7 05, 2003
GPS Moblogging の楽しみ

明日5日は、First International Moblogging Conference が六本木で開催される。Moblog の現在・将来について、実例や技術デモを交えながらオープンなディスカッションが行われる予定で、有意義なカンファレンスになることだろう。当方は残念ながら別の予定と重なってしまって行けなくなってしまったが、最近 GPS 携帯を使い始めて Moblog の楽しみが増えたので、その印象をまとめて置く。

携帯電話からの Moblogging は、携帯のカメラで Blog ネタを撮影し、それに短いタイトルとコメントをつけて、できるだけリアルタイムにアップロードする、それが一番シンプルな方法だ。移動中の街中で見つける気になったもの、それを何気なく Moblogging する事を繰り返す内に、当方が参加しているNeoteny Photo Moblog も Entry 数がそろそろ1000に近づきつつある。(思えば、携帯電話サービス会社には、パケット代をかなり貢いだ訳だ。)

携帯電話での数字キーを使った入力は、普通のパソコンのキーボードでの高速入力に慣れた自分の指にとっては、ラクな作業ではない。従い、コメントする文章は、かなり短いものになってしまう事が多い。それを続けてきて、短いコメントと写真の組み合わせだけでは、ちょっと内容がマンネリ化してきたかな、と思い始めたころ、124万画素の au 携帯電話を購入した。

au A5401CA の主たる購入動機は 100 万画素超 CCD のカメラ携帯が欲しい、ということだったが、au といえばやはり gpsOne を活用した、地図情報。これを活用しない手はないと、まずは Moblog での利用を開始した訳である。

最初に始めた事は、B級グルメの美味しい店を発見した時の地図情報の付加。これはわかり易い使い方、だ。今までは自宅に戻ってからお店の地図情報のリンクを付加するなどの作業を行っていたが、それが必要なくなるのは便利で良い。リアルタイム性も高まるし、簡単なキー操作で地図 URL を付加可能なので、シンプルに Moblog 表現の幅を広げることがこれで可能になる。

ただ、現状では問題も有る。技術説明では 5-10 m 程度とされている gpsOne による測位誤差だが、GPS 衛星を補足しにくいビルに囲まれた都心部となると、ワンブロック、つまり 30-100 m の誤差が生じる事も、ままある。先日昼に訪れた東京駅近くの美味しいシンガポール料理屋も、八重洲の仲通から折れた細道に存在するのだが、地図上では東京駅から京橋へ向かう大通り沿いと表示されてしまった。本当は北へ道一本入った細道沿いなので、やはりワンブロックほど、情報がずれてしまっている。距離にして 20-30 m 程度だろうか。

Joi が本日撮影したネオテニーオフィスでの Moblog 写真の GPS 情報の誤差は、さらに大きい。弊社オフィス位置が、ドコモ本社ビルの溜池側、つまり本来は首相官邸がある位置に示されてしまっている。直線距離でも200m 以上は離れているだろう。室内で測位したので、誤差が高まったものと思われる。

ということで、現状の gpsOne は、必ずしもいつも正確な地図位置 URL を生成してくれる訳ではない。しかし、ガイドラインとしては使える範囲なので、今後都心部での測位の仕組みに改善が加えられると、面白くなって行くのだろう。

シンプルな Moblog 写真の説明も、地図情報が加わって、その写真が撮られた場所の周囲の状況を地図から想像出来る様になるだけでも、随分表現豊かになるものである。

A5401CA を Moblog 用メインマシンとして使い始めて改善された事は、SXGA 写真から一部を携帯写真サイズに切り抜いてズーム効果を出せる端末内での写真切り出し操作のサクサク感とか、データ通信速度アップで実際の写真アップロードにかかる時間が短くて済む点とか、VGA 写真まで添付ファイルで送れるメール機能の許容範囲の広さ、などいろいろあるが、今回の GPS の機能もなかなかに面白い。

今後はまた、秋葉原や新宿で発見したセール商品情報とか、東京都内のオアシス的な場所のお知らせ等、au がトヨタと組んで提供する地図機能は Moblog でさらに活用出来そうである。

足で歩き回ってネタを探せる Moblogger には、この GPS カメラ携帯、一度お試し頂き度い。

Posted by minami at 12:03 AM
7 01, 2003
チタンボディで薄型、10気圧防水、光発電の究極電波腕時計 - シチズン アテッサ ATD53 

昨年末の、当方の独断と偏見による eGadget Awards 2002 の中に、PDA やデジカメに混ざってひとつだけ、毛色の違うガジェットを入れていた。シチズンの電波時計、アテッサ。時刻あわせいらずで便利な電波時計を知ってしまうと、微調整が必要なこれまでのクオーツには戻り難い。(機械式時計にはまた別の味があるので、これは例外だが。)それまでの機種は標準電波受信の為のアンテナが大型でなかなか完全円形ケースを実現出来てい無かったのだが、表彰した機種は腕時計らしい、美しい円形フォルムを完成させていた。腕時計としての美しいアナログなフォルムと、精密な受信ユニットを融合させたシチズンのエンジニアの努力には頭が下がる思いで、腕時計ながら Award を差し上げた次第(ってトロフィーも賞品も何もあげてはいませんが。)。しかし、シチズンの努力は、それに留まらなかったのだ。ATD53 シリーズは、さらに想像を超える速度で、進化してしまった。

かなり気に入っていた前機種の難をあえて言えば、電波受信の為に金属ケースの下部に樹脂成型部分を設けざるを得ず、結果的に防水機能が弱かった事。電池や受信アンテナが大型だったのか、厚みも結構あって、横から見るとややボテっとした仕上り。最近発売された新機種は、ガラス面を透過して電波を受信する仕組みと、従来機種比10倍という高感度な受信機(時計屋店員談)の内蔵で、非常に薄型で、フルメタルケースになった。もちろん、アテッサ伝統の光発電と、10気圧防水完備。金属は、皮膚に優しいチタン。究極のメンテナンス・フリー時計として、新型のアテッサは登場した。


チタン素材のおかげで、持ち上げるとその軽さと、そしてユニットの薄さには驚かされる。シチズンの技術を集大成した機種なので、文字盤デザインも見易く、シンプルで美しいものに仕上がっている。光発電を行うパネルの処理も高品位で、ソーラー機種であることをもはや感じさせない。早朝に自動的に日本標準時の電波を受信してくれるので、寸分の狂いも無い精密な時間が、毎朝自動的に腕上に届けられる仕組みである。ひそやかな、時間の贅沢。

1クラス上の 2601/2602 は20気圧防水となり、リュウズも大型化、文字盤デザインもより豪華になっている。しかし、それ以外の基本機能は変わらない。より美しい時計としての外観を求めるなら、エクシード・シリーズまでグレードアップした方が良いだろう。

電池交換もいらず、時刻調整や月末の日付調整もいらず、水に濡れても平気で、つけている事を忘れるくらいの薄さと軽さ、そしてアナログ時計としての仕上がりの美しさ。腕時計に求められる要素は、全て実現されてしまったといえる。

ただ、一つだけこの時計を持つ上での注意点も。正確無比の時間を身にまとってしまうと、もはや遅刻の言い訳は全く出来ない、ということ(笑)。時間に几帳面な方に、おすすめします。

ちなみに、電波時計の FAQ は、こちらを。

Posted by minami at 11:43 PM
6 30, 2003
Sony CyberShot U30 の進化ポイント


27日に発売された Sony CyberShot U30 は、仕様や外観をちょっと見ただけでは、「なーんだ、200万画素のままか。デザインもあまり U20 と変わりないし、魅力ないかな」となって、既存の U10/U20 ユーザーには一見魅力が少なく映る。しかし、細かい部分で、着実に進化している。U20 で気になっていたいくつかの欠点が、殆ど改善されていることは、ちょっと使い込むと理解出来る。

一番有り難いのはまず、5倍まで中心部を拡大する機能がついて、ピントを確認し易くなったこと。CyberShot U は小型で気軽に撮影できる代償として、オートフォーカスのピントを外したり、撮影画像がブレたりするケースが多い。ところが、液晶画面が極小なために、その場でピントのズレやブレを確認できず、あとで PC で撮影画像を拡大して初めて気付く事も多かった。

今回、中心部のみだが5倍までの拡大機能がついて、撮影後画像の出来を即座に確認できる様になった。画像を5倍に拡大するのも、ボタン2押しで一瞬で完了する。ピンぼけやブレはその場で発見可能となったのは大きな改善点だ。液晶画面そのものもサイズは前機種と同じだが、品質がアップし、鮮明で見やすくなっている。

もうひとつ U20 で不満だったこと、それはフラッシュのチャージ速度。蓄電が遅いのか、フラッシュが必要なシーンで、チャージを待たされ、シャッターチャンスを逃すことも多かったが、U30 は体感的にもフラッシュ・チャージが迅速になった。これも嬉しい変化。

U30 本体の電池充電にかかる時間も、短縮された。別売りのアクセサリーキット、ACC-CN4 を購入すれば、電池2本なら1時間25分でチャージ可能になった。付属の充電器ではまだ6時間も充電にかかるが、これも従来機種よりは短縮されている。

ライバルの Exilim と比較すると、動画機能が弱い(音声録音できず、画像サイズが小さい)ところもあるが、10cm まで特別な操作が必要無く寄れるマクロは、やはり便利ではある。デジタルカメラが数ある中で、電源スイッチ一体型のスライド式レンズカバーを開いて、実際に撮影完了するまでの時間は、いまだに最速と言えるのではないだろうか。気軽な操作感と邪魔にならないサイズのおかげで、ついつい撮影枚数が増えてしまう、究極のスナップ・カメラとしての地位を、U30 は着実な進化で確実にしつつある。スナップと考えると、320万画素でなく、200万画素あれば十分、それがCCDの画素を留めた Sony の判断だろう。同じ2百万画素を継続利用することで、価格も実質値下げされているのは嬉しい。

100万画素ケータイを入手した今、小画像のモブログはカメラ・ケータイで十分だが、QVGA 以上の画像をアップロードするときには、CyberShot U30 + CLIE NX73V の組み合わせを活用出来そうだ。個人的にはこの組み合わせの方が、130万画素の CLIE NX80V を購入するより良いと思うのだが。

Posted by minami at 02:15 AM
6 27, 2003
au のメガピクセル A5401CA のデジカメ画質


dh さんが今日発売の、くるくるぴっぴの Sony の最新 au 端末、A5402S を購入、その VGA 画像を PC で見てみると...うーん、いまいち。34万画素でも、結構シャープな画質のデジカメなどがある中、この画質に留まるのはなぜだろう?レンズの出来のせいか、CCD (CMOS?) の問題なのか。

今後 au カメラ端末を購入検討される皆様の為、似た様なアングルから(光の条件などは異なりますので、御了解の上御覧下さい。)A5401CA 124万画素カメラでの撮影画像をここに掲載しましょう。いずれも弊社オフィスのあるミカドビルの入り口付近の本日の撮影画像、です。

これは A5402S を購入されたばかりの dh さんに、「うーん、やはり A5401CA を買っとくべきだったか。」と悔しがらせる為の Entry では無いと思われますので、念のため。(笑)あ、しかしスペックをよくよく比べると、A5401CA のメインディスプレイの表示色数は 1568 万色(Sony は26万色)とか、データフォルダ容量が16MB であるとか(Sony は 4MB)、更なるスペックの差もありますなぁ。はっはっは。(対抗してどうする。)

携帯 E-mail 添付標準サイズの 132x176 ピクセル画像。(原寸)
mobile email size.jpg

640x480 の VGA 画像。(クリックして御覧下さい)

1280x960 の SXGA 画像。(クリックして御覧下さい)

おまけに、パノラマモード、の画像。(クリックして御覧下さい)


変換予測辞書の使い勝手の良さと、ジョグ・ダイヤルの操作性の高さから、当方も A5402S を待って比較すべきか~、とも考えていたのですが、やはり100万画素超カメラのケータイに固執しよう、ということで A5401CA を選択したわけですが、正解でした。

カメラ画質重視なら、au の新製品の中では文句なく A5401CA が選択肢となるでしょう。一方、Motion Eye によるカメラアングルの自由度、着せ替えパネルによるデザイン変更の楽しみは A5402S にしか無いので、カメラにこだわらなければ A5402S は素晴らしい端末となるはず。(と、最後にはちと持ち上げて置こう。)

ちなみに、au 端末での GPS 測距精度も、Moblog しながら近隣のビルの前等で確かめているのですが(当方 Page の Moblog の URL 御参照。)、なかなか正確みたいですね。GPS 情報付き Moblog を始めるなら、au です!かなり気に入りつつあり。

Posted by minami at 02:25 PM
6 24, 2003
Canon PowerShot G2 Black 発見!


Canon PowerShot G5 が発売になった。中型デジカメのフラッグシップ・モデルは、前機種 G3 と比較し5百万画素に CCD がグレード・アップされ、画質に磨きをかけている。もう一点はボディ・カラーがシルバーからブラックになる、というマイナー・モデルチェンジ。しかし、色を変えるだけで、その存在感が増すから不思議である。このクラスのデジカメ・ユーザーは、アナログカメラ時代からの写真愛好家が多い。そこで道具たるカメラとしての実力を一番発揮し易い黒色に、魅力を感じるのだ。ガラス面などを正面から撮影しても、黒は反射をおさえるので映りこみの心配が少ない。写真を撮影する道具は派手な色であってはならない訳だ。しかし、発売されたばかりの G5 は値段も立派。量販店での価格は9万円弱にもなる。さすがになあ、と思っていたら、行き着けの中古カメラ店で、新品同様の黒色 PowerShot G を発見。ただし、"G5" ではなく、2世代前に当たる、 "G2" だ。


2002 年3月に限定数のみ発売された PowerShot G2 の Black Color は、新品同様といえど旧機種・中古なので価格も G5 の半分以下のお買い得品。そして、撮影画像のクオリティは4百万画素で映像エンジンも搭載して居り、それほど遜色無い。最新型の G3/G5 に比較すると、起動にやや時間がかかる事や、シャッター速度・絞りを変更するグリップ位置のモードダイヤルが無い点、ズーム比率等は劣るが、CCD も 1 / 1.8 インチであり、レンズも F 値 2.0 - 2.5 の明るく大口径なものが採用されている。EOS 周辺機器のストロボが流用出来る点も、Canon ユーザーには大きなメリットだ。(写真は、Speed Lite 220EX を装着。)

実は G2 については、銀色のスタンダード機を2001年秋に購入している。しかし、その後他機種を試す為に手放し、それ以来はコンパクト・デジカメを複数機種テストして来た。それを経て今回また、G2 に戻って来たのには相応の理由がある。外見的には黒い Body に惹かれた訳だが、より大切な選択理由はやはり中身。

デジカメは最新のモノ程、機能的には勿論良いわけだが、G2 は採用されていたレンズが、なかなかのものであった。このレンズで撮影した画像の鮮やかさは、手放した後でもくっきりと頭の中に残っていて、その後多くの400万画素コンパクト機を試したのだが、G2 のレンズ描写を超えるものは現れ無かったのである。一眼レフ用 EF レンズの技術が活きた、非球面ガラスモールドレンズの採用。美しいボケ味を出せる F2.0 の明るい開放値。

G3 に世帯交代し、最近は G5 が出て2世代前の旧機種となってしまった G2 だが、カメラ屋を渡り歩くと、まだ在庫が残っている店では新品でも5万円を切る価格で売っている。今回手に入れた限定色の Black はかなりレアなので、なかなかもう新品は見つからないし、中古もそれほど玉数は多く無いが、スタンダードな Silver Body は探せばまだ新品でも、見つかる可能性は高い。

より高機能を求めて新機種をずっと追いかけ続けてきた当方のデジタル・カメラ購入暦だが、今回は一度手放したはずの1年半前の旧機種に、珍しく逆戻り。しかし、その使用感、クオリティには非常に満足している。Canon PowerShot G2 は自分的にはデジカメの名機、と言って良い存在になっている。

Posted by minami at 11:43 PM
6 23, 2003
100万画素カメラ携帯 A5401CA、auの料金プランに惹かれ購入


100万画素カメラ携帯は、6月中には入手しようと考えていたが、現在発売されている数機種の中から選択するだけで、かなりの迷いが生じてしまった。全てが魅力的に見えた、というより、自分の用途に照らした各キャリア・各機種の長所・短所がそれぞれ理解出来てしまったので、なかなか決めることが出来なかったのだ。

迷い抜いた末、最終的に選択したのは、au の Casio A5401CA。この機種に決定するまでの経緯と、簡単なインプレッションをまとめてみる。100万画素超時代のカメラ・ケータイ選びの一助にして頂ければ、と。


A5401CA は比較的早い時期に発売されたこともあり、EBLOG での高い評価や Web 媒体でのレビュー記事などを参考に、かなり注目してはいた。しかし、なかなかこの機種に決めきれなかったのは、Memory Card への対応の仕方が本体ではなく、SnapMemory など外部周辺機器を通じてのみであった為。「100万画素ケータイはメモリーカードに本体対応せねば、すぐに容量の大きい写真ファイルで本体メモリーは一杯になるので使いにくかろう。」そういう気持ちが強く、A5401CA は早い段階で自分の選択肢から消えてしまっていたのだ。

発売まで強く注目していたのは DoCoMo SO505i。独特の180度スライド式のメカ的魅力、デジカメ撮影時のヨコ型形状の安定性、CLIE と親和性の高い Memory Stick Duo の採用で、ほぼこれを買うだろう、と自分の中では決めていた。しかし、ぎりぎりで思いとどまったのは、Joi の Photo Moblog の作例写真の出来。最近の大型サイズ写真は全て SO505i によるものだが、130万画素にしては、発色や解像感にメリハリが無い。最大の欠点は、光量が低い環境での画像ノイズ。本格デジカメほどノイズ処理はしていないにしても、かなり処理の荒さが目立った。マクロ・モードが無いことも、B 級グルメ写真を良く撮影する自分の用途には合わない。ということで、SO505i も候補から消えた。

DoCoMo からは、その後 Sharp の SH505i が発売された。ケータイ電話最大級の 2.4 インチ CG シリコン液晶は、Zaurus SL-C750 等と同様すばらしい輝度・発色で、ケータイ用の液晶としてはサイズ・品質ともに明らかに他社を凌駕していた。miniSD カードを採用している点は、まだ大容量メモリが同規格で出回っていないので逡巡するところもあったが、美しい液晶には十分説得力があった。ほぼこれにきめかけたが、価格に愕然。デュアルネットワーク・サービスでの付属機的扱いの PDC 端末の機種変更なので安く済むかと思いきや、普通の機種変更と同じ料金が課せられる。FOMA を導入して10ヶ月経っていないので、そのペナルティを勘案すると、504iS から機種変更するトータルコストは4万円台半ば。DoCoMo ショップでのみ PDC 端末の機種変更は可能、ということなので、端末価格のディスカウントも少ない。もちろん、ポイントなど量販店のサービスも望めない。4万円台半ばと言えば今や、300万画素超の良いデジカメを購入出来るプライスである。ここでまた、ふーむ、とうなってしまった。2次元バーコード読み取り対応、文字 OCR 対応なども含め、スペック的にはかなり素晴らしい SH505i なのだが。

その時点で、他キャリア端末の検証も開始。DoCoMo だけに選択肢を限定しなければ、トータル・コストはぐぐっと下がる。例えば究極の全部入りメガピクセル・ケータイの J Phone J-SH53。SH505i と同じシャープ製で、液晶もやはり 2.4 インチの CG シリコン液晶。SD カードがそのまま使えること、Audio が楽しめる点でも魅力的だ。携帯専門店での価格は1万円ちょっとのところもある。SH505i 以上の機能で価格もずっと安い SH53 には、ぐぐっと引かれた。

しかし、ここで、au の各種料金割引プランを知ることになる。その安さに改めて驚き、最終的に au のメガピクセル携帯、A5401CA に決定するに至った。

某量販店、au 販売コーナーでの店員のセールス・トーク。「au 端末は、お一人で購入される場合でも、最新端末と、前機種となる1円端末の2台を買われるお客様が多いのですよ。その方がお得なんです。」「???。」その内容を同社料金表で分析すると、そのしかけが良くわかる。

例えば、主力サービスとなる、「コミコミOneエコノミー」。通常の月間料金3980円が、年間割引、家族割引を併用すると、端末一台当たりの月間コストは1年目でも2610円に下がる。ポイントは、家族割では、1台目も、2台目も同じ割引が適用されるということ。つまり、2台保有でも月間2610円 x 2台 = 5220円、となる。さらに注目されるのは、この5220円中、音声通話料が4000円分、最大100分含まれている点。しかも、その100分が、2台の端末間で融通しあえるのである。極端な話、片方の端末でのみ100分分使い切っても良い訳だ。これが、量販店のセールス・トークの理由である。ある程度音声通話をする人なら、2回線購入して、例えば1回線しか使わないとしても、モトが取れることになる。KDDI/au の側にとっても、見かけ上のユーザー数を増やし易いインセンティブ・プランと位置づけることが可能になる。

さらには、パケット代の安さ。これは TV CM でもさんざん広告している通りだが、パケット割に加入すると、月間1200円で 0.1 円 / パケットと FOMA の Volume プラン並みのパケット割引が適用され、さらに8000パケット(800円)分のパケット代もこの1200円に含まれている。上記の年割・家族割と組み合わせると、DoCoMo で高い月間料金を支払っている人ほど、割安になってしまう仕掛けに見える。

以上の au の各種割引料金は、家族で複数台の端末を使う人には非常に魅力的に映るはず。100メガピクセル携帯の A5401CA 単体の魅力も勿論あるが、キャリアの料金プランの安さが、今回の機種選択に大きく影響することになり、結局奥さんの PHS 端末も au に変更し、2回線購入することに決めた。量販店では2万円弱の価格表示の A5401CA だが、携帯電話ショップでもっと安いぞ、とネゴると、1万5千円程度まで値引き交渉も可能である。しかもこれにポイント・サービスがつくので、実質本体代金は1万2千円強、となる。

以上の通り迷った末、手に入れてみると、A5401CA 端末の使い勝手、非常に良い事
を再確認。横幅は Docomo P504iS より狭く、厚みも P504iS より数ミリ厚い程度。かなりコンパクト・軽量で、100万画素携帯としてかなりバランス良く出来ている。PC とのシンクは、週末に A5401CA に対応しているという携帯マスター10を購入、メモリ・ダイヤルなどを Outlook からインポートしてみた。しかし、シンク速度がかなり遅い点には不満を持ち、特に期待したデジカメ画像の携帯から PC へのダウンロード速度がとても遅い。そこで、既出の WPC Arena Review にも出てきた MySync Photo2 Vector で購入。2000円なり。写真画像のダウンロード速度は、MySync Photo2 をもってしても極めて高速にはならないが、最大サイズの画像でも我慢できる程度のスピードになった。ケーブルも、携帯マスター10付属の USB ケーブルがそのまま使えたので、その点も便利。

A5401CA のデジカメ写真データを CF Memory カードに吸いだせる SnapMemory は、A5401CA の16MBのみという本体のメモリ容量不足を Mobile 環境で (PC を持ち歩かない時)補うには小型で、電源も単四電池2本のみで動作するので便利な周辺機器。画像の転送速度は遅いが、ヘビーなデジカメ・ユーザーであれば持っていても良いオプションかもしれない。PC 連携のみで使うなら、一般ユーザーには必要無いものとも言えるが。

