December 24, 2002
eGadget Awards 2002


今年も、洗練された多数の eGadget 製品が市場を賑わせた。ユーザー視点から、この一年に登場した各社製品群の中から、これがいいかな、と思ったものを Pick-up してみたい。Digital Bear 的独断による、2002 年の eGadget Awards。

今年全般の印象としてはやはり、デジカメ製品の躍進。Exilim に始まった、超小型 Palm Size デジカメという新しい流れは、デジカメでしか出来ない新しいカメラの使い方を提案することになった。そして、CCD が全ての携帯電話会社の端末に搭載されることになり、CLIE などでは PDA にも付加価値として採用されることになった。CCD Wearable 社会の到来を予感させた1年。

さて、各部門の優秀製品賞をまず決めることにしよう。選定基準はいたってシンプル。個人的に購入して、この1年、常に携行され、使いこまれた端末が、見事(?)その栄誉を得ることになる。

<カメラ付き携帯電話部門:Panasonic P504iS


MPEG 4 Movie カメラにもなる、東芝の Au 端末、MP3 プレーヤー/動画・スチルカメラ機能、SD Card スロット全てが入ったいわゆる全部入りの Sharp の J Phone 端末も良く出来ていて、購入時にはかなりの迷いがあったが、最終的に購入に至った今年のベスト・カメラ携帯は、Docomo P504iS。松下製にしては SD Card スロットが付いていないのは残念だが、それを補う作りの良さ、そして薄さ。2 CCD を搭載してこの薄さに仕上げる為には非常に高密度な基盤実装も必要となった。松下通工の技術力の高さに支えられた、高品位な端末。2つのカメラ搭載以外にも、高速な iAppli 起動、P504i から受け継いだワンタッチオープン機能、美しく大き目サイズの TFT 液晶、薄型なれど妥協せずについている、写真表示も可能な Sub 液晶画面など、欠点を探すのが難しい。価格はやや高めだったが。Moblog の写真アップロードでも活躍してくれるこの携帯電話は、当面手放せそうにない。


<多機能 PDA 部門 : Sony CLIE PEG NX-70V


Sony の Palmハイレゾ化努力と、高品質・多機能な端末作りにより、Palm 端末は CLIE が圧倒的優勢となった1年だった。薄型の 600T/650T もすばらしかったが、Palm OS5 を搭載、200MHz の CPU で高速化し、Keyboard / CCD カメラまで内蔵した NX-70V の進化は群を抜いていた。NR-70 では外付けモジュールが必要だった CF スロットが内蔵された功績も大きい。Air H" 128K や 802.11b の無線 LAN カード接続により、本機は見事な Communication 端末へと変貌を遂げた。Quick Time ムービーも、画面は小さいながらもきちんと撮影できる。CLIE Mail に写真を添付することも、Sony 独自のアプリケーション連携によって容易に出来る。650T で問題だった Memory Stick からの写真読み込みの遅さも改善されたが、JPEG 写真閲覧の CLIE Viewer ではいちいち全てのサムネールを読み込む為処理時間がかかりすぎ、このあたりには改善が望まれる。市販無線 CF LAN カードへの対応も、今後の課題だろう。初めて、本当に Note Book PC がわりにしても良いと思えた PDA で、現在も愛用している。


<超小型デジカメ部門 : Sony Cybershot U10


最近、200万画素の上級機 U20 も発売されたが、スナップカメラとしては130万画素の U10 も充分現役として活躍できる。オートフォーカスが暗い場所だと弱いとか、ホワイトバランスが時々ずれる(U20 を購入した Joi の指摘)、とか、フラッシュのチャージ時間が、電池の弱さからやや遅いとか、小型化した故の問題も無いでもないが、スナップ機とわりきればその基本性能は高い。一番の魅力は、マクロ撮影機能。マクロ切り替えなどをする必要なく、接写が可能になっている。B 級グルメフォトを撮影するには有り難い機能。何しろ小さいので、ラーメン屋のカウンターで撮影しても不自然でないところが、Photo Blogger's デジカメとして優れている。U20 は U10 と同じ CCD サイズのまま200万画素化されたが、次に出るのは、さらに高画素で、ズーム機能付きの U30 だろうか。今後の新製品登場にも期待が持てる。


