6 28, 2003
缶の中に詰まった永田農法、スキップのジュース


ユニクロが展開するネットの野菜デリバリー、スキップ。昨年お試しで利用開始してから、早いもので半年以上が過ぎた。その半年で、サービスは良くなってきたのだろうか。お試しセットで一番印象に残ったのは、野菜そのものでなくて、永田農法のトマトジュース。

それが飲みたくなって、またもオーダーしてみる。スキップのジュース製品の Online Store ページにアクセス。お、永田農法のジュースは、みかんジュースや、ワンランク上の高糖度トマトジュースも増えている。季節モノのメロンとともに、オーダーを完了。商品が宅急便で到着したのは、オーダーから6日後、だった。

缶ジュースは普段から在庫しているので配送手配に時間はかからないのだろうから、今回は一緒にオーダーしたメロンの集荷に時間がかかったのかな、と推量するも、ネットで購入する商品が配送される迄に1週間近くも待たされてしまうと、正直何の為にネットを使っているのだろう、という気持ちにはなってしまう。時間の短縮、ユニクロさんにはもう少し頑張って欲しいと、今後への期待もこめて、感じてしまうところ。

と、お願いはこれくらいにして、今回の注目は、小ぶりなのに1缶300円もする、高糖度トマトジュース。栽培に手間がかかる永田農法のトマトの中から、さらに甘いものを厳選したトマトジュース。前回頼んだ普通の永田農法トマトジュースも非常に美味しかったが、やはりこの高糖度は絶品でした。さらっとしていて、甘みがほんのりと口の中に広がる。塩等の添加物も無いので、あっさりとして、後味も良い。トマトの美味しさを、再発見することが出来る。小さな缶の中に、永田農法で健康に育った元気一杯のトマトが充満。ちょっとした贅沢だが、喉がかわく季節に、これはお試し頂く価値があるかな、と。

永田農法のみかんジュースは、トマトほどインパクトは無いものの、これも普通のみかんジュースより明らかに美味しい。スキップの隠れた定番はやはりこのジュース類ではないかな~、と感じる土曜の朝なのであった。

Posted by minami at 09:41 AM
6 16, 2003
山が見えるであろう、とんかつ屋に行きたい!

あー、今日は家に居る時間が長かったので、久しぶりにたくさん Enty しすぎたかな、と思っているそばから、Higuchi's blog で、うまいとんかつ屋の話を発見。某地方都市(東京から高速で行ける、山が多い県ですね。)のとんかつ屋、めぐろ。これを読んだ後、さていつそちら方面にドライブで出かけるかな、と考えを巡らせ始めてしまった。

旨い一品を食べるためだけに出かけるドライブ。美味しいラーメンの店の話を聞きつけると、独身時代はすぐに出かけたものだったが、最近はそこまで Active で無くなっていたかもしれない。

しかし、このコラムを読むと、サクサクしたとんかつの衣の食感と、その店から見る雄大な夏山の絵が頭の中で交差してしまって、妙に行きたくなってしまった。うーん、きっとそのうち行ってしまうだろう。

ちなみに、B 級グルメ的視点からの、当方のとんかつ各分野別ベストは、以下でしょうか。いずれも全く店の内装などにはカネをかけていないので、デートなどではくれぐれも利用されません様に。

*** 都心にあるのに素朴で賞 ***

とんかつ 繁(しげ)@有楽町

(JRのガード下で目立たない狭い店ですが、ランチの一口ヒレカツが美味しいです。前の会社の時の昼に良く行きました。お弁当の配達もしてくれます。家族経営な雰囲気。)


*** 昔から安い価格で、がんばっているで賞 ***

豚珍館(とんちんかん)@ 新宿西口

(新宿西口ヨドバシカメラの裏にあります。極めて B 級ですが、御飯とトン汁がおかわり自由。オーダーしてから出てくるまでが早い。カツのセットは500円台から。この店は、ここ数十年、ずっとデフレです。)


*** ランチの一口ヒレカツが、さくさくで賞 ***

とんかつ三太(さんた)@ 新宿東口

(ランチセットの、1000円で食べられる一口ヒレカツがオススメ。荒いパン粉を使っているので、サクサク度大。デザートもついてこのお値段。新宿三越裏、大塚家具の横のペンシルビル。)


*** カウンターが巨大で賞 ****

とんき @ 目黒

(B 級と呼ぶには、ちょいと高い店。ここの40席のカウンターは、圧巻。カウンターの中で、職人達の仕事の様子がつぶさに見える。特に、指で高熱の油からとんかつをとりあげる初老の料理人(今はいるかわかりませんが。)はすごい。)


*** 会社から近いで賞 ***

末吉(すえよし) @ 赤坂

(意外にも美味しいとんかつ屋が少ない赤坂界隈。その中でも、一ツ木通りからちょっと横道に入ったところにある末吉は、赤坂サラリーマンに人気の店。ランチは、ちょこっと値段が安くなる。)

Posted by minami at 12:04 AM
6 14, 2003
菜の家わいんち - ロンブー亮が赤坂料亭佳川を大改造


赤坂の隠れ家的昼食場所として愛用していた料亭佳川(よしかわ)が、ビルオーナーが変わって賃貸条件が合わなくなり(関係者談)、閉店を余儀なくされてから、半年ほどが過ぎた。

