときは、たまに作ってくれる。(手間隙かけてつくるチャーシューなので、一度に多くを作れない様だ。それが故に常連向けの丸秘メニューとなる。)じゅわっと肉汁の美味しさあふれるチャーシューを、ちょっと辛めのネギとともに頂く。至福の瞬間。これから寒くなると、ラーメンは実に美味しいですね。南湖はこの他にも、手作り餃子が美味しいので、これとキリンビールをセットで頼むと、更に幸せになることが出来ます。中野のサンプラザにコンサートなどでお出かけの際は、是非一度お試しを。

<老舗つけめんの店、大勝軒

おぎくぼラーメンの系譜から出発している、大勝軒。こちらはラーメン小道ではなく、南口、二つ並ぶ丸井のビルの先右手、中野通り沿いにある。同名の行列の出来る店、池袋店のオヤジが、この店で修行しているころに、偉大なつけめんは誕生した。Joiが関係した PSINet は Internet Starts Here, とうたっていたが、この店はまさに Tsukemen Starts Hereである。もともと細麺好きの Kuma だが、この店だけは太い麺の旨さに参っている。手作りの、太麺は、つけめんにするのにちょうど良いつるつるしこしことした食感がある。つけめんなので、スープはかなり濃い、カツオだししょうゆ味。山本益弘もグルメブームの時にここのスープは絶賛しているほど、深い味わいがあるスープ。最後はちゃんと、熱いスープをオーダーして、このスープを最後まで蕎麦湯の様にして味わって頂き度い。おすすめは、スペシャルつけめん。手作りのシナチク、細切のチャーシューが、これでもか、と入っている。お好みで味付け卵を加えるのも良いでしょう。注意点は、大盛りを頼むには相当な覚悟をして頂き度いこと。普通盛りでも大盛り位のサイズがあり、大盛りは、ラーメンの普通の器一杯に、(スープの無い状態で)麺がてんこもりになります。Kuma でも食べるのに一苦労するサイズです。この店はここで宣伝しなくとも充分有名ですが、是非行って頂きたい定番店です。ここに行かずして、中野のラーメンの歴史は語れない。最近は早稲田通り沿い、丸井本社ビル(ちなみにクレジットの丸井も、知る人ぞ知る、 Started in Nakano です。青井家具店という小さな家具屋が、クレジット販売の開始を契機に、今の大きなデパートチェーンに成長。丸井もまた、中野発のベンチャー企業だったのだ。創業時家具屋の頃には、あの手この手で客集めをして、当時数が少なかった街頭テレビを店内2階に設置、力道山の試合の時には人が集まりすぎて床が抜けたという本当かうそかわからない噂も有り。ともかく、昔から Marketing 上手な会社だった様です。)の前のつけそば栄楽も対抗馬として成長していますが、老舗を超えるのは大変でしょう。

<最後に>

この他にも、西川製麺の黄色いちぢれ麺をきちんと使ったサッポロラーメンの味七は、中野駅近くについ最近2号店を開店してこれも要チェックだし、家系ラーメンのおーくら家も、安定した人気になりつつある。最近は地方のラーメン屋が、東京の進出第一号店を中野に開く例もでてくるなど、中野のラーメン戦争の熱気は高まるばかり。

中野の B-Gourmet シリーズは、今後は餃子など、身近フード系の話題でいろいろ続けてみましょう。

地元シリーズとしては、この他に、まんだらけ(今やご存知の上場企業。オタク・スターツ・ヒヤ!?)、から始まったオタク店舗の発展のトレンドや、フジヤカメラに始まる中古店の歴史などいろいろありますので、お楽しみに。(って、お楽しみにしていただけるのは中央線沿線の近隣の方だけかもしれませんが....まあ、Blog は個人発信メディアなのでいいか。)

B 級グルメの話題は、皆さんそれぞれ色々こだわりがありますよね?DBL では、B-Gourmet の情報も随時募集中です。教えて頂いたら速攻で食べに行って評価レポートしますので、是非是非お知らせを。

Posted by minami at 12:15 AM
10 13, 2002
ビックカメラ新宿西口店

biccameraphoto small.JPG
家から近いこともあって、新宿西口のカメラ・パソコン店街は良く利用する。品揃えが豊富でポイントカード・システムが便利なヨドバシカメラをこれまでは最も利用していた。小田急ハルクのビルに、ビックカメラが入店するまでは。

