November 17, 2002
中野ブロードウェイへのいざない~魔物の棲む4階編

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不定期連載、第二回。中野ブロードウェイを見て歩く編は、いきなりショッピング・センター部では最上階の、4階、からスタート。普通は1階から順番に説明するもだが、中野在住の人間としては、この4階が妙に気になる場所。

1-3階の人の賑わいから隔絶された様な、夜になるとお化けでも出てきそうな、不思議な空間が、「サンダルで訪れたいショッピングセンター」、「趣味人の殿堂」中野ブロードウェイの4階に存在している理由とは何なのだろうか。

妖気にあふれた(?)その4階の謎にイキナリ、迫る。(って何だか、安っぽいTVのワイドショー的つかみ。)

ブロードウェイは構造上、1階は、JR中野駅北口のサンモール・アーケード街から続く人波で賑わい、次に人が多いのは3階。1階から、2階をパスしていきなり3階に直結しているエスカレーターが南・北端に2基ある為、人の導線は自然とこうなる。まんだらけも、メインの漫画古本店や買取店は、人が集まる3階に配置。

エスカレーター構造で取り残された様な2階は、それでも3階から降りてくる人が、下りのエスカレータは無いために階段を通じて必ず通らねばならない場所であること、また飲食店は2階に集中しているので、訪れる必然性は備えて居り、それなりの賑わいを見せる。

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問題は、今回特集する4階。3階から階段で昇らねばならないという面倒な場所配置が災いして、全くにぎあわない。そういう私も、ジモティながら4階には実は長いこと足を踏み入れず、高校生位になってやっと「コワイモノミタサ」で訪問したくらい、近くて遠い存在だったのだ。

一年中シャッターが下りている、階下の店の倉庫的に利用されている場所も多く、その他には小規模な法律事務所や、個人開業の医院など。そこで営業している小売店はまばら。新しい店が出来ても、人を呼べずすぐに閉店。それが長い間のブロードウェイ4階の姿だった。

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それを変えたのはやはり、拡大するまんだらけパワー。

古本が人気となってから、2階に玩具系の中古店や、プレミアム漫画本店を開店して後、2階では場所の拡大に限界があったのか、まんだらけの拡大戦略は4階へと向かった。

まんだらけ系列店の中でも、異彩を放つ「変や」。この店は、中野ブロードウェイの中では隠しだま的なオモシロ店なのだが、あえて今回シリーズの初めから御紹介。

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「変や」とは、文字通り変なものばかりを売る店。普通では手に入らない、ノスタルジックな商品の数々。まんだらけの営業方針の通り、ほとんどは中古品だが、簡単にはみつからないものばかり。店頭には、ニンジャ姿の不二家ぺこちゃん人形、こんなの誰が買うのだろう的な、サトウ製薬のサトちゃんの象の人形が各複数個陳列。価格を見ると、ヲヲ、サトちゃん人形はぼろぼろながら2万5千円、ニンジャぺこちゃんは8万円(!)。高いのか安いのか良くわからないが、ぺこちゃんファンには欲しいものなのだろうか。

トンネルの様な入口付近には、昔は郊外に行くと良くみかけた、金属の四角い小型看板シリーズが(ちなみにこのリンクは、本執筆関連で調べていたが、面白い。詳細。)。アース製薬、大塚のボンカレー、キンチョウの蚊取線香...この手の看板が目白押し。そして、蝋人形館かと見間違える様な、入口右手のホラ穴型陳列場所の奥には、ケンタッキー・フライドチキン店頭で見かけるカーネル・サンダースおじさん(45万円!!!ちなみに、実は日本オリジナルという立像のエピソードと、サイズはこちら。KFJ の Web も結構、マニアチックだ。)。

さらに奥に進むと、ジャンボマックスがケースの上にかたどられた、フジフィルムのフィルム販売用プラスチックが、これもかなりキズ入りにもかかわらず、4万5千円...ともかく、見ているだけで楽しくなる、昔博物館的な空間が、変やの中に広がっているのだ。(個人的には、この値段を出してまで、買いたいものは殆ど無いのだが、眺めるだけで楽しいので、時々足を運んでしまう。)4階の謎にあふれた空間には、この変や、は良く似合っている。以前みかけた、未開封の、茶色のカルピスソーダ瓶1万5千円、はショウケースから消えていた。年代もののワインでもないだろうに、あれを買ったカルピス・ファン(そんなのいるのか?)のお話は、是非伺ってみたいものだ。かなり Deep な趣味人、と言えるだろう。

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まんだらけは、それ以外にも、漫画古本販売以外の新しいオタク系店舗を、4階で実験的に展開している。漫画のキャラクター・カードを集めたショップや、漫画キャラクターの衣装(コスプレ)ショップ、大物漫画家の直筆の色紙などを売る漫画マニア向けのプレミアム・コレクターズ・ショップなどなど。4階はいまや、まんだらけの漫画ビジネスの R&D センターと化している。今は倉庫がわりになっている小規模店舗も、そのうちに皆まんだらけに変わり、新しい実験店舗に生まれ変わるのかも、しれない。

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そうした流れの中でも4階に残って行くのは、儲かっている階下の店舗の事務所と、まんだらけとは別路線の趣味人向け店舗ぐらいだろうか。宗教系の本や、予言本、UFO 本などばかりを集めた、精神世界系では日本一の品揃えという(?)古書店「大予言」(名前がすごい。)などは生き残るのだろうか。今後の動向が注目される。

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なんとなく暗くて、カビ臭い感じもあって、ブロードウェイに棲む魔物がいるとしたら、棲家はここだろうな、と思わせる様な、水木しげる漫画的雰囲気がまだ漂う4階。まんだらけの、年月をかけた進展は、この4階を新しい空間に変貌させて行くのだろうか。ジモティ的には、あまりオタク色に染まり過ぎて欲しくないな~、とも思いつつ、もう少し発展した4階になるにはまんだらけパワーが必要でもあるので、複雑な心境である。

さてさて、次回の不定期連載、ブロードウェイ第二弾は、どの階に注目するかな...

Posted by minami at November 17, 2002 12:24 PM | TrackBack
Comments

クヒー
ここいってみたいんだ最近いってない
おまけにぺこちゃん(ぽこちゃんかも?)
人形コレクターのぼくとしては20日にいきます


Posted by: mpm on November 17, 2002 03:23 PM

ペコちゃんファンの方、多いのですね~。

http://www.geocities.jp/aki_kozue/index.html

とか、よくできていて、ペコちゃんへの愛情が感じられます。まんだらけビジネスが不況でも強いのが良くわかる。

Posted by: minami on November 17, 2002 06:51 PM
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