3 31, 2003
FOMA P2102V でモバイル・テレビ電話

本日やっと、FOMA P2102V でモバイル・テレビ電話を初体験。購入してから約半月が経過した、テレビ電話機能がウリの P2102V だったが、同僚の栗山君が FOMA をアップグレードしたので、ようやく社内でのテストが可能となった。(しかし、本日気付くと会社関係者でさらに二人 P2102V 保有者が居ることも発覚。FOMA は着実に普及中!?。)

テレビ電話を行うのは非常に簡単。液晶の上と側面に合計二つあるカメラのうちひとつを撮影可能状態にして、相手端末の通常の携帯電話番号を入力、通話開始時に、いつも使う音声通話ボタンでは無く、端末左下方に設定されているテレビ電話開始ボタンを押すだけで良い。相手の端末とつながると、数秒後に液晶画面右下方に自分の顔がライブ表示され、ワンテンポ遅れて、相手側の動画像が液晶画面に現れる。

Face to face の距離で、相手を見ながらの携帯テレビ通話実験だったが、その映像のクオリティにびっくり。時々は画面上にブロック・ノイズが出ることもあったが、非常にスムーズな表示の動画像。これまでのテレビ電話にありがちだったカクカクとしたコマ落ちの不自然な画像ではなく、自然なリアルタイム・ライブ・カメラを通じて相手の表情の変化を見ることが出来る。

リアルタイム、といっても、現在の通信回線スピードやエンコード・デコードの能力の問題で、カンペキな即時、では勿論無い。通信相手がすぐ近くにいる環境でのテストだったので Delay も実測出来た。通信コンディションによるのかもしれないが、実際に動画像を送ってから相手端末に表示されるまで、約1秒弱の映像遅れはある。(送信端末側で、会話開始時に故意に大きく口あけた瞬間を目視し確認、その画像が映像受信側の端末側にどれ位で反映されるかを計ってみたもの。)この様な動画像伝達における Delay はありながらも、十分実用に耐える範囲内の遅延であると感じた。

今回の実験では利用しなかったが、送信された相手の画像を動画メモとして20秒間 x 2 file まで保存する機能もある。通常のデジタル・ビデオ・カメラの様に液晶画面を90度の角度にして撮影しながらでもテレビ電話が出来るので、この場合には携帯電話ムービー・カメラ利用の即席報道カメラマンになることも出来る。P2102V を利用した、携帯動画のリアルタイム・ストリーミングによる草の根ニュース放送局が、村上龍の小説の中だけの話では無く、実際に、誕生するかもしれないというリアリティが感じられるほどの、完成度の高い携帯テレビ電話端末だった。

今回のモバイル・テレビ通話体験は、期待以上の動画品質で刺激的だったが、こういう体験を「実験」などと表現してはもう、いけないのかもしれない。普通の生活で活用出来る道具としての第三世代通信インフラは、整備されつつある。P2102V が早々に売り切れになった理由は、FOMA 既存ユーザーが格安のアップグレードプランに飛びついたことや、デジタル・ムービー・カメラとしての斬新なデザインの魅力もあるのだろうが、テレビ電話機能の実用性の高さから、複数台をまとめて買ったケースも多いのかもしれない。そう思わせる、魅力的な端末だ。

FOMA の通信可能地域のカバレッジとしては、先週末に千葉の外房を訪れた時、やはり PDC しか使えない地域がかなりあってデュアルネットワーク・サービスに入っておくべき必要性を再度感じたが、FOMA / PDC を同時並行的に利用可能な環境は、月間300円でレガシー・ネットワーク利用の保険もかけつつ近未来の通信環境を先取りできるので、なかなか快適。オススメです。

Posted by minami at 11:23 PM
3 28, 2003
カフェ・クリエイターズ実験終了まで3日

jump rare.jpgNob Seki さんから Comment で、3月31日で終了!、と御連絡があり、しばらくぶりに惜しむ様に見た Ski Jumping Pair - Road to Torino 2006 -

何度見ても笑える日本的ナンセンス感覚。久しぶりに見る方は、レア映像集に是非ご注目を。(ちなみに無料の Site ですが、実験結果を測定するためか、映像を見るのに簡単な登録は必要となります。)

新技ベスト3発表会、の中、米国・オーストラリアのペアも軽妙な解説とともに楽しめますが、新技ランク1位、日本の原田・大石ペアによる大技「ドラ」がかなり来ています。まだ見て居ない方は、急いで下さい!!!白馬の空に消えていく勇ましくも楽しい CG Ski Jumper 達。本実験のフィナーレを飾るのに相応しい、エンタメ映像と言えましょう。

カフェ・クリエイターズの Broadband 放送実験は半年で終了するわけですが、非常にアグレッシブな、今後に期待を持たせる実験でした。Ski Jumping Pair は、また、別の形で、Commercial に続いて行くのでしょう。 2006 年の Torino に向けて。

Seki さん、この情報、ありがとうございます!