ビックカメラのイメージは長い間、渋谷駅近くや新宿東口の狭い店舗のイメージが強く(僕はあまり池袋には出かけないこともあって、ビックカメラの大きい店には縁が無かった。)新宿の西口にこれほど大型の店舗を築くとは思っていなかったのだが、その予兆は思い返せば有楽町駅前の旧そごうを買い取った店舗の成功にもあったのかもしれない。

有楽町は、銀座の延長にある繁華街のイメージが強かったが、ビックカメラがそごうの跡地に進出し、ソフマップも無印良品との複合店としてやはり駅の近くに出店して、これまで秋葉原に流れていた客層を銀座・有楽町商圏の中に留めることに成功した。有楽町店は、近隣に競合店が無いこと、駅のすぐ前であることもあって、いつも多くの客で賑わっている。

ビックカメラは恐らくこの成功に自信をつけたのだろう、有楽町店と同じ戦略で流行っていない新宿西口の小田急ハルクの店舗を、一挙に大型のカメラ・パソコン・家電の複合店舗に改装して、新宿西口に本店他数点を構える老舗ヨドバシカメラへの攻勢に出た。

5月23日の開店時には、整理券待ちの列がはるか遠い京王プラザホテル付近まで伸びて話題となった激安セールを行って、「ライバル店のヨドバシより安い」というイメージを大きく出した。これは新宿西口のカメラ店戦争、としてマスコミネタにもなり、導入はとりあえず成功したと言える。

僕がビックカメラの経営方針に驚きを覚えたのは、その後に同社が徹底的に行った顧客のニーズ重視の店舗運営方針だった。毎土日に、ヨドバシカメラよりはるかに多種の目玉商品セールを打ち、売り場のレイアウトも顧客ニーズにより素早く変えてしまう。

ワールドカップ直前まで、巨大な液晶テレビ売り場だった2階のメインの売り場は、ワールドカップが終了するや顧客の人気が高いデジカメ売り場に完全に変わってしまう。上層階のテレビゲームや DVD の売り場は、ちょっと狭いなあ、昇りのエスカレータの降り口からも遠いなあ、と感じていたら、すぐにエスカレータ出口近くの、より広い場所に売り場全体をあっという間に移動してしまった。

ともかく、訪れる度に、売り場のレイアウトや面積が、その時々で売れる商品がうまく顧客に見つかり易い場所に出現する様に、変わっているのである。かなり大きな売り場の移動でさぞ大変、と思って良くみると、ほとんどの売り場のカウンターや陳列棚には、簡単に移動可能となるローラーがついている。最初から、そうした顧客にニーズに即応することを考えて、柔軟な売り場システムを構築したのだろう。

この他、実際に購入する前に実物を触って確かめることが出来るデモ商品が、携帯電話でも、デジカメでも、数多く並んでいる。重要なのは、殆どの機器がきちんと充電されていて、ちゃんとデモ試用できること。普通の家電・カメラ店では試そうと思ったら電池切れ、という事も多いが、そのあたりもちゃんと顧客の便利さを考えてメンテナンスがされている。

ライバルのヨドバシと比べてもうひとつ有利なのは、新宿駅から地下街経由でビルに来ることが出来(雨の日や、寒い冬季には有利な要素。)、かつ全ての商品がひとつのビル内でそろっている事。まさに、ワンストップ・ショッピングの品揃えになっている。時計売り場の小ささ、ホビー商品が充実していない、などヨドバシに劣る点も勿論あるが、見逃せないのが家電売り場。こちらの品揃えは恐らく、新宿一ではないだろうか。売れ筋の冷蔵庫、ディッシュウォッシャー、高機能炊飯器などが整然と置かれているので、ここにくればだいたいのものは揃う安心感がある。

自作 PC パーツの品揃えも、最近でこそヨドバシも追撃しているが、巨大な売り場で何でも手に入る。秋葉原のラオックス・ザ・コンピュータ館の北の通りほどの熱気とマニアックさはないが、自作 PC に興味を持つ普通の人なら、ここで充分と言えるだろう。

そのほか、盆栽の店があったり、羽毛布団の店があったり、自転車やスポーツ用品も売っていたり。最上階には、カフェドクリエと提携した、インターネットカフェもあり、無料で会員登録して使うことが出来る。

店員も概ね親切で、担当する売り場の商品知識に長けた店員が多く、安心して商品の質問をすることが出来る。同店開店直前の厳しい店員教育の様子を以前テレビで見たが、それはきちんとサービスに反映されている様だ。