こじんまりとした小規模料亭ながら、個室の内装もきれいに仕上げてあり、何より店の方々の Friendly な雰囲気が良くて、リーズナブルな価格で提供されるランチセットを良く食べに行ったものだった。赤坂と溜池山王を結ぶ裏道の、通称「赤坂料亭通り」。夜になると政財界要人の黒塗りベンツが並ぶ細い通りに、閉店した佳川は半年程、ひっそりとその姿を隠していた。

この春先から、その佳川に改装工事が入った。工事は急ピッチで進み、2ヶ月もたたずに完成してしまった。「わいんち」という、木質内装の野菜料理の店に変貌。「ワインを飲める家」という意味かな、と勝手に理解していたら、実はロンドンブーツ1号2号の田村亮が日曜夕方のバラエティ番組で企画し、半年かけて完成した「わい(自分)の家」という意味の和食の店であったことが、昨日B社さんとの懇親会で訪れて、初めてわかった。

さてこの店、短命の芸能人レストランに終わるのか、それを超えているのか。名店佳川の名残やいかに。


入口を入ってすぐの土間には、季節の野菜が並べてある。さらに進むと、二階に上がる階段左手前はもとあった壁が無くなっていて、オープンな厨房があり、大きな釜で御飯を炊き上げる様子を見ることが出来る。木材を表面に貼ったり、間接照明への切り替えを行ってはいるが、内装は料亭佳川時代のものがかなりそのまま使われていて、佳川ファンとしてはなんだかほっとする。佳川時代に目立っていた、大きな陶器の壺などは、さすがに無くなってはいたが。

間接照明も、佳川で使っていた天井の照明を一部ふさぐなどして製作されているが、なかなか落ち着いた、風情のあるものに仕上がっている。余計なコストをかけずに、大人の落ち着いた空間をうまく演出している様子が伺えた。

全国から選りすぐった有機野菜が、メインコースとなる。3800円~6000円の3種類のコースがあるが、料理長須崎氏のおすすめコース、を頂くことになった。大食漢の当方としては、野菜のコース、には多少の不安を抱いていたが、コースが始まるとその心配は全く必要無い事を知った。野菜ってこんなに美味しいものだったのだ、と再確認させる、野菜本来の旨さを引き出す料理の数々。


一番印象に残ったのは、わいんち特製の「野菜しゃぶしゃぶ」。中国野菜など8種類の青菜を、昆布だしのしゃぶしゃぶで頂くのだが、ポン酢との相性も良く、しゃきしゃきとした野菜の歯ごたえも楽しめる。参加者一同、野菜のしゃぶしゃぶって、なかなかいけるのね、と大満足。

料理の最後は、大きな釜で炊いた御飯ととろろ。米のうまさを伝えたい、というのも、田村亮の本企画での願いだったらしい。そして、デザートは、桂花陳酒が隠し味の杏仁豆腐。全ての料理のこだわりがあって、料理長の野菜を中心とした和食の良さを感じて欲しい、という気持ちが伝わってくるものだった。わいんちは、単なる芸能人レストランという枠を超えて、料亭佳川のしっかりした作りの空間を活かしつつ、創意工夫あふれる有機野菜コース料理が印象的な、また訪れてみたくなる店だった。

赤坂料亭通りの新名所、わいんち。週の後半は予約が取りにくい様だが、週の前半は狙い目とのことである。

Posted by minami at 10:04 AM
5 22, 2003
神田のショートケーキ革新の店、小鍛冶(こかじ)

しばらく神田 B 級グルメシリーズが続いたが、そのしめくくりとしては、ここ数年通っている神田の有名洋菓子店、「小鍛冶」を御紹介したい。

JR神田駅北口から徒歩1分の距離にあるこのケーキ屋で、一人700円ナリのケーキ・セットを食べつつ、神田 B 級グルメ談義を展開する、最近はそれがパターンになっている。M氏行き着けのこの店は老舗だとは聞いていたが、たまたま店長さんから直接、その歴史を紐解いてもらう機会に恵まれたので御紹介したい。昭和の香りが漂うこの神田下町の老舗ケーキ店は、実は昭和30年代には、ショートケーキのイノベーターだった。

終戦の年、昭和20年創業と良く言われている小鍛冶だが、創業時は床屋さんと甘味処、その二つが小鍛冶の創業者により開店。甘いモノが少ない時代に、甘味処は非常に人気があったのだろう。鍛冶町の近くにあるから「小鍛冶」と店名がついたのかと思ったら、それも勿論あるが、創業者が気に入っていた京都の歌舞伎役者の名前が「小鍛冶」なのだそうだ。粋な店名のつけ方である。

やがて、昭和30年代になって、小鍛冶は洋菓子店に衣替えする。そして、苺と生クリームをふんだんに使った「ショートケーキ」の販売を開始した。当時、ケーキを陳列する大型の保冷ショウケースがあまり無かった時代に、小鍛冶はそれを早期に導入、「ショートケーキの小鍛冶」の名前はこれで一躍有名になった。


