3 15, 2003
P2102V と P504iS デュアル利用

新宿ではヨドバシでも、ビックカメラでも発売初日から売り切れ。FOMA P2102 V は、独自の動画撮影スタイルのせいか、かなりの人気だった。近所の DoCoMo 直営店でやっと在庫を発見、これまで使って来た P504iS PDC 端末との二刀流の携帯通信生活が始まった。

FOMA でも、通信可能エリアのカバレッジはかなり上がって来ているものの、PDC のネットワークの広さにはまだ及ばない。それを埋める仕掛けが、デュアルネットワークサービス。月々300円の追加料金で、FOMA と PDC 端末双方を簡単な操作で切り替えて使える。メールが PDC 側では自動受信できなくなる等の制約はあるが、FOMA への切り替えで悩む PDC ユーザーには手軽なサービスだ。地方への出張やビル内など、通信カバレッジに不安があるときには PDC 端末も持っていると保険になるし、軽量で持ち運びがラクな PDC 端末は、休日専用として使う手もある。FOMA と mova は異なる方向に機能発展しているところがあり、それぞれの進化を確かめられるという点でも有益なサービスだ。今後は FOMA - PDC の自動切換えが1台で可能な端末も出てくるが、それまではデュアルネットワークサービスでつなぐことになるのだろう。さて、P2102V の第一印象やいかに。第三世代ネットワークは、恩恵をもたらしてくれるのだろうか。


極薄端末の P504iS を愛用してきていたので、大柄に見えてしまう P2102V だが、これまでのデカイ、重い、という印象が強かった FOMA 端末の中ではスリムな出来。大きさは、ほぼ普通の二つ折り携帯電話サイズになった、と言える。

メニューの構成は、P series の流れをくんでいるが、二階層目以降はアイコンがなくなってしまい、やや使いにくい。ただ、P Series を使い続けて来たユーザーであれば、数時間で慣れる。最大384kbps の通信スピードのおかげで、iMode メニューへのアクセスはらくらく。iAppli や着メロのダウンロードも、ほんの一瞬で完了してしまうのには、第三世代の力を感じる。一方で、PDC では安定していた iMode の通信が、家の中から時々理由不明でつながらない事もあった。これは屋内通信では頻発する現象なのか、今後使い続けて確かめることにしたい。

そして、P2102V の最大のウリである、動画撮影機能をチェック。デフォルトではメールに添付するサイズで撮影終了する様になっているが、設定を変えると SD メモリの容量の範囲で、無制限に動画を撮影可能となる。液晶部分をヒンジを軸に90度回転させ、側面部分にあるレンズのスライドカバーを押し下げると、瞬時に撮影可能状態となる。(このあたりは、起動に8秒もかかる SONY CLIE NZ-90 にも良く学習してもらいたいところだ。携帯端末のカメラは、起動の速さが命。)

レンズの反対側の部分に、ズームレバーと REC を兼ねたボタンがあって、非常に操作性が良い。ズームもデジタルズームだが、スムーズに動作する。重いデジタルビデオカメラを持って行きたく無い小旅行には、これ一台で良いかもしれない。動画撮影機能は、なかなかの合格点。

一方、CMOS 故か、静止画の仕上がりは今ひとつ。家の中の撮影など暗い処ではかなりノイズが目立つ。スナップと割り切るにしても、静止画カメラの出来は、11万画素ながらも CCD を採用した P504iS に軍配が上がる。Moblog 静止画カメラとしては、P504iS がもうしばらく活躍することになるだろう。

面白かった機能としては、よくかける電話やメールの相手先や、良く使う iAppli などのショートカット・アイコンを、起動メニュー画面(PC に習ってデスクトップ、と Panasonic では呼んでいる。)下部に配置出来る機能。深いメニュー階層をたぐったり、面倒な電話帳検索をしなくて済むので、これは良いアイディアだ。

SD Card が利用出来るので、撮影した画像は簡単にパソコンにコピー可能。PDC 端末では、Memory カードを利用できる機種がまだ少ないので、この点でも本機を PDC 端末と併用する価値があるかもしれない。(メモリー対応していると、将来本機を電話としては利用しなくなっても、デジタルビデオカメラ専用機として使える様になる点も見逃せない。)

電池の持ちや、本機種自慢のテレビ電話の機能評価は、今後使い込みながら、また御報告するとしよう。せっかくのテレビ電話利用可能端末ながら、それを使える相手が殆どまだ居ない、というのが FOMA が未普及で残念なところ。

最近教えてもらったのだが、24時間、誰からのテレビ電話コールでも受けた、こんな実験も行われていたとのこと。逆に言えば、ここまでやらないと、現状は携帯テレビ電話の相手を探すことが出来ないのだ。P2102V はこれまでの FOMA 端末以上にハードウェア的魅力を備えているので、普及の起爆剤になると期待したい。

Posted by minami at 3 15, 2003 08:22 PM