3 31, 2003
FOMA P2102V でモバイル・テレビ電話

本日やっと、FOMA P2102V でモバイル・テレビ電話を初体験。購入してから約半月が経過した、テレビ電話機能がウリの P2102V だったが、同僚の栗山君が FOMA をアップグレードしたので、ようやく社内でのテストが可能となった。(しかし、本日気付くと会社関係者でさらに二人 P2102V 保有者が居ることも発覚。FOMA は着実に普及中!?。)

テレビ電話を行うのは非常に簡単。液晶の上と側面に合計二つあるカメラのうちひとつを撮影可能状態にして、相手端末の通常の携帯電話番号を入力、通話開始時に、いつも使う音声通話ボタンでは無く、端末左下方に設定されているテレビ電話開始ボタンを押すだけで良い。相手の端末とつながると、数秒後に液晶画面右下方に自分の顔がライブ表示され、ワンテンポ遅れて、相手側の動画像が液晶画面に現れる。

Face to face の距離で、相手を見ながらの携帯テレビ通話実験だったが、その映像のクオリティにびっくり。時々は画面上にブロック・ノイズが出ることもあったが、非常にスムーズな表示の動画像。これまでのテレビ電話にありがちだったカクカクとしたコマ落ちの不自然な画像ではなく、自然なリアルタイム・ライブ・カメラを通じて相手の表情の変化を見ることが出来る。

リアルタイム、といっても、現在の通信回線スピードやエンコード・デコードの能力の問題で、カンペキな即時、では勿論無い。通信相手がすぐ近くにいる環境でのテストだったので Delay も実測出来た。通信コンディションによるのかもしれないが、実際に動画像を送ってから相手端末に表示されるまで、約1秒弱の映像遅れはある。(送信端末側で、会話開始時に故意に大きく口あけた瞬間を目視し確認、その画像が映像受信側の端末側にどれ位で反映されるかを計ってみたもの。)この様な動画像伝達における Delay はありながらも、十分実用に耐える範囲内の遅延であると感じた。

今回の実験では利用しなかったが、送信された相手の画像を動画メモとして20秒間 x 2 file まで保存する機能もある。通常のデジタル・ビデオ・カメラの様に液晶画面を90度の角度にして撮影しながらでもテレビ電話が出来るので、この場合には携帯電話ムービー・カメラ利用の即席報道カメラマンになることも出来る。P2102V を利用した、携帯動画のリアルタイム・ストリーミングによる草の根ニュース放送局が、村上龍の小説の中だけの話では無く、実際に、誕生するかもしれないというリアリティが感じられるほどの、完成度の高い携帯テレビ電話端末だった。

今回のモバイル・テレビ通話体験は、期待以上の動画品質で刺激的だったが、こういう体験を「実験」などと表現してはもう、いけないのかもしれない。普通の生活で活用出来る道具としての第三世代通信インフラは、整備されつつある。P2102V が早々に売り切れになった理由は、FOMA 既存ユーザーが格安のアップグレードプランに飛びついたことや、デジタル・ムービー・カメラとしての斬新なデザインの魅力もあるのだろうが、テレビ電話機能の実用性の高さから、複数台をまとめて買ったケースも多いのかもしれない。そう思わせる、魅力的な端末だ。

FOMA の通信可能地域のカバレッジとしては、先週末に千葉の外房を訪れた時、やはり PDC しか使えない地域がかなりあってデュアルネットワーク・サービスに入っておくべき必要性を再度感じたが、FOMA / PDC を同時並行的に利用可能な環境は、月間300円でレガシー・ネットワーク利用の保険もかけつつ近未来の通信環境を先取りできるので、なかなか快適。オススメです。

Posted by minami at 3 31, 2003 11:23 PM