その後、お酒好きの創業者が今から15年ほど前、洋菓子店の地下に、神田では先駆けとなるショット・バー、Bar Kokaji を開店した。お菓子屋さんと Bar が同居するというのは、全国的に見ても珍しいかもしれない。近年はいろいろあって、小鍛冶のオーナーは数年おきに変わり、数店展開した店舗戦略も今は神田北口の本店一店と姉妹店の銀座の Bar に絞り込まれ、現在に至っているのだそうだ。

神田の老舗洋菓子店には、ちょっぴり波乱に富んだ歴史があった。しかし、そういう変化を経ながらも、創業以来人気のショートケーキと、追って人気が出たというカスタード・シュークリームは、昔ながらのレシピで作られ、安定した人気を誇っている。個人的には、しっとりとした味のこのシュークリームと、カプチーノの組み合わせがオススメである。

たまには神田で、昭和の激動を駆け抜けたケーキ屋の歴史に思いを馳せるのも良いかもしれないですぞ。

Posted by minami at 12:41 AM
5 21, 2003
ひんぎゃの塩に惹かれ、八島再び

まろやかで後味が良く、すっきりした中にも深みがある塩味スープを忘れることが出来ず、先週に引き続き今週もラーメニスト・トニヤン御用達の店、神田の八島へ。「ひんぎゃ」、とは、「青ヶ島の中央部にある地熱蒸気出口の群れ」のこと。その地熱でゆっくりと結晶化された天然の塩は、青ヶ島の特産品である。

再訪したこの神田の店で、「ラーメニストが集まる店ですよ」と言っていた、トニヤンの言葉を確認することになる。800軒以上のラーメン店を回ったトニヤンが、5指に入るという、八島のもう一つの魅力は、同店に集まるラーメン・コミュニティにもあった。

アジのからし漬け、バンバンジー、レタスのオイスターソース炒め、ひんぎゃの塩で食べる冷やしトマト、といった前回美味しかったおつまみメニューを食べ終えると、ひとつくらいは別メニューにしてみようと、揚げワンタンをオーダー。一日10食限定のこの揚げワンタン、ぱりぱりと香ばしく揚がっていて、縞模様にていねいに表面に塗られたマヨネーズとの相性がバツグン。醤油をつける必要も無く、良いお味。

そして、フィニッシュはもちろん、ひんぎゃの塩でストレートに味付けされた、前回は食べ逃した、「えび塩ワンタンつけ麺」、を頂く。ラーメニスト、トニヤン指摘の通り、微妙にスープに入った青唐辛子が、時々口の中を刺激する。その刺激で、細めだがつるりとして微妙にコシのある麺をするすると頂く。細切りのチャーシュー、シナチクも、ひんぎゃの塩のスープに彩りを添える。熱々のエビワンタンの食感も楽しい。地熱でゆっくり結晶化された伊豆諸島南端の太平洋の豊かな自然が、スープの中に絶妙にまた溶け出しているかの様。

一緒にいった M さんと、夢中になって食べ終え、「ほぉー」っと満足の一息をついた、その時。カウンター席についさっき着席したばかりの、常連とおぼしき人が突然、180度振り向いて、人懐こく話しかけてきた。

「仕上げのスープ、もらうよね?」「は、はい....」「こちらに仕上げスープお願いね!」正直、驚いた。通常、つけ麺屋では、日本蕎麦の蕎麦湯の様に、食べ終わったタイミングで熱いスープをつけ汁に注ぎ足し、美味しいスープを最後まで楽しめる様にしてくれる。心の中で、この店もそれをもらえるかな、と思っていた絶妙のタイミングで、それまですっかり我々に背を向けていたはずの、カウンター席のラーメニストに、心を読まれてしまったのだ。

作務衣(さむえ)を粋に着こなした常連風のこのラーメニストの方は、来店時からその服装もあってタダモノでは無い雰囲気だったが、まさか心眼を持っているとは...すっかりそのタイミングと親切さに度肝を抜かれた。

作務衣のラーメニストはとてもきさくな方で、聞けば文京区関口で造園業を営んで居られるとのこと。その文京区から、通い出した今年初めは2ヶ月間毎日、今でも1週間に二度は八島を訪れて居られる由。

常連ラーメニストに、八島の魅力を問うと、やはりこの塩を、ストレートに使ったスープ作りにある、という。通常は塩をかなり前から溶かしてラーメンスープを作るが、八島の場合は一杯毎に結晶のひんぎゃの塩をスープに溶かし込むのだそうだ。ストレートな塩で、スープや麺、具本来の味もストレートに出てくる。そこが良いのだそうだ。

作務衣のラーメニストのお子さんは10歳にして、もう美味しいラーメンとそうでないラーメンの味を舌で理解するという。さすが、だ。ラーメニストの子は、ラーメニストになるという宿命を、幼少の頃から背負っているのであろう。

しばらくラーメンや神田周辺のうまいもの談義に花が咲いていたが、また別の常連ラーメニストらしき方が二人ほどやってきて、作務衣のラーメニストは上級ラーメン談義のテーブルに席を移した。