Posted by minami at 10:35 AM
3 25, 2003
Segway が赤坂にやって来た

Joiwyukimica の Page も御参照頂き度いですが、Segway が赤坂の弊社オフィスにやって来ました。公道での走行は、残念ながら現在の道路交通法では歩行者とみなされず、ナンバープレートの交付や自賠責保険への加入、方向指示器の付加などが必要となってしまう為、試乗会はオフィス内で実施。

「最大積載重量110キロ迄」、の Segway ですが、私の体重でもなんとか大丈夫。クマ体型の私でも、ちょっと慣れると軽快に、体重移動での前後走行、左手のレバーをスロットルの様に回してのターンが可能となります。狭い室内でも自由自在に移動可能な Segway。早く日本の公道でも乗れる様に、働きかけていきたいですね。

Posted by minami at 06:52 PM
3 23, 2003
新宿御苑の春

3月に入っても、肌寒い日が続いていたが、ジャケットを脱いでシャツ一枚になれる陽気となった連休最終日の今日。前回、閉館時刻を過ぎていて見逃した温室を見学するべくふと足を向けた新宿御苑は、染井吉野の開花前でも、春色に染まりつつあった。春色の御苑のスナップを、お届けしよう。Blog アップロード用に、800 x 6000 にリサイズしているので、400万画素 IXY Digital の実力全ては伝わらないかもしれないが、発色は参考になるかもしれない。

新宿御苑の桜の種類は、75種にも及び、1500本もの桜の木が苑内に植えられているという。染井吉野の開花は近い。

Onshitsu at Shinjuku Gyoen.jpg












Posted by minami at 08:32 PM
3 22, 2003
Canon IXY Digital 400 の魅力

IXY 400 photo.jpg私は、PDA やデジカメを、普通の人の数倍の速度で更新している。更新するのは理由があり、その為の戦略もある。

まず理由だが、ともかくこの領域は、技術革新が総じてスピーディな IT 機器の中でも、飛びぬけて進みが急であること。3ヵ月後に、自分が買ったばかりの新製品のコスト・パフォーマンス(価格性能比)が50%ダウンすることなどもザラである。機器を固定すればする程、陳腐化リスクは高まる。かといって異常なまでの機器更新頻度を完全正当化するのは無理有りと自分でも感じるが、PC などと比べると更新し易い価格帯の商品であり、転売し易い商品であるという点も、重要である。PC は高価だし、時間をかけて自分の使い易い環境設定、アプリケーション設定等をしてしまうとなかなか更新し難い。しかし、PDA の場合は、転売の際には本体はリセットし、新機種導入後は元のデータを PC でシンクしてやるだけでいい。デジカメなどは、もともとデータを本体に長期蓄積するものではないので、それすら必要が無い。こうした点が、あるサイクルでの更新を促すことになる。

そして、その更新をスムーズにする為の予算戦略。こちらも重要だ。更新効果に見合う投資戦略が必要となる。シンプルに言うと、新品を定価の7割引程度で購入し、定価の5割に近づくかやや割り込んだ時点で転売する、という方法になる。つまり、コスト負担は差し引き定価の約2割。もちろん、消費税などを含めるともう少し複雑になるが、ざっとそんな具合である。負担2割なので、同じ価格帯の商品の購入・売却を続けた場合、約5台で、新品定価1台分のコスト負担になる。この方法を継続すると、常に最新・高性能な製品を利用できる訳だ。ただ、この方法を続けるには、売れ筋商品を見極める選択眼も必要。売れ筋商品でなければ、新品発表後の中古買取価格は急速に減ずる。ある程度人気のあるものでなければ、この方法を取ることは出来ない。