以上の通り環境が整うと、携帯電話本体にメモリーカードスロットが無くとも、PC との親和性が良いので、A5401CA はかなり便利な100万画素スナップカメラとして活用可能になる。割安なキャリアのサービス・プランと併用すると、かなりお得感の強いメガピクセル・携帯。デジカメとしての基本機能も、QV-10 の開発チームが関わったため、かなりしっかりしている。おすすめ、です。

Posted by minami at 11:47 PM
6 19, 2003
Treo 600 は米国の Moblog 事情を変えるか


Palm が Handspring 買収を決めたのは、Treo 600 を自社ラインナップに入れたかったからではないか、とまで WIRED NEWS (US) に書かせるほどのインパクトで登場した、フルキーボード、カメラ付 Palm OS ケータイの Treo 600。

米国では、10月に発売予定となっている。(そのころには、Palm ブランドでの販売、となるのだろうか。)Palm / Handspring 創設者の Jeff Hawkins 自らが本機のプレゼンテーションをストリーミングで行ってしまうほどの熱の入れ様だ。

この Treo 600、米国の Moblog シーンを、どう変えて行くのだろう。

これまでのメディア情報をいろいろ見てみると、装着されるカメラはまだメガピクセル・クラスでなくVGA程度(約30万画素)だろう、と見られている。デジカメとしての機能は、多くを期待しすぎてはいけないだろう。

カメラが本体装着され、フル PDA の機能を備えた端末としては、これ以外には米国では Danger / T-Mobile の Sidekick 位しか無かった。横長フォームファクターの Sidekick はキーボードサイズは大きく入力には便利だったが、カメラはおまけ程度の数万画素のもの(日本の H" PHS に接続するものと同等)しかなく、PDA としての機能も独自のもので十分では無かった。何より、音声電話機としての使い勝手の悪さもあって、大ヒット商品にはなってはいなかった。

Treo 600 が、米国市場で Sidekick を上回る人気を博すであろうことは、容易に想像出来る。縦長の本体形状から、上記の携帯電話機としてのベーシックな通話機能が Sidekick よりも勝って見える点は大きいだろう。そして既存の PDAユーザーが移行し易い Palm プラットフォームであることに加え、デジカメ機能も期待しすぎてはいけないが、スナップを撮影して添付ファイルで送る程度なら納得行くレベルにあるとは言える。何より、まだカメラ付ケータイ普及初期にある米国市場では、VGA撮影可能なカメラと携帯電話、そして PDA の組み合わせは、魅力的に映るだろう。MP3 プレーヤーとしても使えるので、日本の J Phone SH-53 と対抗し得る米国版「全部入り」携帯端末なのである。カメラ解像度は SH-53 が勝るが、フルキーボード搭載、という点では Treo 600 が勝る。

小さいながらも押しやすそうなフルキーボードの本体装着。これはずっと Treo の伝統でもあるが、Palm OS5 と高速な CPU を得て、Moblog 入力端末としての使い勝手はさらに向上したはず。米国では、日本とは違ってケータイのテンキーで文字を打ちたいと思っている人は殆どいないが、携帯端末装着の小型フルキーボードならメール端末ブラックベリーのヒットでわかる通り、テキスト入力端末として既に広く受け入れられている。

米国の空港ロビーで、この端末を使ってテキストや写真イメージを自在に自分の Blog ページにアップロードしているモバイル・ビジネスマンの姿が、発売前の今から、なんとなく想像出来てしまうのだが....。10月の発売が、待ち遠しい。


もっと言えば、日本市場でも是非発売して欲しい製品だ。Palm と Handspring の合併を機会に、日本市場再参入戦略を考え直してくれないものだろうか。でないと、Sony の CLIE Phone (ってのが、きっと出るのでしょう。近い将来。)に先を越されちゃうぞ....

Posted by minami at 06:32 PM
6 18, 2003
東芝 が米国で、10倍ズームデジカメを発表

東芝製の、PDR-M500 / 700 という10倍ズームレンズのデジタル・カメラが、米国市場で登場するというアナウンスが、New York 発であった。Gizmodo の記事から。

アナウンス記事中の注目点は、2.5 インチとデジカメにしては大型の LCD 液晶の搭載と、上位機種 M700 は 3.2 メガピクセルながら価格が US$ 449 と比較的安価であること。コンパクト10倍ズーム機は Panasonic や Olympus がしのぎを削っていたが、東芝の参入で俄然面白くなる。シャッター優先・絞り優先 AE、マニュアル撮影にも対応している点は、Panasonic の FZ1 を超えている。しかも安い....

個人的に最も惹かれたのは、カメラ本体よりレンズ。今回供給されているレンズは、キャノン製の10倍ズームレンズなのだ。F値 2.8-3.1 と比較的明るいレンズで、通常のカメラの 35-350 mm レンズ相当。そろそろ本家 Canon からも、コンパクトな PowerShot 10x Zoom デジカメが出るに違い無い。そして Canon 製はきっと、光学手ぶれ補正付き、となるはず。うーむ、キャノン・ファンとしては待ち遠しい。(勝手な期待だが....)

Posted by minami at 09:45 PM
6 15, 2003
PDA 用の、赤外線 (IR) キーボード


Targus から、PocketPC にも Palm にも対応する、赤外線接続の Keyboard が発売されることになった。これまでの PDA 対応 Keyboard は、必要な Driver の種類やコネクタ形状の差で、機種依存が大きかったが、赤外線で多機種に対応するのはユーザーからは歓迎できることだ。

実は当方も昨年末、赤外線 Keyboard の、Pocketop Keyboard を米国で購入したが、Palm OS5 には対応せず、Pocket PC2002 にも対応するのが遅れたので、しばらく宝の持ち腐れとなっていた。

しばらくぶりにドライバ対応機種を調べてみると、iPAQ h1910 (英語版 PocktPC 2002 の PDA)が対応していたので、早速ダウンロード、使い勝手を試してみた。


iPAQ h1910 は、日本でも最近発売された h1920 の米国版前機種。Palm m5xx シリーズ並みに小型の筐体に、輝度の高い TFT 液晶がついていて、SDIO 未対応など通信機能の不備はあるが Handy な端末だ。しかし、コンパクトさ故に本体にはキーボードが無く、文字入力はスタイラスの手書き入力に頼るしか無い。文字入力の面倒さで、JPEG Viewer や MP3 Player のみに用途が留まっていた。電池交換も可能な秀逸な PDA なので、それだけでは惜しい、と考えていたところ、Pocketop Keyboard が対応してくれた。


Pocketop キーボードは、二つ折りすると、大きさは小型の h1910 より一回り大きい程度、厚みはほんの 1-2 mm h1910 より大きいだけ。いくつか PDA 用 Keyboard は見てきたが、超小型の部類と言って良いだろう。赤外線キーボードなので電力供給を必要とはするが、ボタン電池ではなく、入手し易い単四電池で一本で駆動するというのも良い。

コンパクトにしたので、キーボードの大きさはやや変則的で、アルファベットの3段のキーのうち、通常サイズは中段のみ。上・下段は 2/3 程度のタテサイズになっている。しかし、横のサイズがゆったりと取ってあるので、ブラインドタッチでも押し間違いは少なくて済む。


ドライバを導入すると、PDA 液晶画面のタテ・ヨコ表示切替が可能になる。h1910 は側部に赤外線受光口があるので、この機能は重要だ。まず、付属の簡易スタンドに置いて入力をテスト。う、む?動作しない。上部の赤外線反射用ミラーの角度をいろいろ変えて工夫してみるが、うまくいかず。PDA 側の受光感度が低いのか、キーボード側の IR 発光が弱いのかわかないが、どうもちゃんと動かない。

そこで、今度は h1910 を平らに置いて、直接 IR 受光口同士が向かい合う様にセット。するとスムーズに動き始めた。あまり近づけ過ぎてもきちんと動かず、1cm ほど離すと間違い無く動作する。

キー押し下げからの遅延もなく、ほぼリアルタイムで入力出来る軽快さがあるので、実用的と言えるだろう。液晶の向きをソフト的に横向きに出来るので、文章入力の際は行単位で閲覧し易いというメリットもある。Palm m5xx シリーズ、iPAQ h19xx シリーズとこの Pocketop Keyboard の組み合わせは、ブラインドタッチ可能な小型 Keyboard とPDA の組み合わせとしては、最小・最軽量の部類に入ると言って過言では無いだろう。キータッチにも深さがあり、筐体の質感も高く、悪くない。

日本語版 iPAQ h1920 との互換性は実機を持っていないのでなんともわからないが、もし対応するなら日本語入力キーボードとしても使えるのだが...

Targus にせよ、本 Keyboard にせよ、赤外線対応の周辺機器も今後多く登場することが望まれる。少なくとも、Palm / PocketPC を複数所有している当方には、この傾向は有り難い。PDA 機種変更の度に Keyboard を買い換えるのは、さすがに避けたいので。

Posted by minami at 06:13 PM
iMode で使える簡易メーラー i-nPOP

FOMA を導入し、デュアルネットワーク・サービスに加入して PDC 端末の P504iSがサブ機化してからひとつだけ困ったことが生じていた。これまで愛用してきた iMode 用メーラーのリモートメールが使えなくなってしまったのだ。原因を調べると、有料のオフィシャル・サイトは、メイン機である FOMA 機側からしか登録・使用できないことになっている。

FOMA/PDC 2台の端末を安価に共用出来て便利に思えたデュアルネットワーク・サービスだが、やはり良いことばかりでは無かった。サブ機の PDC 端末は、いろいろ制約を受けることになる。サブ機とは言っても FOMA の電波が都会でも頻繁に切れる現状、どちらか一台だけを持って外出、となると、P504iS の方を持って行きたくなるケースが多い。メーラーが使えないのは、大きな痛手だった。すると、昨日 Sigmarion III に導入した高速 POP3 メーラーの nPOP が、i-Mode にも対応しているではないか。

早速導入。i-Appli 版の方は相性もあるのか、会社のメールサーバーとうまく連携できなかったが、CGI 版の方は問題無く動作した。

MS Word の添付ファイル等までサーバー側のサービスとして Text 変換してきちんと見せてしまうリモートメールと比較すると、機能は極めてシンプルで、添付ファイルのコードがバイナリで見えてしまったりするが、そもそも iMode でメールを見るのはメールのヘッダーや本文中心で、高速動作する方が良い、と割り切れる人にはこれで十分。パスワードも、リモメ同様画面メモ機能で端末側に記憶される。やっとこれで、サブ機の P504iS からも POP3 のメールサーバを直接閲覧出来る様になった。

有料だがより高機能なリモートメールは、メイン機の FOMA 上で今後とも活躍することになるが、PDC でも POP3 メーラーの環境が整って、とりあえずは一安心。

Posted by minami at 09:08 AM
6 14, 2003
Sigmarion III をサクサク使う

Palm OS Love の好評連載シリーズ、「あなたも絶対欲しくなる「sigmarion III(シグマリオン3)レビュー」。伊藤氏による第二弾の記事が掲載された。(もうすでに Palm OS Love の特集記事は、"Palm OS" というサイト名の枠を超えてますね ;-p > Eri さん。)

ちょうど先週、Melco WLI-CF-S11G の Wireless LAN カード用のドライバを導入、Sigmarion III を Wireless LAN 環境で使える様にしたところだったので、この記事は大変役立った。Sigmarion III は、新しいソフトを導入し使い込む程に、そのきびきびとして俊敏な使い勝手に磨きがかかる。Note PC の代わりとして利用することに、自信が付き始めた。

固定料金 PHS 通信カードの @FreeD は、Air H" との共用に気が引けてまだ導入していないのだが、ちょうど所有していた CF 型 Wireless LAN カードのドライバがあることを掲示板で知って、先週導入してみた。Sigmarion III で使ってなかなか電池が持つことは Palm OS Love の特集の内容の通りだが、当方が注目したのはその動作速度。

Internet Explorer を使って試しに自分の Blog にアクセスしてみると、最初8-10秒待たされるが、その後ビュンと読み込まれる。この速度、タダモノではない。Zaurus SL-C750 でも同じカードを装着して Wireless LAN で試してみたが、ここまで速くは無かった。同じ 400MHz の PXA255 チップを使っているはずなのだが。IE で表示される Blog ページのレイアウトも、PC で表示されるものとほぼ同等で、Side Title の処理が横になったり下になったりすることが多い Zaurus SL-C750 や CLIE の NetFront Ver. 3.0 ブラウザよりも使い勝手が良いし、動作もきびきびしている印象だ。(もうひとつプリインストールされているブラウザの Pixcel Browser でも読み込みスピードは速いが、JAVA 処理の問題か、Blogrolling がうまく表示されないので、当方はもっぱら IE を利用している。)

CF Wireless LAN カードと Windows CE 用の IE の組み合わせがなかなか気に入って、次になんとかしたかったのが Mailer。Sigmarion 標準 Mailer の Outlook と同じインターフェースの「受信トレイ」は、動作がどうも遅くて、折角の Network の高速化に着いてきていない印象だったので、これをなんとかしたいと思っていた。そこで、前出の伊藤氏記事に掲載されていた、nPOP を導入。メールサーバ上のヘッダーをすばやく降ろしてきてくれるので、極めて高速で、実用的。機能は受信トレイほど多機能ではないが、その分スピード感がぐっと上がる。

Mobile でメール受信を行うとき、特に PHS 通信カードなどを利用していると、地下鉄駅で電車を待ちながらメールのヘッダー、本文、添付ファイルすべてを受信しようとして、そこに電車が到着してしまい、やむなくメールダウンロードの途中で地下鉄乗車、なんてことがこれまで良くあったが、nPOP ならすばやくヘッダーだけを降ろしてくれるので便利。あとは、地下鉄が次の駅に到着する度に、必要なメールだけを読み出す、そんな使い方も可能となる。

同じ伊藤氏特集の中の Pocket Outlook Viewer の ROSE もとても使い勝手が良い。Sigmarion III 標準スケジューラーの「予定表」を利用すると、スケジュール容量の多い当方は立ち上がりまでに5呼吸くらい待たされる感じで、実用性を感じていなかったが、ROSE はビュンと立ち上がる上に、画面いっぱいに月間スケジュールを表示してくれる。この一覧性は本当に、素晴らしいし、動作速度も数倍上がることになる。

Sigmarion III と PC を結ぶ USB ケーブルは、他製品の USB ケーブルが使えることが知られているが、当方の場合でも、Canon の USB 接続電卓についているケーブルや Sony Memory Stick USB Reader MSAC-US20 付属のケーブルが問題無く利用出来た。汎用ケーブルがシンクに利用できる PDA というのはある様で無い(高価なケーブルがメーカーの利益源になっていることが多い)ので、これは嬉しいところだ。

ということで、Palm OS Love の伊藤氏の特集は、Sigmarion III ユーザーの当方にとって、システム全体のさらなるサクサク化を行う上で大変役立った、のでありました。伊藤氏に、感謝。

Posted by minami at 10:09 PM
6 08, 2003
腰が痛くならないフルスペック・ノート PDA、シグマリオン III

先週、元 Waag.net (現 CNET Japan Reviews。最新 eGadget の評価はこちらで。)主催者で現在 CNET Japan 社長の御手洗さんと都内某所で meeting させて頂く機会があった。meeting が始まる前に、彼がカバンから取り出したのはシグマリオン III。それを見てお互いに目配せをして、実感をこめて二人は期せずして同じ言葉を語った。「本当にいいですよね~、これ。」彼も eGadget 評価サイトを創業した位なのでこの手のものには本当にウルサイし、当方も幾多の PDA を購入し続けているが、常にリサイクル(?)されていて、長期保有する機種は実は少ない。その二人がこのキーボード型 eGadget については一致した見解を持った。そう、これは、確かに良いのだ。

詳細なマシンレビューは、Palm OS Love のところの、伊藤浩一さんの記事が詳しいのでそちらを見て頂き度い。これを読むと、相当欲しくなる人が確かに多いだろう。同氏が wiki で運営しているシグマリオン III の掲示板の情報量も素晴らしい。CF カードや周辺機器等、どれがシグマリオン III 対応か、ここを読めば全てわかってしまう。

掲示板には裏ワザも多く掲載されていて、Air H" CF Card は対応しないが、Air H" 対応 PHS と PCMCIA カードを CF 対応にするアダプターを組み合わせると H" も使えてしまうとか、純正品を買うと高価な PC 接続ケーブルは実は汎用の USB ケーブルが使えてしまうとか、無線 LAN カードもいろいろ工夫をすれば各社製品が対応するとか、ためになる。こうした裏ワザの交換が非常に多くなされている事からも、シグマリオン III のユーザーの本製品への期待が理解できる。

御手洗さんとも合意したのだが、シグマリオン III は奇をてらっていない、というか、非常に真面目に、堅実に作られたマシンである。エンタメ・ソフト的要素はほとんど排され、ビジネスユーザーが重い NotePC から解放されて、常時 Mobile 仕事で購入したその日から使いこなせる様に仕上げられているのだ。

PDA としては最大サイズの TFT スクリーンと、キーボードサイズ。Vaio U3 と比較すると、このキーボードはキー 2/3 個分だけ横に広いのだが、それだけでもタッチタイピングでのミスを減らすのには非常に役立つ。ミスタイプはこのキーの大きさに慣れないとゼロにはならないが、Vaio U3/U101 と比較してもキーボード間隔を広くとってあるために、横のキーを間違えて押すミスはかなり減少する。これは是非本物のマシンを触って試して頂き度い。

フォントサイズも、付属の MS ワードパッドでかなり大きく表示出来るので、視力に自信が無くても問題無く利用できるのも良い。Windows Messenger も標準でついているので、IM がないと仕事にならぬ、という人にも便利な Mobile マシンだ。

このキーボードの良さとフォントサイズ、一日余裕で使えるバッテリーの持ちのバランスで、シグマリオン III を何度か Meeting のメモ用に利用してみたが、これまで使った PDA の中では最も実用的。やっと、紙のメモを使わないでこれで良いかな、と思えるマシンに出会った、というのが率直な印象である。

ブラウン調ブラックとシャンパンゴールド色の Body の質感も高く、500グラム弱は PDA だと思うと重いが、NotePC のかわりと思えばとても軽い。ちなみに私は、シグマリオンを入手した今でも、PDA としては CLIE を使っている。スケジューラーやアドレス機能はアプリケーション毎のハードウェアボタン一発で瞬時に立ち上がる Palm のサクサク感を越えるものは Zaurus / PocketPC と比べてもまだ無い気がしていて、Palm はそういう面でも手放せない。移動中電車の中などで立った状態でメールや Web にアクセスするにも、シグマリオンの筐体はチト大きいので、その場合にもタテ型でホールドし易い NX73V が活躍することになる。座れる環境がある場合には、キーボードが使い易いシグマリオンIIIが圧倒的に強いので、まさに NotePCのモバイル環境での代用機がシグマリオンIIIになる。

FOMA との接続ケーブルが、単なるケーブルなのに8千円以上もする、とか、Sharp 製 MPEG4 動画レコーダーで録画した画像の音声がうまく Media Player では再生できない、とか細かい点での不満はあるが、他があまりに良いので許せてしまう。

最後の判断ポイントは、@FreeD を購入するかどうか。64K対応の CF 型 PHS 常時接続カードは、シグマリオン III をフルに使いこなす上ではやはりあると便利なのだが、それを購入してしまうとあまりに DoCoMo の戦略にそのまま乗っかってしまう事になるので、迷っている。FOMA で接続は出来るのだが、自分の使い方ではパケット代がとても高いものになってしまうし....さて、どうするべきか。しばらく Mobile 通信機能は NX73V + Air H" だけでこなすという手もあるが、シグマリオン III + @FreeD があるとしばらくはこれで Mobile 通信環境は満足できそうな...うーむ。

派手さは無いけれど、とても実用的なこのシグマリオン III、重い NotePC の常時持ち歩きで腰が痛くなりつつある、戦う Mobile ビジネスマンの方々に、オススメします。

Posted by minami at 10:41 AM
6 07, 2003
CLIE PEG-NX73V で SD Memory Card を試す

Sony のメモリーカード、といえば、Memory Stick、と相場が決まっている。Sony の製品は Vaio など一部 PC 製品を除いては、対応 Memory は Memory Stick しか無く、こうした囲い込み戦略を嫌うユーザーは Sony の独自路線型の商品を買うのはためらいもあるだろう。

本日発売された、CLIE PEG-NX73V で、Sony はやっとその呪縛をちょいと解いてくれた。この新型 CLIE は、やっと CF Memory Card に対応してくれたのである。CF スロットは PHS 通信カード対応の為にこれまでも装着してきた CLIE だが、Memory Stick マーケティングの為もあってか、CF Memory には対応していなかった。それが、やっとのことで対応。その使い勝手やいかに。せっかくだから、CLIE で SD Card も使ってみよう。Exilim で撮影した画像を、CLIE から Moblog に Upload する、それには SD 対応も大事な要素だ。そんな実験がしたくて、NX73V を購入.....