ライバル・ヨドバシのやり方を徹底的に研究したであろうビックカメラ、とりあえず第一ラウンドはかなり強烈なフックを西口のデフェンディング・チャンピオンに見舞ったと言えるだろう。同店の開店は新宿西口の人の流れに大きな影響を与え、結局小田急ハルクのややしなびていた地下食料品売り場も大改装、ビックカメラを休日に訪れる購買層にあわせて、ブランド系の食品専門店が、色々と入って充実する結果にもなった。

Yodobashicamera small.JPG

さて、クリスマス商戦以降の、第二ラウンドはどうなるだろうか。ビックカメラに刺激を受けたヨドバシも、主力となるマルチメディア館のレイアウトを変えたりしているが、まだビックカメラ程顧客の潜在ニーズにリアルタイムな反応をしていない様にも見える。(ということで、右のヨドバシカメラの写真は「ヨドバシ・カメ」(!?オソマツサマでした。本日夜撮影。)今後の新宿西口戦争、顧客である我々としてはますますの激化を望み度い。

この Blog を読んでいる皆さんも、行きつけのディスカウント・パソコン屋、きっとありますよね。何が一番のアピール・ポイントでその店に通うのか、参考まで教えて頂けると嬉しいです。

Posted by minami at 10:20 PM
10 12, 2002
Tokyo Tower

Tokyotower small.JPG

東京タワーに、うん十年ぶりで昇ってみた。東京都民だと、しょっちゅう遠くから見ている割には行かない場所。春にリニューアルオープンしたので、どんな風に変わっているのか、興味があった。

身近だが、遠くにあるもの。古いのだが、新しいもの。東京タワーはそんな存在であり続けたが、久しぶりにリアルな体験を通して、最近の東京タワーの様子を確かめることが出来た。

アクセスは、大江戸線の赤羽橋駅が近い。歩いて7-8分程度。久しぶりに行くので東京タワーを隅々まで楽しみ度い、という方には、セット券の購入がオススメ。1900円で、大展望台、蝋人形館、トリックアートミュージアムを訪問出来る。

waxmuseum small.JPG

←人形作成の対象となる、著名人の選出基準は全くもって不明な蝋人形館。ジェームス・ディーンと三船敏郎と猿の惑星がどうして横通しに並んでいるのか???

trickart small.JPG

二つの赤い線の長さは、実はほぼ同じ。画面にモノサシをあてて調べてみて下さい。トリックアート・ミュージアムはこういうだまし絵がたくさん飾ってあります。→


蝋人形館、トリックアートミュージアムを一通り見て、いよいよリニューアルされた展望台へ。3連休初日の割にはエレベータもそれほど混んではおらず、10分ほどの待ち時間で乗車。ほとんど作動音の無い静かで高速なエレベーターで、150mの高さの大展望台へはあっという間に到着。

bridgeview small.JPG

大展望台もリニューアルで小奇麗になり、大展望台の下層階にはちょっとしたカフェも出来ていて、くつろぐことが出来る。(生乳のソフトクリームは、なかなか美味しいのでお試しあれ。)近隣に高層ビルが無いので、360度のメトロポリタン東京のパノラマ風景が楽しめる。南西には富士山の頂上が夕焼け雲の上に姿を現し、東には東京湾の向こう岸、千葉の灯りも見える。南の羽田空港から飛び立つ飛行機の灯が、すうっと橙から紺碧に変わりつつある夜空に吸い込まれて行く。夕闇が迫るに連れて、お台場のレインボーブリッジや観覧車のネオンが、ビルの明かりの群れの向こうで自己主張を始める。

bridgeviewnight small.JPG


150mの高さから眺めると、東京の夜景もまんざら悪いものではない。地上の高さに居ると、人も車も多くて空が狭苦しい都心の風景だが、鳥瞰してみると、また違った味があって、ふとその風景に落ち着くことさえ出来る。

lookdownwindow small.JPG

と、風景に見入っているだけでは Digital Bear Lab. 的リポートにならないので、リニューアル後のちょっと面白いスポットもお教えすると、大展望台の下層階のエレベーター前に出来た、ルックダウン・ウィンドウ。床がガラス張りになっていて、150m下の風景を、真上から見下ろせる仕組み。この写真では、フラッシュの光でややわかりにくいかもしれないですが。

今回はちょっと列が混んでいて行けなかった、地上250mの高さの特別展望台も、宇宙空間の様な内装に生まれ変わったらしいので、夜景好き、高いところ好きの方は是非お試しを。ちなみに毎日夜10時まで営業しているので、一杯飲んだ後や夕食の後に出かけるというのも一興でしょう。「東京の空にはドラマチックが足りない」、がリニューアル後のテーマとのことですので。

