11 06, 2002
ラーメニスト Toniyan と谺(こだま)

Kodama Entrance small.jpg

Toniyan は、生粋の、「ラーメニスト」だった。ラーメンを語る時、Toniyan の全身から、ラーメンへの愛情が溢れ、まだまだラーメンの道を極めたいという情熱がほとばしる。800店以上の全国ラーメン店を自分の足で回っている Toniyan。その膨大なラーメンデータベースは、わずか3年で、楽しみながら構築されていったという。(3日に2日は、ラーメンを食べていたことになる。すごい。)800店探訪の偉業を遂げた今も、毎日新店 Data は蓄積され、増え続けているという。

Kuma の B-Log Gourmet Cabin のレギュラー・コメンテーター Toniyan 氏。これだけ Blog 上でラーメン談義を交わしながら、御当人にお会いするのは実は今日が初めてだった。Toniyan 御推薦の、気軽に飲めるラーメン屋、JR 市谷駅近くの谺(こだま)で、美味しい日本酒を酌み交わしながら、ラーメンを語り、Toniyan の人となりを知る。Blog でのやりとりを通じて感じていたイメージ通りの Toniyan、初対面という気がしなかった。

新しい皿が運ばれてくる度、ラーメニストはオリンパスのデジカメを、ブロッガーはCyberShot U を取り出し、シャッターを一押し、次が来るとまた一押し。ラーメニストも、もうすぐブロッガーになって頂けそうだ。

Mise no hito small.jpg

Toniyan の Private 名刺には、メンズクラブ会長、とあった。名刺の縁取りは、ラーメンの器の上部によくある中華風のデザインと同じ。さすがプロ・ラーメニスト、細部へもこだわりがある。

この店にはまだ3回くらいしか来ていないという Toniyan だが、もうすっかり、あごひげと黒ブチ目がねが似合う、明るい職人肌の店主にも顔を覚えられている。

店内は落ち着ける Wood の内装。カウンターは比較的小さく、テーブル席が4-5席あり、ゆっくり落ち着いて座って、楽しめる。このあたりは、Kuma が気に入っている中野の南湖と近い雰囲気がある。Toniyan とは、テイストが近いかもしれない。ここは日本酒も安くて美味しいんですよね、という Toniyan の解説の通り、八海山、久保田といった美味しい日本酒が、400円~500円程度でいただける。ラーメンを頂く前の酒のツマミは、カウンターの上に大皿料理形式で各種並んでいる。

Kyodo saifu small.jpg

さて、早速オーダーだ。机の上の、共同財布、と名前がついた竹の丸カゴに、まずは2-3千円を入れる。お酒とツマミを頼むと、その金額はそのカゴの中のお金から都度支払われることになる。いわゆる COD (Cash On Delivery) 形式の明朗会計方式だ。これなら、予算をカゴの中のお金で決められるので、毎晩でも来たくなる。

スープまで美味しい水餃子、自家製の味がよくしみたチャーシュー、ちょっとピリカラのかんずり豆腐。美味しいツマミに、ビール、日本酒が進むこと、進むこと。高田の馬場の味噌ラーメン、武蔵境のアブラ麺、ラーメンの話題は尽きない。Toniyan と話していると、ラーメンというのは本当に Creative な食べ物なのだな、と実感出きる。具、スープ、麺といった素材の組み合わせによる表現の豊富さ、有名店ののれん分けの系譜。Toniyan さんの系統だったラーメン学を聞いていると、美術の歴史の講義を受けている様な気分になる。ラーメンの美学を、若き Toniyan は3年の間に習得しているのだ。

Suigyoza small.jpg Chasyu small.jpg Kanzuri Tofu small.jpg


さてそして、最後のシメは、谺(こだま)特製ラーメン。あっさりしてしつこくなく、ほんのり甘みがあってまろやかな魚のダシベースのスープ。とろける様なやわらかいチャーシュー。ツマミとお酒を頂いた後でも、細いちぢれ麺はするすると胃に入っていく。優しい、優しいラーメンという印象。美味しく頂きました。手作りの、このラーメンが、一杯550円。特製でない、普通のラーメン(具がもっとシンプルなのだろう。)は、なんと350円、である。都心の市谷で、しかもお酒の値段も限界まで下げて、ラーメンもこのお値段。店の御主人(上に掲載した、似顔絵のひげもじゃの人です。このイラストは、入り口にあります。)の良心と、Toniyan のこだわりが伝わる、隠れ家的なラーメン飲み屋。Kuma の行き着けローテーション・リストに、また新たなる、素晴らしい店が加わった。

Kodama Tokusei Raamen small.jpg

Toniyan の話を、楽しそうに、幸せそうに横で聞いている、Kanayan (「あの方」が誰か、ついに大公開。もう結婚式まで一ヶ月だし、そろそろいいよね。)。二人は、12月にめでたく御結婚。(おめでとーーーーー!!!)二人が談笑している姿はとても自然で、さわやかで幸福な空気で包まれていた。本当にお似合いのカップルだ。その空気と、優しくて美味しいラーメンで、Kuma もすっかり楽しく飲ませて頂きました。Toniyan さん、今後ともラーメン情報、交換して行きましょう。

Posted by minami at 11 06, 2002 11:33 PM