さて、前置きが非常に長くなったが、以上の様なある意味過激な eGadget Upgrade を繰り返す中で、時々、うーん、これは自分にとって「定番商品」に限りなく近い、と感じられる商品に出会うことがある。簡単に更新サイクルに放り込む事無く、手に馴染む道具としてしばらく使い続けたい、と思える商品。前に紹介した CLIE TG-50 は PDA としてその感覚にかなり近い商品だったが、デジカメのカテゴリーでも最近、そんな商品に出会った。Canon IXY Digital 400。これはかなりしっくり来ている。

IXY Digital 400 の良いところを説明する前に申し上げて置くが、私はかなり昔からの筋金入りの Canon カメラのファンである。AE-1 から EOS 迄、アナログ一眼レフカメラは Canon 以外を買わず、使わず。アナログ・コンパクトもほぼそうだし、デジカメもほぼ全ての Generation の Canon 製デジカメを使って来た。なので、このレポートにはかなりの Canon 愛好家バイアス、がかかっている。

もともとバランス良く開発されて来た Canon IXY Digital シリーズだが、IXY 400 は最近発売され、シリーズ頂点に立つ 400万画素のコンパクト・デジタル・カメラだ。ホワイト・バランス調整やプラス・マイナス2段の露出補正は出来るが、シャッター優先、絞り優先や完全なマニュアル撮影などはこなせない。あくまで日常を気楽に切り取るフルオート撮影を行う為のカメラだ。

フレーミングや写角には気を使いながら、露出やピントにはあまり気を使わず、それなりに仕上がりの良い写真を撮影出来ることが期待される、そういう位置づけのカメラ。今回の IXY 400 は、それをある一定の合格点以上にこなしてしまう優等生コンパクトと感じられる。

基本的なレビューは、スタパ斉藤氏の記事が詳しいので、まずこちらを参照頂き度い。さらに、実際に数日使用してみての自分の評価を追加する。

最近の IXY シリーズで気に入っているポイントとして、暗い場面での撮影時のビーム照射による測距の仕組みと、撮影後の写真のズーミングの素早さがある。これら機能は、IXY 400 でも継承された。測距ビーム光はこれまでのまぶしい白色光から、オレンジ色になり、それもアクセントとなっていて良いが、マクロ撮影でこれを利用すると、サーボモータの様にレンズが駆動するのがわかり、正確な測距が行われるのがわかる。以前と比較し、暗い場面での測距にちょっと時間がかかる様にも思われるのだが、ピント精度は上がっているのではないだろうか。

撮影後の画像再生時のズーム機能も、映像エンジンによる超高速画像処理のおかげか、気持ち良いズーミングスピードだ。これまで使っていた IXY 200a でもその再生ズームの速さは実感していたが、処理が重く無い200万画素だからだろう、程度に考えていた。しかし、400万画素でも、その速度は変わらない。10倍ズーミングで、撮影後の高精細画像の部分部分をカメラ本体内で確認可能となる、このズーム機能は非常に便利で楽しい。液晶はこれまでと同じサイズの 1.5 インチだが、このズーム機能のおかげで実際のサイズ以上に、本体の液晶も活用出来る。

上位機種と同等の、1/1.8 型 CCD がおごられたので、画質も単なるスナップ以上の仕上がり。露出補正などを行うと、補正効果がきちんと反映されて、夜間の撮影でもノイズが出ずにしゃきっとした写真を撮影することが可能だった。今後 Blog にアップロードする写真はほぼ IXY 400 で撮影したものになるので、その効果のほどは実際に写真を見て頂く方が良いだろう。撮影サンプルは、Canon の Web にもあるので参照されたい。400 万画素の 1/1.8 インチ CCD は、最近の Canon のこだわりが反映された CCD だ。他社上位機種は多くが 1/2.7 インチの500万画素 CCD に移行する中、この CCD が今は一番バランスが取れている、として、最上位機種の G3 ですら、この CCD を利用している。そして、それが正しい選択だったことは、多くの辛口カメラ専門誌が G3 の画質を絶賛したことで証明された。IXY 400 は、その系譜の CCD を受け継いでいる。

これまでは上位機種の機能だった、マイカメラ機能、も導入された。これはオマケ機能的位置づけだが、シャッター音やセルフタイマー音、起動音や操作音を、Canon の Web に多く掲載された音源からダウンロードし、自由に変更出来るもの。ちなみに「ラーメン」音源セットを導入してみたが、起動音は「へいらっしゃい」操作音は「チャーシュウ!」、セルフタイマーは「麺をすする音(西洋人には聞かせられません)」、シャッター音は「うまい!」となる。旨そうなラーメン画像とともに、「へいいらっしゃい」と小さいなデジカメが起動すると、思わず苦笑してしまう。騒がしいが、ユーモアをきかせたい時には愉快な機能だ。祭りの音、子犬・子猫の声、南国の音、結婚式のテーマ、シチュエーションに合わせて何でもある。