....という目的だけで勿論 CLIE を買うわけでは無く、理由はいろいろあるのだが、とりあえず CLIE 上での SD Card の使い勝手をまず調べてみよう。そして NX73V の使用感全般も。

NX73V で SD Card を利用するには、Panasonic の SD 用 CF アダプターが必要となる。CLIE の HP では対応 CF カードには記載されていないが、装着してみると無事認識、動作した。

しかし、同様の事を試そうと考えている方は、ここから注意して読んで頂き度い。NX73V では、CF Memory Card に対応する、アプリケーションは限定されている。たとえば、Exilim で撮影したデジタル写真は、CLIE のデフォルトの画像 Viewer である CLIE Viewer では CF/SD からは読み込めず、CF/SD の JPEG 画像は CF にも対応するアプリの Picsel Viewer で閲覧しなければならない。これは Exilim 画像の CLIE 経由 Moblog にはちょっと面倒だ。CLIE Viewer なら CLIE のメールアプリケーションと連動するので画像の添付・送信が一連の動作で行えるが、Picsel Viewer からはそうもいかない。

ということで、CF Memory Card や、SD Card も NX73V で読めることは読めるのだが、アプリの対応度合いが低く使い方は限定的になる。

と、以上は多少 PDA マニアックな記述を多くしてしまったが、NX73V 自体の使い勝手は悪く無い。悪く無いどころか、これまで多種の CLIE を使ってきたが、CF 型PHS 通信カード対応機種としては CLIE 史上最もコンパクトで、すっかり気に入ってしまった。

筐体のコンパクトさだけを見ると TG50 などの方がスリムで良いのだが、やはり Air H" など CF の通信カードに本体だけで対応するのは魅力的だ。NX73V 本体装着のカメラは 31 万画素なので、130万画素の高機能カメラを必要とする方は今月末に発売される NX80V を待った方が良い(ちなみに本体メモリ容量も、NX80V では 32MB と倍増。)が、つや消しブラックの筐体が気に入ったら、NX73V も良い選択だ。厚みも大きさもひとまわり小さくなった NZ90V、そういう印象がある。前機種の NX70V と比較しても、画面の大きさはそのままに縦の長さが短くなり、CF カードの挿入スロットも開閉式になって、携帯性は抜群に上がっている。

電池の持ちも、良くなっている。TG50 の標準的な試用可能時間は11日だったが、NX73V では14日に伸びている。実際に Air H" カードを装着して通信していても、電池の減りはそれほど早く無い印象だ。

CF カードを差し込む開閉するスロットは、ちょうど DV カメラのカセット装着口の様な精巧さで、緻密な出来だが、やや華奢な印象もある。Air H" カードを装着しっぱなしで使うユーザーは、ウレタンケースなどに本体を入れておく方が無難かもしれない。また、前述した Panasonic の SD-CF アダプターは、NX73V から引き抜くときに、なぜかひっかかりがあることが多く、この華奢な CF スロットを壊さない様に押したり引っ張ったりしながら恐る恐る取り出すことになるので、それも注意が必要。もともと Sony では対応 CF カードにこのアダプターを含めていないので、各個人のリスクで試す必要がある。

当初使い勝手を心配した内蔵キーボードは、キートップの高さがあまり無いので他機種に比べると押し味は劣るが、とても使いにくい、というほどではない。これは個人差があるだろうが、当方はこれで十分使えると納得出来た。TG50 の様にバックライトが点灯するギミックも、暗いカンファレンス会場等でのタイピングを可能にするものなので好ましい。

31万画素カメラは、NX70V と変り映えせず、それ故に130万画素の NX80V を待つ方が多いだろうが、31万画素故のサクサクとしたシャッター間隔(撮影後のメモリーへのセーブ時間は極めて短時間。)はやはりメリハリがあって良い。NX80V の画質は銀座の Sony Plaza に実機が展示されているのでそこで試すことが出来たのだが、NX80V を使った上で NX73V で良いかな、と当方は判断。130万画素カメラに、あまり多くの期待をするよりは、200万画素超の Small デジカメとこの NX73V をセットで活用する方が、当方のスタイルには合っているとの結論。31万画素カメラは、室内での撮影は比較的得意でそれなりに美しい画像が撮れるのだが、日中の撮影や遠景の撮影にはややボケが出るところがある。その欠点をわかって活用出来る方なら、NX73V で十分。何より、このブラック・カラーにひかれるのなら、シルバーの NX80V を待つことは無いだろう。

16MB のメモリーでも、Blog サイトの閲覧などは NetFront 3.0 で余裕でこなせる。文字表示時の行間に余裕が設けてあるせいか、最新の Zaurus SL-C750 よりもこちらの方が Web ページの文字は読みやすい印象があるから不思議だ。TFT の液晶そのものは、Zaurus の方が輝度が高くずっと良いはずなのだが。

ソフトウェア部分での最大の変化は、「デクマ手書き入力」という、日本語手書き認識ソフトの ROM 導入。試してみると、英数字の認識なら Graffiti の方が認識しやすく使い易い印象だったが、カナ、漢字の認識はなかなか高性能。かなり悪筆な当方の急いで書いた文字でも、ちゃんと認識する。キーボードがついているのでそちらからの入力がどうしても多くなる NX-73V だが、ターンスタイルでキーボードが画面下に隠れている時に急いでインプットするには十分な機能だ。文字種別にカラーを変えているので、認識間違いがあった場合の訂正も非常にやりやすくなっている。気配りが行き届いた手書き認識ソフトで感心。

Memory Stick スロットを上部から側面部に移したので、その分スタイラスを収納するスペースが無くなり、伸縮式の極小スタイラスが採用され使い勝手はあまりよろしくないが、本機ではスタイラスを使う機会はそれほど多くないだろうから許せる範囲。

これまでのクリエの良いとこ取りと言える、バランスの良いクリエ。それが NX-73V 、そして今月末発売の NX80V の両機種の共通点。NX70V / NZ90 ではちょっと大きく重いな、と感じた方は、是非店頭で触ってこの絶妙なバランスをお確かめ下さい。CF カードの利用制限など、万能では無いクリエですが、実用的です。もちろん、MovableType の Entry も、Mobile でこなせます。

Posted by minami at 11:42 PM
5 31, 2003
Meeting Memo 取りの為の PDA Keyboard

PDA のキーボードが、気になっている。といっても、両手親指でプチプチと打つタイプのものではなく、ブラインドタッチが出来るタイプのものが。

最近購入した Zaurus SL-C750 は、美しい液晶で MPEG4 ムービーが再生出来たり、メールや Web ブラウジングといった基本通信機能が高速化で使い易くなったりと、前機種と比較し改善点が多く、魅力的な PDA だ。しかし、これを使って何度か Meeting のメモを取ろうとしたが、やはり親指入力には限界がある。

Meeting のメモを取り易い、メモマシンとしての Note PC または PDA の発掘。実はこれは自分にとっては長い解決課題となっている。Meeting では顔をずっと Display に向けているわけにもいかないので、ブラインドタッチをしてもミスタイプが少ないキー幅が確保されていて、長い meeting でも充電が気にならないほど電池の持ちが良く、大きすぎて meeting 席上での存在感を誇示したりしない、小型のメモ取り用 PDA。アナログでメモした文書を後でデジタル化するといった手間を省き、仕事を効率的に行う上では非常に欲しいと思い続けてきている。最近は A4 型以上のノート PC を使ってメモを取る人も増えているが、Keyboard の使い勝手は良くても筐体が大きすぎて、存在感がありすぎて邪魔に感じることが多い。さりげない、PDA サイズは Meeting の相手にマシンを意識させない点でも有効だ。

NotePC の中では、Sony Vaio U3 はコンパクトな筐体でぎりぎりブラインドタッチが出来る Keyboard が備わっているが、横幅の制限から自分の指のサイズからするとミスタイプを誘うことも多い。電池の持ちも、通信も多用すると1時間半~2時間程度。充電のことを1日気にせず使えるマシン、では決して無い。PDA と比べると汎用性が高い Windows XP 機で有り Wireless LAN 環境でも気持ちよく使える良質なサブ・ノートの役割を果たしているが、Meeting Memo 取りマシンとしてはカンペキではない。

そこで、最近気になったのが、CLIE 新機種用のキーボードと、シグマリオン III。

近々発売される新しい CLIE NX-80V と 73V に対応する、コンパクトキーボード。真っ白なデザインや DC 充電対応にもひかれるが、写真の横幅を見るとブラインドタッチはかなりいけそうだ。Sony クリエの最近の機種に対応するフルキーボードは、米国では発売されていたものの、日本では発売されなかった。Palm Computing 用や PocketPC 用のフルキーボードのオプションが多種発表される中、何故か CLIE 用の外付けフルキーボードは見過ごされてきていたが、新機種でそれがやっと登場したのである。本体の発売は 31 万画素カメラ搭載の 73V が6月7日、130 万画素の 80V が6月下旬だが、コンパクトキーボードの発売日はまだ確定はしていない様だ。

そして、もうひとつ気になっていたのが、シグマリオン III のキーボード。先週昼食時間に近所のドコモショップで展示されていたので触ってみる機会があった。液晶画面の方はサイズは大きいものの最大輝度では Zaurus SL-C750 には劣る印象だったが、噂の Picsel Browser はなかなかサクサクと動作する。64K データ通信使い放題の @FreeD の通信カードが赤坂見附のドコモショップではアクティブになっていて、通信パフォーマンスの検証も出来たが、Air H" 128K と比べても大きく劣る印象では無かった。そして本題のキーボード。この使い易さにホレてしまった。Vaio U3 のキーボードの横幅よりほんのわずかに大きいだけなのだが、キーボード間隔が絶妙に配置されていて、打ち間違いがこれでかなり軽減される。"/" キー配置が4方向キーの配置のためひとつズレているところや右側には Shift キーが無い点は気になるが、それ以外は絶妙な出来。ドコモショップで検証しているうちに、シグマリオン III がタキシードを着たチワワに見えてきてしまった。はっと我に返ると、黒・緑・青の配色のドコモショップの手提げ袋の中にシグマリオンIII が何故か収まっていた。Air H" 派の当方としては、シグマリオン III はあきらめたはずだったのだが、FOMA P2102V との接続性(ダウンロード側のスピードは 384K パケット)と、なんといっても打ち易い Keyboard に強く惹かれてしまったのだ。

はてさて、このシグマリオン III の Keyboard は、究極の Meeting memo 取りマシンとして合格するのだろうか。それとも役割を果たしきれず、CLIE NX80V のコンパクトキーボード待ちとなるのだろうか。

近々、シグマリオンIII のさらなる検証を実施予定。

Posted by minami at 09:45 PM
5 26, 2003
Zaurus SL-C750 のオプション・アイテム

アプリケーションが標準仕様で充実して居り、あまり手を加えずとも本体だけでその豊富な機能を買った初日から堪能できる Zaurus SL-C750

ソフト的にはそのままでも十分だが、オプション・グッズはいくつか買い足すと面白いものがあるのでご紹介。基本的には前機種の SL-C700 と同じサイズの筐体なので、これまでの Zaurus SL-C700 のオプションがそのまま活用できる。週末に以下2点を当方も購入したので、一応御紹介。

まずは、上蓋が指紋などがどうしても目立ってしまう黒色光沢仕様なので、汚れを防止する為のカバー・ケース。全てのアプリケーションの起動動作が高速化された本 Zaurus では、アプリを使い度いと思った瞬間にすぐに Zaurus 本体を起動出来る方が望ましいので、装着したままで使用可能なタイプを探していたら、PDAIR Leather Case for Zaurus SL-C700 が。この製品は新宿量販店の店頭にも置いてあり、入手は容易。ミソは、Zaurus の背面部分に2箇所ある携帯ストラップを通す為の穴を上手に利用して、ベルクロテープや両面テープ無しで本体装着が出来ること。これはなかなか良く考えられている。ケースの上側には SD Card なども入れることが可能だが、上蓋や液晶表面と SD Card がぶつかって傷などがつかない様に中蓋もついている細やかさ。皮も厚く上質なものが使われていて、外見は携帯型のシステム手帳の様。ケース装着したままで CF Card の脱着、ステレオヘッドホン・ジャックの着脱、充電・PC とのデータシンクが出来るのも便利だ。難を言えば、皮が厚手なので、全体が厚ぼったくなってしまうこと、だが、この厚みがクッションがわりにもなって本体を保護するので自分では良いと思っている。背面の SD Card スロットのところはちょうど皮でカバーされているので、不用意なカード脱落を防止出来るのも良い。

もう一点は、Zaurus の他機種用として売られている、Pilot ぺんとぴあの伸縮可能でボールペン機能もついたスタイラス、TC-ZR1-1B。SL-C 7xx シリーズ用とは書かれていないが、大きさが同じでそのまま使える。Zaurus に標準添付のスタイラスはちょっと短めで操作しづらい時もあるが、このスタイラスを伸ばすと CLIE のスタイラスよりも長くなり、抜群に Hold し易くなる。簡便なボールペン機能もあるので、上記の専用レザーケースの上蓋にポスト・イットを入れておいて、電話のメモなどはこのボールペンで取る様にすると便利だ。Pilot 社製なので、この手のスタイラス製品につきまとう替芯供給の心配も低減される。グリップの中心部分は軽量な金属製で、高級感もあり、シルバーと黒の配色は SL-C750 に良くマッチする。

以上、SL-C 7xx シリーズ所有者以外には、あまり役立たない情報。(笑)

それにしても、この SL-C750、使い込めば使い込む程に、その優秀さを感じることが出来る。明後日発売のシグマリオン3と比較検討されている方も多いと思うも、Air H" 利用のモバイラーで、コンパクトな本体を常時携帯したい希望があって、キーボードを両手親指2本で打つことに違和感が無くて、かなり小さいフォントでも読むことが出来る視力を持っている方には、SL-C750、オススメである。

Posted by minami at 05:41 PM
5 24, 2003
Zaurus SL-C750 で MPEG4 動画再生

最新の Zaurus で MPEG4 動画像を楽しむ、というのは昨晩 SL-C750 を購入した時点での大きな動機では無かった。前機種SL-C700 には MPEG4 Player が添付されて居らず、購入後週末の時間を使って新機種をいろいろ試しているうちに、その面白さが見えてきた。

DoCoMo ブランドのデジタルビデオカメラ Eggy, MPEG4 対応 TV 録画専用機 CE-VR1 といった Sharp の MPEG4 製品は使い続けてきているが、Sharp の一貫した MPEG4 関連製品への取り組みは高く評価出来るものがある。新型 Zaurus にも、その開発力が活かされている。美しい液晶画面と、高速で省電力な CPU を得て、Zaurus SL-C750 は実用的な MPEG4 Player、としても活用可能だ。Zaurus での MPEG4 再生の評価を行う前に、まずは、CE-VR1 側の下準備。


すでに製造中止となっていると思われる Zaurus の周辺機器として販売された、小型の MPEG4 TV 映像録画専用機、CE-VR1 は昨年、ビックカメラの在庫処分で5000円で手に入れた。その時は Zaurus は所有して居らず、Eggy で再生する TV 番組を録画する為に利用していたが、Eggy の液晶画面は TFT でなかなか綺麗ながらも小さいので、いつしか CE-VR1 はオクラ入りとなっていた。しかし CE-VR1 が、Erieri さんの PalmOSLove の記事で、FOMA P2102V で MPEG4 再生が出来るという事がわかり現役復帰。P2102V では、液晶画面を回転させて横型にすると、より大きな画面で MPEG4 画像を楽しむ事が出来た。これも、FOMA を購入した時点では知らなかったので、嬉しい誤算であった。

しかし一方で、携帯電話の CPU や扱えるファイルサイズの限界も有り、FOMA 上では高品位な画像を見ることは出来ない。FOMA の画面サイズにはちょうど良い画像ではあったが、MPEG4 画像をより大きな画面でシンプルに見る方法がないか、というのは、潜在的希望として持っていた。Sharp は、MPEG 4 録画・再生の携帯型の専用機MT-AV1 も発売していたが、単機能機にはあまり大きな魅力を感じられなかった。

そこで今回入手した Zaurus SL-C750 の Movie Player アプリケーション。シャープとしては同社の主力商品パーソナル・サーバーガリレオや液晶テレビのアクオスで録画した画像とのコンビネーションを考えている様だが、CE-VR1 とのコンビネーションも上々だ。

まずは、CR-VR1側の下準備として、ファームウェアをアップグレード。これにより、初期仕様では最高画質でも 320x240 ピクセルの最大画面サイズでは 5 フレーム/秒しか録画できなかったものが、PC を利用し設定を調整すると、7.5 フレーム/秒で録画可能になる。録画ファイルサイズはこれにより大きくなり、CPU パワーもより必要になるが、Zaurus SL-C750 での再生にふさわしい画像がこれで録画出来る様になる。(こういうファームウェア・アップデーターをちゃんと供給していた Sharp にも、メーカーの良心を感じる。)

さて、そして出来た画面を早速フルスクリーンで再生してみる。VGA サイズで再生するので、QVGA の元画像からは4倍に拡大して再生することになるが、画像品質はなかなか、だ。勿論、スムーズな、DVD/MPEG2 の様な美しい動画を期待すると裏切られる。フルレートの 1/4 の 7.5 フレーム/秒の画像は、高速なコマ送りの様な画像、ではある。音は、ステレオでなくモノラル。音は勿論途切れが無いし、最高品質にする高ビットレートの録音になっている。再生操作は、ソフトウェアによる画面タッチ・オペレーションの他、方向キー左右で前・後15秒の画像の早送り・巻き戻しが出来、スペースキーで画像を元サイズ・拡大サイズを切り替えられるのも便利。

映画を鑑賞するのには向かないが、ニュースなど、情報を得る為の動画再生では十分な役目を果たす。何より、Zaurus の大きくて美しい液晶で見る動画は、Light Mobile 環境で体験出来る動画としてはかなり実用的なもの、と言えるだろう。


Zaurus SL-C750 と CE-VR1 で見る MPEG4動画は、万人向けとは言えないが、On the road で手軽に画像を見たい、TV を家でゆっくり見ている時間が無い忙しい方には試してみる価値があると思う。二つ折り形状の本機で画像を再生、ヘッドホンで音声を聞くスタイルなら、通勤電車の中や喫茶店などで動画像を楽しむ分には、それほどスタイル的な違和感は無い時代になった。二つ折りの携帯電話や GameBoy Advance SP を電車内で操作しているのと、外見はそれほど変わらないはず。

アニメ番組等を録画しておけば、小さい子供を連れて旅行に出る時、移動に飽きてしまった子供が見る携帯ビデオ再生機、としても便利に使える。

手軽なネットアクセス端末としても高機能な Zaurus SL-C750 には、MPEG4動画再生機としての付加価値も備わっていた。Memory が 128MB と倍増、辞書が付属し、長時間バッテリーにも対応する6月21日発売の上位機種 SL-C760 は、価格的には1万円違うだけで更に特典が多いので、これから購入検討される方は、これを待つのも良いかもしれない。

Posted by minami at 03:52 PM
Air H" 128K と相性バツグンの、 Zaurus SL-C750

DoCoMo ブランドの Windows CE 機だが、Air H" もつながる、という情報を得て、新宿のカメラ量販店に、旧モデルシグマリオン II の在庫が無いか、チェックに出かけた。つい先日までは、2-3万円と格安で売っていた旧型機は、新機種シグマリオン III の発売が28日に迫って、もうほとんど店頭から姿を消していた。そうか、とあきらめて帰りかけると、先日から各所で話題の Zaurus SL-C 750 のデモ機の展示が。その横には24日、つまり明日から発売、の表示が。興味本位でいじっていると、CPU が最適化され、User Area のメモリが増えた恩恵がそれなりに感じられた。お、なかなかいいではないか。でも、明日から発売か、と思いつつ実機の動作確認を店頭でしていると、そこは発売日フライングも3割・4割値引きも当たり前!、で購入者本位のヨ○バシ・カメラ。在庫ありますよ~、との店員の悪魔のささやき。かくして、シグマリオン II の中古を探すはずだった金曜夜の新宿量販店街チェックは、Zaurus SL-C750 という思わぬ土産を手にする結果となった。SL-C700 もちょっと前まで利用していて、なかなか気に入っていたが、SL-C750 は、どこが良くなったのだろう。

Hanax.net でも書かれている通り、これまで起動時のもたつきが感じられたブラウザやメールなどの標準アプリケーションの起動速度が、Intel XScale PXA255 の 400MHz プロセッサ搭載のおかげか、非常に快適になった。サクサク、と立ち上がると、アプリケーションを使おう、という意欲も高まる。

当方は SL-C700 も初期ロットを購入したが、初期版はメールを多数ダウンロードすると、読み込み途中でメモリーオーバーフローになってしまうという現象が見られた。SL-C750 ではユーザーが使えるメモリーエリアが 64 MB に広がったので、その不安もなく、元気良くメールを読み込む。2MB までだが、添付ファイルも読み込めるので、ビジネスで使う場合には便利な仕様だ。

そもそも、シグマリオン III の発売も来週に控えている中で SL-C750 を選択したのは、Air H" 128K カードとの相性。PXA255 になって、Air H" の通信速度とアプリケーションの動作速度のバランスが、ちょうどうまく取れた様に感じた。802.11b の Wireless LAN Card も勿論使えるが、このカードは Vaio U3 の 1GHz 弱のクルーソーとの速度バランスは良いのだが、Zaurus では CPU 処理速度が追いつかない印象。128K 位の Air H" カードがちょうど良く感じてしまう。

IBM の ThinkPad の旧型機の様な黒い鏡面仕上げは、初めは格好良く見えるが、汚れが目立ち易く実用的にはどうだろう、という感じもある。そもそも、先代からツルツルとした表面の筐体だが、モバイルで持ち運ぶ本機の、うっかり落下防止を真剣に考えるなら、もうすこしグリップ感の高いラバー状の筐体というのも良いのかもしれない。SL-C 700 で強度に不安があった USB コネクタの先端の薄型の部分は、金属で若干の補強はなされたが、薄いので不安は残る。付属する AC アダプタが、SL-C700 同様、携帯電話の最近の AC の様に超小型なのは良いのだが、まだ 100V 対応のみ。Zaurus を使う国際派ビジネスマンも多いだろうから、他の PDA では当たり前の海外電源対応も、次は是非考えてもらいたい。JPEG 画像の展開速度が、CPU の内部バスが倍速になった割に速く無いのは、アプリの問題か。NetFront 3.0 で、フォントのサイズを変えて読み込む度に Blog のレイアウトが崩れたり直ったりするのは御愛嬌、か。

厳しい指摘が続いたが、SL-C700 から 750 に替えたメリットの方が、勿論大きい。アプリ起動速度のサクサク化やメモリの拡大が前述の通り一番気に入ったところだが、MPEG4 画像の再生が、標準添付ソフトの Movie Player でスムーズに出来る様になったのも便利。ザウルス用の TV 動画レコーダーとして発売された CE-VR1 で作成した MPEG4 動画を FOMA P2102V でも再生できる裏ワザを eri さんから教わって、それはそれで便利だったが、やはり SL-C750 の大きく美しい CG Silicon Display の液晶画面で動画像を見ることが出来るのはなかなか楽しい。そして勿論、Mobile 環境での MovableType entry も、この新機種ならラクチンだ。

SL-C 750C では、カレンダー(スケジューラー)、アドレス帳の起動速度も十分速くなって実用的だが、この二つは Palm のアプリケーションに慣れ親しんでしまったので、当面は CLIE TG50 も併用することになるだろう。(というか、会社のグループスケジューラーが、Zaurus にはシンクできない、というのが大きいのだが。)SL-C は、あくまでブラウザやメールといった通信系アプリケーションや、ちょっとした短い会議メモをつける、重い NotePC を持ち歩きたくない時の代替として利用することになる。気軽にどこにでも快適な Air H" 128K の通信環境を持ち歩き度い方には、オススメします。左右両手の親指での入力が得意な、 HP200LX 系で育った方には、やはりこれはいいのかも。

Posted by minami at 12:13 AM
5 14, 2003
NEC Mobile Pro 900 は日本で発売されるのか?