東京タワーのオフィシャル・ホームページも、Navigation しやすくリニューアルされましたので、御覧あれ。東京タワーのキャラクター「ノッポン」(そんなんあったんか....)や、世界のタワー紹介は(当方はこの中で4つのタワーを制覇しています。)、なかなか面白いです。

Tokyotowernightview small.JPG

Posted by minami at 11:37 PM
10 11, 2002
モノ作り

仕事上、コンピュータ作業等 Digital な事を多くしていると、時々アナログなものを無性に作りたい!、という衝動にかられる。素人作業でも、アナログなモノを一気に作り上げた時には不思議と充実感がある。

最近当方が作り上げたマスターピースは、

sarugecchu small.JPG(1)PlayStation 2 サルゲッチュ2にひたすら入れ込む息子のリクエストで LEGO で作成したピポ猿の顔(笑)


bench small.JPG
(2)地元の中野まつり恒例の、木工作業フリースペースで日曜大工した、端材から作り上げた子供用の特製手作りベンチ。


デジタルとアナログ、やはりバランスが大切です。

p.s. 独学で、JPEG 写真のサムネールをポップアップできる様になったが、現在のMovable Type のテンプレートでは、簡単にこれらの動作を設定できず、Embed / Pop-upの Upload を2度やって組み合わせなければならない....結構面倒。ふむむ。

Posted by minami at 12:33 AM
10 09, 2002
Combat DigiQ

デジタルとアナログそれぞれの長所がが絶妙にバランスされた時、革新的な製品が生まれる、それは前回の本コラムでお伝えした World Club Champion Football でも実感できた。

ChoroQ tank mini photo.JPG

しかし、ゲーセンで5-6時間待ってプレーしたり、カード交換コミュニティに入るのはちょっと...という方は、秋の夜長をこんなデジアナな玩具で遊んでみるのも良いかもしれない。

9月19日に、コナミから発売された「コンバットデジQ」。その実力は、予想以上のものだった。(筆者注:これはあくまで、小学二年生の長男の誕生日に、PlayStation2 で遊ぶ時間を削減させる為に買い与えたものですので、念のため(笑)。

写真のタンクの横に写っているのは、単四電池。おもちゃの戦車の大きさは、名刺より一回り小さい程度の、まさにチョロQサイズ。その中に、赤外線コントローラーの受光部、充電可能なニッケル水素バッテリー、高性能な超小型モーターが入っているから驚きである。

左右のキャタピラーの回転を、TVゲームのゲームパッドの様なコントローラーで自在に操ることが出来、慣れるとちょっとした障害物をぬって走ったり、突起物を越えたりすることも可能になる。

そうした操作ができる赤外線超小型リモコンカー、であれば、超小型化技術に驚くだけなのだが、それだけに留まらないところがこの製品の面白さ。

2セット以上揃えると、赤外線で相手タンクへの砲撃が可能となるのである。約1M離れた所から(射角は10度以内。)、相手タンクを狙い撃ちする事が可能となる。ID付加で、同時に4台での交戦が可能となっている。砲撃を受けたタンクは、底部の赤い LED を点滅させながら高速で回転し、ダメージを受けたことをビジュアルに表現する。砲撃を受けると、しばらくの間回転して制御不能になり、非常に悔しい思いをすることになる。(我が家では当然、PS2 のサルゲッチュ2で日々コントロール技術を磨いている長男の腕前の方が上である。連戦連敗を避けるにはカゲレンが必要だが、なかなかその時間が Blog 書き込みのせいで持てない....)

クッションや LEGO ブロックなど、ちょっとした障害物を用意することで、お茶の間は一瞬で安全な赤外線の光の戦場と化する。ともかくアツくなること請け合い。お試し頂きたい。10分の充電で、10分ちょっと連続して遊ぶことが出来る。対戦用に2セット購入しても、1万円でおつりが来る。(でも玩具としては高いが....Lab の実験材料と考えると安い!?)