某家電メーカーとは違って、レガシーの周辺機器をそのまま使えるのも、キャノンらしい。アナログ一眼レフの EOS シリーズでも、過去に購入したフラッシュやら周辺オプションを新機種で使えるケースが多かったが、バッテリーやメモリ、本体接続して使うプリンターなど、全て流用可能だ。このあたりのユーザーへの配慮は評価出来る。本当は SD Card などメモリー媒体を変えればかなり本体小型化も図れるはずだが、あえて価格性能比が現在抜群な CF カードにこだわっているのも、Canon らしい結論だ。大きさも、これ以上小さくすると手ぶれが増える、といった判断なのだろうか。比較的大きな手の私にも、しっくり馴染むサイズだ。

唯一気になっていた、IXY 200a で愛用してきた、シリコン製ボディ・ジャケットが流用出来るかどうか、という問題も、上部にマイク穴、スピーカー穴、背面の機能切り替えスイッチ用穴を新たに開け、横の端子カバー用の穴をちょっと広げてやるだけで解決できた。メインスイッチや十字キーの位置はちょっとずれたが、肝心のレンズや液晶画面位置がずれていないので、大きな問題にはならなかった。ボディ・ジャケットが流用可能なことで、速写性の問題も、解決。

さてさて、IXY Digital 400、今後は Photo Blogging でどう活躍するか。使いこんで行くことにしよう。また、良いデジカメと出会った。

Posted by minami at 11:32 PM
3 19, 2003
CLIE TG50 で Bluetooth ざんまい

↑というタイトルにもかかわらず、自分はまだ Bluetooth を使いこなせていないのだが、PalmOSLove に本日掲載されたこの記事は素晴らしい。本体内蔵の通信環境としては Bluetooth しか無い TG50 ユーザーに有益な、Bluetooth デバイスとの接続ノウハウの全てが、詳細な写真付きで網羅されている。

特に、Bluetooth 対応のソニー・デジタル・ビデオカメラの周辺機器だとばかり思っていて、全く意識していなかったこのアダプタを使うと、ファームウェアの相性の問題などが無ければ、NEC の 128K Air H" 利用で Internet 接続が出来る、というくだりは非常に気になる。試してみたくなる。

PalmOSLove 編集長の小田嶋さんは、MovableType での Blog も開始。こちらも必見。ヒビノアワの Cheebow さんと同じ会社だったのですね~。なるほど。

Posted by minami at 07:02 PM
3 17, 2003
FOMA + NetFront V3.0 で快適 Web ブラウジング

最近、Zaurus や CLIE の最新端末で、ACCESS NetFront ブラウザを使う機会が増え、高速なブラウジング・スピードや PDA の画面サイズにあわせた Web Page の表示能力の高さに驚かされることが多かった。

Air H" のアクセス・スピードの制限や PDA の画像処理能力の限界等はあったので、超高速という訳にはいかなかったが、CPU が200MHzを超えると、PDA での Web ブラウズもなかなか快適になるのだ、ということを実感してきた。

しかし最近 FOMA を入手した際、重要なスペックに気付いていなかった。そう、FOMA 本体にも、最近の機種には、NetFront V3.0 が内蔵されているのである。動画撮影機能の高さや、メールで扱える文字数の大幅増加等が目的で入手した FOMA だったが、このコンパクト・ブラウザによる快適な Mobile 環境からの Web Browsing は、非常にメリットの高いおまけ、だった。

4月から発売になる、Air H" Phone でも NetFront ブラウザが装備されるが、こちらは V2.0 とのこと。FOMA の方が進んでいる。

FOMA の 384Kbps の通信スピード + CSS や JavaScript にも対応する FOMA 版NetFront V3.0 の組み合わせは、実際に使ってみるとその威力がわかる。Air H" 128K + over 200 MHz PDA + NetFront V3.0 の組み合わせで Web Browse していたスピードの体感2-3倍の速度で、携帯電話に Asahi.com などのサイトがビュンと読み込まれるのはなかなか気持ちがいい。