モバイル・ブロッガーにはシグマリオン III の今月の発売が注目されているが、米国では同じ NEC が、日本で言うモバイル・ギア・シリーズの最新機種を発表。製品名は、NEC Mobile Pro 900Windows CE Fan の記事から。US$ 899 で、米国市場では5月下旬から発売。

日本の Air H" モバイラーとしては、やや筐体は大きくなるがシグマリオン III よりも、フルサイズ・キーボードを備え、どこのキャリアの通信手段でもつかえそうな、ニュートラルな新モバイルギアが登場すると、非常に嬉しいのだが。Windows CE Fan でも予想している通り、モバイルギアと競合するので日本でのリリースは難しいのでは...という予測も。NEC さん、NTT さんとの過去の歴史にこだわらず、是非日本でもモバイルギアも発売して下さい。

Posted by minami at 08:42 AM
5 06, 2003
Color Sidekick from T-Mobile 発売開始

5月5日より、ついにカラー版の Sidekick が米国で発売開始。(シリコンバレー出張中にも、テスト中のベータ版を某氏が使っているのを目撃していたが、やっと発売された。)CNET US に評価速報有り。Outlook とシンクロが出来ない点は不満としながらも、カラー化とメモリ容量の 32MB 化には一定の評価(10点中 7.8 点、Good。)を与えている。この情報は、米国市場の"The Gadget Weblog" の Gizmodo で発見。白黒版では、日本語勉強中の技術者がいたずらをして(真偽不明)、ROM に日本語フォントが入っていたが、カラー版ではどうなるのだろう。メモリーも 32MB に増えたし、これで日本語表示が出来れば、米国出張時に Moblie で使える便利な携帯電話+PDAになるのだが。

ただ、白黒の Sidekick を昨年試した時には、Silicon Valley 地域での GPRS ネットワークの穴の多さ(特に、アンテナ設置に住民がうるさい Palo Alto 近辺)や、音声電話端末としての Sidekick の形状の使いにくさも気になった。これらの点にも改善がなければ、eGadget うるさがたの多い Silicon Valley でも爆発的に売れることは無いのかもしれないが.....半年たって、通信インフラの状況は少しは変わったのだろうか。いずれにしても、常時接続の携帯電話+PDAの複合端末、今後も米国で急速な進化を遂げそうだ。

Posted by minami at 10:11 AM
5 05, 2003
Canon PowerShot SD100

欧米市場で、Canon の新型モデル PowerShot SD100 が登場(欧州名は、IXUS II)。日本ではまだアナウンスが無い様で、果たして市場投入されるかどうかわからないが、IXY より一回り小さくコンパクト・ボディになり、CF でなく SD Card が採用された点は、今後 Canon も超小型デジカメ開発に真剣に取り組むという姿勢の現れと考えていいのだろう。大きさは Pentax Optio S に近いとのことだが、厚みのあるステンレス・ボディなので重量は 165g と従来の IXY よりわずかに軽い程度。CCD は 3.2 Mピクセルと標準的。日本市場向けには、さらに小型化・薄型化された IXY の別モデルが投入される事を期待したい。

Posted by minami at 12:52 AM
5 03, 2003
VAIO U の使われ方

昨年7月に実施されたものだが、SonySyle が吉田カバンとともに VAIO U ユーザー専用バッグを企画した際(ちなみに同カバンは限定製造でもう売り切れ。)、Vaio U ユーザー対象のアンケート調査を行っている。その結果がなかなか興味深い。移動中の電車内でも利用、ネット接続以外では地図の閲覧などに使用、アクセスは Air H" が主体、AC アダプターも常時携帯、という現在の Vaio U ユーザー像が浮かび上がる。自分の使い方を振り返ると、確かにうなずける部分がある。

Q1「バイオU」をどんなシーンで使用しますか?、では、通勤・通学途上の交通機関内で使っている人が5割強。デート中の情報収集に、という人が15%いるのは微笑ましい。

Q2「バイオU」をどこで使用しますか?、では、さらに詳細に利用場所がわかる。自宅・会社・喫茶店という誰もが利用する場所以外で、電車内は約5割、車の中は約4割。車、とは、バス・タクシーの他に、自分で車を運転する人が、車を止めて社内で操作する様なこともあるのだろう。GPS アンテナをつけて、カーナビがわりに使っていることなども考えられる。屋外利用は意外と少なく44%だが、微反射液晶の U101 が発売されて直射日光下でも使い易くなると、もう少し数字が伸びるのだろう。

Q3「バイオU」をどんな用途で使用しますか?、の結果が、なかなか興味深い。インターネット接続(ブラウザ利用が主体だろう。)・メールという2大用途はさすがに上位だが、3位の地図利用が49%、4位の音楽利用が44%いるというのが面白い。地図というのは、カーナビ的用途はそれほど多くないだろうから、Web の地図検索で行き先を調べたり、グルナビなどで飲食店の場所を調べたあとで、その地図を保存しておいて使うことが多いのかもしれない。MP3 プレイヤーとして Vaio U を使うのは、少ない電池の持ちを減らしてしまうことからすると意外だが、MP3 プレイヤーを別途持ち歩くより、大容量バッテリーを購入して音楽プレイヤーとしても使う、そんなやり方だろうか。CD から Ripping をした後で携帯プレイヤーにダウンロードする手間もいらないので、iPod 的に大容量 HDD 付き音楽プレイヤーとして利用している層もいるのだろう。動画再生が3割以上居るのは、VAIO ユーザーらしさを感じる。デスクトップ VAIO でテレビ録画をしたものを、持ち出すのだろうか。電子ブックとして使っている人が15%も居るというのは、本当かな、という感じもあるが。

Q4「バイオ U」をインターネットに接続するときの方法は?、では、Air H" の月額固定利用をしている人がトップの44%。当方も、もうすぐ登場するシグマリオン III の500グラムを切る軽さに引かれながらも、DoCoMo から出るので Air H" 128K を使えないだろうな、という理由でこちらを選択したので、Air H" のヘビーユーザーであるほどこの Vaio U に惹かれるのは理解できる。(それにしても、NEC は、同社が発売している Air H" 128K カードも、DoCoMo シグマリオン III では認識しない設定にさせられてしまうのだろう。なんとなく矛盾も感じるが、補助金を DoCoMo からもらって本体が安くなることを考えると仕方ないか。)面白いのは、Vaio U ユーザーでありながら、「通信しない」人が6%存在すること。移動用のワープロがわり、ということなのだろうか。

最後の設問Q5「バイオ U」と一緒にバッグに入れたいものは?、では、「AC アダプター」がトップの65%。Vaio U1/U3 ではここまでになった数値だが、U101 登場で、この数字は下がるに違いない。U3 ユーザーとしては確かに S バッテリで2時間強という電池の持ちを考えると、同梱の AC アダプターは小型だし、持ち歩きたくなる。本当は自宅と職場に AC アダプターを各1台持っているのが理想的だが、Vaio の他機種と同様、AC アダプターは Sony の利益の儲け頭になっているのか、12,800円する。なぜか、Vaio の AC は、どんなモデルでもこの価格。ユーザーとしてはこれは納得いかないところ。そんなに高いはずはない。当方の様に、クリエを同時に持ち歩きたい人は、17%と少数派。Pocket PC など他機種を利用している人も多いからかもしれないが、PDA がわりに Vaio U を使いたい、という PC 主体 User が Vaio U を買っている、という姿も想像出来る。

どこへでも持ち運べるサブマシンとしての Vaio U の使われ方は、このアンケートからかなり浮かびあがるが、当方がしばらく利用してこれ以外でも便利だと思ったのは、家やオフィス内でのモビリティ。2キロ以上あると、Note PC とはいっても家や会社の中でもそれほど持ち歩かないことが多い。Vaio U だと、気軽にテレビのある居間や、会社の会議室へも持ち運んで、テレビを見ている間の調べ物に使ったり、会議のメモ取りやパワーポイント・プレゼン用マシンとして使うことが可能となる。

会社のデスク上でも、ネットにつながる PC が、あまり場所をとならい形で2台ある形になるのは非常に便利。片方でブラウザーを立ち上げて調べ物をしながら、もう一方の PC でワープロを打つ、といった使い方も出来る。サブマシンのある生活は、なかなか快適。

Posted by minami at 07:30 PM
5 01, 2003
大型 PDA としての、 VAIO U3

以前のエントリで、数字上のスペック評価だけ行った VAIO PCG-U101 の発売は、結局ゴールデン・ウィーク後に持ち越されてしまった。それでも新宿の量販店の店頭予約はもうかなり入っている様で、発売予定日の5月10日当日に渡せるかどうかはわからない、と各店では告知されている。

スペック的には文句無いマシンだが、約16万円という価格設定は、サブ・ノート PC としてはちょっと手を出しにくいかな、と考えていて、U1 / U3 発売時にそうした如く、店頭では触ってみるものの、実際の購入には至らなかろう、と考えていた。

一方、新機種 U101 の発表により、旧機種の価格がグンと下がった。新品の U1 が 89,800 円、U3 が 99,800 円と、10 万円を切る価格で最近量販店店頭に並んだのである。ポイントが10%付くことを考えると、U3 は実質9万円ちょっとで買える事になる。(もともと在庫が僅少だった両機種だが、一体どこに Sony は在庫を置いていたのだろう???。)こうなると、購買時の比較検討対象は PDA の Windows CE 機あたりに目線が下がって来る。高性能な Win CE 機は、7-8万円の価格設定。大きさ・重さから考えると直接の比較対象では無いのかもしれないが、価格的には十分比較できるレンジに入ってきてしまった。「各種機能をあきらめない大型 PDA」そういう意識で手に入れると、VAIO U3 は U101 発売直前の今でも付加価値を感じることが出来る。発売されて半年たった U3 は多くの製品レビューがなされているので詳細は記述しないが、当方が感じた使い勝手をつらつらと書いてみる。

大型 PDA、と位置付けたのは、今回 VAIO U3 と購買比較対象にしたものが Windows CE 機の CASSIOPEIA E-3000 GENIO e550GD だったから。軽くて持ち運びがし易い Win CE 機は、400MHz の XSCALE プロセッサを得て魅力が高まっているが、PDA であるが故に限られる画面サイズ、機能上妥協しなければならない部分がどうしてもあった。出先で使いたいアプリケーションは、スケジューラ、アドレス帖がまず候補に上がる。この2つは必要な時にさっと見たいので、起動にどうしても数十秒はかかる PC には不利なアプリだ。しかし、電子メール、ブラウザー、MSオフィスのアプリ、JPEG 写真の閲覧とカンタンな加工、そしてブログの入力、となると、最近の高機能 PDA は対応アプリを搭載してはいるものの、PC で普段使っている環境から、どうしても機能的・速度的な妥協を強いられる事になってしまう。軽い本体重量とのバーターと考えれば仕方無い事だが、こうしたアプリの使い勝手の制限から、多くのメーカーから出る各種 PDA の新機種を試しては自分のニーズを満たしきれない事を知り、切り替え続けて来た。

Palm を PDA として常用している自分は、即時性が最も重要なスケジューラとアドレス帖は CLIE TG-50 を引き続き利用するが、それ以外のアプリケーション、特にネットにアクセスの必要が高いアプリケーションを、Mobile 環境では VAIO U3 に頼る事に決め、えいやっ、と U3 を手に入れてしまった。フルスペックの Note PC をこのサイズにも追い求め、Final Fantasy の 3D 画像を Mobile 環境でも見たい!という方には、今や旧機種となってしまった U3 は全くオススメできないが、高機能な PDA 的に利用したい方には、価格的にも入手しやすいレンジに入ったことは喜ばしい。

過去のレビューでも指摘されている通り、Transmeta CPU ベースの本機は、アプリケーション起動時に若干のもたつきがある事は事実。Win XP の OS 起動も、びっくりするほど高速では無い。しかし、アプリが立ち上がってしまうと、サクサクと気持ち良く使える。自分で感じた良い点、残念だった点を以下列記すると、


<U3 の良いところ>

・標準でついてくる S サイズのリチウムイオン電池は、やや変則的に、底面後方部に配置されるが、PC を直立した状態で利用する際、安定的なホールドが可能な突起の役割を果たす。U101 ではフラット底面になって見映えは良くなったが、電車の中等で立って利用する分には、突起がある方が安心して使える部分も。
・環境に応じてネット接続設定の自動切換えを行い、必要なアプリの自動立ち上げや壁紙の変更まで行って、優しい声で切り替えを知らせてくれる SmartNetwork ソフトは、U3 にもバンドルされている。
・電池は U3 でも当初考えていたよりは持つ、という印象。勿論省電設計の Mobile Celeron 利用の U101 よりはかなり劣るが、一日中外出する場合などでも予備電池を持っていればなんとかなる。オフィスと客先を頻繁に往復する様な、AC 電源を時々利用可能な環境の中であれば、2時間強の U3 の電池の持ちは十分実用的と言える。PDA でも継続してネット接続を行うと電池の持ちはかなり悪くなるので、アウトドアで通信を多用する Mobile User には PDAと比較しフルの通信機能を使える VAIO U3 はオススメ出来る。
・会議中にメモをとる時など、普通サイズの NotePC を会議相手の眼前で机に置くと存在感がありすぎて邪魔に感じさせてしまうこともある。超小型の VAIO U3 なら、そのサイズからさりげなく使う事が可能となる。

<U3 でちょいと残念なところ>

・キー配置は、普通の JIS キーボードと違い特殊。特に、右側 SHIFT キーが無かったりするところは、普段使い慣れた PC キーボードとの差異が大きくつらいところがある。超小型のキーのサイズ、HP のキーボード型 WinCE シリーズ機をかつて所有しそのブラインド・タッチも行っていた当方には使い易いが、慣れるまでは間違ってすぐ横のキーを打ってしまうこともあるかもしれない。
・Wireless LAN は、U101 では 802.11b 対応カード内蔵だが、U3 では PCMCIA カードなどで対応する必要がある。(逆に、このカードを余分に持っている方なら、U3 は買い。)
・Mobile 時の CPU パフォーマンスは、U101 にかなり劣る。上部にリンクの、評価記事御参照。
・U101 から付属することになる、メイン PC の特定フォルダと Vaio U のフォルダを自動で同期する、VAIO Synchronizer は U3 には付属しない。(これはなかなか便利な機能のソフトなので、有償でも良いから VAIO U シリーズ旧機種ユーザーへの配布もソニーに検討してもらいたいところだ。)
・予備の専用リチウムイオン充電池の価格は非常に高い。最小の S サイズでも、電池だけで2万円弱。

先週末は比較的豊富に新宿量販店にあった Vaio U3 の在庫は、連休入りとなって減りつつあるかもしれないが、U101 程の高性能を求めないユーザーには、10万円を切った U3 は魅力的な選択肢。気になる方は、店頭でとりあえず実機に触って試されることをオススメしたい。勿論、U101 が連休後出荷され、実物を見ると、U3 の機能でも不足に感じられてしまうことも間違い無いだろうが、それでもいいや、と言う方にのみ、おすすめです。連休で旅行先でも Blog し続けたい、でも重い PC は持ち運びたくない....という Blog 中毒の方にはうってつけ。

とりあえず当方は、非常に満足。ミニチュア・サイズ PC の VAIO U3 の中で、いつも使うソフトがきびきびと動いている様子を見るだけでも、妙に楽しい.....!?。

Posted by minami at 07:31 PM
4 20, 2003
iBiz Technology Xela Keyboard for Palm PDAs

PDA ケースが、PDA 用の折りたたみ Key Board に変身。米 iBiz 社の、Xela Key Board。考え方や仕組みは面白いけれど、Key の大きさなどからして、実用性はちょっと疑問も。ただ、PDA 用の Keyboard の選択肢がいろいろ出てくるのは、良いことだ。

CLIE の T/TG Series 用の外付け Keyboard は、米国では発売されているのに、何故か日本市場では発売されず。TG 用に使えるなら、米国版でも欲しいのだが....

Posted by minami at 09:40 PM
4 19, 2003
Vaio PCG U-101 の発売前スペック検証

今年の Golden Week を過ぎたあたりから電車の中で、ちょうど本を開く様に Mobile Note PC の画面を横にして見る人が出てくるはず。「あ、PC の向きが違いますよ」と親切に注意してはいけない。新しい Sony Vaio PCG U-101 は、キーボード右上のボタン操作で、簡単に画面を90度回転出来るのだ。

Sony の Vaio PCG U-101 の商品説明ページでは、その機能を Flash Movie でわかり易く説明しているので、興味のある人は5月3日の発売前に、見ておく価値があるだろう。Vaio U の小型サイズを本当に必要とする先進 Mobile ユーザーにある程度 U1 / U3 といった先代機が行き渡ったせいか、最近は発売当初ほどの大きな話題にはならなくなった Vaio U だが、この新機種は人気を呼びそうな仕掛けを複数用意している。発売前に、もう一度現在見えているスペックをおさらい。

まずは、デザイン上目立つ(なぜ白い輪を大胆に入れたのか、当方はややこのデザインには抵抗があるが。)、キーボード上の白いサークルの中に配置された各種ファンクション・キー。左手親指で操作せざるを得ない Thumb Phrase は、右手親指での文字入力に慣れ親しんだ携帯電話ユーザーが多い中、どれだけ実際に使われるのか非常に疑問だが、冒頭に挙げた90度に画面を回転させるローテーション・キーや、ズーム・キーを右親指に配置したのは、便利かもしれない。電車内でタテに長い配置が多い Blog Page を読む時に、ブックスタイルと、そのときには下側になるこの4方向キーは、それなりに使えるのかもしれない。軽いといっても電池込み 880 g ある Vaio U を電車内で本の様にホールドするのは、困難かもしれないが、面白い使い方の提案、ではある。

Mobile 環境を意識した、SmartNetwork の機能は評価出来る。家・会社の両方、そしてホットスポット・サービスで 802.11b の Wireless LAN を使っている人には、ネット環境を検出、設定を自動で変えてくれるこの機能は便利に使えるはず。ネット環境の切り替えを Vaio U 101 が検知すると、女性の声で(しかも、家に帰ると、「おつかれさまでした」という優しい言葉とともに。)伝えてくれる。Vaio の「バッテリーの充電が完了しました。」という声は Sony Vaio 開発チームの当時の女性社員の声であったことは有名な話だが、今回の声は、また別人の様な響き。

そして、最後に注目した同梱ソフトが、Vaio Synchronizer。上記の SmartNetwork と連動し、ネットワーク環境が切り替わると、あらかじめ指定した無線 LAN 上の特定 PC の特定 Folder との差分を、自動でシンクロしてくれるという。これで、家や会社にある重い PC を持ち歩かずとも、Vaio U 101 と自分で利用している PC の間で、常にそれぞれのフォルダを同期して最新の状態を保つことが可能になる。ユーザー視点に立った、良く練られた仕掛けを、Vaio は同梱 Software でも持っていることになる。

Centrino チップセットでは無いが飛躍的に延びた Battery 寿命、CPU 周りのスペックアップや Wireless LAN 機能内蔵などは、U-101 が発表される前に、先代の Vaio U3 を定価近くで(最近は、U3 の在庫一掃のため、10万円を切る価格で新宿量販店で売っていたが。)買ってしまったユーザーには、悔しいものがあるだろう。Mobile Celeron 600MHz で、Transmeta Crusoe TM5800 933MHzベースの U3 より一見それほど速くなさそうに思えるが、システム全体のパフォーマンスがかなり向上している様だ。このグラフを見ると、なかなか差がありそうだ。これでほぼ同じ価格とは。技術の進歩が速いから仕方無いといえば仕方無いのかもしれないが、標準バッテリーで 5.5 時間駆動する電池寿命の延びと含めて既存の U1 / U3 ユーザーにはかなりショック&魅力なマシンと言えるのだろう。もちろん、Sony にまで見放された感のある Transmeta 社が一番ショックを受けているだろうが。

当初4月だった発売が延期になってユーザーをやきもきさせたが、Golden Week 中には、どうやら発売されそうだ。ちなみに、発売に先立ち、Sony Style では4月21日から予約開始、yodobashi.com では、既に予約を受け付けている。誰かオンラインで買って頂いて、当方にデモして見せて下さい....

Posted by minami at 10:20 PM
4 14, 2003
Exilim EX-S3 のブログ・カメラ度


Casio の Exilim EX-S3 が先月発売されてから、休日の新宿の量販店店頭ではその機能を実機に触れて確かめてみていた。

Exilim 初代機である EX-M1 / S1 はそれぞれ保有していたことがあり、スリムな筐体としっかりした作りに感心させられたものだが、やがて同クラスで発売された CyberShot U に移行してしまった。その理由は大きく二つ。

1.レンズカバーが無く、むき出しで持ち歩くのには不具合があったこと。
2.マクロ撮影機能が備わっていなかったこと。

しかし、時が流れ、初代登場から1年弱で登場した EX-S3 は、この二つの問題を、Casio 自身の努力と、3rd party 製品により克服していた事を知った。Digikuma Digi-Came Laboratory としてはやはり、これを研究せねばなるまい、と思いつつもなかなか手が出なかったが、昨日新宿に寄る機会に恵まれてしまい、ヨドバシのポイントが比較的豊富にあってしまった為に、研究材料を手に入れてしまった。新型 Exilim のブログ・カメラ度やいかに。

第一のレンズカバーの問題は、Casio 自慢の精密技術で、解決してしまった。この小さな筐体に 1/1.8 インチの 3.2M CCD を搭載しただけでも驚いたのに、なんと極小の自動開閉レンズカバーを Casio は搭載してしまった。冒頭の写真がレンズ・カバーが開いている状態。そしてこの左側の写真が、閉じている状態。これにより、レンズへの埃や指紋の付着を防止出来、常時携帯するブログ・スナップ・カメラとしての実用度が格段に高まった。

そして、第二の問題を解決してくれたのは、エヌ・エヌ・シー社製の SLIMUP レンズ。ガラス製の Exilim 専用外付けマクロレンズは、S3 にも対応していた。使用レポートは、EBLOG の Eri さんが主催する Palm OS Love で詳細写真入りの詳しい特集があるので、そちらを参照頂き度い。

これらより、当初 Exilim に対し持っていたネガティブ要素は取り除かれた。

しかし新型 Exilim は、そうした要素以外にも、多くの魅力を満載して登場した。細かな改善では、初代機で使いにくかった十字ボタンも、バツグンに操作し易くなっている。それ以外にも、大型2インチ液晶の搭載。カレンダー形式の再生インターフェース。QV-R4 / Exilim EX-Z3 と同等の撮影シーンに応じた設定が容易に可能なベストショット・モード。初代の S1 や CyberShot U では不可能だった動画の音声記録にもきちんと対応している。

クレードルも複数のボタンが付加され、写真を Upload する為の USB ボタンや、スライドショーをクレードル上で手軽に開始出来る(机上の電子写真立て的な利用もこれで可能だろう。)Photo ボタンなどが追加された。充電と写真のアップロードを一度にこなしてしまうクレードルは、家やオフィスに戻ると早速撮り溜めた写真を PC にアップロード、編集したくなる Photo Blogger にはやはり便利だ。PC で編集する時間も惜しい忙しい人向けには、カメラ内で写真サイズをリサイズしたり、一部を取り出してトリミングしたり、画像を回転させる機能迄備わっている。編集した画像ファイルは、新規ファイルとしてカメラ内に Save されることになる。

第二世代の EX-S2 は初代機からの CCD 容量アップが中心でマイナーチェンジ機であるととらえていたが、EX-S3 はハードウェア、ソフトウェアともに大きな変貌を遂げている。

ライバルの CyberShot U10 / U20 も良いカメラだが、コンパクトすぎる液晶サイズが、撮影写真の確認を行う上で障害となっていた。EX-S3 の液晶は、一クラス上の機種でもなかなか見られない大型の2インチ液晶を備え、撮影写真のクオリティチェックもラクに行える。失敗した写真の消去も、十字ボタン・SET ボタンの連携操作で効率的に行える。しかも処理が非常に高速。撮影後の写真のズーム速度はさすがに画像エンジンを搭載した IXY 400 等には負けるが、それ以外のソフト機能は贅沢すぎるほど。ベストショット機能では別々に撮影した写真を簡単に合成できる機能もあり、いろいろ遊ぶ事も可能だ。

Casio 純製のケース以外にも、Exilim には面白いケースを応用できる。当方は、新宿ヨドバシ近くのアウトドアショップ、石井スポーツにあった本来携帯電話用のストラップ型ケースを以下の写真の通り利用。液晶画面でなく光学ファインダーで撮影する設定にすると、このストラップを着用したままで撮影可能になる。ジーンズのベルト通しやカバンに簡単に吊り下げることが出来るので、ブログ・ネタをみつけたらすかさず撮影したい人には便利なケースかもしれない。





ユーザーの潜在ニーズ以上の進化を遂げた EX-S3 は、より多機能なライバル機種がひしめく 3.2 M ピクセルデジカメの中でも、ブログ・ユーザーには一見の価値があると思われる。

Posted by minami at 10:53 PM
4 01, 2003
GameBoy Advance SP 獲得までの遠き道のり

GBA SP が発売される前、実は購入作戦として複数のシナリオを入念に練っていた。勿論、自分が欲しいわけではなくて、GBA フリークの長男を喜ばせる為。新宿のカメラ店や近くの玩具店では予約購入不可能なことをチェック、小規模なゲームハード・ソフト専門店では一店舗あたりの入荷数量がせいぜい各店数台という厳しい初期ロットの流通状況を、発売前のかなり早い時期から各所での聞き込み調査により確認、どうやら Lawson のロッピーから予約購入するのが一番確実、という結論に落ち着いていた。

そして、GBA の旧型を売り払い、臨戦態勢カンペキと思われた長男にそのシナリオを説明すると、意外な答えが...「もう少し時間がたって、ちょっと安くなってから買うほうが、お金も節約できるしいいや。」「!!!」ナイスな eGadget に就いては初期ロット購入に命をかける親の血を受け継いでいるとは思えない、冷静な小学校低学年の息子の発言に驚くとともに、まあ、それも確かにそうだわな、と、とりあえずは親も発売初日の入手を断念。しばらく待つことにした。それが過剰に長い待ち時間になることは、冷静な息子も、その父親も発売日には予想していなかったのだが....

