12 06, 2002
シリコンバレーのネット接続事情


今週前半から米国シリコンバレーに出張しているのだが、今回はナゼかネットへのアクセスがうまくいかず閉口した。東京で自宅では ADSL でブロードバンド環境を使い、会社は当然常時接続、外出先では AIR H"+携帯電話のメールという、どこでもネット接続が容易な環境から、しばらくアクセス不可能な状態に陥ってしまった。そもそも、モデム接続設定が、直前にとある通信カードをあわててインストールしてきたせいか、突然おかしくなってしまった。会社・プライベートのダイアルアップ・ローミングを、いろいろなアクセスポイントの電話番号で試すが全くつながらず。以前米国駐在をしていたころは3-5日に1度は出張で全米を飛び回っていて、どんな環境でも大体ネットアクセスには成功していたのだが、今回だけは本当に参った。数時間試行錯誤をしてもつながらず、時差ぼけも作用して、気が付くと夜明けが近くなる始末...仕方なく、その他のホテル内外のネットアクセス手段をいろいろ試してみることに。解決策は、実はいろいろなところにあった。その顛末記。

1)ON COMMAND INTERNET 接続

まずは手軽に、部屋の中の、テレビでのネット接続から。以前流行りかけてすたれた、あの WEB TV のシステムそのものである。一日10ドルと、今の日本の ADSL の月間接続料金と比較すると法外に高いが、自分の部屋でつながる魅力には勝てず、テレビのリモコンからサインアップ。画面展開速度はなかなか速く、無線キーボードもなかなかいいのだが、予想通り、日本語は対応しておらず文字化けに。結局これは、英語の WEB SITE アクセス専用になってしまった。

2)ビジネスセンター

たいがいのホテルにあるビジネスセンターは、無料で高速ネット接続されている備え付けの Desktop PC を使えることが多い。ここで、Yahoo.co.jp 経由、Yahoo Mail に接続、外部メール機能を利用し、会社の POP を呼び出してみる。ヲヲ、日本語フォントが入っていた。(シリコンバレーは日本の出張者が多いからでもあり。)ここで、日本語文字化け問題は、解決、したかに見えたが、結局カナ漢字変換まではさすがに無く、日本語入力はできず。

3)T-Mobile / Danger の Sidekick


今回の出張で借りた Sidekick の端末。データ通信使い放題で、月40ドル。何気なくいじっていると、POP3 mailer に対応している。早速会社のPOP につなぐと、嬉しい驚き。Joi Web でももうお伝えしたが、米国で売っている複合 PDA/携帯電話端末なのに、日本語対応しているではないかっっ。その後当地の技術者に聞いたら、開発者がシャレで、余った ROM スペースに日本語フォントを入れていたらしい。なんと、MS Word の日本語アタッチメントファイルまで読める。これは思わぬボーナスをもらった様な気分だった。液晶は白黒だし、バックライトが弱くて暗いところでは読みづらいが、日本語対応の意味は大きい。180度液晶をスライドさせると出てくるキーボードも使い易い。しかし依然、日本語入力までは、できない。

4)訪問先ホットスポット

今回一番コスト・エフェクティブだったのはこれか。シリコンバレーのベンチャーのオフィスは、802.11b の無線 LAN をフリーで Guest 用に開放しているところが多い。今回は某所と某所と某所で、これにはお世話になった。さすがにメールを打ち込む時間は Meeting もあるので無いが、サクサクと接続するにはこれがいい。

5)有料の無線 LAN サービス

そして最後にたどりついたのが、有料の無線 LAN サービス。部屋から電波が見えないのでてっきり無いかと思っていたら、ホテルのロビーと、ビジネス・センター内では使えた!しかしこれも1日10ドル強。ううむー、ちょいと高いな、と思いつつも、利便性が先行してついつい導入してしまった。Blog へのアップロードも、高速接続で楽に出来る。部屋からかなり歩いて、エレベータで降りないと使えないのは難点として残るが、速さと日本語環境が使える便利さには、結局対価を払うことに。かくして、シリコンバレーでのネットアクセスを求めての戦いは終了。



それにしても、Barak や Joi は、SFC の空港から、Bluetooth の Headset で電話したり、Handspring Treo 端末でつなぎ始めたり。Mobile Access 環境が海外でも使えることの重要性を、改めて認識した出張前半となった。




Posted by minami at 12 06, 2002 05:10 PM