正真正銘の、ラーメニスト御用達の店、八島。ここは完全に、当方の神田行き着け店レギュラー・ローテーション入り。トニヤン、御紹介感謝です。

Posted by minami at 11:27 PM
5 18, 2003
おでんとトマトが旨い神田の老舗・尾張家

神田で、New York で大変お世話になった T さんとお会いした。New York から帰国した際には借りていた Connecticut の家を継続賃貸して頂いたり、奥様を始め御家族にも随分お世話になった。前の会社を離れた後でも、家族づきあいをして下さる、とても At home な雰囲気を持って居られる「Mr. 人格者」の T さん。

T さんに紹介を頂いた神田の店は、創業70年を越える老舗。神田駅南口から徒歩1-2分と近い、「尾張家」という、おでんの名店。暖簾をくぐると、厨房を囲む大きなカウンター席に陣取る、常連さんとおぼしき方々が、カジュアルに After 5 を楽しんでいる。初めて訪れたのに、とても暖かい、きさくな江戸っ子の雰囲気があふれている。神田南口近辺には、良心的な価格で美味しい店が多いが、おでんが自慢の店、に行くのは今回が初めて。この店で代々受け継がれて来たであろう絶妙の味付けが、おかみさんの厳しいおでん鍋管理で、おでんダネに染みこんでいる。

ヒゲをたくわえた大柄な御主人の本日のオススメの、JAひまわり(愛知県)特産のほんのり甘く実がしっかりとしまった Perfect Tomato を丸かじりし、新鮮なさしみやとろけそうな穴子の煮こごりに感心しつつも、大食漢の当方の視線はついつい、ぐつぐつとカウンターの中で煮こまれたおでん鍋に注がれる。


年季の入った店内には不釣合いなほど和服姿をビシっと決めた初老の尾張家のおかみさんのみが、おでんを調理する、いわば「おでんマダム」。おでん鍋だけは、他にもたくさんいる従業員には全く触れさせず、ひたすらつゆの味加減やおでんの茹で上がり具合をおかみさん自身が真剣な眼差しで確かめては、タネを追加し、お皿に湯気が上がるおでんを盛って行く。おでん調理の職人芸が伝わる。

いろいろなおでんダネを食べさせて頂いたが、ねぎま(ねぎとマグロを煮た串おでん)、爆弾(味付け卵が中に。)、キャベツ巻(ロールキャベツの、おでん版、ですね。)は絶品。勿論他のネタも文句無く美味しい。おでんの老舗というと、銀座のお多幸など、ちょっと敷居が高い有名店が思い浮かぶが、尾張家は場所も神田ということで、ずっと気楽に立ち寄ることが出来る。ただし、人気店なので、夕方近くは会社帰りのサラリーマンで一杯。時間的には、最初の客が回転したころの、8時~9時すぎ位に行ってみる方が、スムーズにおでんにありつける。

おでんマダムやひげのご主人に、メニューに載っていないうまいもの、を教えてもらえるまでには T さんの様に長い年月をかけて通う必要があるかもしれないが(ちなみに、普通にトマトを注文しただけでは、一般的な桃太郎トマト、等になってしまうが、お得意様には Perfect Tomato が箱でカウンター上にドンっと出てくる。)、おでん好きの方には、是非一度尾張家伝統の味を賞味頂き度い。

Posted by minami at 01:03 AM
5 14, 2003
六本木ヒルズで、極上ロースト・チキン

数回訪れて、主として麺系のうまいところを探ってみたが、これまで美味しい店に出会えていなかった六本木ヒルズ界隈。本日は趣向を変え、久しぶりに会う M さんとの Dinner Meeting 用にレストランを探してみた。オープンしたての六本木ヒルズでレストランも予約一杯、と思いきや、当日でも結構予約が取れる。不況効果は、プラスに働く時もある。

ナビゲーションがいまひとつわかりにくく、フォント設定も目が悪い方にはかなり厳しそうな、デザインには一言・二言申し上げたくなる六本木ヒルズの Official Web Site のレストランのページをしげしげと眺め、一番最後の「その他のレストラン」項目の中にあった、「伊達鳥 Tensha」に決定。一見すると、何のことは無い普通のお洒落焼鳥屋に見えるこの店だが、「和食」項目では無く「その他」項目に置かれるにはそれなりの理由があった。この店の最大のウリは、伊達鳥の「ロースト・チキン」

レストランの入口をくぐると、いきなり目に飛び込んでくる、ロースト・チキンのロースター。香ばしい匂い。なんと14時間も特製タレにつけこまれてた後でじっくり1時間かけて焼くというこのロースト・チキン、全体にうまみがしみわたっていて、楽しめる。ジューシーでぱりぱりとした皮まで美味しい。自然な塩味としつこくないスパイスで、地鶏本来のうまさが生きている。付け合せのマッシュ・ポテトとキャベツとの相性もバツグン。

ロースト・チキンとともに、大きな調理用のはさみが手渡され、恐る恐る使ってみると、骨が多いロースト・チキンを取り分けるにはこれが非常に便利。普通にナイフ・フォークで切ろうとすると、つけあわせのマッシュポテトと鳥がまざって大皿の中がカオス状態になってしまうこと必至(体験済み。)なので、この切れ味の良いはさみは是非取り分け時に活用頂き度い。この美味しいロースト・チキンとともに頂くお酒は、ビールのモルツ・プレミアムもきりっとしていて良いが、発泡日本酒の「一刻」(ひととき)を試すのも面白い。アルコール度数7-8度とマイルドで、日本酒をカクテル感覚で、手軽に楽しめる。