「次のロットは2週間もすれば出るでしょ、きっと。」という玩具屋店員の言葉に従い、待つこと2週間。出ない。よく訪れる新宿のカメラ店のゲーム売り場は毎週末必ず覗いて見るものの、「売り切れ」「次回入荷未定」の表示ばかり。

店員に、「なんとか予約で買えませんか~」とネジこんでみても、「いや~、次いつ入るかわからなくて~時々来店してチェックして下さい。」と軽くかわされるだけ。最初は冷静に待ちモードに入っていた息子も、だんだんしびれを切らして、「パパ探して~」と涙声モードになってきた。

そんな時に店頭で仕入れた情報「どうやら3月29日土曜あたりに、次のロットが入荷するらしい」その信憑性は、はからずも近くのスーパーのチラシ上でも証明された。29日来店のお客様先着10名様に限り、GBA SP を買えるという広告が。GBA SP は、スーパーの客寄せネタになるほど、まだ入手困難なのである。

よっしゃー、スーパー店頭に早朝から並ぶか~!と一瞬意気込むが、考えてみるとその週末は旅行で不在。ふーむ、どうするか~。悩みつつ旅行から戻って、翌30日の夕方にスーパーに行ってみるが、「昨日開店と同時に売り切れです。」とのお答え。好きな色も自由に選べない条件付きなのに、やはり多くの GBA SP ハングリーな顧客が、群がっていた様なのだ。カメラ店に行っても、玩具店に行っても、「昨日は在庫あったのですけどねえ...」という答え。

しかし!ほとんどあきらめつつ立ち寄った、自宅近くのビデオレンタル屋兼ゲーム店の店の隅の目立たないガラスケースの中に、捜し求めていた GBA SP が6台!しかも全色完備。息子のリクエストのシルバーを1台、さらにおにいちゃんが手に入れたのを見て自分の誕生日のプレゼントのリクエストをすばやく GBA SP に切り替えた下の娘にメタリック・ブルーを1台、早速購入。

長期に亘った GBA SP サーチにやっと成果をあげた父親が、子供達から尊敬の眼差しを集めたことは、言うまでも無い。

それにしても任天堂、この在庫不足はもう少し事前の市場調査をきちんとやり予想をたてて、対処方法を考えて欲しかった~。意図的に市場に渇望状況を作り出す様なマーケティング手法だとしたら、それを子供相手にやってはいけません。子供に泣かれて困るのは親なのですから。(笑)

Posted by minami at 01:31 AM
3 31, 2003
FOMA P2102V でモバイル・テレビ電話

本日やっと、FOMA P2102V でモバイル・テレビ電話を初体験。購入してから約半月が経過した、テレビ電話機能がウリの P2102V だったが、同僚の栗山君が FOMA をアップグレードしたので、ようやく社内でのテストが可能となった。(しかし、本日気付くと会社関係者でさらに二人 P2102V 保有者が居ることも発覚。FOMA は着実に普及中!?。)

テレビ電話を行うのは非常に簡単。液晶の上と側面に合計二つあるカメラのうちひとつを撮影可能状態にして、相手端末の通常の携帯電話番号を入力、通話開始時に、いつも使う音声通話ボタンでは無く、端末左下方に設定されているテレビ電話開始ボタンを押すだけで良い。相手の端末とつながると、数秒後に液晶画面右下方に自分の顔がライブ表示され、ワンテンポ遅れて、相手側の動画像が液晶画面に現れる。

Face to face の距離で、相手を見ながらの携帯テレビ通話実験だったが、その映像のクオリティにびっくり。時々は画面上にブロック・ノイズが出ることもあったが、非常にスムーズな表示の動画像。これまでのテレビ電話にありがちだったカクカクとしたコマ落ちの不自然な画像ではなく、自然なリアルタイム・ライブ・カメラを通じて相手の表情の変化を見ることが出来る。

リアルタイム、といっても、現在の通信回線スピードやエンコード・デコードの能力の問題で、カンペキな即時、では勿論無い。通信相手がすぐ近くにいる環境でのテストだったので Delay も実測出来た。通信コンディションによるのかもしれないが、実際に動画像を送ってから相手端末に表示されるまで、約1秒弱の映像遅れはある。(送信端末側で、会話開始時に故意に大きく口あけた瞬間を目視し確認、その画像が映像受信側の端末側にどれ位で反映されるかを計ってみたもの。)この様な動画像伝達における Delay はありながらも、十分実用に耐える範囲内の遅延であると感じた。

今回の実験では利用しなかったが、送信された相手の画像を動画メモとして20秒間 x 2 file まで保存する機能もある。通常のデジタル・ビデオ・カメラの様に液晶画面を90度の角度にして撮影しながらでもテレビ電話が出来るので、この場合には携帯電話ムービー・カメラ利用の即席報道カメラマンになることも出来る。P2102V を利用した、携帯動画のリアルタイム・ストリーミングによる草の根ニュース放送局が、村上龍の小説の中だけの話では無く、実際に、誕生するかもしれないというリアリティが感じられるほどの、完成度の高い携帯テレビ電話端末だった。

今回のモバイル・テレビ通話体験は、期待以上の動画品質で刺激的だったが、こういう体験を「実験」などと表現してはもう、いけないのかもしれない。普通の生活で活用出来る道具としての第三世代通信インフラは、整備されつつある。P2102V が早々に売り切れになった理由は、FOMA 既存ユーザーが格安のアップグレードプランに飛びついたことや、デジタル・ムービー・カメラとしての斬新なデザインの魅力もあるのだろうが、テレビ電話機能の実用性の高さから、複数台をまとめて買ったケースも多いのかもしれない。そう思わせる、魅力的な端末だ。

FOMA の通信可能地域のカバレッジとしては、先週末に千葉の外房を訪れた時、やはり PDC しか使えない地域がかなりあってデュアルネットワーク・サービスに入っておくべき必要性を再度感じたが、FOMA / PDC を同時並行的に利用可能な環境は、月間300円でレガシー・ネットワーク利用の保険もかけつつ近未来の通信環境を先取りできるので、なかなか快適。オススメです。

Posted by minami at 11:23 PM
3 22, 2003
Canon IXY Digital 400 の魅力

IXY 400 photo.jpg私は、PDA やデジカメを、普通の人の数倍の速度で更新している。更新するのは理由があり、その為の戦略もある。

まず理由だが、ともかくこの領域は、技術革新が総じてスピーディな IT 機器の中でも、飛びぬけて進みが急であること。3ヵ月後に、自分が買ったばかりの新製品のコスト・パフォーマンス(価格性能比)が50%ダウンすることなどもザラである。機器を固定すればする程、陳腐化リスクは高まる。かといって異常なまでの機器更新頻度を完全正当化するのは無理有りと自分でも感じるが、PC などと比べると更新し易い価格帯の商品であり、転売し易い商品であるという点も、重要である。PC は高価だし、時間をかけて自分の使い易い環境設定、アプリケーション設定等をしてしまうとなかなか更新し難い。しかし、PDA の場合は、転売の際には本体はリセットし、新機種導入後は元のデータを PC でシンクしてやるだけでいい。デジカメなどは、もともとデータを本体に長期蓄積するものではないので、それすら必要が無い。こうした点が、あるサイクルでの更新を促すことになる。

そして、その更新をスムーズにする為の予算戦略。こちらも重要だ。更新効果に見合う投資戦略が必要となる。シンプルに言うと、新品を定価の7割引程度で購入し、定価の5割に近づくかやや割り込んだ時点で転売する、という方法になる。つまり、コスト負担は差し引き定価の約2割。もちろん、消費税などを含めるともう少し複雑になるが、ざっとそんな具合である。負担2割なので、同じ価格帯の商品の購入・売却を続けた場合、約5台で、新品定価1台分のコスト負担になる。この方法を継続すると、常に最新・高性能な製品を利用できる訳だ。ただ、この方法を続けるには、売れ筋商品を見極める選択眼も必要。売れ筋商品でなければ、新品発表後の中古買取価格は急速に減ずる。ある程度人気のあるものでなければ、この方法を取ることは出来ない。

さて、前置きが非常に長くなったが、以上の様なある意味過激な eGadget Upgrade を繰り返す中で、時々、うーん、これは自分にとって「定番商品」に限りなく近い、と感じられる商品に出会うことがある。簡単に更新サイクルに放り込む事無く、手に馴染む道具としてしばらく使い続けたい、と思える商品。前に紹介した CLIE TG-50 は PDA としてその感覚にかなり近い商品だったが、デジカメのカテゴリーでも最近、そんな商品に出会った。Canon IXY Digital 400。これはかなりしっくり来ている。

IXY Digital 400 の良いところを説明する前に申し上げて置くが、私はかなり昔からの筋金入りの Canon カメラのファンである。AE-1 から EOS 迄、アナログ一眼レフカメラは Canon 以外を買わず、使わず。アナログ・コンパクトもほぼそうだし、デジカメもほぼ全ての Generation の Canon 製デジカメを使って来た。なので、このレポートにはかなりの Canon 愛好家バイアス、がかかっている。

もともとバランス良く開発されて来た Canon IXY Digital シリーズだが、IXY 400 は最近発売され、シリーズ頂点に立つ 400万画素のコンパクト・デジタル・カメラだ。ホワイト・バランス調整やプラス・マイナス2段の露出補正は出来るが、シャッター優先、絞り優先や完全なマニュアル撮影などはこなせない。あくまで日常を気楽に切り取るフルオート撮影を行う為のカメラだ。

フレーミングや写角には気を使いながら、露出やピントにはあまり気を使わず、それなりに仕上がりの良い写真を撮影出来ることが期待される、そういう位置づけのカメラ。今回の IXY 400 は、それをある一定の合格点以上にこなしてしまう優等生コンパクトと感じられる。

基本的なレビューは、スタパ斉藤氏の記事が詳しいので、まずこちらを参照頂き度い。さらに、実際に数日使用してみての自分の評価を追加する。

最近の IXY シリーズで気に入っているポイントとして、暗い場面での撮影時のビーム照射による測距の仕組みと、撮影後の写真のズーミングの素早さがある。これら機能は、IXY 400 でも継承された。測距ビーム光はこれまでのまぶしい白色光から、オレンジ色になり、それもアクセントとなっていて良いが、マクロ撮影でこれを利用すると、サーボモータの様にレンズが駆動するのがわかり、正確な測距が行われるのがわかる。以前と比較し、暗い場面での測距にちょっと時間がかかる様にも思われるのだが、ピント精度は上がっているのではないだろうか。

撮影後の画像再生時のズーム機能も、映像エンジンによる超高速画像処理のおかげか、気持ち良いズーミングスピードだ。これまで使っていた IXY 200a でもその再生ズームの速さは実感していたが、処理が重く無い200万画素だからだろう、程度に考えていた。しかし、400万画素でも、その速度は変わらない。10倍ズーミングで、撮影後の高精細画像の部分部分をカメラ本体内で確認可能となる、このズーム機能は非常に便利で楽しい。液晶はこれまでと同じサイズの 1.5 インチだが、このズーム機能のおかげで実際のサイズ以上に、本体の液晶も活用出来る。

上位機種と同等の、1/1.8 型 CCD がおごられたので、画質も単なるスナップ以上の仕上がり。露出補正などを行うと、補正効果がきちんと反映されて、夜間の撮影でもノイズが出ずにしゃきっとした写真を撮影することが可能だった。今後 Blog にアップロードする写真はほぼ IXY 400 で撮影したものになるので、その効果のほどは実際に写真を見て頂く方が良いだろう。撮影サンプルは、Canon の Web にもあるので参照されたい。400 万画素の 1/1.8 インチ CCD は、最近の Canon のこだわりが反映された CCD だ。他社上位機種は多くが 1/2.7 インチの500万画素 CCD に移行する中、この CCD が今は一番バランスが取れている、として、最上位機種の G3 ですら、この CCD を利用している。そして、それが正しい選択だったことは、多くの辛口カメラ専門誌が G3 の画質を絶賛したことで証明された。IXY 400 は、その系譜の CCD を受け継いでいる。

これまでは上位機種の機能だった、マイカメラ機能、も導入された。これはオマケ機能的位置づけだが、シャッター音やセルフタイマー音、起動音や操作音を、Canon の Web に多く掲載された音源からダウンロードし、自由に変更出来るもの。ちなみに「ラーメン」音源セットを導入してみたが、起動音は「へいらっしゃい」操作音は「チャーシュウ!」、セルフタイマーは「麺をすする音(西洋人には聞かせられません)」、シャッター音は「うまい!」となる。旨そうなラーメン画像とともに、「へいいらっしゃい」と小さいなデジカメが起動すると、思わず苦笑してしまう。騒がしいが、ユーモアをきかせたい時には愉快な機能だ。祭りの音、子犬・子猫の声、南国の音、結婚式のテーマ、シチュエーションに合わせて何でもある。

某家電メーカーとは違って、レガシーの周辺機器をそのまま使えるのも、キャノンらしい。アナログ一眼レフの EOS シリーズでも、過去に購入したフラッシュやら周辺オプションを新機種で使えるケースが多かったが、バッテリーやメモリ、本体接続して使うプリンターなど、全て流用可能だ。このあたりのユーザーへの配慮は評価出来る。本当は SD Card などメモリー媒体を変えればかなり本体小型化も図れるはずだが、あえて価格性能比が現在抜群な CF カードにこだわっているのも、Canon らしい結論だ。大きさも、これ以上小さくすると手ぶれが増える、といった判断なのだろうか。比較的大きな手の私にも、しっくり馴染むサイズだ。

唯一気になっていた、IXY 200a で愛用してきた、シリコン製ボディ・ジャケットが流用出来るかどうか、という問題も、上部にマイク穴、スピーカー穴、背面の機能切り替えスイッチ用穴を新たに開け、横の端子カバー用の穴をちょっと広げてやるだけで解決できた。メインスイッチや十字キーの位置はちょっとずれたが、肝心のレンズや液晶画面位置がずれていないので、大きな問題にはならなかった。ボディ・ジャケットが流用可能なことで、速写性の問題も、解決。

さてさて、IXY Digital 400、今後は Photo Blogging でどう活躍するか。使いこんで行くことにしよう。また、良いデジカメと出会った。

Posted by minami at 11:32 PM
3 19, 2003
CLIE TG50 で Bluetooth ざんまい

↑というタイトルにもかかわらず、自分はまだ Bluetooth を使いこなせていないのだが、PalmOSLove に本日掲載されたこの記事は素晴らしい。本体内蔵の通信環境としては Bluetooth しか無い TG50 ユーザーに有益な、Bluetooth デバイスとの接続ノウハウの全てが、詳細な写真付きで網羅されている。

特に、Bluetooth 対応のソニー・デジタル・ビデオカメラの周辺機器だとばかり思っていて、全く意識していなかったこのアダプタを使うと、ファームウェアの相性の問題などが無ければ、NEC の 128K Air H" 利用で Internet 接続が出来る、というくだりは非常に気になる。試してみたくなる。

PalmOSLove 編集長の小田嶋さんは、MovableType での Blog も開始。こちらも必見。ヒビノアワの Cheebow さんと同じ会社だったのですね~。なるほど。

Posted by minami at 07:02 PM
3 17, 2003
FOMA + NetFront V3.0 で快適 Web ブラウジング

最近、Zaurus や CLIE の最新端末で、ACCESS NetFront ブラウザを使う機会が増え、高速なブラウジング・スピードや PDA の画面サイズにあわせた Web Page の表示能力の高さに驚かされることが多かった。

Air H" のアクセス・スピードの制限や PDA の画像処理能力の限界等はあったので、超高速という訳にはいかなかったが、CPU が200MHzを超えると、PDA での Web ブラウズもなかなか快適になるのだ、ということを実感してきた。

しかし最近 FOMA を入手した際、重要なスペックに気付いていなかった。そう、FOMA 本体にも、最近の機種には、NetFront V3.0 が内蔵されているのである。動画撮影機能の高さや、メールで扱える文字数の大幅増加等が目的で入手した FOMA だったが、このコンパクト・ブラウザによる快適な Mobile 環境からの Web Browsing は、非常にメリットの高いおまけ、だった。

4月から発売になる、Air H" Phone でも NetFront ブラウザが装備されるが、こちらは V2.0 とのこと。FOMA の方が進んでいる。

FOMA の 384Kbps の通信スピード + CSS や JavaScript にも対応する FOMA 版NetFront V3.0 の組み合わせは、実際に使ってみるとその威力がわかる。Air H" 128K + over 200 MHz PDA + NetFront V3.0 の組み合わせで Web Browse していたスピードの体感2-3倍の速度で、携帯電話に Asahi.com などのサイトがビュンと読み込まれるのはなかなか気持ちがいい。

MovableType で出来た Blog サイトも、Header 部分の表示など、少しおかしくなるところもあるが、大方読み込める。

勿論携帯電話利用故の限界、もある。それは、現状の FOMA では、メモリーが PDA などと比べると十分で無いので、Rich な Web Page は途中まで読み込んだところで、メモリー容量制限を越えてしまうこと。まあそれでも、かなりのところまで読み込めるので、常時持ち歩きの携帯電話端末からこなせる Web Browsing としては実用的と言える。ともかくも、全般に高速な動作は高く評価出来る。頻度高く見る Web を Short-cut で待ち受け画面下部に登録しておけば、当該アイコンをクリックするだけでその Page を見ることができるのも便利な機能だ。

しかし、重要なことを忘れてはいけない。FOMA の通信は、Air H" などと違って Packet 課金。iMode よりは安いパケット料金設定とはいえ、こんなにビュンビュン Web Site を読み込んだら、請求はいったいいくらになることやら。DoCoMo からの請求書を見るのが怖い今日このごろ。

Posted by minami at 07:01 PM
3 16, 2003
Rboard for Keitai

eGadget 系の話が続いて、興味の無い方には食傷気味かもしれないが、またもやニッチ eGadget の話題。Reudo 社の携帯電話用 Keyboard、RBoard for Keitai を入手した。一応現物を見て触ってから入手したい、と思ったので、オンラインショップは使わず、新宿や秋葉原のあちこちの店で聞いてみるが、「そんな製品の入荷予定はありません」が一般的な回答で、入荷予定の店を運良く見つけても「いつ入荷するかは、わかりませんねぇ」という店員の説明に終始。結局発見したのは、秋葉原の中央通り沿いのソフマップの店頭だった。商品情報をネットで知ってから、約1ヶ月以上後の成果。ここは、商品展示もしていて、試用することも可能だった。携帯電話用のフルキーボード。テンキーでブラインドタッチ(若年世代の先進ユーザーはポケットの中でメールを打てるらしい。)出来るユーザーには笑われてしまいそうな商品だが、思いの他良く出来ていて、結局購入。価格は8000円弱。携帯にキーボードが接続出来ると、何がどう便利なのか。

日本製のキーボードということで、携帯専用に作りこんでいる為、細部まで良く仕上げてあるという印象。外装はゴムとプラスチックの中間位の質感で、すべりにくい素材が使われている。商品のシリアル番号は、「000116」(!)うーん、ニッチ商品なのだろう、やはり。

Panasonic の DoCoMo 端末は、他メーカー端末と比較すると、コネクタ部分の形状が180度ひっくり返っている。ここもちゃんと配慮されていて、同梱の小さなプラス・ドライバーでキーボード側のコネクタのカバーをあけて、反転させることが出来る。さすが新潟の携帯商品メーカー、芸が細かい。

DoCoMo の端末それぞれのメーカーを自動認識し、キーコンフィギュレーションが変わるため、キーボード側にも、水銀電池が3個ほど必要となるが、うまくキーボードの端に隠される設計になっている。キーストロークもかなり深く、PC のキーボードに近いタッチで使える。Fn キーとの併用で、@docomo.ne.jp / @ezweb.ne.jp / @jp-t.ne.jp といった各キャリアごとのメールアドレス部分や自分の端末の携帯電話番号が自動インプットされたり、と、各所に細かい携帯電話ユーザー向けの配慮がある点には関心させられる。

移動中の文字入力は携帯電話のテンキーから行えば良いが、机のあるところではこのキーボードが威力を発揮する。テンキー・ブラインド・タッチが出来ない世代には、RBoard による高速入力の恩恵は、十分あるだろう。出先でのちょっとしたメール作成・送信も、このキーボードがあれば、ストレス無くこなすことが可能となる。

惜しむらくは、FOMA 端末にはまだ対応していないところ。しかしだからこそ、こういう対応周辺機器の多い PDC 端末を、FOMA と併用できるデュアルネットワークサービスを使う意味があるのかもしれない。FOMA の良いところ、PDC の良いところ、それぞれを使うシーンで切り替えれば良い。2台の携帯端末を持ち歩く不便はあるが、携帯端末は、Note PC などに比べたらずっと軽いので、2台でもたいしたことは無い。そう割り切って、しばらくこのキーボードと、2台の携帯電話を使い込んでみよう。

ひとつ発見は、FOMA P2102V と PDC P504iS 端末間では、赤外線によるデータ通信が可能であったこと。同じメーカー品であるからだろうが、アドレス帳やメモ、メールのドラフトなどを送受信することが可能だ。(iShot の JPEG 写真は残念ながら転送出来なかったが。)P ユーザーで両刀使いを検討している方への、ニッチな御参考情報。