MovableType で出来た Blog サイトも、Header 部分の表示など、少しおかしくなるところもあるが、大方読み込める。

勿論携帯電話利用故の限界、もある。それは、現状の FOMA では、メモリーが PDA などと比べると十分で無いので、Rich な Web Page は途中まで読み込んだところで、メモリー容量制限を越えてしまうこと。まあそれでも、かなりのところまで読み込めるので、常時持ち歩きの携帯電話端末からこなせる Web Browsing としては実用的と言える。ともかくも、全般に高速な動作は高く評価出来る。頻度高く見る Web を Short-cut で待ち受け画面下部に登録しておけば、当該アイコンをクリックするだけでその Page を見ることができるのも便利な機能だ。

しかし、重要なことを忘れてはいけない。FOMA の通信は、Air H" などと違って Packet 課金。iMode よりは安いパケット料金設定とはいえ、こんなにビュンビュン Web Site を読み込んだら、請求はいったいいくらになることやら。DoCoMo からの請求書を見るのが怖い今日このごろ。

Posted by minami at 07:01 PM
3 16, 2003
Rboard for Keitai

eGadget 系の話が続いて、興味の無い方には食傷気味かもしれないが、またもやニッチ eGadget の話題。Reudo 社の携帯電話用 Keyboard、RBoard for Keitai を入手した。一応現物を見て触ってから入手したい、と思ったので、オンラインショップは使わず、新宿や秋葉原のあちこちの店で聞いてみるが、「そんな製品の入荷予定はありません」が一般的な回答で、入荷予定の店を運良く見つけても「いつ入荷するかは、わかりませんねぇ」という店員の説明に終始。結局発見したのは、秋葉原の中央通り沿いのソフマップの店頭だった。商品情報をネットで知ってから、約1ヶ月以上後の成果。ここは、商品展示もしていて、試用することも可能だった。携帯電話用のフルキーボード。テンキーでブラインドタッチ(若年世代の先進ユーザーはポケットの中でメールを打てるらしい。)出来るユーザーには笑われてしまいそうな商品だが、思いの他良く出来ていて、結局購入。価格は8000円弱。携帯にキーボードが接続出来ると、何がどう便利なのか。

日本製のキーボードということで、携帯専用に作りこんでいる為、細部まで良く仕上げてあるという印象。外装はゴムとプラスチックの中間位の質感で、すべりにくい素材が使われている。商品のシリアル番号は、「000116」(!)うーん、ニッチ商品なのだろう、やはり。

Panasonic の DoCoMo 端末は、他メーカー端末と比較すると、コネクタ部分の形状が180度ひっくり返っている。ここもちゃんと配慮されていて、同梱の小さなプラス・ドライバーでキーボード側のコネクタのカバーをあけて、反転させることが出来る。さすが新潟の携帯商品メーカー、芸が細かい。

DoCoMo の端末それぞれのメーカーを自動認識し、キーコンフィギュレーションが変わるため、キーボード側にも、水銀電池が3個ほど必要となるが、うまくキーボードの端に隠される設計になっている。キーストロークもかなり深く、PC のキーボードに近いタッチで使える。Fn キーとの併用で、@docomo.ne.jp / @ezweb.ne.jp / @jp-t.ne.jp といった各キャリアごとのメールアドレス部分や自分の端末の携帯電話番号が自動インプットされたり、と、各所に細かい携帯電話ユーザー向けの配慮がある点には関心させられる。

移動中の文字入力は携帯電話のテンキーから行えば良いが、机のあるところではこのキーボードが威力を発揮する。テンキー・ブラインド・タッチが出来ない世代には、RBoard による高速入力の恩恵は、十分あるだろう。出先でのちょっとしたメール作成・送信も、このキーボードがあれば、ストレス無くこなすことが可能となる。

惜しむらくは、FOMA 端末にはまだ対応していないところ。しかしだからこそ、こういう対応周辺機器の多い PDC 端末を、FOMA と併用できるデュアルネットワークサービスを使う意味があるのかもしれない。FOMA の良いところ、PDC の良いところ、それぞれを使うシーンで切り替えれば良い。2台の携帯端末を持ち歩く不便はあるが、携帯端末は、Note PC などに比べたらずっと軽いので、2台でもたいしたことは無い。そう割り切って、しばらくこのキーボードと、2台の携帯電話を使い込んでみよう。

ひとつ発見は、FOMA P2102V と PDC P504iS 端末間では、赤外線によるデータ通信が可能であったこと。同じメーカー品であるからだろうが、アドレス帳やメモ、メールのドラフトなどを送受信することが可能だ。(iShot の JPEG 写真は残念ながら転送出来なかったが。)P ユーザーで両刀使いを検討している方への、ニッチな御参考情報。

