October 17, 2002
Blog 中毒

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市場調査的に始めたはずの Blog が、いつしか自分の生活の一部分になっている。弊社社長や社員が Blog 中毒症状になっていくのをしばらく横目で見ていたが、自分で始めるとその中毒性の強さに気づく。まだあまりこのサイトでは Blog 独自の XML 的機能をフル活用していないので、Blog page の中のテキストやイメージが Object単位でインタラクションし、興味が共鳴し合う個人サイト間で、関係しあうトピックが文字や写真単位でリンクし合って、メッシュ状の Borderless Knowledge Network を Peer to peer 的な仕組みで加速度的に作り上げていく....その具体イメージを自分自身もまだ持ちきれないでいるかもしれない。こうした部分は、順次サイトの機能に追加して、体験しながら理解して行く事としよう。Blog とは、非常に動的で、ネットワーク特有の相互作用を強化した、Personal Productive Publishing tool であり、人類の英知を次世代につないで行く上での巨大ツール群に発展して行く可能性を秘めている。

と、固い話はさておき、Blog の導入から約10日間で、自分の中では何が変化したのか、備忘録的に記して置こう。数年後には Blog がある生活が当たり前になって、今感じる様な新鮮な面白さを持ち得ないかもしれないので。

某社社長や、その友達など、既に完全に Blog が生活の一部になって、身の回りにおこることをほぼリアルタイムに、かなりオープンに記していく、その領域には残念ながらまだ10日間では至っていない。

しかし、Blog を始めてから、普通の生活や仕事の中で、モノゴトの観察力、その背景に関する洞察力が高まりつつあるのを感じる。朝、会社まで迎賓館の横を歩いて秋が深まりつつある風景を眺めていても、仕事で複雑な話をしていても、八重洲の近くで抜群にうまいかきあげせいろそばを3枚食べながらBusiness Lunch をしていても、惜しくも引き分けとなったサッカー日本代表のジャマイカ戦を赤坂の中華料理屋で夕食をとりながら見ていても、主観的な視点と、それを見ている自分を外部からまた眺める記者的な複数の視点で、これまであまり気にもとめていなかった日常生活の事象を、詳細に観察していたりする。

そして、何気ない事柄の中に、ふと印象に残ることが見つかると、頭の中で Blog 画面のレイアウト・ツールが起動する。「ふむふむ、これをこの写角からデジカメ撮影して、こういう風に説明すると、わかり易いかもしれない...」そんな風に考えるのと、最近随時携行になってしまった Sony CyberShot U10 のレンズシャッターをスライドし撮影するスピードが、ほぼシンクし始めている。Sony は Visual Bookmark、として U10を宣伝しているが、Kuma にとってはすっかり Visual Blogger Shooter としてのツールと化している。

それにしても、面白いネタが見つかるたびに、頭の中で Blog 編集ツールを起動してしまうことを繰り返していると、いつしか見ているものの世界観が映画 Matrix の様になってしまうのは、中毒の一歩手前なのかもしれない。面白いこと、気になることは、すぐに頭の中でデジタル編集してしまっている。映画の主人公 Neo が Matrix としての能力に本格的に目覚め、敵の高速弾丸を自在によけることが出来る迄になった時、身の回りの構成物がすべて 0 と 1 のデジタル記号で出来ている事を見抜いてしまう...そんなシーンがあったが、感覚はそれに近い部分もあるのかもしれない....

おおっと、あぶないあぶない、Blog 中毒化の一歩手前だ。やはり世の中は全て0/1 で割り切れない。デジタルに変換できない、人間の Emotional な部分が、何でも一番大切だったりする。これをデジタルでメッシュ構造なネットの記憶媒体と組み合わせて、人間の情緒的判断部分を、デジタルの冷静で自動化された構造で補完することが出来ると、新しい仕掛けが出来る様にも思う。

個々人のいままで埋もれていたはずのオピニオンは、Blog Tool を通じて、ネット上で有機的にリンクされていく。その速度は、便利なツールが出現すればするほど、高まることになるのだろう。

日本人は、対面の Discussion が不得手で、行間を読ませることを好み、本音をなかなか言わない民族といわれてきた。しかし、Younger generation は、あきらかに強い自己主張を始めている。今は仲間内だけで、Closed におこなわれているそうした Opinion の交換を、より広い世界に引き出すツールとして、この Blog を位置づけていければとも思う。

などとまたまた固い考え方になってしまったが、自宅への帰り道、わざわざ人気ラーメン店の前を通るコースに通常の帰宅ルートを変更して、店の門構えのデジカメ写真を撮影している自分がいたりする。うーむ、ブログ中毒になりかけてきたのか....

Posted by minami at October 17, 2002 12:27 AM | TrackBack
Comments

こんにちは。Neoteny Bloggerに入れてもらっている武邑です。私も始めて3週間ですが、自分が伝えようとしている感覚が、minamiさんの言葉でより一層見えてきます。

「Blog とは、非常に動的で、ネットワーク特有の相互作用を強化した、Personal Productive Publishing tool であり、人類の英知を次世代につないで行く上での巨大ツール群に発展して行く可能性を秘めている。」

本当に同感です。大袈裟のようですが、実感しています。今後はBlogユーザーの浸透で、すべては急速に理解されていくのでは、と思っています。

私もほとんどBlog addictの状態です。これからよろしくお願いします。

Posted by: takemura on October 17, 2002 12:50 PM

武邑先生とはまだ実際に Face to face でお話ししたことが無く、今度是非いろいろ Blog の今後の発展形について議論をさせて頂き度いと思って居ります。いつも武邑先生の Blog は楽しく読ませて頂いて居ります。

「何故人間は記憶を外在化するのか」 という、先生の First Blog での問いかけに、当方もずっと考えるところがあったのですが、私の様な一社会人でも、自分の経験やオピニオンをリアルタイムに、時系列的に外在化させて、場合によっては近い将来により強力な Search Engine や Knowledge Archive System が登場することで、21世紀初頭の人類史を研究するための手がかりの一要素としてネットワークで記録されていく、そんな効果も多少はあるのかな、と思いつつあります。

また、自分ひとりで考えるとふくらまないアイディアも、刺激的で先端的なコメントを頂くことによって、Creative に発展させることが出来、これも Interaction の要素が強い Blog の楽しみのひとつですね。

今後とも色々御指導頂ければ幸甚です。

Posted by: minami on October 17, 2002 03:29 PM

私もblog中毒者です。
blogでネットワークが広がり、忙しさは2倍になりましたが、元気も2倍になりました。

minamiさんが武邑先生の言葉を昨日引用されていて、blogはお気に入りのカフェにお気に入りの人たちとおしゃべりしている感覚と言っていましたが、まさに的を得た表現だと思います。私はblogを説明するときに、私の家と言っています。いつも私はそこにいるからです。

これからもblogの中毒性について考えていきましょう。(笑)

Posted by: yuki on October 22, 2002 02:57 PM

いま、かなさんとblogについてしゃべっていて、思わず「blogさいこーっ」と叫んでしまいました。

南さん、これからの挨拶は「blog最高!」でいきましょう。(笑)

Posted by: yuki on October 22, 2002 09:12 PM

it's true

Posted by: sex oralny on January 23, 2005 10:36 AM
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