中国製の戦車は、職人芸の塗装で、小さいのに本格的なスケール・ミニチュアの仕上がり。そして、この玩具を支える重要な技術が、コナミ独自開発のマイクロ IR。省電力な赤外線とプログラマブルな 4Bit CPU の組み合わせで、超小型のリモコンカーを実現してしまった。

日本のデジタル技術の裾野の広さを、また見る思いがする。コナミのマイクロ IR はしかし戦車にとどまらず、水中で遊ぶこんなものも用意されている様だ。玩具といえど、あなどれない。

Tankset.JPG

Posted by minami at 11:46 PM
10 07, 2002
Blog 2日目

Movable Type はなかなか使い易い Blog Publishing Tool で、ほとんどマニュアルも読まずにここまでは使いこなすことが出来た。

テキスト主体で Blog を構築していくには、本当に全く予備知識無しで入っていける。この直感的な操作性には、普及への予感を感じさせる。

しかし、Blog をリッチに構成しようとすると、なかなかまだ大変。

mt-logo.gif

例えば、JPEG 写真のポップアップの設定も、Upload File の仕組みで簡単に出来るかと思いきや、それほど簡単ではないし、動画を見せたい、とか機能拡張をしたくなればなるほど、文系的な知識だけではなんともならなくなる部分もある。一度 Publish した Entry を Delete しても、ちゃんと Rebuild をかけなければ Publish した文章が消えない、とか、直感的な操作だけでは駄目な部分もある。ワープロほど簡単に、とはすぐにはいかないかもしれないが、ワープロほど簡単に使えるツールとなって初めて、誰しもが使う Personal Publishing Tool になるはず。

Movable Type 先輩ユーザー達に、いろいろ教わらなくては。

やや辛口批評を中心にしたが、素直に便利だと思ったのは、Bookmarklet の機能。これは Movable Type の設定画面から、Browser のお気に入り、のウィンドウに Drag-and-drop で設定できる。設定したあとは、Browse 中の Web Page を簡単に Movable Type の本 Window をスキップしてワンボタンで Publish 可能。Web Log 本来の、URL + Short Comment、という使い方には、とても便利な機能です。

Posted by minami at 11:57 PM
Analog インターフェースの重要性

先ほど放映された EZTV で、SEGA World Club Champion Football に対する大人の熱狂ぶりが紹介された。

SEGA soccer game.jpg

ご存知の方も多いと思うが、有名サッカー選手のトレーディングカードを11名の選手の数だけゲーム盤に配置し、そのカードに記録されたデータで仮想の Serie A Super Star Team 同士の、 3DCG によるサッカー対戦が、可能になるゲームセンター専用ゲーム機。

1ゲーム終了ごとに、プロサッカー選手のカードがゲーム機から出てくるところがミソ。(かつて、仮面ライダー・スナックを、カード収集目的で買っていた大人がはまっているのでは、とも思う。ちょっと古い例だが。)300種強のカードの種類があるそうで、これを大の大人がこぞって集めている。収集価値とともに、自分のチーム強化(ロナウドなど有名選手はやはり仮想のテレビ・ゲーム上でも活躍する。)の意味もある。流行っているとは知っていたが、カードを集めたいがために40万円もの小遣いをつぎ込む会社員、ゲーセンで、子供がポケモンのカードを交換していた時の様に、有名選手のレアカード(なんでも金ラメ加工された有名選手のカードは、最高で一枚9万円もの価値があるらしい...)を嬉しそうに交換し合う大人たち...が画面に映し出されていた。子供化する大人向けに、ゲームのヒットメーカーたちが、家庭用テレビゲームとの差別化を狙ってゲーセン専用に仕掛けた面白い新しい試み、と解釈するだけではつまらない。

この中には、多くのデジタルビジネスへのヒントがある様にも思う。まずは、コミュニティの組成。ネットワークゲームを通じたコミュニティ組成は皆考えていたが、それを事業化する方法に皆とまどっていた。この、デジタル・アナログミックスのサッカーゲームの仕掛けは、ゲーセンという実在の場を利用することで、本当の Community を組成してしまった。ネット上での顔が見えない相手との対戦も良いが、やはり顔が見えた方が面白さは上がる。レアカードを含ませることで、カード交換のコミュニティも生んだ。ただ収集価値のあるカードを交換するだけではしかしここまで盛り上がらない。集めたカードを利用してのチーム強化という仕組みを潜ませることで、交換コミュニティの Value をさらに上げてしまった。複数の仕掛けが、この、ゲーセンに集まる大人のゲームコミュニティを盛り上げる。

単なるネットワーク化されたサッカーシュミレーションゲームに留まらない、事業の仕掛けの多くは、アナログの世界のトレーディング・カード、ゲーセンというリアルな場所の提供にあった。アナログなものに価値を見出し、多くの大人が大金をこのゲームに費やしてしまうことになる。

アナログなものとのハイブリッド化、特に人間が触れることが出来るインタフェース部分に関してのアナログ化、これがやはり成功するデジタル・ビジネスにつながるとはわかっていたが、こうして形にされると、非常にわかりやすい。

誰かこのゲームにはまっている人、いるかな?

