5 12, 2003
ラーメニストが集う店、神田の八島

ラーメニスト toniyan の道先案内を得て、seki さん、wyuki さんととともに、神田の八島へ。神田の B 級グルメはあちこち知っているつもりの自分だったが、素晴らしい店を見逃していた事を実感した。ラーメニスト、とにやんのほとばしるラーメン学に耳を傾けながら、老酒の女児紅を味わっていると、次々と繰り出される美味しいおつまみ。シナチクも、チャーシュウも、クラゲも、棒棒鳥も、それぞれに良い味付けだ。そして、シメのラーメンのベースとなる塩は、東京から南にはるばる358キロの洋上にある、青ヶ島から運ばれてくる。

とにやんによると、この店はラーメン好きのツウが集まる店とのこと。と店内で話していると、とにやんがメールを通じて知人になったという、年配のラーメニストが隣のテーブルに陣取った。最初は比較的すいていた店内も、やがてラーメニストっぽい雰囲気を漂わせるラーメン・ツウで、カウンターも、テーブルも一杯に。

どこにでもあるラーメン屋的風情の店内は、自分が住んでいる町の一角にあるラーメン屋で飲んでいる様な郷愁を何故か感じさせる。身重のおかみさんが、カウンター越しに、魂をこめて力強く湯切りし、作ってくれるラーメンのベースとなる塩は、伊豆諸島最南端、青ヶ島から運ばれてくるという。おつまみの冷やしトマトにまぶされた、岩塩を砕いた様なその塩をなめると、しょっぱさがきつくない、まろやかな味。おお、これが青ヶ島特産の、「ひんぎゃの塩」、か。人口わずかに200人強、6平方キロの小さな島からやってきたこの塩は、八島のラーメンの味の縁の下の力持ちだ。

メニューを埋め尽くすおつまみの数々を食べつくして、さあ、いよいよラーメン。ここの名物は、やはりこの塩がベースとなった塩ラーメン。特に、エビ塩ワンタンメンが人気の様だ。自分は何故かきまぐれで普通のしょうゆラーメンを頼んでしまうが、やはりここは塩ラーメンを頂き度い。しょうゆラーメンも肉ワンタンとからまってとても美味しいし、麺は細くて縮れ系、かなり自分の好みのラーメンに近く、十分満足だったが、試しにひとつ分けてもらったエビワンタンがぶりぶりとして美味であることと言ったら。筆舌に尽くし難し。

悔し紛れに、「ワタシは一生分エビは食べてしまったからね~、今日はしょうゆベースの肉ワンタンメンでいいんですよ、はっはっは。」と強気で通していたが、実は「次回来る時は絶対エビ塩ワンタンメンだ。」と固く心に誓った次第。ここに来る時はやはりデフォルトは塩ラーメン。経験豊富で舌が肥えているラーメニストのアドバイスには、素直に従った方が良い。

味わい深い老酒と、後味すっきりの美味しい塩ラーメンですっかり幸せ気分になると、ラーメニストを囲む話題は、いつしか eGadget に。ラーメン屋にいささか不釣合いな Vaio U が出てくるに至っては、牛さんもちょっと心配そう。やはり、ラーメン屋では、ラーメンに集中しよう。(写真提供・牛キャラのコピーライト : wyuki さん)

Posted by minami at 5 12, 2003 11:00 PM