<腕時計部門:Citizen Attesa 電波時計


アンテナの内蔵、小型化により、今年は電波時計も急激に進歩した。電波時計といえば、カシオの新機種の継続投入が目立つ一年だったが、アナログ電波時計では、シチズンが頑張った。デザイン的に問題だったアンテナを中に引っ込めて通常の丸い腕時計の形にとどめ、そして、バンドには軽いチタンを採用。電波受信の必要性から、ケース下部は樹脂製にする必要があったが、上手なデザインでそれをできるだけ隠して、外装はチタンの金属部分を強調。そして、Attesa シリーズの伝統、ソーラーパワー採用。ソーラー受光パネルも進化し、以前の機種と違って太陽電池パネルであることも簡単にはわからない文字盤の作りこみ。シンプルだが、電池交換の手間が無く、面倒な時刻調整の必要も無い。究極のメンテナンス・フリー時計。これも手放せない逸品となった。


<eGadget 大賞: Panasonic Lumix FZ1


しかし、以上の並み居る競合を破って、Digital Bear 的 eGadget Awards 2002 Best Product となったのは、ちょっと前に Blog で御紹介した、Lumix FZ1。小型の一眼レフ・ライクなボディーの中に、Leica 製の12倍光学手ぶれ補正ズームレンズを内蔵して、価格を5万円台に抑えた Panasonic の企業努力には脱帽する。200万画素で最近のデジカメにしては迫力不足に思えるかもしれないが、現在のメモリー・カードの価格や、CCDの性能、写真に印刷するときの実用性を考え合わせても、200万画素というのは実は悪くない。むしろ一番バランスが取れた画素数なのかもしれない。メモリー容量を気にせずシャッターを連続して押すことが出来るのは有り難い。これで、外部接続の大容量フラッシュが使えれば文句無し、なのだが。

以上、選考を終えて、やはりデジカメに始まり、デジカメに終わった一年だったのだと、実感した。何しろ、Award 受賞商品は、腕時計を除いて全ての製品に CCD が内蔵されていたのだから。

2003年は、進化するデジタル家電商品に注目して行きたい。Wireless でつながる機器類が、きっと増えて行くことだろう。それが、Bluetooth 内蔵商品になるのか、802.11x なのか。はたまた赤外線が多用されるのか。来年の eGadget の革新に、さらに期待している。

さてさて、この Blog Entry を読んでいるみなさんの、2002年のベスト・バイの携帯 eGadget は何でしたか?Comment で自慢して下さい!!!

Posted by minami at December 24, 2002 01:27 AM | TrackBack
Comments

こんにちは。

僕は、FZ1が発表された日に値下がりしたLC5を購入しました。

FZ1は画像事態はいいのですが、カメラ好きには物足りない。
フォーカスや絞りやシャッタースピードを手動で調節する機能がないので一つ前の世代の最上位機種のLC5にしたのです。外付けフラッシュも使えますよ。

たとえば、テレビ画面を撮影するときは24分の一秒以下にしないといけません。
http://www.bloggers.jp/ の北島三郎の写真などがそうです。

でも、じきにFZ1の上位機種でマニュアル機能が豊富なものも出るそうです。WPC EXPO2002で松下の人に聞きました。楽しみですよね。

Posted by: go-you@dejimah on January 2, 2003 02:38 AM

確かに、FZ1 はシャッター優先・絞り優先・マニュアル機能などが無い全自動機なのですよね。そうかー、マニュアル機能付きの上級機が出ますか。それは耳寄りな情報....展示会で、メーカーの説明員に聞くと、ときどきこういう情報をぽろっと教えてくれたりしますよね。Web で展示会情報がかなり網羅される様になって、展示会の現場を訪れる機会がやや減った2002年でしたが、2003年はもっと足を運びます。為になる情報、有難うございました。

Posted by: minami on January 2, 2003 12:46 PM
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