Posted by minami at 11:25 PM
3 15, 2003
CLIE TG50 のバランス感覚

前の Entry で話題にした、CLIE PEG-TG50 が、本日予定通り発売された。最近 Sony の新型 CLIE は度々発売延期になることが多かったが、本機は無事にリリース。CLIE T Series のスリムで優美なメタリック・フォルムを継承しつつ、200 MHz プロセッサで武装した。ビジネス・ユーザーをターゲットにしながら、身上はやはり "Personal Entertainment Organizer"。音楽再生機能や Bluetooth を使ったネットワーク・オセロソフトの同梱など、アソビゴコロあふれるパッケージになっている。当方も結局、カメラ起動が遅く重い NZ-90 の継続利用をあきらめ(というか、最初から TG-50 が出ることを知っていたら NZ-90 には行かなかったのだが...言い訳。)、TG-50 にスイッチすることを決めた。この新しい CLIE は、とてもバランスが良く、気品がある。

NZ-90 も、全ての必要な機能が詰まった意欲あふれる機種だったが、気軽に使いたいはずのカメラ起動が遅かったり、カメラユニットを上部にむりやり収めたので通信カードが下部に付く形になったり、300グラム近い重量になったりと、多機能化したが故の問題点も多く抱えていた。

PDA とは、毎日使うデジタルの道具。パーソナルデータを収納・閲覧する機能が一番大切。それが故に、利用する上での気軽さも継続使用を行う上での重要な要素だ。

毎日身につけていて邪魔でない形状・重量か。電池の持ちはそこそこ良いか。必要なデータにたどりつくまでのスピードはどうか。TG-50 は、スリムで軽い筐体、CLIE Palm OS5 対応機の中では最長(通常使用で11日間)の電池の持ち、キーボードによるクイックな操作で、そうした要請に応えている。

中でも、キーボードの作りは、これまでのハイエンド・クリエの中でも非常に良い出来だ。残念ながら今回も数字キーボードは独立キーにはならなかったが、ブルーとオレンジのキーとの同時押しで記号や数字を打てる様にするなど、工夫が多い。キーボードは本機で初めてバックライトがついたので、暗めのカンファレンス会場内でのメモ入力なども、これで可能となる。

NZ-90 で高い評価だった画像 Viewer の Picsel Viewer が、本機からは ROM 内蔵アプリになった点も見逃せない。DocumentsToGo も便利なソフトだったが、Picsel Viewer ほどの対応ファイルフォーマットの広範さや、軽快な操作感は無かった。ソニーもこのソフトはかなり気に入っているのだろう。NZ-90 に比べて半分ほどの面積になってしまった液晶画面だが、このソフトがあるとそれでも有効に活用出来てしまう。

カメラ内蔵はあきらめるとして、NZ-90 や NX-70V と比較した一番の違いは、通信を行うには別売りの通信アダプターを利用する必要がある点。数世代経つとこの薄さの中に Air H"や WiFi が内蔵されたりするのだろうが、現時点では贅沢は言えない。Bluetooth を使う手はあるが、実効通信速度や電池消費の問題もあり、本端末の場合は通信手段は別に用意した方がいいのかもしれない。そう割り切っても、機能美があるので、許せてしまう端末でもある。

CLIE のキーボードの基本は、Holding し、両手の親指での操作になる。机の上に置いた場合は、人差し指二本などでもいけるが、この操作で OK な方には、買い、の Palm 端末である。CPU パワーがアップし、アプリケーションも充実して、従来の T Series の価格を据え置いた本機は、バランス良く完成されている。

個人的に残念だったのは、本機とは直接関係無いが、米国 Sunnyvale の Fry's で定価の約半額で購入した、Fossil 社製の Wrist PDA なる Palm OS 内蔵腕時計端末とのシンクロが、何故か Date Book だけうまくいかないこと。Palm OS 5 との相性の問題か、日本語ソフトとの相性か...これが出来ると、Palm のデータを全て腕に収めることが出来たのだが。夏までには発売されるという、次の Wrist PDA に期待しよう。こちらはタッチ液晶で、時計のバンドに隠したスタイラスで、グラフィティ入力まで出来てしまうらしい。ジェームズボンドの映画からそのまま出てきた様な eGadget だ。