Posted by minami at 11:25 PM
3 15, 2003
CLIE TG50 のバランス感覚

前の Entry で話題にした、CLIE PEG-TG50 が、本日予定通り発売された。最近 Sony の新型 CLIE は度々発売延期になることが多かったが、本機は無事にリリース。CLIE T Series のスリムで優美なメタリック・フォルムを継承しつつ、200 MHz プロセッサで武装した。ビジネス・ユーザーをターゲットにしながら、身上はやはり "Personal Entertainment Organizer"。音楽再生機能や Bluetooth を使ったネットワーク・オセロソフトの同梱など、アソビゴコロあふれるパッケージになっている。当方も結局、カメラ起動が遅く重い NZ-90 の継続利用をあきらめ(というか、最初から TG-50 が出ることを知っていたら NZ-90 には行かなかったのだが...言い訳。)、TG-50 にスイッチすることを決めた。この新しい CLIE は、とてもバランスが良く、気品がある。

NZ-90 も、全ての必要な機能が詰まった意欲あふれる機種だったが、気軽に使いたいはずのカメラ起動が遅かったり、カメラユニットを上部にむりやり収めたので通信カードが下部に付く形になったり、300グラム近い重量になったりと、多機能化したが故の問題点も多く抱えていた。

PDA とは、毎日使うデジタルの道具。パーソナルデータを収納・閲覧する機能が一番大切。それが故に、利用する上での気軽さも継続使用を行う上での重要な要素だ。

毎日身につけていて邪魔でない形状・重量か。電池の持ちはそこそこ良いか。必要なデータにたどりつくまでのスピードはどうか。TG-50 は、スリムで軽い筐体、CLIE Palm OS5 対応機の中では最長(通常使用で11日間)の電池の持ち、キーボードによるクイックな操作で、そうした要請に応えている。

中でも、キーボードの作りは、これまでのハイエンド・クリエの中でも非常に良い出来だ。残念ながら今回も数字キーボードは独立キーにはならなかったが、ブルーとオレンジのキーとの同時押しで記号や数字を打てる様にするなど、工夫が多い。キーボードは本機で初めてバックライトがついたので、暗めのカンファレンス会場内でのメモ入力なども、これで可能となる。

NZ-90 で高い評価だった画像 Viewer の Picsel Viewer が、本機からは ROM 内蔵アプリになった点も見逃せない。DocumentsToGo も便利なソフトだったが、Picsel Viewer ほどの対応ファイルフォーマットの広範さや、軽快な操作感は無かった。ソニーもこのソフトはかなり気に入っているのだろう。NZ-90 に比べて半分ほどの面積になってしまった液晶画面だが、このソフトがあるとそれでも有効に活用出来てしまう。

カメラ内蔵はあきらめるとして、NZ-90 や NX-70V と比較した一番の違いは、通信を行うには別売りの通信アダプターを利用する必要がある点。数世代経つとこの薄さの中に Air H"や WiFi が内蔵されたりするのだろうが、現時点では贅沢は言えない。Bluetooth を使う手はあるが、実効通信速度や電池消費の問題もあり、本端末の場合は通信手段は別に用意した方がいいのかもしれない。そう割り切っても、機能美があるので、許せてしまう端末でもある。

CLIE のキーボードの基本は、Holding し、両手の親指での操作になる。机の上に置いた場合は、人差し指二本などでもいけるが、この操作で OK な方には、買い、の Palm 端末である。CPU パワーがアップし、アプリケーションも充実して、従来の T Series の価格を据え置いた本機は、バランス良く完成されている。

個人的に残念だったのは、本機とは直接関係無いが、米国 Sunnyvale の Fry's で定価の約半額で購入した、Fossil 社製の Wrist PDA なる Palm OS 内蔵腕時計端末とのシンクロが、何故か Date Book だけうまくいかないこと。Palm OS 5 との相性の問題か、日本語ソフトとの相性か...これが出来ると、Palm のデータを全て腕に収めることが出来たのだが。夏までには発売されるという、次の Wrist PDA に期待しよう。こちらはタッチ液晶で、時計のバンドに隠したスタイラスで、グラフィティ入力まで出来てしまうらしい。ジェームズボンドの映画からそのまま出てきた様な eGadget だ。

Posted by minami at 10:05 PM
P2102V と P504iS デュアル利用

新宿ではヨドバシでも、ビックカメラでも発売初日から売り切れ。FOMA P2102 V は、独自の動画撮影スタイルのせいか、かなりの人気だった。近所の DoCoMo 直営店でやっと在庫を発見、これまで使って来た P504iS PDC 端末との二刀流の携帯通信生活が始まった。

FOMA でも、通信可能エリアのカバレッジはかなり上がって来ているものの、PDC のネットワークの広さにはまだ及ばない。それを埋める仕掛けが、デュアルネットワークサービス。月々300円の追加料金で、FOMA と PDC 端末双方を簡単な操作で切り替えて使える。メールが PDC 側では自動受信できなくなる等の制約はあるが、FOMA への切り替えで悩む PDC ユーザーには手軽なサービスだ。地方への出張やビル内など、通信カバレッジに不安があるときには PDC 端末も持っていると保険になるし、軽量で持ち運びがラクな PDC 端末は、休日専用として使う手もある。FOMA と mova は異なる方向に機能発展しているところがあり、それぞれの進化を確かめられるという点でも有益なサービスだ。今後は FOMA - PDC の自動切換えが1台で可能な端末も出てくるが、それまではデュアルネットワークサービスでつなぐことになるのだろう。さて、P2102V の第一印象やいかに。第三世代ネットワークは、恩恵をもたらしてくれるのだろうか。


極薄端末の P504iS を愛用してきていたので、大柄に見えてしまう P2102V だが、これまでのデカイ、重い、という印象が強かった FOMA 端末の中ではスリムな出来。大きさは、ほぼ普通の二つ折り携帯電話サイズになった、と言える。

メニューの構成は、P series の流れをくんでいるが、二階層目以降はアイコンがなくなってしまい、やや使いにくい。ただ、P Series を使い続けて来たユーザーであれば、数時間で慣れる。最大384kbps の通信スピードのおかげで、iMode メニューへのアクセスはらくらく。iAppli や着メロのダウンロードも、ほんの一瞬で完了してしまうのには、第三世代の力を感じる。一方で、PDC では安定していた iMode の通信が、家の中から時々理由不明でつながらない事もあった。これは屋内通信では頻発する現象なのか、今後使い続けて確かめることにしたい。

そして、P2102V の最大のウリである、動画撮影機能をチェック。デフォルトではメールに添付するサイズで撮影終了する様になっているが、設定を変えると SD メモリの容量の範囲で、無制限に動画を撮影可能となる。液晶部分をヒンジを軸に90度回転させ、側面部分にあるレンズのスライドカバーを押し下げると、瞬時に撮影可能状態となる。(このあたりは、起動に8秒もかかる SONY CLIE NZ-90 にも良く学習してもらいたいところだ。携帯端末のカメラは、起動の速さが命。)

レンズの反対側の部分に、ズームレバーと REC を兼ねたボタンがあって、非常に操作性が良い。ズームもデジタルズームだが、スムーズに動作する。重いデジタルビデオカメラを持って行きたく無い小旅行には、これ一台で良いかもしれない。動画撮影機能は、なかなかの合格点。

一方、CMOS 故か、静止画の仕上がりは今ひとつ。家の中の撮影など暗い処ではかなりノイズが目立つ。スナップと割り切るにしても、静止画カメラの出来は、11万画素ながらも CCD を採用した P504iS に軍配が上がる。Moblog 静止画カメラとしては、P504iS がもうしばらく活躍することになるだろう。

面白かった機能としては、よくかける電話やメールの相手先や、良く使う iAppli などのショートカット・アイコンを、起動メニュー画面(PC に習ってデスクトップ、と Panasonic では呼んでいる。)下部に配置出来る機能。深いメニュー階層をたぐったり、面倒な電話帳検索をしなくて済むので、これは良いアイディアだ。

SD Card が利用出来るので、撮影した画像は簡単にパソコンにコピー可能。PDC 端末では、Memory カードを利用できる機種がまだ少ないので、この点でも本機を PDC 端末と併用する価値があるかもしれない。(メモリー対応していると、将来本機を電話としては利用しなくなっても、デジタルビデオカメラ専用機として使える様になる点も見逃せない。)

電池の持ちや、本機種自慢のテレビ電話の機能評価は、今後使い込みながら、また御報告するとしよう。せっかくのテレビ電話利用可能端末ながら、それを使える相手が殆どまだ居ない、というのが FOMA が未普及で残念なところ。

最近教えてもらったのだが、24時間、誰からのテレビ電話コールでも受けた、こんな実験も行われていたとのこと。逆に言えば、ここまでやらないと、現状は携帯テレビ電話の相手を探すことが出来ないのだ。P2102V はこれまでの FOMA 端末以上にハードウェア的魅力を備えているので、普及の起爆剤になると期待したい。

Posted by minami at 08:22 PM
2 25, 2003
米国市場で、CyberShot DSC-V1 発表

この新しい5百万画素、4倍ズーム CyberShot DSC-V1 も、日本ですぐに出るのでしょうねぇ...なかなか Cool なデザイン。これもやはり、Gizmodo からのネタ。

Posted by minami at 04:59 PM
Samsung Matrix Phone

matrix phone.jpgああー、Gadget 好きとして外してはいけなかったこんな News が、2月10日にはネットに上がっていたのですね。もう見た方も多いかもしれませんが、Samsung - Warner Bros. のコラボレーションによる Matrix Phone。ボタンを押すだけでモーターでスピーカー部分がするすると上昇、液晶窓が開く仕組みらしい。うーん、サイバー。米国の Gadget Blog の Gizmodo、もっとちゃんと見なきゃだな。

6月7日からの Matrix Reloaded の公開も、楽しみ...

Posted by minami at 12:46 PM
2 21, 2003
Apple Store Ginza

おお!? Apple 直営店が、銀座の松屋の近くのビルに今秋オープンとのニュース

オープン時は日本の熱狂的なマック・ファンで一杯になること必至!?

Posted by minami at 06:08 PM
3839 歩、154 kcal

Walking style.jpgこの Entry Title は、今朝家を出てから、オフィスに付くまで歩いた歩数と、消費したカロリー。JR 四谷駅から赤坂のオフィス迄歩いたので、もう少しカロリー使ったかな、と思いきや、この程度。So:an で知って早速入手した、ネットに繋げるオムロンの新しい歩数計(最近は万歩計、とは古臭いから言わないらしい。)、Walking Style HJ-700IT、を使い始めてから、前より Health Conscious になってきた。

一日歩いた歩数、歩行距離、消費カロリーが、7日分を記憶可能なメモリーに保存され、USB 接続で、オムロンが用意した Walking Style Diary という PC ソフト、そして対応する Web Page にそのデータを転送し記録して行くことが出来る、というシンプルな仕組み。

Wearable Computer としては、歩数や時間しか計測していない単純なものではあるが、これを Walking Community の一員として Web Site Walking Style の中で眺め始めると、俄然面白くなってくる。

消費したカロリーを、食べ物に置き換えるイベント(現在のイベントはカツどんへの換算。)への参加とか、他の参加者との歩数比較を始めると、「むむう、これは負けられぬ、もっとたくさん歩かねば。」と思い立って、いままでよりも1駅早く降りて歩いてしまったりする。もともと歩くのは好きで、赤坂から新宿まで平気で歩く事もある自分だが(これはどうやら祖父の遺伝もあるらしい。祖父は東京から鎌倉まで平気で歩く人だった。)、この歩数計利用開始後は、横に別に競争相手が歩いている訳でも無いが、不思議と速足になったりするのは Net 効果と言えるだろう。

ちょいと残念なところもある。「今日は30分は歩いたから「しっかり歩数」もそれなりに行ったはずだ~」、と表示を見てみても、カウンターが「0」でがっかりする事もある点。10分以上の連続歩行を行うと、有酸素運動になり体脂肪も燃焼する、ということで、ちゃんと運動した証となるこの歩数を「しっかり歩数」と定義して、普通の歩数と別にカウントしてくれる機能があるのだが、都会の歩行ではこれが効かないケースが多い。歩行者信号のところで止まってしまうと、連続歩行とみなされなくなって、しっかり歩数のカウント開始が振り出しに戻ってしまう様なのだ。このあたりを次回製品では、都会・郊外歩行切り替えスイッチなどを用意して、オムロンにも対応して欲しいと思う。毎日公園の中を歩いているならともかく、都会 Walker はやむを得ず止まったりしなければならない。ジョギング最中なら信号待ちでも足踏みを続けられるが、普通の格好でカバンを背負って、信号待ちで足踏みしているのは相当に格好悪い。(体験者談。)

ただ漫然と TV や PC の前でネットゲームをやっているよりは、健康的な Virtual Gameなので、最近ちょっと太ってしまったが運動やる時間もあまりないしなあ、という方はお試しを。万歩計、というと、腰につけるちょいとカッコ悪いイメージがあったものだが、21世紀の歩数計はスタイリッシュで、カバンや上着のポケットに入れるだけでもちゃんと機能し、ネットにつながる健康管理パートナーだった。

Posted by minami at 11:21 AM
New Note PC for mobile bloggers

Toshiba の dynabook C7 に、とりあえずは満足していたが、NEC から Lavie J が出た事をSo:an の Blog で知った。Sony や東芝、Apple などの NotePC はかなり集中して比較検討していた中、NEC の Note PC は最近良く見ていなかっただけに、「ああー、こんなのもあったのか。」感が広がった。

スペック的には CPU や Bluetooth 対応などでは勝る dynabook C7 MEW だが、それ以外はいろいろ負けている。外に連れ出す、となるとやはり dynabook の2キロの重量はこたえるので、外出時に Note PC を持ち歩きたい、でもスペックには妥協したくない、プリインストールのソフトはそれなりに欲しい、という Mobie Blogger には非常に魅力的な選択肢になりそうだ。

Posted by minami at 10:48 AM
2 16, 2003
CLIE NZ90 で MovableType Entry

この前の Entry で、PDA の存在が、NotePC の小型化と携帯電話の高性能化に挟まれて危うくなる、と指摘した。さて、では PDA は短期的にはどういう道筋を進むのか。そのひとつの方向性を示すのが、Sony から昨日発売された、CLIE PEG-NZ90。200MHz の PalmOS5 CLIE に、200万画素の CyberShot U20 のカメラ・モジュールが装着され、さらに Bluetooth 通信機能、Felica (JR の Suica カード)の読み取り機能、TV への JPEG 画像出力機能付きクレードルが付加された。PowerPoint を含む MS Office ファイルや PDF ファイルを Viewing 出来るアプリケーションも付属している。詳しい評価 Report は、当方が Waag (バック・CNET Japan) に投稿した、こちらを御参照。

NZ90 の進化を見ていると、PDA は携帯電話には早期導入が難しい高画素 CCD カメラの装着、よりクリアな液晶画面の追及、Web Browsing 機能の充実などで、自分の地位を確保しようとしている様に見える。


前の機種、NX-70V の Browser NetFront からはうまく出来なかった MovableType Entry 画面表示にも、細かな改善がされたのか、Zaurus SL-C700 同様可能となった。ただ、SL-C 700 では可能だった、MovableType の File Upload 画面への移行が、NZ-90 ではうまくいかず、とりあえずは Text 入力で多用することになるだろう。

同じ NetFront Browser でも、Browsing の機能は Linux Zaurus SL-C700 に負けるが、PIM や Mailer の使い勝手はむしろ NZ-90 に軍配が上がる。いずれにせよ、MovableType に対応する Moblog 入力デバイスの種類が増えるのは良いことだ。

Posted by minami at 06:03 PM
2 14, 2003
米モトローラ Linux / Java の複合機能ケータイ

Motorola A760.jpgCNET Japan の記事から。これまで Nokia や日本の携帯電話メーカーなどと比べるとやや静かな印象があった米 Motorola だが、この A760 のスペックはなかなかすごい。

デジカメ、MP3 Player、PIM 機能あたりは Sharp の J Phone 全部入り端末にもある機能なので驚かないが、さらにはカラーのタッチ・スクリーンの液晶(意外にも携帯電話では殆どこれまでタッチ・スクリーン対応なかったですね。こりゃ便利かも。)、モトローラお家芸のスピーカーフォン、Bluetooth の機能まで。

さらに近い将来、Fastap Keyboard の様な、インプットがラクな Keyboard も導入されたりすると、携帯電話端末の文字入力環境は格段に改善されそうな予感。

Linux は、MontaVista の Linux か。組込み Linux はやはり MontaVista、強い。

今年第三4半期に、アジア地域で出荷、とのこと。日本市場でも使える様になるといいなあ。

とどまるところを知らない携帯電話の高機能化、そして高性能 NotePC の小型化で、一番ワリを食うのは PDA 専用機、か。心なしか、最近新宿のカメラ店では、PDA 売場面積が減少傾向。両側から攻められると、PDA もつらい、か。

Posted by minami at 04:31 PM
2 05, 2003
ペット家電の、iSeePet

iseepet.gifビックカメラのパソコン売り場の一角で、ふと変わった形の商品を発見した。それはどう見ても PC の形をしていない。どちらかと言うと、電気湯沸しポットの様な、コーヒーサーバーの様な形。むむむ、と近づいてみると、これがビック特価でも99800円もする高価なシロモノ。なんと組み込み Linux 機器だという。しかも、製品の横には可愛らしい犬と飼い主の写真。なんだ、こりゃ???と好奇心一杯で横にあったカタログを手に取ると、商品名は、iSeePet。ネットワークカメラ・遠隔給餌機能付、ペットコミュニケーションシステム。

製品詳細は、上記のリンクから御覧頂き度いが、ネットの常時接続環境に iSeePet をつないでおき、乾燥タイプの犬の餌(別にネコの餌でも良い様な気がするが、なぜかWeb も紙のパンフも、想定ペットは「小型の愛犬」。)を入れておくと、遠隔地から動画や静止画でペットを見ながら、ボタン操作で給餌が可能になる仕組み。一人暮らしで仕事に出ているペット愛好家にはとてもうれしいネット家電なのかもしれないが、その真面目な機能解説を読む度に微笑んでしまうのは私だけでしょうか。
(先日の様な、ネット大混乱のワーム事件が起こったり、ペットがおなかをすかせすぎて電源コードを引き抜いたりすると、10万円もかけた大切な WebCam 付給餌機がタダの箱になってしまうだろーなー...ということを考えながら読んではいけないのかもしれません。)

しかし、もっと注目してしまったのは、開発・販売元の、アルファ・オメガソフト社
聞いたことがある名前だな、と調べるとこれがなんと、富士通の社内ベンチャープロジェクトとして95年に始まったものだったのだ。同社のコア技術は、小型の組み込み型 Web Server Camera モジュール。なるほど、その活用例がこの製品だったのか。納得。こういうモジュールが、今後は給餌機の様なニッチ製品だけでなく、多くの家電製品に組み込まれると、あちらこちらに WebCam の監視の目が出来てしまうことになる。過剰な普及には抵抗感があるので、ペット・コミュニケーション止まりにして欲しい...

それにしても、ここまで真剣に作ると、Wall Street Journal まで取り上げてしまうのか。何事も、最後まで成し遂げることは、大切です。

あっと、ADSL モデムに直結すると、不具合が...ペット家電、もとい、ネット家電普及への道は険し。

Posted by minami at 10:25 PM
2 04, 2003
12 インチ Powerbook vs 東芝 dynabook C7

週末新宿に出かけたのは、先週末から店頭に並び始めた 12 インチ Powerbook の視察が目的だった。オールインワンでありながら、コンパクトな筐体。G4 プロセッサの搭載。Macworld SFC での発表以来、発売前から日本国内でも熱い注目を集めていた機種で、新宿のソフマップでは既に完売、予約のみ受け付け。しかし、新宿西口のビックカメラでは、当日持ち帰り可能な在庫があるのを発見した。Apple への Switch、あと背中を一押しされたら、というところまで来ていた。しかし2月1日土曜は、新デザインの東芝 dynabook c7 の発売日でもあったのだ。新宿のカメラ店店頭で実物を触っての、徹底比較。

この評価記事にもあるとおり、dynabook c7 の筐体は、一見して、Apple iBook のデザインの模倣、に見える。iBook ユーザー(先日来日した、Ben と Mena もそうだった。二人仲良く並んで、白い iBook を使っている姿は微笑ましかった。)からはいろいろ文句もあることだろう。

以上から、同じサイズとはいえ、銀色でややデザインが違う新型12インチ Powerbook との直接比較はちょっと違うのかもしれないが、発売時期や価格帯、スペックから、この2台を比較して、Windows 環境に留まるべきか、思い切って Mac に Switch (あるいは帰還)すべきか、悩む人も多いかもしれない。

Windows Note PC といえば、これまでは単純に性能(CPU スペックやモバイル環境での使い勝手)と価格(コストパフォーマンス)で評価して、購入機種を決定すれば良かったのだが、Sony Vaio が筐体デザインの優劣という新たな評価軸を持ち込んで、選択肢が豊かに広がった。一方、東芝はそういう新しい流れの中でも、性能と価格に勝負の土俵を見出して、質実剛健な Note PC 作りに邁進してきた印象があった。

その東芝から、唐突に発表された、デザインを強化した Note PC が、この c7だった。Web 経由前情報は得ていたが、僕自身も本物を見るまでは、「どーせ iBook のデザインのマネでしょ。」位にしか思っていなかった。しかし、本モノを見て、触って考えを改めた。外観は確かに似ているが、それだけに終わらない、Windows Note PC としての完成度。上質な質感。純白に見えて実はシルバーがかった、微妙なメタリック系白色ボディ。東芝らしい、堅牢な作りの幅広キーボード。

電池の持ちはカタログでは 4.2 時間とこのクラスでは特筆ものの長時間駆動で、最上位機種のC7/212PMEWモデルは、802.11b の Wireless LAN / Bluetooth などの無線接続機能も標準装備。(Apple Powerbook では、無線 LAN カードは別途追加購入が必要。)

そして、12インチ Powerbook には無い PCMCIA スロット2基が装備され、東芝らしく SD メモリーカード・専用スロットが備わっている。USB も 2.0 まで対応する端子が4基装備されている。音量調整も、すばやく操作しやすいアナログのダイヤルが左側面手前にある。液晶画面も光沢感があり、輝度の高い、いまや日本の PC メーカーのお家芸ともいえる美しい 12.1 インチ液晶。なかなか、ニクイ出来なのだ。好き嫌いは分かれるかもしれないが、DVD などの映画を見るにも、この液晶の良さは魅力的、だ。

ビジネス・ユーザーにはどうしても現状必要となってしまう MS Office も、PowerPoint の無い Personal 版だが、プリインストールだし、CPU も必要十分な Mobile Pentium III の 1.2 GHz。こういったことを総合的に見ていくと、Powerbook / iBook キラーとしての要素が十分備わっていることが、理解できてしまう。こうした性能面の充実や低価格に加えて、 Windows PC の最大の欠点であり Apple の専売特許だった、繊細で美しい hardware デザインまで、手に入れてしまった dynabook c7。このマシンの存在があったために、僕の Macintosh Switch 計画はぎりぎりで頓挫してしまった。

これまで使っていた Sony Vaio SRX-3E/BD と Switch することに、最終決定。

面倒なソフトウェア環境移行を週末で済ませて、本日より本格的に利用開始。結果、非常~に満足。今まで Celeron 650MHz を使っていた自分には、1.2 GHz Mobile Pentium IIIは強烈に高速に感じられ、体感的には ADSL での Web アクセスなどは3-4倍以上になった。グラフィックチップも良いのだろう。

