2 05, 2003
Moblog で Visual Communication

Neoteny Photo Moblog のエントリー数が、300を超えた。画像ひとつを Upload する度に1エントリ、なので、Upload コストは写真添付メール1通当たりのパケット料が約10円としても、Neoteny の人々が使った Moblog 関連パケット料金総額は、3000円は超えたことになる。このコストを、高いとみるか、払っても良い金額と見るか。意見は分かれるところだろう。

ただ、個人的には、こういうコストを払ったとしても、使い続けたい、と思っている。なぜか。

まずは、Visual Communication という行為の、ストレートな面白さ。最初は所詮11万画素カメラさ、たいしたことは出来るまい、と思っていた P504iS の CCD も、撮影した写真を並べてみると、意外なほどの表現力を持っている事に気付く。Entry Title や説明文を書かなかったとしても、写真の内容が見ている人に伝わるケースが結構多いことが判明した。On/Off の活動状況をリアルタイムに Web を通じてビジュアル表現出来る面白さ。現実世界の断片を、手軽に携帯の液晶サイズに切り取って、デジタル・アーカイブに追加して行く。これは、単純に、楽しい。

携帯内蔵カメラの能力としては、デジカメ専門機と比べるとまだ弱いので勿論限界はあるが(例えば夜間撮影でのノイズ除去機能などは無いので、夜間の写真はあまりきれいに写らない。)、常時携帯し、さっと取り出し易い場所にある携帯カメラのハンディさは、スナップ・カメラとして最適だ。ハンディだから、街で目についたものを何でも撮影してしまう。アクティビティ・ログ。GPS 関連データ等を添付出来る様になると、表現力はさらに広がるはず。

移動時間の有効活用手段としても、Moblog は便利だ。そもそも携帯のデータ通信は、Docomo 夏野氏が言う様に、「すきま時間」をいろいろ使える様になって良いのだが、僕の場合も Moblog はほとんど歩きながら、か、電車待ちの駅構内、電車や自動車で移動中、等に行っている。Moblog を始めたことによる時間的負担はあまり無い。これも継続してサービスを利用して行く上では、重要なポイントだろう。移動時間も、Entry 時間に変えられる。歩きながらの Moblogging は、あまり安全では無いので強くお勧めは出来ないが。仲間内の写真コミュニケーションに使うのも良いが、この手軽さは、外回りが多い企業で、Visual 要素を報告に必要とする様なビジネス・ユーザーのリアルタイムな報告手段としても有効だろう。Moblog は Intranet でも活用される可能性がある。

ビジネスでの応用としては、Web で商品を販売したい中小の事業者にも、手軽で有効な Web の商品写真更新手段となるかもしれない。例えば、産地直送の農作物販売で、Moblog を利用し商品写真を農場から直接更新。E-Commerce の エンジンと組み合わせればそんな使い方も出来るだろうし、ミニコミ誌などローカルな媒体での活用にも、コストがかからず便利だろう。観光地のキャンペーン等にも、Moblog は有効だ。観光地の写真コンテストなどは、簡単に実施出来る。Moblog 的なものをビジネスで活用している事例としては、結婚式のリアルタイム中継・CD-ROM 記録サービスを行う LoveCube などが既に有料で事業を開始している。アイディア次第で、いろいろな応用が考えられる。

携帯電話のデータ・ネットワークと、PC ベースの Web の世界の結節点に位置する Moblog。カメラ付携帯電話の普及が本格化した今年は、さらに盛り上がりそうだ。

Posted by minami at 2 05, 2003 04:34 PM