Posted by minami at 10:05 PM
P2102V と P504iS デュアル利用

新宿ではヨドバシでも、ビックカメラでも発売初日から売り切れ。FOMA P2102 V は、独自の動画撮影スタイルのせいか、かなりの人気だった。近所の DoCoMo 直営店でやっと在庫を発見、これまで使って来た P504iS PDC 端末との二刀流の携帯通信生活が始まった。

FOMA でも、通信可能エリアのカバレッジはかなり上がって来ているものの、PDC のネットワークの広さにはまだ及ばない。それを埋める仕掛けが、デュアルネットワークサービス。月々300円の追加料金で、FOMA と PDC 端末双方を簡単な操作で切り替えて使える。メールが PDC 側では自動受信できなくなる等の制約はあるが、FOMA への切り替えで悩む PDC ユーザーには手軽なサービスだ。地方への出張やビル内など、通信カバレッジに不安があるときには PDC 端末も持っていると保険になるし、軽量で持ち運びがラクな PDC 端末は、休日専用として使う手もある。FOMA と mova は異なる方向に機能発展しているところがあり、それぞれの進化を確かめられるという点でも有益なサービスだ。今後は FOMA - PDC の自動切換えが1台で可能な端末も出てくるが、それまではデュアルネットワークサービスでつなぐことになるのだろう。さて、P2102V の第一印象やいかに。第三世代ネットワークは、恩恵をもたらしてくれるのだろうか。


極薄端末の P504iS を愛用してきていたので、大柄に見えてしまう P2102V だが、これまでのデカイ、重い、という印象が強かった FOMA 端末の中ではスリムな出来。大きさは、ほぼ普通の二つ折り携帯電話サイズになった、と言える。

メニューの構成は、P series の流れをくんでいるが、二階層目以降はアイコンがなくなってしまい、やや使いにくい。ただ、P Series を使い続けて来たユーザーであれば、数時間で慣れる。最大384kbps の通信スピードのおかげで、iMode メニューへのアクセスはらくらく。iAppli や着メロのダウンロードも、ほんの一瞬で完了してしまうのには、第三世代の力を感じる。一方で、PDC では安定していた iMode の通信が、家の中から時々理由不明でつながらない事もあった。これは屋内通信では頻発する現象なのか、今後使い続けて確かめることにしたい。

そして、P2102V の最大のウリである、動画撮影機能をチェック。デフォルトではメールに添付するサイズで撮影終了する様になっているが、設定を変えると SD メモリの容量の範囲で、無制限に動画を撮影可能となる。液晶部分をヒンジを軸に90度回転させ、側面部分にあるレンズのスライドカバーを押し下げると、瞬時に撮影可能状態となる。(このあたりは、起動に8秒もかかる SONY CLIE NZ-90 にも良く学習してもらいたいところだ。携帯端末のカメラは、起動の速さが命。)

レンズの反対側の部分に、ズームレバーと REC を兼ねたボタンがあって、非常に操作性が良い。ズームもデジタルズームだが、スムーズに動作する。重いデジタルビデオカメラを持って行きたく無い小旅行には、これ一台で良いかもしれない。動画撮影機能は、なかなかの合格点。

一方、CMOS 故か、静止画の仕上がりは今ひとつ。家の中の撮影など暗い処ではかなりノイズが目立つ。スナップと割り切るにしても、静止画カメラの出来は、11万画素ながらも CCD を採用した P504iS に軍配が上がる。Moblog 静止画カメラとしては、P504iS がもうしばらく活躍することになるだろう。

面白かった機能としては、よくかける電話やメールの相手先や、良く使う iAppli などのショートカット・アイコンを、起動メニュー画面(PC に習ってデスクトップ、と Panasonic では呼んでいる。)下部に配置出来る機能。深いメニュー階層をたぐったり、面倒な電話帳検索をしなくて済むので、これは良いアイディアだ。

SD Card が利用出来るので、撮影した画像は簡単にパソコンにコピー可能。PDC 端末では、Memory カードを利用できる機種がまだ少ないので、この点でも本機を PDC 端末と併用する価値があるかもしれない。(メモリー対応していると、将来本機を電話としては利用しなくなっても、デジタルビデオカメラ専用機として使える様になる点も見逃せない。)

電池の持ちや、本機種自慢のテレビ電話の機能評価は、今後使い込みながら、また御報告するとしよう。せっかくのテレビ電話利用可能端末ながら、それを使える相手が殆どまだ居ない、というのが FOMA が未普及で残念なところ。