起動時の上品な起動音と、オレンジから青に変わるメインスイッチのイルミネーション(これも Apple のぱくりだな....)も、何気ないアクセントだが、美しい。Mac 環境へ移行するのもきっと楽しかっただろうが、米国で Mac から Windows に移行して以来築いてきたソフト資産は、あまりにも大きく、そしてこの c7 の出来があまりに良すぎたことが、その移行を最終的に阻んだ。

iBook のマネ、のそしりを、Mac ユーザーから受けることは逃れられないマシンではあるが、使ってみると、それ以上に東芝の、Note PC 老舗メーカーとしての復活に賭ける強い意志を感じることが出来るマシンでもある。

個人用 Notebook PC の先駆けとなった Dynabook SS001 は、1980年代の終わりに、19万8千円という当時では驚くべき20万円を切る低価格で、携行可能な小型サイズで発売され、Mobile 先進ユーザーに大歓迎された。当時、初の海外駐在が決まった自分は、SS001 とともに海の向こうから、加入したばかりの NiftyServe でメールや掲示板をフル活用、国外からも日本の最新情報を入手可能なネット時代の到来を痛感した。Dynabook は、その後の Note PC のデザイン全てに強い影響力を及ぼしている。

Note PC 市場開発のパイオニアであり、その後何年も Note PC 世界シェア No. 1 に君臨した東芝が、今回は人気の Apple iBook のデザインを模倣した、というのは、衝撃的な事実であり議論も呼ぶだろうが、名門復活へ向けたなりふりかまわぬ宣戦布告、でもあると、僕は受け止めている。ユーザーにとってメリットをもたらすこうした戦いは、どんどん続けて欲しい。

ともかく、今回の新しい dynabook c7 、是非一度店頭で触って頂くことを、おすすめする。MovableType のエントリ画面デザインと、c7 の白色ボディや青色イルミネーションの調和が、これまた絶妙。

Posted by minami at 01:24 AM
1 28, 2003
iMode 用のキーボード

デジカメと PDA を普通の人の数倍のスピードで Upgrade し続ける私が、3番目に投資をしている eGadget は、実は PDA 用 Keyboard だったりする。PDA 機器のスタイラスによる手書き文字認識技術がかなり実用レベルに発達した今でも、考えるスピードに近い速さで入力できる Keyboard がまだ一番、という Keyboard 派。(ちなみに同僚の dh さんは Palm のグラフィティ入力の達人なので、PDA に Keyboard はいらない、派。)

Palm 用の折りたたみ Keyboard は、数えただけでも機種別に3つも買ってしまったし、Sony CLIE 専用の Mini Keyboard のクリック感が HP200LX を思い出させるので買ってしまったり、Pocket PC 用の小型 USB Keyboard や赤外線 Keyboard も多々購入。最近でも Keyboard 内蔵の PDA ばかりを買っている。そしてついに登場したこれ、iMode 専用キーボード

オフィシャルサイト、はこちらだが、ゼロ・ハリさんは良いものを見つけるのが早い。

iMode の数字キーによる文字入力も、最近 Moblog Entry 頻度を上げているうちに慣れてはきたが、机のある場所では携帯型のキーボードがあればなあ、と思っていたところ。これは是非試してみたい一品だ。

au 用は4月発売予定だが、J Phone は残念ながら外部 Keyboard を受け付ける仕様になっていないとのことで発売されず。

iMode 用の価格は、7800円で、2月10日発売。キーボードフリークの方は、どうぞ。

Posted by minami at 03:29 PM
1 27, 2003
FeliCa 対応 CLIE PEG-NZ90

ふむう、充電池を交換出来て、200万画素カメラを備えて、Bluetooth 対応しただけでもすごいな、と思っていたが、日本版は Sony の非接触 IC カード、FeliCa にも対応するのか。CLIE の最上位機種、PEG-NZ90。JR の Suica の残高確認が出来るのは、JR 利用者としては嬉しい機能。Sony の FeliCa 戦略が、いよいよ動き出した、か。

カメラまわりの機能では、長時間の動画録画機能と、10cm からの接写対応がちょいとそそる。

でも、メインメモリの DRAM 16 MB は少ないなー、また Browser が大きい画像の Page だと読み込み途中で止まってしまうのだろーなー、という懸念はある。

2月8日発売、実売8万円弱。しかし、重量293グラムか...デジカメと PDA を両方持つのに比べれば、軽い、と評価すべきか....

ソニーのオフィシャルページは、こちら

Posted by minami at 05:35 PM
1 12, 2003
カメラ携帯で、写真画像編集

Ajishichi Raamen.jpgDocomo P504iS を手に入れて1ヶ月以上が経過したが、基本的な電話機能、カメラ機能、通信(メール)機能以外のところは、実はそれほど使い込んでいなかった。今回 Moblog をもう少しやってみよう、ということで街の写真を撮影、その写真をいくつか、「携帯電話機の中で」編集加工してみた。結果は Moblog のウインドウの中の写真を御参照。

オリジナル写真の白黒・セピア化位の機能なら驚かないが、画像への文字挿入(フォントの大きさや色も変えられる。)、画像のモザイク化、写真合成(例えば、ラーメン店の入口写真の中に、縮小したラーメンどんぶりの写真を配置、合成。)なども自由自在。処理速度も非常に速く、待たせない。携帯電話のデジタル写真加工能力は、プロセッサの高速化と半導体の高密度化、内蔵アプリの高機能化もあいまって、驚くほど高まっていた。その機能を本当に現時点で多用するかどうかはまた別問題だが、今後 CCD の Million ピクセル化が進み、液晶の解像度や内蔵メモリーサイズも上がってくると、今 PC で行っている様な単純なデジカメ写真加工は全てカメラ付き携帯電話の中で完結してしまうこともあり得る。やはり、新しい端末を使いこなして行くことは、技術レベルの進化を体感する上でも重要だ。

Posted by minami at 08:36 PM
1 07, 2003
WAAG (CNET Japan) とスタパ斎藤氏

stapa.gifWAAG のコミュニティはどんどん拡大・発展している様だ。
年末に Zaurus のレビューを掲載したところ、本日現在でもう5票ものポジティブ支持コメントを頂いた。WAAG のアクティブ・メンバー、スタパ斎藤さんからも、以下の様のコメントを頂いた。

digikuma さん ザウルス SL-C700 (Sharp) のレビューに、スタパ さんの投票がつきました。" ○ 拙者も買いました。この液晶は素晴らしいですな! 全体的に遅い感じがしますが、実用範囲内とも思えたりして。いいマシンですな。"」

コメントの文体まで、スタパ調で嬉しくなる。スタパさんは、Canon 系のデジカメや、Sharp Zaurus 関係の当方レビューには、熱心にコメントしてくれる事が多いので、こちらもレビューを書く Motivation が高まる。あれだけ忙しい人が、熱心に見てくれていることで、WAAG コミュニティ全体にも良い刺激がもたらされているという気がする。

僕もスタパさん執筆の、怒涛の eGadget レビューは、"物欲番長系・前向きなひとりよがり"文体を含めて大好きで良く読んでいるが、 WAAG の連載や Impress ケータイ Watch で読むと、当方も食指が動いてついつい購入してしまう事が多い。

最近のスタパ氏のレビュー記事を読んで、店頭でこれまで見過ごしていたデジカメ、 Konica Digital Revio KD-500Z を驚きとともに再評価した読者は、きっとたくさんいることだろう。自腹を切って eGadget 購入を実践しているスタパさんのレビュー記事は、ユーザー視点からの厳しくも率直な意見が多く、非常に参考になる。

eGadget バイヤーの間ではもうカリスマとなっているスタパ斎藤氏と、こうして気軽に eGadget Talk を行えるコミュニティとしての成熟を見せる WAAG。CNET ブランドとともにさらにさらに発展して欲しい。

ついでに言うと、WAAG/CNET やその他大手媒体では載せられないが、とっておきのニッチで面白い eGadet やオプション・パーツの話題を集めて、スタパ斎藤氏には是非超個人的 Blog も立ち上げて欲しいと思ったりする。スタパさんの拙者 Blog、是非見てみたいと思うのは、僕だけでは無いのでは。

Posted by minami at 12:01 PM
1 06, 2003
IXY Digital 再活性化


CyberShot U10 の機動性と軽さから、すっかり Blog Photo 用では昨年出番が無かった IXY Digital 200a。撮れる写真のクオリティは、キャノンの映像エンジンのおかげと非球面レンズの利用などでこちらの方が上のはず。12月24日号の雑誌 PC User のデジカメ特集(ちなみに、下手なデジカメ専門誌よりも、PC User に時々掲載される最新デジカメの評価特集は辛口で信頼出来ます。)でも、1/2.7 インチ CCD に無理やり 320 万画素をねじこんだ最新機 IXY 320 より、前モデルで画素は200万と劣る 200a を高く評価していたほど。

常時持ち歩きデジカメのポジションを U10 に譲ってしまっているのは金属ボディの重さもあるが、もうひとつは即写性。U10 はカバーをスライドオープンしただけで撮影準備完了となるが、IXY は専用ケースから取り出し、メインスイッチをオンにし、それからズームがウィーンと伸びるのを待たねばならない。起動時間は2秒ほどだが、スナップカメラとしてはその所要時間が1秒以下か、2秒以上待つのか、といった小さな差が意外と使い勝手を左右する。だが、この起動時間はいまさら短縮も出来ない。ただ、ケースから取り出すのにかかる数秒の時間の短縮を助ける良いオプション品を発見したので御紹介。年始早々、ニッチな話題ですいませんが。


雪の降る新宿、カメラ店の年始セールをいくつか回っていて、西口のビックカメラで偶然発見したのが、パワーサポート社の、シリコン・ジャケット for IXY Digital 200a/320

同社は iPod 用にも同様の製品を出しているが、傷つき易い金属筐体に、ぴったりとはまるジャケットで、常時つけておくことができる。レンズを沈胴させてしまえば、このジャケットをつけたままで鞄にほうりこめるので、次の撮影機会が来たときもさっと鞄から取り出すだけ。これは便利。ボディーを常時保護するので、万が一落とした時にも多少は衝撃が吸収される様だ。構えた時に金属筐体は表面がつるつるしてややすべりやすいが、このジャケットがちょうどグリップになってホールド性も向上する。ファインダーや液晶画面用にも精巧に穴がくりぬいてあるので IXY 200a/320 専用だが、同じデジカメを持っている方にはおすすめしたい。実売2980円。








もうひとつ、これは別の用途になるが、やはり IXY 200a/320 用で便利と思われたのが、キャノン純製のアクティブ・ジャケット IXC-10。実売2250円。完全防水ではないが、小さいカメラ本体をそれほどかさばらせることなく、多少の耐水性を与えることが出来る。スキー場やプールサイドでの利用、埃が舞うサッカー場などではなかなか便利。

合計数千円の投資で、IXY Digital 200a は Blog カメラとして、さらに高い機動性を備えた。今年はこれもまた使ってみよう。

Posted by minami at 12:01 AM
12 29, 2002
新型 Zaurus SL-C700 で、MovableType Entry


先日発表したばかりの(?)私的 eGadget Awards 2002 が、わずか一週間で大番狂わせとなってしまった。PDA 部門は CLIE PEG NX-70V が多機能で圧勝・ぶっちぎり1位の雰囲気だったのだが、Note PC をそのまま小さくした様な形の Zaurus SL-C700 は、想像を超える秀逸なモバイル端末だった。手のひらからの MovableType の Blog Entry。やっとこの端末で夢が現実になる。しかも、かなり実用的なかたちで。Sharp の PDA 開発者の方々の熱意が伝わる素晴らしい PDA だ。


そもそもの発端は、今日午前中の Web Browsing。Zaurus SL-C700 関連のレビュー記事をついつい読んでしまったことだ。Zaurus の現物は、実はこの記事を読む前に新宿のビッグカメラの店頭で、発売直後に試してみていて、その時の第一印象はそれほどインパクトのあるものではなかった。キーボードがブラインドタッチできる様なものなのでは、という期待があって現物を見に行ったのだが、そうではなくどちらかというと親指2本オペレーションの、いわゆる HP 打ちに適したキーボードだとわかって、それだけで興味が薄れてしまっていたのだ。

しかし、レビュー記事には、通信機能の利点なども書かれていて、もう一度現物を確かめることにした。場所は、新宿ビックカメラの PDA 売り場。新型 Zaurus は12月半ばの発売と同時に売り切れで、やはりここにも在庫は無かったが、現物は触って確かめることが出来た。詳細な Hardware / Software の評価は前述記事の山田氏及び塩田氏の Review 記事が真実を突いているのでそちらを参照頂き度いが、再度実機を試して、その動作速度には、ほぉ、と感心した。アプリケーションの切り替え、起動速度には Linux OS チューニングの問題なのかちょっともたつきがあるが、アプリが一旦立ち上がると処理速度はなかなかだ。Intel XScale (PXA 250 400MHz) の本領が発揮されている PDA だと見直した。CLIE NX-70V にも同じ CPU の XScale PXA 250 が入っているが、こちらは 200MHz。しかも、Palm OS5 Applications はまだ Native Code で動いていない、Emulation Mode ということもあって、200MHz の恩恵も充分感じられない部分があった。


CLIE で特に残念だったのは、Access の NetFront Browser での Web Browsing が期待よりは快適ではなかったこと。Air H" 128K カードを試したり、Sony 純正の Wireless LAN card で無線 LAN 接続をしたりとアクセス側のスピードアップもいろいろ試してみたが、OS / CPU のためか、少ないメイン・メモリ容量のせいか、サクサク動作、とまではいかなかった。MovableType の Entry 画面も、うまく動作しなかった。所詮は PDA、Notebook PC ほどの処理能力は望めないし、仕方ないかと割り切っていたが、PDA から快適に Web Browsing を行い、出来れば Blog Entry も行い度いという潜在的な希望はずっと捨てきれずにいた。

PXA 250 400MHz + Linux OS の新型ザウルス。山田氏の Report で通信環境についてはそれほど詳細には触れられていなかったが、ふとこの端末で、CLIE で果たせなかった夢をなんとか出来ないか、試してみたくなった。PDA Mobile Blogging。その気持ちが高まると、情報エンゲル係数はレッドゾーンを超え、はっと気がつくとヨドバシカメラに数個あった新着在庫を抱えて帰路についている自分が居た。冷静に考えると会社の Group Scheduler には Palm OS か PocketPC (Windowws CE) 対応の PDA でなければシンクも出来ないというのに、PDA Mobile Blogging を試したいという一心から会社のシステムとはシンクできない和製端末、Zaurus を手に入れてしまっていた。


早速家で通信セッティング開始。思えば、Zaurus の初代機でかつては PDA の面白さにのめりこんだのだが、最近は Palm or WinCE 機の躍進で、Zaurus からはとんと離れていた。久しぶりに手にした Zaurusはしかし、電子手帳とはもう呼べない進化を遂げていて、PDA というよりは、Mini-Mini Note PC と呼ぶ方がふさわしいものだった。長さは CLIE よりやや短い程度、横幅、厚みは CLIE よりちょっと大きい。しかし、プラスチック外装だが高級感のある素材を使っていて、中身がぎっしりとつまっている様な質量を感じる。PDA 初の VGA 表示が可能な液晶の美しさにまず、驚かされる。CLIE のハイレゾ液晶も素晴らしかったが、新型 Zaurus はそれをしのぐ発色とコントラストを見せる。JPEG 写真を表示させると、Note PC で見ているのとそれほど変わらないクオリティを感じることが出来る。VGAによる表示情報量も、この手の携帯端末としては驚異的と言える。

Card Slot は SD と CF の2基。CF 側に、128K の AirH" Card を差し込んで、通信環境設定。このあたりは、マニュアルを読まずに行える、良いインターフェースだ。メーカーが、ユーザー本位のソフト作りをしている姿勢も感じられる。あっと言う間に設定完了し、動かしてみる。う、む?Mailer は独自のものだが、読み込み速度が早い。すっすと読み込むそのスピードは、CLIE Mail の動作を凌駕している。

NetFront Browser を立ち上げると、これもまた、CLIE と比較し3-4倍のきびきびとした動作を見せる。横長で VGA 表示の液晶画面なので、Web のレイアウトの収まりもいい。縦長の画面にむりやり加工して表示させたCLIE とは違った、Note PC のミニチュア的な Zaurus 上で動く NetFront は、より安定していてサクサク、だ。

Blog の画面をいくつか表示してみると、データ量の多さから CLIE では表示エラーになった様なリッチ・コンテンツを多く含む Blog でも、さっと表示出来る。これでまず、一次試験は合格。Blog Viewing PDA として充分機能することは、わかった。


そして二次試験は、MovableType の Zaurus からの直接エントリー。これに就いては、正直あまり期待して居らず、CLIE 同様 Comment のエントリーが出来る程度だろうな、とタカをくくっていた。すると!嬉しい驚き。Entry の画面がきちんと表示され、各ボタンもちゃんと動作する。Pop-up Window 表示はさすがに処理能力の小さな PDA 、というか、恐らく NetFront の機能的限界で複数画面表示は出来ないが、別画面に移動して、ファイルのアップロードも問題無く行えるのには正直びっくりした。SD Card 上にデジカメで撮影した写真を入れておいて、200KB ぐらいのファイルサイズの写真を Upload してみたのだが、128K H" の力もあってか、エラーを起すこともなくスムースに作業を完了出来た。

最新型の CLIE でも Blog Entry が出来ないことがわかって、Mobile Blogging には小さな Note PC を持ち歩かねばならないかな、でもミニ Note PC でも電池とあわせて 1KG にはなるし常時携帯は結構大変だ...カメラつき携帯電話から Moblog するしかないか...と考えていたので、フルに MovableType のエントリーが出来る新型 Zaurus の出現は、全く嬉しい誤算、だった。

2002年の Mobile Blogging PDA 部門第一位の栄冠は、年末ぎりぎりで、Zaurus SL-C700 の頭上に輝いた。Mobile Blogging を目指される方は、お試しを。(ただし、液晶サイズから、表示されるフォントサイズはかなり小さいので、目が悪い方にはきついかもしれないです。店頭でお試しのほど。)

Posted by minami at 11:13 PM
12 24, 2002
eGadget Awards 2002


今年も、洗練された多数の eGadget 製品が市場を賑わせた。ユーザー視点から、この一年に登場した各社製品群の中から、これがいいかな、と思ったものを Pick-up してみたい。Digital Bear 的独断による、2002 年の eGadget Awards。

今年全般の印象としてはやはり、デジカメ製品の躍進。Exilim に始まった、超小型 Palm Size デジカメという新しい流れは、デジカメでしか出来ない新しいカメラの使い方を提案することになった。そして、CCD が全ての携帯電話会社の端末に搭載されることになり、CLIE などでは PDA にも付加価値として採用されることになった。CCD Wearable 社会の到来を予感させた1年。

さて、各部門の優秀製品賞をまず決めることにしよう。選定基準はいたってシンプル。個人的に購入して、この1年、常に携行され、使いこまれた端末が、見事(?)その栄誉を得ることになる。

<カメラ付き携帯電話部門:Panasonic P504iS


MPEG 4 Movie カメラにもなる、東芝の Au 端末、MP3 プレーヤー/動画・スチルカメラ機能、SD Card スロット全てが入ったいわゆる全部入りの Sharp の J Phone 端末も良く出来ていて、購入時にはかなりの迷いがあったが、最終的に購入に至った今年のベスト・カメラ携帯は、Docomo P504iS。松下製にしては SD Card スロットが付いていないのは残念だが、それを補う作りの良さ、そして薄さ。2 CCD を搭載してこの薄さに仕上げる為には非常に高密度な基盤実装も必要となった。松下通工の技術力の高さに支えられた、高品位な端末。2つのカメラ搭載以外にも、高速な iAppli 起動、P504i から受け継いだワンタッチオープン機能、美しく大き目サイズの TFT 液晶、薄型なれど妥協せずについている、写真表示も可能な Sub 液晶画面など、欠点を探すのが難しい。価格はやや高めだったが。Moblog の写真アップロードでも活躍してくれるこの携帯電話は、当面手放せそうにない。


<多機能 PDA 部門 : Sony CLIE PEG NX-70V


Sony の Palmハイレゾ化努力と、高品質・多機能な端末作りにより、Palm 端末は CLIE が圧倒的優勢となった1年だった。薄型の 600T/650T もすばらしかったが、Palm OS5 を搭載、200MHz の CPU で高速化し、Keyboard / CCD カメラまで内蔵した NX-70V の進化は群を抜いていた。NR-70 では外付けモジュールが必要だった CF スロットが内蔵された功績も大きい。Air H" 128K や 802.11b の無線 LAN カード接続により、本機は見事な Communication 端末へと変貌を遂げた。Quick Time ムービーも、画面は小さいながらもきちんと撮影できる。CLIE Mail に写真を添付することも、Sony 独自のアプリケーション連携によって容易に出来る。650T で問題だった Memory Stick からの写真読み込みの遅さも改善されたが、JPEG 写真閲覧の CLIE Viewer ではいちいち全てのサムネールを読み込む為処理時間がかかりすぎ、このあたりには改善が望まれる。市販無線 CF LAN カードへの対応も、今後の課題だろう。初めて、本当に Note Book PC がわりにしても良いと思えた PDA で、現在も愛用している。


<超小型デジカメ部門 : Sony Cybershot U10


最近、200万画素の上級機 U20 も発売されたが、スナップカメラとしては130万画素の U10 も充分現役として活躍できる。オートフォーカスが暗い場所だと弱いとか、ホワイトバランスが時々ずれる(U20 を購入した Joi の指摘)、とか、フラッシュのチャージ時間が、電池の弱さからやや遅いとか、小型化した故の問題も無いでもないが、スナップ機とわりきればその基本性能は高い。一番の魅力は、マクロ撮影機能。マクロ切り替えなどをする必要なく、接写が可能になっている。B 級グルメフォトを撮影するには有り難い機能。何しろ小さいので、ラーメン屋のカウンターで撮影しても不自然でないところが、Photo Blogger's デジカメとして優れている。U20 は U10 と同じ CCD サイズのまま200万画素化されたが、次に出るのは、さらに高画素で、ズーム機能付きの U30 だろうか。今後の新製品登場にも期待が持てる。


<腕時計部門:Citizen Attesa 電波時計


アンテナの内蔵、小型化により、今年は電波時計も急激に進歩した。電波時計といえば、カシオの新機種の継続投入が目立つ一年だったが、アナログ電波時計では、シチズンが頑張った。デザイン的に問題だったアンテナを中に引っ込めて通常の丸い腕時計の形にとどめ、そして、バンドには軽いチタンを採用。電波受信の必要性から、ケース下部は樹脂製にする必要があったが、上手なデザインでそれをできるだけ隠して、外装はチタンの金属部分を強調。そして、Attesa シリーズの伝統、ソーラーパワー採用。ソーラー受光パネルも進化し、以前の機種と違って太陽電池パネルであることも簡単にはわからない文字盤の作りこみ。シンプルだが、電池交換の手間が無く、面倒な時刻調整の必要も無い。究極のメンテナンス・フリー時計。これも手放せない逸品となった。


<eGadget 大賞: Panasonic Lumix FZ1


しかし、以上の並み居る競合を破って、Digital Bear 的 eGadget Awards 2002 Best Product となったのは、ちょっと前に Blog で御紹介した、Lumix FZ1。小型の一眼レフ・ライクなボディーの中に、Leica 製の12倍光学手ぶれ補正ズームレンズを内蔵して、価格を5万円台に抑えた Panasonic の企業努力には脱帽する。200万画素で最近のデジカメにしては迫力不足に思えるかもしれないが、現在のメモリー・カードの価格や、CCDの性能、写真に印刷するときの実用性を考え合わせても、200万画素というのは実は悪くない。むしろ一番バランスが取れた画素数なのかもしれない。メモリー容量を気にせずシャッターを連続して押すことが出来るのは有り難い。これで、外部接続の大容量フラッシュが使えれば文句無し、なのだが。

以上、選考を終えて、やはりデジカメに始まり、デジカメに終わった一年だったのだと、実感した。何しろ、Award 受賞商品は、腕時計を除いて全ての製品に CCD が内蔵されていたのだから。

2003年は、進化するデジタル家電商品に注目して行きたい。Wireless でつながる機器類が、きっと増えて行くことだろう。それが、Bluetooth 内蔵商品になるのか、802.11x なのか。はたまた赤外線が多用されるのか。来年の eGadget の革新に、さらに期待している。

さてさて、この Blog Entry を読んでいるみなさんの、2002年のベスト・バイの携帯 eGadget は何でしたか?Comment で自慢して下さい!!!