予め席を予約する場合は、3900円または7000円のコース料理を予約する必要があり、このロースト・チキンもコースに含まれるが、焼鳥の盛り合わせなども全て食べてみた結果、この店は看板商品であるロースト・チキンがイチオシ、である。半身で1900円、と単品もあるので、これだけ食べるというのも良いかもしれない。閉店時間は眠らない街六本木ヒルズにしては午後11時と比較的早いが、じっくりと味付けした Tensha のロースト・チキンは、一度食べて頂く価値有り、と感じた。

食後に、「おいしい卵のプリン」とコーヒーを頂いた後、六本木ヒルズのヒルサイド地下2階、歩いて1-2分の距離にある、高級家具店 IDEE 経営の organic asian food & Bar の Rojack でカクテルを頂くコースが、おすすめ。重厚な家具に囲まれて、話は尽きないはず。こちらは朝4時まで営業なので、ゆっくりと眠らない街を満喫出来る。

Posted by minami at 12:56 AM
5 12, 2003
ラーメニストが集う店、神田の八島

ラーメニスト toniyan の道先案内を得て、seki さん、wyuki さんととともに、神田の八島へ。神田の B 級グルメはあちこち知っているつもりの自分だったが、素晴らしい店を見逃していた事を実感した。ラーメニスト、とにやんのほとばしるラーメン学に耳を傾けながら、老酒の女児紅を味わっていると、次々と繰り出される美味しいおつまみ。シナチクも、チャーシュウも、クラゲも、棒棒鳥も、それぞれに良い味付けだ。そして、シメのラーメンのベースとなる塩は、東京から南にはるばる358キロの洋上にある、青ヶ島から運ばれてくる。

とにやんによると、この店はラーメン好きのツウが集まる店とのこと。と店内で話していると、とにやんがメールを通じて知人になったという、年配のラーメニストが隣のテーブルに陣取った。最初は比較的すいていた店内も、やがてラーメニストっぽい雰囲気を漂わせるラーメン・ツウで、カウンターも、テーブルも一杯に。

どこにでもあるラーメン屋的風情の店内は、自分が住んでいる町の一角にあるラーメン屋で飲んでいる様な郷愁を何故か感じさせる。身重のおかみさんが、カウンター越しに、魂をこめて力強く湯切りし、作ってくれるラーメンのベースとなる塩は、伊豆諸島最南端、青ヶ島から運ばれてくるという。おつまみの冷やしトマトにまぶされた、岩塩を砕いた様なその塩をなめると、しょっぱさがきつくない、まろやかな味。おお、これが青ヶ島特産の、「ひんぎゃの塩」、か。人口わずかに200人強、6平方キロの小さな島からやってきたこの塩は、八島のラーメンの味の縁の下の力持ちだ。

メニューを埋め尽くすおつまみの数々を食べつくして、さあ、いよいよラーメン。ここの名物は、やはりこの塩がベースとなった塩ラーメン。特に、エビ塩ワンタンメンが人気の様だ。自分は何故かきまぐれで普通のしょうゆラーメンを頼んでしまうが、やはりここは塩ラーメンを頂き度い。しょうゆラーメンも肉ワンタンとからまってとても美味しいし、麺は細くて縮れ系、かなり自分の好みのラーメンに近く、十分満足だったが、試しにひとつ分けてもらったエビワンタンがぶりぶりとして美味であることと言ったら。筆舌に尽くし難し。

悔し紛れに、「ワタシは一生分エビは食べてしまったからね~、今日はしょうゆベースの肉ワンタンメンでいいんですよ、はっはっは。」と強気で通していたが、実は「次回来る時は絶対エビ塩ワンタンメンだ。」と固く心に誓った次第。ここに来る時はやはりデフォルトは塩ラーメン。経験豊富で舌が肥えているラーメニストのアドバイスには、素直に従った方が良い。

味わい深い老酒と、後味すっきりの美味しい塩ラーメンですっかり幸せ気分になると、ラーメニストを囲む話題は、いつしか eGadget に。ラーメン屋にいささか不釣合いな Vaio U が出てくるに至っては、牛さんもちょっと心配そう。やはり、ラーメン屋では、ラーメンに集中しよう。(写真提供・牛キャラのコピーライト : wyuki さん)

Posted by minami at 11:00 PM
5 02, 2003
四谷の忍(しのぶ)で牛タンざんまい

一週間のうちに名古屋、大阪と精力的に仕事で動き回っていたという「ん?」さんと、四谷に飲みに出かける。四谷の飲食店街、「しんみち通り」からひとつ市谷寄りの「日米英会話学院通り」を新宿方面に向け歩くと、店がちょっと少なくなった辺りで、右手のオレンジ色の看板が目に止まる。ここが四谷が誇る B 級グルメ向け飲み屋の大御所、たん焼き忍(しのぶ)。普段なら30分以上待たされる事もある、狭いつくりの人気店だが、ゴールデンウィーク中ということもあって10分も待たず入ることが出来た。さあ、目指すは、「日本一のゆでタン」。