最近教えてもらったのだが、24時間、誰からのテレビ電話コールでも受けた、こんな実験も行われていたとのこと。逆に言えば、ここまでやらないと、現状は携帯テレビ電話の相手を探すことが出来ないのだ。P2102V はこれまでの FOMA 端末以上にハードウェア的魅力を備えているので、普及の起爆剤になると期待したい。

Posted by minami at 08:22 PM
3 11, 2003
Blogging Goes Mainstream - by CNN.com

ふう、Bay Area から戻りました。移動続きで、久しぶりの Blog。Scripting News を見ると、CNN に Blog の記事が。記事中の、"Content Darwinism" という表現が、面白い。

If Google were to introduce a more effective search tool, the best bloggers might be easier to find, helping them emerge as influential trendsetters and shape public opinion -- roles traditionally filled by mass media.

Cleveland describes this as "content Darwinism," a process that will push the most compelling news and views to the blogging forefront.

Posted by minami at 05:45 PM
3 04, 2003
Sony CLIE TG-50

Clie TG50.jpgこ、これはいいかも。というか、4万円という価格設定からも、間違いなくヒット商品になるでしょう。ソニーから3月15日発売の、CLIE TG-50。NZ-90 の、起動が遅い200万画素デジカメ機能が必要なくて、薄い筐体の方が良くて、Bluetooth 対応携帯電話 or PHS を持っている人には素晴らしい端末、ですね。これで Air H" をそのまま本体に挿せる仕様になっていたりすると、文句なしだったのですが、Air H"利用には別売アダプターが必要。NZ-90 には、SuiCa の残高を表示する機能がある。(でも、高機能なデジカメとか、Picsel Viewer の非常に高速な画像表示デモを見せたあとで、SuiCa を読める機能のウケが一番良いという事実には、なんとなく投資リターンの観点から不合理さを感じざるを得ない部分も...。「TG-50 出るなら、こちらの方で良かった。」とふと思ってしまう NZ-90 ユーザーも多いことでしょう。)

しかし冷静な自分に戻ると、ソニーからこれほど高機能な Palm OS 端末が立て続けに出ると、CLIE が Palm OS 事実上の標準プラットフォームとなってしまいますね。

米国では Samsung がこんな Palm OS ベースの携帯電話と PDA の複合端末を出していて、日本でもスリムな携帯電話との融合端末が出るのも、時間の問題でしょうけれど。

Posted by minami at 04:09 PM
3 03, 2003
Joi's Dinner Party in Palo Alto


Photos from Zibibbo (Palo alto, California) party tonight. It was like a live-blogging party in Silicon Valley. Everybody there has been sending realtime-ping each other. Hope that interesting new relationships were built from this party.

















Posted by minami at 05:33 PM
3 01, 2003
Microsoft が次の FrontPage に Blog 機能を付加?

Scripting News、Dave の Blog から。確定的な内容では無いが気になる記事だ。Dave は、Blogger の API や RSS 2.0、MetaWeblog API を大手も Support するべき、と訴えている。大手が Dave 他のBlog Tool Provider の声に、創造的に耳を傾けるかどうか、が今後の Blog Tool 市場の趨勢を決定づけるかもしれない。Evan と Dave の間で行われて来た Blog API に関する論点は、Google に Blogger が買収され、Dave も Harvard Law Schoolのフェローとなる事が決まり、 Microsoft 等大手企業が Blog Tool 市場への参入をちらつかせて始めたことで、微妙に変化しつつある。

On Wednesday last week at a meeting unrelated to weblogs, a Microsoft exec let it slip casually (heh) that the next version of FrontPage does blogging.

Posted by minami at 09:54 PM
Red Herring 廃刊へ

Red herring latest issue.gif米国 Venture Capital ・ IT 業界の象徴的な雑誌、Red Herring が、会社の売却先が見つからず廃刊に追い込まれた、と EVEHEAD で知った。時代はうねりながら、激しく流れて行く。地力のある強きものが残り、バブルは流されて行く。DNA がもっともインテリジェントに出来ている種だけが残るとは限らない。予測し難い強烈な環境変化にでも、常に柔軟に対応出来る種が、次の Generation に残るのだろう、ダーウィンが言う通り。

それにしても、日本の姉妹雑誌、 Loop(ダイヤモンド刊)はどうするのだろうか。

Posted by minami at 06:39 PM