1 18, 2003
Slow, Mellow and Happy

ben and mena in akihabara.jpgMovableType を開発した SixApart 社の若き Founder 夫妻、Mr. Ben and Mrs. Mena Trott の初来日。

来日二日目となった昨日午後は、二人の希望でシンプルな東京観光へ。首相官邸、国会議事堂、国会図書館、皇居などをタクシーから見学して、その後は秋葉原界隈を散策。JR 線路下の、小さなパーツ店が立ち並ぶラジオ・センター、秋葉原駅前の名物となっている元気な実演販売、玩具店やジャパニメーション・グッズ店に衣替えし始めた 秋葉原デパート、Laox が最近 T-Zone Minami跡地に開店した秋葉原最大規模のエンタメ系グッズ総合店舗のアソビット・シティ、そして米国ハイテク業界の方々が必ず訪れる、Laox ザ・コンピューター館。短時間だったが、時代の流れの中で変わり行く秋葉原の様々な面を、楽しんでもらうことが出来た。

雑然・混沌のアジア的雰囲気一杯のこの街から、日本独自の eGadget Culture、Japanimation Pop-culture が発信されている様子に眼を輝かせ、デジカメ写真を時々遠慮がちに撮影しながらゆっくりと歩いていた Ben と Mena。その二人が秋葉原散策で一番 Happy な笑顔を見せたのは、Ben は秋葉原デパート3階でガンダム・グッズ専門店を訪れた時。そして、Mena は、アソビットシティ4階で、NHK BS のキャラクター、「どーもくん」Goods の数々を見つけた時。25歳の若さながら、落ち着いた静かな雰囲気を持つ二人も、日本のアニメーション、キャラクターのカルチャーには敏感だった。知人への土産の買い物も済ませて、銀座線に揺られまた赤坂へ。

そして昨日夜は、ミカド・ビル地下ホール(実はあのホールは、なかなか広くて便利だが、ビル・テナントであれば、とても安く借りる事が出来る。)でネオテニーがホストさせて頂いた Tokyo MovableType Users Meet-up にメイン・ゲストとして参加。1週間前の Notice にもかかわらず、多くの方々に御参加頂けたことで、Ben と Mena もとても喜んでいた様だった。

昨晩の会合では、当方自身はつたない進行係もやらせて頂いたので充分皆さんとお話しすることは出来なかったが、Blog Network を通じてずっと Comment のやりとり等お話ししてきた方と、Face to face / Off-line でお会い出来る良い機会ともなった。例えば、Going my way の Kengo さん。早目に到着された Kengo さんには、会場の設定準備までお手伝い頂く等、日本の MT User Network の素晴らしさを実感するイベントにもなった。Kengo さんの Blog では、Ben と Mena の Party の時の雰囲気を良く伝える写真も掲載されている。cat@log の coco さんから頂いたお手製名刺も、Blog のデザインセンスを反映している様な素敵なものだった。

この Party に参加されたBlog 質問箱さんの Entry には、「最近、SLOW LIFEという生活が話題に上がりますが、まさに彼らはデジタル世界のSLOW Businessスタイルじゃないかなぁ・・と思います。」という感想が載っている。言い得て妙。

ハイテクバブルがはじけた後でも、着実にユーザーを増やしている Blog。その中でも洗練された、デザインにも優れる MovableType という Tool を開発した二人には、Slow (良い意味での、時代に流されない Slow、ですね。)という表現に加えて、Mellow and Happy という言葉が似合うのかもしれない。

BenMena (こちらには二人の J Phone 写メール端末からの Moblog もアップデート中。)の個人 Blog、そして会社としての Six log を見ると、そのスマートさや着眼点の鋭さに驚かされる事も多いが、自然体の二人は、25歳の若者に見られる様な焦燥感や尖った部分は無く、あくまで、Slow, Mellow and Happy。ユーザー・コミュニティの声や Radio Userland 等他の Blog Tool Provider の声も聞き入れつつ、静かに着実に、そして幸せに二人で助け合いながら、ソフトウェア開発を続ける二人は、かつての Silicon Valley を中心に起こった熱狂とは全く別の次元で、これからの社会構造さえ変え得る情報伝達力を持った、ユーザー本位のグローバル・コミュニケーション・ツールを発展させていく。

Party で、「Blog という現象は革命的なものだと思う?」、という参加者のおひとりからの質問に、眼を輝かせながら強く頷いた二人の顔は、今でも印象に残っている。

Posted by minami at 1 18, 2003 11:33 PM