しゃきしゃきとした歯ごたえの白菜の漬物と一緒に出てくるタン焼きや、じっくり煮込まれた洋風タンシチュー、タンの旨さが染み出たタンスープなど、牛タンのメニューは多彩で、全て美味。狭い店内で、厨房を囲む様に、客全員が文字通り肩寄せあって食べることになるのだが、それが不思議と店員と客の間に一体感を生む。狭くて会話が騒々しいけれど、妙にリラックスするこの感覚は、週末の夜に心地よい。

生ビールで乾杯しているうちに、さあて出てきた、看板メニューの「ゆでタン」。1cm 弱はあろうかという厚切りタンが、箸で簡単に切ることが出来るくらいじっくり時間をかけて煮込まれ、塩・コショウをまぶされた状態で出てくる。ワサビを表面に箸で塗り伸ばすと、タンを煮込んだおいしいスープが中からじゅじゅっ、と。ジューシーであつあつのゆでタンを、口の中に放り込む。すると、「・・・・・・・・ :-) 。」(言葉に出来ない至福状態。)にしばし入り込む事必至。


予約も可能だが、席を確保してくれる訳ではなく、ある程度順番を優先的にしてくれる位で、基本的にはしばらく店の前で並んで待たねばありつけない、四谷 B 級の味。牛タンざんまいのあとは、人気の表面パリパリの焼きおにぎりでお腹を満たすのも良し、数分歩いたところにある「こうや」に場所を移して、鳥ガラ白濁スープのしなそばを頂くも良し。お腹が一杯になったら、こうやから四谷駅方向に歩いてすぐ、左手ビル地下の Live Music Bar 「メビウス」でジャズ・ボーカルにひたるも良し。四谷の小さな繁華街の、B 級グルメな大人の夜は、かくして更けて行く。

Posted by minami at 10:27 PM
4 12, 2003
桜の季節に Ninja Akasaka

赤坂界隈には人気レストランが多いが、一番予約をとりにくい場所がここ、NINJA AKASAKA。赤坂東急プラザの一階、外堀通りと 246 の交差点近くにあるこの店は、大人の為のエンタメ・レストランとして不況の今も盛況が続いている。2001年11月にオープンしてから約1年半。3-4回予約を試みたが、いつも直前にトライしていたせいか、満席続きだった。

今回カリフォルニアからの客人があったので、ちょっと早めに予約、席を確保出来た。外堀通りに面した秘密の入口からして、隠れ家風。和食をモチーフとした、フュージョン風ヘルシー・メニューやいかに。いざ、潜入。

入口のどんでん返し裏から現れた、イケメン風の忍者に案内されるままに、天井の低い長く暗い廊下を足早に奥へ。地価の高い赤坂のビル内にこんなに空間があるのか?と思える長さ。途中、川を渡る梯子が壊れた場所に遭遇するも、秘密の橋を下ろしてくれるので無事通過。岩屋の様な忍者の隠れ里風の店内に辿り着く。


小さな池のある、個室風の部屋に通されると、今度は巻物を持った「くノ一」ウェイトレスがやってくる。巻物をささっと広げると、それがメニュー。くノ一は折り紙の手裏剣や兜を繰り出したり、色々と技を習得している。カリフォルニアのお客様は、料理が出てくる前から既に御満悦。

Disneyland と同じで、これだけ内装や演出にお金をかけていると、料理はたいしたことがなかろう、と勝手に思っていたが、これが間違い。料理にも様々な忍法が発揮されている。懐石を現代風にアレンジした様な和をベースとするフュージョン料理は、新鮮な刺身のサラダや前菜など、デコレーションも美しく、ヘルシーで、味も良い。

しばらくすると、店の一番人気料理、「名物灼熱投石鍋葉隠之術」がやってくる。木桶の中のスープに、数種類の野菜や豚肉をくノ一が刻んで入れて行く。そして、スープの中に、灼熱の石を投入。ふたをしているとすぐに、美味しいスープが完成。くノ一によると、重い灼熱石と木桶一式を客室まで運ぶ体力トレーニングと、スープ完成前に豊富な具の中から石を取り除くところに、忍術のトレーニングが必要らしい。

食事中、突然背面のふすまが開き、赤影の様なマスク(と表現しても同年代にしかわからないか。)で顔を隠した上級忍者が現れた。上級忍者とは、忍法の達人。「え、それって手品を見せてくれるんでしょ?」と聞いても、「いや、忍法でござる。」上級忍者は頑固だ。二つあるコースから、「サプライズ・バージョン」を選ぶと、繰り出される驚嘆手品の数々。実は当方もちょっと忍法、もとい、手品の心得はあるのだが、そういう目から見てもなかなかのセミプロ・マジックの数々。非常に手際が良く、話術が巧妙だ。写真の通り、「華麗」な手品を見せると、「カレーライス」の模型が現れたりする。このあたりはあまり詳しく説明しないので、是非訪れて体験して頂き度い。上級忍者は、忍法披露の対価をせしめるとすぐに、サッと部屋から消えて行った。