Posted by minami at 01:27 AM
12 14, 2002
米国最新 eGadget 事情


米国に住んでいた3年間は、日本の eGadget の進歩の速さに目を見張ることが多かった。出張でやって来る会社の同僚にお願いして、日本製の PDA やデジカメを買ってきてもらった事もあった。

米国には、秋葉原や新宿の様に、電器店やカメラ店が集積した大きな場所が殆ど無い。その代わりに、大型のパソコン販売チェーン店や Gadget 専門店がその不足を埋めている(そしてもちろん、通信販売もさかん。)。最近は non-PC系では日本の eGadget の進歩のスピードが著しかったので、米国ブランドのものを購入する機会が減少していたが、今回週末の時間を利用してサンフランシスコ・ダウンタウンの CompUSA(写真)、Sharper Image を訪れてみると、なかなか面白いものを発見したので、出張こぼれ話として御紹介。(Bay Area 最大の総合エレクトロニクス商品販売チェーン店、Fry's に寄るチャンスは、シリコンバレーでの予定が詰まりすぎていて今回は無かったので、その紹介はまた次回。)米国最新 eGadget 事情、こちらからどうぞ↓。

米国市場のカメラ付き携帯電話


カメラ付きケータイ、はもう日本市場だけの話ではない。GSM / PCS 系電話端末で、数はまだ多くないが、米国でもSonyEricsson の端末 t68i にはCCDカメラをアタッチできるし、Spirint のサービスでは、ついに日本で出しているものとほぼ同じモデルが、Sanyo SCP-5300 として供給されはじめている。前に御説明した T-Mobile / Danger のSidekick にも、日本の H" に装着するものと同じ(つまり解像度は低い) CCD カメラをつけることが出来る。カメラ付きケータイは、世界市場を席巻しつつある。しかし、気になったのは、液晶のクオリティや端末の作りこみの品質の低さ。日本でカメラ・液晶ともにかなり高品質になってきているので、このあたりはまだまだ改善が必要となるだろう。


進化する PDA


携帯電話の進歩では日本市場の後塵を拝している感のある米国市場も、PDA のコミュニケーション機能の進展では先を行っている。Sidekick も電話端末というより、Communication 機能を高めた PDA という言い方の方がふさわしい。Nokia 9290Samsung SPH-i300Kyocera QCP 6035 など、各種の Communication Enabled PDA が発売され、CompUSA でも PDA 売り場面積は、デジタルカメラとともに拡大傾向。

Palm純製ハイエンド端末 Tungsten T も発売されていたが、実機に触れると、思いの外プラスチッキーで高級感の無い Body。液晶画面もハイレゾ CLIE に比べるとずっとぼやけた印象。Body 下部を伸張させると現れる、グラフィティ文字入力エリアのギミックはなかなか面白くコンパクトな形状はプラスだが、それと Bluetooth 内蔵以外には強い魅力を感じられなかった。価格は、499ドル99セント。

Communication 機能は高くないが、今回 Kuma の目にとまったのは、日本市場ではしばらく発売されないという、新生 HP/Compaq による超小型 iPAQ h1910噂には聞いていたが、発売されたばかりの同製品を手にとると、その作りこみの良さが際立つ。小型だが妥協が無く、iPAQ らしい美しい TFT Displayと、高速な処理速度。薄型のリチウムイオン電池は、交換まで可能になっている。スロットは SD 一基。これは魔がさして購入してしまったので、使い込んでから詳しくレポートすることにしよう。Windows CE 端末は大きい、というこれまでの常識を変えるこの端末は、価格的にも(標準価格299ドル99セント。)、Palm 端末キラー的な要素を持っている。




自走式掃除ロボット Roomba

今回一番印象深かった eGadget は、Sharper Image 店内の床を忙しく走り回っていた、自走式お掃除ロボット、iRobot 社Roomba。以前 Demo 2001 を見たときには CCD 付き遠隔監視ロボットを非常に高価な値段で提供しようとしていて、この会社大丈夫かな、と思わせた iRobot 社だが、200ドル弱という実用的価格帯で、充電式の Roomba という製品を出してきた。L/M/S の部屋のサイズを押して走らせるだけ、の簡単オペレーション。走行する方向の前方に大きめのセンサーがついていて、部屋の端や家具にぶつかると、自動的に方向を変える。角度センサーもついている様で、何かに乗り上げると、自動的にバックして、また別の場所の掃除を始める。動きを見ているだけで楽しい。実用性はどの程度か最近の記事に頼るしかないが、店の人に見せてもらうと、ちゃんと店内の床のごみはひろっていた。ロボット技術を実用レベルで家庭に持ち込む、ベンチャー企業ならではの意欲的な製品。SF 小説で書かれていた未来が、ついに手に入るレベルになってきたことを感じさせて、愉快な気分になれる。ちなみに、先日東芝からも同様の製品、トリロバイトが発売されたが、こちらの価格は30万円弱。もちろん、堅牢性や、アフターサービスは東芝の方が良いのだろうが、それにしても、2万数千円対30万円弱。これがベンチャーの力、だろう。購入したかったが、店頭在庫は無く、断念。

かくのごとく、米国の eGadget 事情、想像以上に進んでいた。百聞は一見に如かず。




Posted by minami at 08:49 PM
11 25, 2002
Digikuma eGadget Labo - Lumix FZ1


eGadget のきちんとした評価をやろうと思いつつ、仕事も忙しくなって、なかなかじっくりとそれを行う時間が無かった。eGadget と B 級グルメに関する、ユーザー視点からの率直で、楽しみながら読める論評。これが当 Blog 2本柱。eGadget 評価も、もう少し充実させよう。

再開第一回は、最近入手した、最新デジカメ、Panasonic Lumix FZ1 から。小型軽量 Body に、アナログ 35mm カメラなら、驚きの 35 mm - 420 mm 相当の超望遠機能。それでいて、レンズの明るさは f2.8。その使い勝手を、Blog のComment 追加機能も活用して、長期レポートして行く。

望遠系デジカメでは、以前、Canon Power Shot Pro90IS という、やや大きめのデジカメを利用していた

これも10倍ズーム、光学式手ぶれ補正機能が付いていてなかなか優れたデジカメであったが、致命的だったのは、シャッターを押してから実際の撮影までのタイムラグがありすぎたこと。当時はデジカメの機能は発展途上期であったし、まだ今の様に各種の画像処理エンジンを開発していなかったキャノンとしては開発力の限界があったのだと思う。その中途半端な機種(高価格も災いして、あまり売れなかっただろうと推量する。)のせいか、その後いくら待っても、キャノンからは超望遠系デジカメは登場しない。キャノンは同時期によりハイグレードな、これまでの EOS の超望遠レンズを装着可能な一眼レフ型デジカメを開発、販売していったので、超望遠系の小型カメラの開発が空白になってしまったのかもしれない。理由ははっきりしないが(もしかすると秘密裏にまだ開発プロジェクトは、キャノンのことなので進んでいるのかもしれないが)、その後、コンパクトサイズの超望遠系デジカメを開発したのは、むしろオリンパスフジ等で、本来的には Canon 社製のデジカメを最も気に入っている Kuma は、シャッター・タイムラグが無く、よりコンパクトで、光学手ぶれ補正機能がついた夢のデジカメ、を長く待たされることになった。いつかは PowerShot ブランドで発売されることを、ずっと待ちながら、IXY などのコンパクト機を使いつないでいた。

そうして待ち続ける中で、思わぬ伏兵が、Leica レンズのデジカメへの搭載を推進する Panasonic から登場した。それが今回購入した FZ1 である。

詳しい仕様は、オフィシャルサイトの仕様に示される通り。f2.8 / 420mm 超望遠レンズを装備して、電池込みわずか350グラムという重量は、アナログ・カメラの常識からは考えられないくらいのコンパクトさだ。大きさとしては、50ミリ標準レンズを装着した比較的小さめの一眼レフ、Canon EOS Kiss をさらに一回り小さくした程度。一眼レフ的な形状を採用したことも、カメラファンには嬉しいところだ。これまでの望遠系デジカメは、長いレンズを強調した形状か、コンパクトカメラとあまり変わらないちょっと安っぽい外観のものが多かったが、FZ1 はあえて一眼レフ的なフォルムを意識している。単純にカッコだけの問題ではなく、一眼レフカメラの形状は、両手でしっかりとカメラをホールドできる、人間工学的にも優れた形状なので、好感が持てる。光学補正つきとはいえ、低いシャッター速度で撮影するシーンでは、左手でレンズをしっかり持って撮影できるのは便利だ。

軽量化のためか、外装は流行りの金属外装ではなく、強化プラスチック。しかし、この質感が思ったほど安っぽくはない。右手の指先がかかる位置にあるカメラグリップも、程よい大きさ。カメラモードダイヤルは、これも一眼レフのモードを意識したもの。EOS シリーズで採用されている様な、シーン毎の撮影機能がアイコンで示されていて、直感的にも操作がわかり易い。細かいことだが、ダイアルはやや高さがあり、親指の腹で回し易い位置にある。操作各部の人間工学的な研究は良くされている印象だ。

スイッチを入れ、撮影が可能となるまでの時間は約1秒と高速。あまり待たされる印象はないが、最近の瞬間スタートできるデジカメほどの俊敏さまでは無い。レンズの伸縮時間があるので、これはいたしかたないところだろう。以前の望遠系デジカメと比較すると、起動時間は全く問題無い。

背面の液晶ディスプレイは、ボディを小型にした影響か、それほど大きくは無い 1.5 型。明るい屋外での視認性は、低温ポリシリコン TFT 採用で全く問題は無い。感心したのは、View Finder 内の超小型液晶。これまでの望遠系デジカメは、ややView Finder の液晶の画素が粗いケースが多く、やや撮影時に違和感を覚えたが、FZ1 のそれは、なかなかくっきりと見える。モチロン、液晶ファインダーなので、視野率は100%である。特にマクロ撮影では、この視野率100%は威力を発揮する。(超望遠デジカメでありながら、マクロは Wide 側で 5cm まで寄ることが出来る。)View ファインダー液晶にも、全ての撮影情報が表示され、Menu モードで機能変更する場合も、全て背面液晶と同じ情報が表示される。複数画像の分割再生表示などをしても、小さな画像が View Finder 内でもしっかり確認できるので、撮影時は View Finder に集中出来る。

このあたりの徹底した機能性は、一眼レフを利用してきたユーザーにも歓迎されるだろう。そのほか、3段階のオートブラケット、最大4コマ / 秒の連写機能、View Finder の視度調整、QuickTime 動画撮影機能、スポット測光、コンティニュアス AF の切り替え、非球面レンズを含む8群13枚構成のライカDC VARIO-ELMARITレンズ...アナログ一眼レフユーザーが欲しいと思う機能は、てんこ盛りと言っていい。

これだけの機能で、価格は実売5万円台半ば、である。かなりのヒット商品となるだろう。

まだ使用開始して数日。機能を使い切ってはいないが、光学手ぶれ補正のすばらしさは実感している。たまたま曇天が続いた中での撮影だったが、420mmの最大望遠にしても、手ぶれが出るケースは少ない。超望遠機能のすばらしさは、以下の Wide - Tele 側の写真の違いを見れば明らかだろう。

←広角 35mm ←望遠 420mm


望遠だけでなく、広角側も、あまりひずみの無い、良い絵が撮れているのは、Leica の非球面レンズのおかげだろうか。なにしろ、12倍ズームレンズは、広角レンズの撮影面積の中の一部を、150倍に拡大できるパワーを持っている。上の写真でも、広角レンズでは全く視認できない、赤いリボンの中の文字までもが、望遠ではきちんと読める様子がわかるだろう。曇天の朝の撮影。これを、三脚無しで撮影可能だ、というのもすごいことである。

四谷駅近くの、迎賓館前から、遠く新宿の Docomo Tower をズーミング。広角や肉眼ではわからなかった、Docomo タワーのアンテナ類までが、望遠側では確認出来る。

←広角 35mm ←望遠 420mm

週末、小学生の長男のサッカーの試合を撮影したが、ピントの精度は、慣れないせいもあるのか、時々はずすケースがあった。ただ、曇天環境下でもあったので、もう少し晴天での撮影などを試したあとで、ピント精度については使用感の結論を出すことにする。

電池の持ちは、サッカーの試合撮影で、モニターはほぼ背面液晶でなく View Finder を利用、連写を多用、合計 200枚ほど撮影して、再生を繰り返して、必要でない写真は現場で70枚ほど削除をして、電池の容量は約 1/3 減じた程度。なかなかタフな小型リチウムイオン電池だ。

今後さらに長期に使い込んで、その印象は適宜 Comment 欄に追加予定。とりあえずこれまでの使用結果では、かなり満足度は高い。人にオススメしたいし、今後数週間の使い込みによっては、CyberShot U とこのカメラの二本立てで、ほぼ全てのデジカメ系撮影はこなす、Kuma にとっての 「一軍カメラ」に昇格することだろう。

尚、このカメラに限らず、デジカメ系の質問事項などもあれば、気軽に Comment 欄にどうぞ。
(eGadget の中でもデジカメはかなり研究をしていますので、利用用途に合わせた機種選定のガイドも、ある程度お手伝いできますよ。)

Posted by minami at 12:35 AM
10 25, 2002
Mobile Blogger's PC 冬モデル

VaioU3.gif
あー、冬、になりました。日中はまだ汗ばむ日もあり、紅葉もいまひとつ進まない暖秋ながら、もう冬!?。コンビニの店舗広告やテレビコマーシャルでクリスマスケーキの予約販売が始まったのとほぼ時を同じくして、大手 PC メーカー各社から冬季モデル、が一斉に発売された。Mobile Blogger としては、選択肢が豊富になった Mobile PCの中からどれに注目し、選択していくべきか。DBL 的推薦モデルをいくつかあげておきたい。いずれも、発売されたばかりのスグレモノばかり。これは、迷うぞ~。日本の PC 小型化技術、ここに極まれり。

まずは、マイナー・バージョンアップの Sony Vaio U3 。「いちばん 小さい バイオ」というキャッチフレーズの通り、各社からミニミニノートが発売される中、やはりこれが一番小さい。重さは820グラムほど電池装着時にはあって、持ち上げると意外にズシっとした質量はあるが、中身がしっかり詰まっているという印象。933MHz のクルーソーにバージョンアップされ高速になるとともに、注目は別売りだが12時間持つというスタミナバッテリーL。実際の持ちが 1/2 - 2/3 程度だとしても、一日それなりに使えるスタミナだ。

Vaio U3 battery pack L.gif
この L バッテリーを装着すると全体の重さは増すが、大きさが小学校低学年のお弁当箱サイズなので、可搬性はやはり高い。たとえば電車の中でふっと取り出してブロッグ、という用途には、PC としてはこの大きさが限界だろう。B5 サイズくらいの PC を座ってひざの上で使っている人もたまに見るが、立ったままでの使い易さを考えた PC、というのはこれしか無い。電車の中でも、街角でも、やはり立ったままでもガンガンリアルタイムにブロギングして行きたい、というハードコアな Mobile Blogger には、これがやはりおすすめ。深いグレーの Body Color も、前機種より高級感がある。

発売は明日、26日。前機種ほどではないだろうが、初ロットは人気を呼ぶので、入手を確実にしたい方は、パソコン屋、量販店に朝方に行くべし。

ちなみに、遅い時間まであいているので、深夜の Gadget Shopper にはひそかに人気のヨドバシカメラ新宿東口店では、すでに U3 を入荷。「ほんとうはソニーが怒るからいけないんだけど、どーしても、というなら発売日前日の今夜でも売ってあげますよ~。」という店員の悪魔のささやきに激しい迷いモードに入っている会社員を目撃。(品切れが予想される Gadget 類はこうして前日にヨドバシに入荷され、ひそかに販売されるケースが多い。本当に買いたいものがあるときは、狙い目。)

ヨドバシの販売価格は、149,800円、ポイントは10%。

Blogger's Mobile PC としては、駆動時間と大きさから U3 が第一の注目機になる訳だが、欠点はやはり狭いキーボード。太い指の方には、かろうじてタッチタイプできるぎりぎりの線だが、やはりミスタイプは増える。文章をひたすらガリガリ打ちたい人には、このキーボードはやや厳しい。画面が小さいので、文字がとても小さく表示される点も、ワンタッチで画面をズーム可能なボタンが液晶画面横にあるとはいえ、ちと厳しい部分もある。

Muramasa cradle.jpg
そこで、そういう方向けには、シャープからの意欲的な冬モデル、クレードルに差し込めば外部 HDD にもなる新しいアイディアのメビウス・ムラマサ PC-MM1-H1W がおすすめ。ヨドバシ店頭で触ってみて、その薄さには驚愕。まさに、ブレード・モバイル PC、と呼びたくなる、名刀ムラマサを体現する様な PC。


MuramasaPC-MM1-H1W.jpg

キーボードも B5 サイズで広めで、なかなか打ち易い。Wireless LAN 内蔵で、ファンレスの静音設計。クレードルで充電ができるとともに外部 Disk として Desk top PC と接続して使える設計は、なかなかに秀逸なので、これは久しぶりにシャープからの大ヒット PC になる予感。薄くすることを優先した為か、最近の PC にしては液晶画面の輝度がやや低い様に見えたことなどはあるが、全体的には良いバランスの PC と感じる。重量は950グラム。大容量バッテリーを装着すると、これも9時間半持つ仕様。Vaio U3 と比較すると、クルーソーは867 MHz と1ランク落ちるが、Blog 的利用ならそれほど大きな違いは感じないのだろう。

どこにでも持ち運べて、立ったままでも使える手軽な小型さとバイオ・ブランドを取るか。究極の薄さと、 Wireless LAN 内蔵、キーボードの打ちやすさを優先するか。

U3 vs ムラマサ冬の陣は始まった。店頭で両方触ってみることを、是非オススメします。

(さすがに私は Clie の大出費で買えませんが...誰か買ったひとがいたら、是非インプレッションを Blog にのせて下さい!みなさんにとっての、理想の Blogger's PC とは?現在お使いの環境がもうカンペキな方は、それも教えて下さい!)

Posted by minami at 10:27 PM
10 09, 2002
Combat DigiQ

デジタルとアナログそれぞれの長所がが絶妙にバランスされた時、革新的な製品が生まれる、それは前回の本コラムでお伝えした World Club Champion Football でも実感できた。

ChoroQ tank mini photo.JPG

しかし、ゲーセンで5-6時間待ってプレーしたり、カード交換コミュニティに入るのはちょっと...という方は、秋の夜長をこんなデジアナな玩具で遊んでみるのも良いかもしれない。

9月19日に、コナミから発売された「コンバットデジQ」。その実力は、予想以上のものだった。(筆者注:これはあくまで、小学二年生の長男の誕生日に、PlayStation2 で遊ぶ時間を削減させる為に買い与えたものですので、念のため(笑)。

写真のタンクの横に写っているのは、単四電池。おもちゃの戦車の大きさは、名刺より一回り小さい程度の、まさにチョロQサイズ。その中に、赤外線コントローラーの受光部、充電可能なニッケル水素バッテリー、高性能な超小型モーターが入っているから驚きである。

左右のキャタピラーの回転を、TVゲームのゲームパッドの様なコントローラーで自在に操ることが出来、慣れるとちょっとした障害物をぬって走ったり、突起物を越えたりすることも可能になる。

そうした操作ができる赤外線超小型リモコンカー、であれば、超小型化技術に驚くだけなのだが、それだけに留まらないところがこの製品の面白さ。

2セット以上揃えると、赤外線で相手タンクへの砲撃が可能となるのである。約1M離れた所から(射角は10度以内。)、相手タンクを狙い撃ちする事が可能となる。ID付加で、同時に4台での交戦が可能となっている。砲撃を受けたタンクは、底部の赤い LED を点滅させながら高速で回転し、ダメージを受けたことをビジュアルに表現する。砲撃を受けると、しばらくの間回転して制御不能になり、非常に悔しい思いをすることになる。(我が家では当然、PS2 のサルゲッチュ2で日々コントロール技術を磨いている長男の腕前の方が上である。連戦連敗を避けるにはカゲレンが必要だが、なかなかその時間が Blog 書き込みのせいで持てない....)

クッションや LEGO ブロックなど、ちょっとした障害物を用意することで、お茶の間は一瞬で安全な赤外線の光の戦場と化する。ともかくアツくなること請け合い。お試し頂きたい。10分の充電で、10分ちょっと連続して遊ぶことが出来る。対戦用に2セット購入しても、1万円でおつりが来る。(でも玩具としては高いが....Lab の実験材料と考えると安い!?)

中国製の戦車は、職人芸の塗装で、小さいのに本格的なスケール・ミニチュアの仕上がり。そして、この玩具を支える重要な技術が、コナミ独自開発のマイクロ IR。省電力な赤外線とプログラマブルな 4Bit CPU の組み合わせで、超小型のリモコンカーを実現してしまった。

日本のデジタル技術の裾野の広さを、また見る思いがする。コナミのマイクロ IR はしかし戦車にとどまらず、水中で遊ぶこんなものも用意されている様だ。玩具といえど、あなどれない。

Tankset.JPG

Posted by minami at 11:46 PM
10 06, 2002
e-Gadget Lab.

そしてもうひとつの同僚からの要望は、Waag.net にコメントしていた様な、新しい電子 Gadget の評価コメント。これも随時更新して行きましょう。PDA、Digital Camera などは初代の Sony PalmTop (Palm Computing の技術をまだ採用していないころ、Sony が独自に開発していた手書き認識可能なお弁当箱サイズの PDA 端末。)や Casio QV-10 からずっと新機能や使い勝手を研究しているので、多少はお役にたてるかもしれません。スタパ斉藤氏ほど新機種購入の予算はないので、時々の連載になりますが...

Posted by minami at 11:34 PM