10 23, 2002
赤坂裏道発、ナゾの電気店

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赤坂の裏通りに、ナゾの電気屋が!?ある。場所は山王下の交差点から赤坂通りに入り、最初の角を右折してすぐ左手。この通りは、ひっそりとした繁華街の裏道で、周囲は飲食店ばかり。夜は人気もあまり無くなる様なこの通りに、東南アジアの雰囲気ぷんぷんのエスニックな電気屋が昼間は元気に開店している。場所は溜池からも近く、かなーり都心にあるのに、それを全く感じさせないレトロな店構え。物理的距離としては、首相官邸からも最も近い位置にある電気屋かもしれないが、絶対に小泉総理御用達では無いであろう事も確信させる様な、ナゾな空気がぷんぷん漂う赤坂裏通りの電気店。今回はそのナゾに迫ってみる。

第一オンキョーという、いかにも日本の電気屋という店名だが、店頭に山積みの目玉品は、Region Free の DVD プレイヤー群。ほとんど日本製だが、香港から入ってきているのか、DVD の Regional Protection がきかないプレイヤーばかりが、売られている。ハリウッドの人々には、悪夢の様な電気店。

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一歩店内に入ると、Casio のポータブル型の Region Free DVD Player が 59800 円、とか(Region Free 機の価格は、結構高めの強気設定。) Region 1 の北米仕様の DVD Player が9800円とか、海外直輸入の Sony のデジカメ、サンヨーの Audio 機器とか.....香港やシンガポールの繁華街の電気店に入った様な品揃えになっている。一見さんお断りな雰囲気も感じる程アヤシイのだが、慣れると妙なやすらぎを覚える癒しの店。先端的なデジタル製品を多く売っているのに、その雰囲気はとてもアナログなのだ。だから、やすらぐ。

このなんとも言えない空気を文章で正確に表現するのは非常に難しいが、その現実歪曲的空間感覚は、是非訪問して体験頂き度い。最初はアヤシイが、なんとなくそのうち、2週間に一度くらいは何があるのかチェックしてみたくなる魅力があるから不思議だ。

秋葉原のガード下にあるなら、さもありなん、という感じの店だが、こういう都心に近いところにぽつんとあるこの店が、なぜこういう品揃えに発展したのか。DBL (注: Digital Bear Lab. の略称です。勝手に省略。)的な興味がふつふつと沸いてくる。

ひとつは、赤坂に集まる人種の多様さ。昼間は外資系企業の社員、夜間は飲食店勤務の方々。赤坂は人種のつるぼであり、DVD もやはり広い言語対応が求められる。

そしてなるほど、と思ったのは、店員に聞いた客層。「このあたりの大使館の方々が、新しく東京に赴任されたりするとここにいらっしゃるんですよね~。」なるほど。それは確かに重要な固定客だ。DVD Multi Regional Player (って違法なんでしょうか、日本国内で売るのは?)が多少高い値付けでも、売れる訳である。

第一オンキョー訪問の際は、是非すぐ隣のタイ料理店、ティーヌンにもお寄り頂き度い。ここのタイ料理は、現在タイ駐在中で過去にもタイでの生活経験豊富な弊社徳毛さんも認める本物の味。トムヤンクンやガッパオ、辛くて汗かきかき食べることになりますが、最高です。

第一オンキョーとティーヌンをはしごすれば、赤坂の深ーいエスニックカルチャーな部分が、良く見えるはずです。サブカルチャーはいつも、裏道から生まれるって事でしょうか。

と、ここまで書いて、さて Web にもこの電気屋の情報あるかなと調べてびっくり。ソニーの公式 HP にも掲載されている、ソニー製品オーバーシーズモデル販売の、正式な特約店だったのだ。単なる東南アジア製品輸入専門のバッタ屋では無い様です。いやはや、恐るべし。

Posted by minami at 10 23, 2002 08:32 PM