メニューの最後は、NINJA AKASAKA スペシャルの美しいデザート。チョコレートで出来た兜、ホワイト・クリームで演出された白鳥、なかなか手がこんでいる。圧巻はこの、盆栽を模したアイスクリーム。枝はクッキー、土はチョコレート・アイス。デザートにも十分、シェフの忍法が発揮されていた。

この忍法の数々に、参加者全員満足して、くノ一に案内されて外へ出る。苦労して潜入した店内だったが、出る時は意外にあっさり。店の前では一同、くノ一に指導を受けて、忍者のポーズで記念撮影。


くノ一にはお礼として、カリフォルニアのお客様が、米国忍法、桜頭の術を最後には披露。MusicBrainzRobert は、これまでにも P2P 頭の術、Linux ペンギンの術など、忍者顔負けの髪型忍法を習得していて、米国の IT 系カンファレンスでいつも参加者の注目を浴びている。E Music 在籍時、同社広告にもなったこの髪形は、シリコンバレーの 101 沿いの大きな看板にもなっていたので、御記憶の方も多いかもしれない。

忍者の隠れ家を後にして、ふと振り返ると、忍者達は最後の忍法、「Good Luck! また来てね」の術を披露してくれていた。うーん、赤坂の忍者は、芸が細かい。ということで、外国のお客様が来た時には、この店はかなり良いですね。オススメです。

Posted by minami at 11:24 AM
2 22, 2003
西落合の隠れ家そば処 遊(ゆう)

私の飲食の嗜好に、10年以上に亘り強い影響を及ぼし続けて来たグルメ・ナビゲーターの M 氏に連れられて、西落合の蕎麦屋を訪れた。先天的と思われる方向感覚欠乏症の M 氏(一緒に10回以上は訪れた行き着けの神田の焼鳥屋に、一人ではたどり着けなかったりする位、重症。)だが、今回は珍しく(?)的確にタクシーで道案内をしてくれて、JR中野駅から中野通りを北上すること約10分で無事到着。赤坂の隠れ家焼鳥屋、まいかに通ずるところのある、哲学堂公園からほど近い、西落合の閑静な住宅街の一角の、木造二階建ての古い民家。ライトアップされた庭を眺めながら、おいしい手打ちそばとお酒、週末のリラックスした会話を楽しむ。都会の隠れ家そば処、

純日本風の木造建築の家屋の中に、小さな部屋が二つ。大きな部屋がひとつ。小さい部屋では、こたつも用意されている。初めて訪れたのに、郷愁を感じる、木の優しさあふれるレトロ空間

メニューは自然食志向のものが多い。じゃこ天焼きと、たまご焼きが特におすすめだが、それを食べる為に使う醤油がまた美味。薄塩で、やさしい味。後味がほんのり甘い醤油というのは、初めて体験した。醤油は店の入口で販売もしていたが、買って来なかったことを後悔したくらい美味しいものだった。

仕上げのもりそばは、製麺教室まで開いているマスターの手のかかったもの。細くてコシのある田舎風そば。静かなゆったり出来る空間でのそば三昧。

狭い店で人気が出てしまって、お店の情報は HP に掲載されていないが、麺工房 遊 のコンタクトと地図が、実はお店そのもの。営業は午後6時~10時のみ。日曜・月曜・祝祭日はお休みなので御注意を。大江戸線の、落合南長崎駅から、徒歩8分。テーブル数が少ないので、予約する方が安全。

Posted by minami at 10:01 PM
1 30, 2003
ラーメニストのラーブロ

世界で初めて(?)の Wedding 生中継 Moblog の主人公であり、当 Blog の Gourmet Cabin のラーメン・カテゴリーのレギュラー・コメンテーターとして活躍頂いた「とにやん」が、Geocities を使って連載していた Tonny のラーメン道から充電・構想約1年(昨年1年は、きっとラーメンよりもずっと大切なものを発見されて、そのプロセスでお忙しかったのでしょう!)、ついにラーメン・ブログ(通称ラーブロ)を開始した。

その名も、とにやんのラーメン食べ歩き日記。わずか3年ちょっとで800軒以上のラーメン店を訪問、緻密な取材(気に入ったラーメン屋の御主人とは必ず話し込む、探究心の強い性格のとにやん。)を重ね、その評価 DB まで作成してしまった、生粋のラーメニスト。そしてこの、これもまた多分世界で初めて(?)のとにやんのラーメン専門ブログは、1000軒制覇に向けて走り出す。

ラーメンとは、具+麺+スープという組み合わせ以外はルール無き異種格闘技。クリエイティブな食べ物だが、その分競争も激しく、栄枯盛衰もある。豊富なラーメン体験と、スープの材料を判断する鋭い舌が必要になる。とにやんは、それを鍛え上げている。

才能あふれる人材がこの分野に入ってくると、それがまた新しい流れを呼ぶ。この慶応の先生あたりはすごい。「ラーメンと燃料電池で描く未来社会」。(Mica さんからの情報。)Toniyan も、この領域に入る力を備えたラーメニスト、だ。

