1 07, 2003
初ラーメン


2003年の初めの第一号ラーメン。最初の一杯は、やはり昨年食べて一番おいしかった店で食べよう、と思う。

おいしいラーメン、というのは、必ずしも味だけではないのかもしれない。味が良いのは勿論前提ではあるが、店の雰囲気、サービス、居心地の良さ。ラーメンのスープの底の底に、ラーメン職人の芸術的なまでの技や歴史が感じられるかどうか。こういった全ての要素をあわせたもの、そんな風に最近は感じている。

しかし、別にラーメン・グルメで生計をたてている訳でもないし、難しく考える必要はない。またあの店の、あの一杯を食べたい!と強烈に思う店に、自然と足を運べばいいのだ。

そんな中自分の足は、いつしかJR中野駅南口を、中野通り沿いに南へ下る、おなじみの店に向かっていた。徒歩約2-3分。丸井の店舗を2つ超えたところ右手、丸井の駐車場のすぐ脇にある小さな看板、「大勝軒」。

大勝軒というと、この年末テレビ番組でも何度も取り上げられた(それにしてもこの年末は、ラーメン特集の番組が多かった。不況になると、安くてうまいラーメンが流行するというが、その表れか。)池袋大勝軒を思い浮かべる方も多いかもしれない。

とてつも無く長い、待ち行列が出来る池袋大勝軒。でも実は、そのルーツは、この中野大勝軒にある。池袋店店主が中野大勝軒にいるときに、つけそばは生み出された。

JR中野駅周辺では、青葉が火をつけた、北口ふれあいロード沿いのラーメン屋の新規開店ブームがここしばらく続いていた。青葉、彩華、おーくら家、味噌一、味七、南湖など、個性的な店がしのぎを削る。どの店もそれぞれにこだわりがあって、おいしいのだが、南口にひっそりと店を構える大勝軒の伝統のつけそばの味に、結局僕は新年初めに、戻って来た。

いつもオーダーするのは、スペシャルつけめん。ぎゅっとしまっているが味がしみたチャーシュー、こりっとする食感が変化をもたらすシナチク。きざみねぎ、海苔。これが、鰹、鶏がら、豚がらを煮出した、和風でちょっと濃い目のしょうゆ味のスープの中にどっさりと入っている。麺は太めだがつるっとした、するするっと喉に入る手打ち麺。これに七味をぴりっときかせると文句無い。さらに味付けたまごを加えると、カンペキ。大柄な僕でもお腹一杯になってしまう、中野大勝軒のつけ麺。

カウンター席だけの小さな店だが、混雑もほどほどで、混雑する昼時などを避ければ、それほど待たずに食べられるのもうれしい。

中野の伝統の味ともいえる、大勝軒のつけ麺。最後は、残ったつけめんだれに、熱いスープを店の人に頼んで加えてもらって、そば湯の様にして最後までスープを飲み干してみよう。飲み終わった頃にはもう、さあ、次はいつ来ようか、と考え始めている事請け合いです。

Posted by minami at 1 07, 2003 12:21 AM