Chika さんの Blog のおかげで、アルジャジーラの英語版の Page がわかったので、しばらく内容を読んで見た。さすがにアラビア語のメイン・サイトのページをすべて英語化している訳ではないが、中東諸国側の考え方がわかる様で興味深い。ハッカーの攻撃にあった後で、一時的なサイトとしてこれを復活させている。
ただ英語版には、先日アラビア語本サイトにリンクされていた様な、戦争の悲惨さをダイレクトに伝え、見る者全てにショックを与える様な写真は、殆ど載っていない。米軍司令部を国内に置くことを許しながらアルジャジーラにも出資をしていると報じられるカタール首長が、米国に配慮しすぎているのだろうか。こうした点がイラクにも嫌われたのか、イラク寄りの報道をしてきていたと信じられていたアルジャジーラ記者がここに来て、イラク政府に国外退去を命じられている。米国・イラク、双方によるメディア規制が強まる中、ネットは、Blog は、どんな役割を果たしているのだろう。
アルジャジーラ英語ページにも、多くの Blog やメディアで有名になった、バグダット居住者による、BlogSpot を利用し書き綴っていた War Blog に就いて、記事が載っている。この Blog の更新自体は、Internet が通じなくなったのか、バグダットから作者が避難中なのか、24日で更新が止まってしまっている。バグダッド市内の状態をリアルタイムに、報道統制にかからず伝えたこの Blog を、出来るだけ多くの人に読んでもらえる様、Blogger と Google は、BlogSpot の特別な Mirror サイトを立ち上げた。
アルジャジーラの記事でも触れられているが、この Blog の左肩に、こんな引用が載っている。
"the West won the world not by the superiority of its ideas or values or religion but rather by its superiority in applying organized violence. Westerners often forget this fact, non-Westerners never do."
そう、戦争は結局、どんなに理屈を並べ立てたとしても、"Organized Violence" でしかない。そして、この Violence を如実に、赤裸々に伝えるデータは、報道統制という名のもとに葬り去られるべきでは無い。
フセイン政権下のイラクは、携帯電話の利用さえ許されていなかったというが、カメラ付き携帯が今後さらに世界市場で普及すると、今回なされている様な報道統制はほぼ有名無実化するだろう。市民全てが事件の目撃者となり、リアルタイムに映像をインターネットにアップロードする事が可能となる。そして一度ネットワークに放たれた映像は、どんなに規制をかけても、様々な形でコピーされ、継承され、アーカイブされることになる。その動きは、いかなる政府にも止めることは出来ない。
アルジャジーラ本サイトの切れたリンクの先にあった写真も、英国の Muslim Association のページなど、インターネット上に既に拡散しているのをその後発見した。これが、戦争の真実の姿だ。目をそむけてはならない。そしてその真実の拡散は、もう誰にも止められない。
Posted by minami at 4 04, 2003 10:18 PM | TrackBackアルジャジーラ他のイラク戦争の市民被害の写真を Copy 掲載していた英国 Muslim Association のページが、6日午後、アクセス不能になった。ふーむ。
今度はこちらを見てもらうしか、ないか。それにしても、こうしてリンクがひとつひとつ消えて行くのは、DoS 攻撃などによるものなのだろうか。
米国Yahoo に掲載された戦争を美化する様な写真には、辟易するところもあるが、それぞれが、それぞれの主張を伝えていて、それぞれの意図の延長にある真実なのだろう。判断は見るものに、委ねられる。
Posted by: minami on 2003年04月06日 18:27英国 Muslim Association のサイトは、7日になって復活した。ハッカーによる書き換え攻撃などにあって、それを復旧していたのだろうか。詳細はわからない。
アカマイは、アルジャジーラ・サイトに対するサービスを停止。
http://news.com.com/1200-1035-995546.html
ちなみに、アカマイの CTO は、一昨年9月11日の、世界貿易センターに突っ込んだハイジャック機で死亡している。それと直接の関係があるわけでもないのだろうが...
Posted by: minami on 2003年04月07日 10:08