Posted by minami at 12:49 AM
10 06, 2002
e-Gadget Lab.

そしてもうひとつの同僚からの要望は、Waag.net にコメントしていた様な、新しい電子 Gadget の評価コメント。これも随時更新して行きましょう。PDA、Digital Camera などは初代の Sony PalmTop (Palm Computing の技術をまだ採用していないころ、Sony が独自に開発していた手書き認識可能なお弁当箱サイズの PDA 端末。)や Casio QV-10 からずっと新機能や使い勝手を研究しているので、多少はお役にたてるかもしれません。スタパ斉藤氏ほど新機種購入の予算はないので、時々の連載になりますが...

Posted by minami at 11:34 PM
Gourmet Project

当方が Blog を立ち上げる前に、Neoteny 社員からの具体的な期待は二つあった。ひとつは、当方の熊体型づくりに貢献した赤坂の B級グルメ情報。それは、この項目、Bear's Gourmet の中で展開して行きましょう。赤坂は、知るひとぞ知る、B 級グルメ天国。夜の賑わいが有名ですが、昼間の豊富なランチ・セレクションもなかなかです。出来るだけ店の場所の情報なども入れながら。コメントには、その店に行ったことがある方の辛口(?)批評や、他の店だがここの方がずっとウマイ!!!といった情報を随時募集致します。宜しくお願いします。

Posted by minami at 11:24 PM
Bear's first blog

Digital Bear、こと、Minami です。Digital Bear という愛称には深い意味はないのですが、Digital Gadget 収集専門家(?)の熊体型の男、とだけ覚えておいて下さい。

Neoteny の投資先のひとつ、Waag.net (これで「ヴァック」と読みます。)に行って頂けると、なぜこの Blog を Digital Bear "Lab" と名づけたか、お分かり頂けるかもしれません。

Digital 機器のおかげで、どんどん我々の Analog Life は豊かになっています。重かったカセットテープ型 Walkman は MP3 Player で小型化され、35万画素でも発売当初はその Realtime 性に感激した Digital Camera も、携帯電話への搭載が当たり前となって、次世代はもうメガピクセル化しようとしています。すさまじい勢いで、身の周りにデジタル機器が増殖し、生活のパターンすら変えようとしています。Mobile端末機器のデジタル化の恩恵は、誰にもわかり易いところでしょう。

しかし、ネットワークインフラに目を転ずると、デジタル化の恩恵が、末端のユーザーからはまだまだ見えにくい状況です。

最近、音声エージェント会社に変貌しようとしたものの倒産の憂き目にあった米国General Magic 社が90年代半ばに提唱した Telescript Agent のコンセプトに通ずる様な、Proactive で自動化された、エージェント・サービス実現には、まだまだネットワーク側の Smart 化が必要。しかし、全てを自動化すると、膨大な Knowledge Base や、高価な A.I. システムが必要になってしまう...エージェントと名前がついたサービスで、General Magic以降もいろいろなサービスが出て来ましたが、商業的に成功したものは殆どありません。

Web Log = Blog 型の、個人の知を集めた Personal Publishing Network は、ネットワーク側の知を集める上で、今後重要な役割を果たして行く予感があります。自動化された Agent だけでは提供できないものが、Blog の Seamless な結合や優れたサーチエンジンとの統合で、提供出来る様になる予感があります。人間による Recommendation には、非常に価値があります。それを自動化された Agent とどう補完的に統合していくのか。このあたりにビジネスの可能性がある様に思っています。

Non-tech な人々が能動的に参加できる Blog は、Net 上の知の蓄積を急速に高める役割を果たすことになるのでしょう。Real Time の IM による、顧客サポートを行おうとしている ActiveBuddy 等 IM の仕組みとの融合も、Digital (Automation) / Analog (人手の介在)の Seamless な Agent Network 構築の為に必要なパーツではないかと考えています。

このあたりを研究テーマとしながら、端末側、ネットワーク側の Smart な融合とはナンなのか、具体事例を身近なところで集めて行きたいと思っています。Opinion の交換歓迎です。どしどしお願い致します。

南 一哉 / Neoteny

Posted by minami at 10:31 PM