赤坂界隈には人気レストランが多いが、一番予約をとりにくい場所がここ、NINJA AKASAKA。赤坂東急プラザの一階、外堀通りと 246 の交差点近くにあるこの店は、大人の為のエンタメ・レストランとして不況の今も盛況が続いている。2001年11月にオープンしてから約1年半。3-4回予約を試みたが、いつも直前にトライしていたせいか、満席続きだった。
今回カリフォルニアからの客人があったので、ちょっと早めに予約、席を確保出来た。外堀通りに面した秘密の入口からして、隠れ家風。和食をモチーフとした、フュージョン風ヘルシー・メニューやいかに。いざ、潜入。
入口のどんでん返し裏から現れた、イケメン風の忍者に案内されるままに、天井の低い長く暗い廊下を足早に奥へ。地価の高い赤坂のビル内にこんなに空間があるのか?と思える長さ。途中、川を渡る梯子が壊れた場所に遭遇するも、秘密の橋を下ろしてくれるので無事通過。岩屋の様な忍者の隠れ里風の店内に辿り着く。
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小さな池のある、個室風の部屋に通されると、今度は巻物を持った「くノ一」ウェイトレスがやってくる。巻物をささっと広げると、それがメニュー。くノ一は折り紙の手裏剣や兜を繰り出したり、色々と技を習得している。カリフォルニアのお客様は、料理が出てくる前から既に御満悦。
Disneyland と同じで、これだけ内装や演出にお金をかけていると、料理はたいしたことがなかろう、と勝手に思っていたが、これが間違い。料理にも様々な忍法が発揮されている。懐石を現代風にアレンジした様な和をベースとするフュージョン料理は、新鮮な刺身のサラダや前菜など、デコレーションも美しく、ヘルシーで、味も良い。
しばらくすると、店の一番人気料理、「名物灼熱投石鍋葉隠之術」がやってくる。木桶の中のスープに、数種類の野菜や豚肉をくノ一が刻んで入れて行く。そして、スープの中に、灼熱の石を投入。ふたをしているとすぐに、美味しいスープが完成。くノ一によると、重い灼熱石と木桶一式を客室まで運ぶ体力トレーニングと、スープ完成前に豊富な具の中から石を取り除くところに、忍術のトレーニングが必要らしい。
食事中、突然背面のふすまが開き、赤影の様なマスク(と表現しても同年代にしかわからないか。)で顔を隠した上級忍者が現れた。上級忍者とは、忍法の達人。「え、それって手品を見せてくれるんでしょ?」と聞いても、「いや、忍法でござる。」上級忍者は頑固だ。二つあるコースから、「サプライズ・バージョン」を選ぶと、繰り出される驚嘆手品の数々。実は当方もちょっと忍法、もとい、手品の心得はあるのだが、そういう目から見てもなかなかのセミプロ・マジックの数々。非常に手際が良く、話術が巧妙だ。写真の通り、「華麗」な手品を見せると、「カレーライス」の模型が現れたりする。このあたりはあまり詳しく説明しないので、是非訪れて体験して頂き度い。上級忍者は、忍法披露の対価をせしめるとすぐに、サッと部屋から消えて行った。
メニューの最後は、NINJA AKASAKA スペシャルの美しいデザート。チョコレートで出来た兜、ホワイト・クリームで演出された白鳥、なかなか手がこんでいる。圧巻はこの、盆栽を模したアイスクリーム。枝はクッキー、土はチョコレート・アイス。デザートにも十分、シェフの忍法が発揮されていた。
この忍法の数々に、参加者全員満足して、くノ一に案内されて外へ出る。苦労して潜入した店内だったが、出る時は意外にあっさり。店の前では一同、くノ一に指導を受けて、忍者のポーズで記念撮影。
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くノ一にはお礼として、カリフォルニアのお客様が、米国忍法、桜頭の術を最後には披露。MusicBrainz の Robert は、これまでにも P2P 頭の術、Linux ペンギンの術など、忍者顔負けの髪型忍法を習得していて、米国の IT 系カンファレンスでいつも参加者の注目を浴びている。E Music 在籍時、同社広告にもなったこの髪形は、シリコンバレーの 101 沿いの大きな看板にもなっていたので、御記憶の方も多いかもしれない。
忍者の隠れ家を後にして、ふと振り返ると、忍者達は最後の忍法、「Good Luck! また来てね」の術を披露してくれていた。うーん、赤坂の忍者は、芸が細かい。ということで、外国のお客様が来た時には、この店はかなり良いですね。オススメです。
28日の19:30から3人予約したいのですが、席まで来てくれる忍者はいらっしゃいますか?前回お伺いしたときにはチップ千円で色々やっていただき、大変楽しかったです、店員のかたの接客も最高でした、ぜひまたお伺いしたいのですがどうでしょうか?
宜しくお願いいたします。
席まで来て手品の数々を披露してくれる、上級忍者は健在です。必ず来てくれると思いますよ。
店員の方とのやりとりが面白いのは、後で店員さんたちに聞いてみると、役者を目指している様なユニークな方が多いからなんですね。レストラン・エンターティメントと言っていいのだと思います。
Posted by: minami on 2003年05月24日 01:44