こういう厳しい戦いの中での、とにやんのラーメン愛あふれるコメントに、今後とも期待です。

Posted by minami at 08:37 AM
1 29, 2003
喜八堂のこわれ煎餅「せん太郎」

sentaro jpeg.jpgしょうゆラーメン好きな僕は、当然ながら、煎餅(せんべい)好きである。

煎餅専門店があると、ついつい買ってしまう。今日も、仕事で京橋から丸の内に移動中、八重洲地下街を通っていて見つけた、「喜八堂」。

店構えからなんとなく美味しそうな煎餅の匂いがただよっていて、さらっと品揃えを見て購入したのが、にんにく入り煎餅と、こわれ煎餅の「せん太郎」。

会社に戻って早速試食。会議が終わって、午後はお客様と会うことが無いことを確かめてからまず、にんにく煎餅を。お、おおー。生にんにくが強く効いている。あとひき味。

そして店で一番売れるという、こわれ煎餅「せん太郎」。こわれているが故に、煎餅の側面からしょうゆがじんわりとしみこんだ「せん太郎」。こわれ煎餅に就いては、近所の中野坂上に有名な店があって(先日、テレビ東京のアドマチック天国で中野坂上特集をした時にも取り上げられた位。土曜の9時からのみ、工場前で直販。)そこのものを食べて以来隠れファンなのだが、それまで持っていたチープなこわれ煎餅のイメージをくつがえされてしまった。喜八堂のこわれ煎餅は、こわれているのに、妙に風格がある。

通常は普通の煎餅を作っていて失敗したものがこわれ煎餅になるので、比較的安価なのだが、喜八堂のものは、少量ながら一袋700円。煎餅としてはかなり高級な部類と言えるだろう。添加物を一切使わず、みりんや砂糖も使わず、生醤油だけで仕上げた「せん太郎」。醤油の風味と適度なコゲ味がたまらない。

こりゃーまた買いにいかねば、と、Web を探るとこれがまた、URL が 「senbei.co.jp」 なのであった。本店は千葉で、東京での販売は八重洲地下街のみだが、オンライン販売もある。煎餅ファンの方は是非お試しを。(ネオテニーの方は、本日中ならまだ「せん太郎」ありますので、試食希望の方はどうぞ。)

Posted by minami at 04:34 PM
1 07, 2003
赤坂まいかで新年会


内輪の新年会。人数も少ないので、行ったことが無い場所を選んでみた。昨年末に内装を変えてオープンしたばかりの、焼鳥屋+アルファの飲み屋、「まいか」。

赤坂みすじ通り、千代田線赤坂駅から赤坂見附方面に歩いていくと、徒歩2分弱、左手に有名な居酒屋時代屋があらわれたら、その左隣の建物だ。おそらく、みすじ通りで一番古い建物になってしまったのではないか。


この店の前も飲み屋だったが、ちょっと敷居が高い気がして、毎日通勤で前を通りながら寄った事が無かった。やや気軽な焼鳥屋になったので、初のトライ。

焼鳥、魚介類の串焼き、中華などがあるが、おすすめはやはり焼鳥6本の串セット、900円。その日の一番美味しい材料をセットにしてくれる。地鶏も良いものを使っていて、焼き加減も絶妙なのか、赤坂界隈で食べた焼鳥では一番美味しい気がした。おすすめは、もも肉とにんにくの焼鳥。これは絶品。手羽焼き、ぼんじりも塩加減が丁度良くて、是非賞味頂き度い。

古い家屋で店内も狭いが、2階は貸切の宴会も出来る。築約50年、と笑顔が印象的なベテラン店主から聞いたこの建物は、地震が来たら倒れそうな華奢なイメージもあるが、木のぬくもりが優しく、昭和20年代建築物のノスタルジーを味わえる。ジャズの BGM で、時代が止まった様なスローな雰囲気の中、旨い焼鳥を堪能。二人でさんざん飲んで食べて、1万円でおつりが来る。

新しくオープンしたばかりでまだそれほど混雑していないし、新年会の幹事の方は、一味変わった場所で年の初めの宴会も良いのでは。赤坂の繁華街のど真ん中に位置するのに、時代から取り残された様な、自然な古さが、素敵です。

酒処・喰処 まいか (店名は、「ま、いっか」、から来ているとのこと。)
電話番号 03-3583-5733
住所 港区赤坂3-13-1
営業 17:00-23:30ラストオーダー

Posted by minami at 11:36 PM
初ラーメン


2003年の初めの第一号ラーメン。最初の一杯は、やはり昨年食べて一番おいしかった店で食べよう、と思う。

おいしいラーメン、というのは、必ずしも味だけではないのかもしれない。味が良いのは勿論前提ではあるが、店の雰囲気、サービス、居心地の良さ。ラーメンのスープの底の底に、ラーメン職人の芸術的なまでの技や歴史が感じられるかどうか。こういった全ての要素をあわせたもの、そんな風に最近は感じている。

しかし、別にラーメン・グルメで生計をたてている訳でもないし、難しく考える必要はない。またあの店の、あの一杯を食べたい!と強烈に思う店に、自然と足を運べばいいのだ。

そんな中自分の足は、いつしかJR中野駅南口を、中野通り沿いに南へ下る、おなじみの店に向かっていた。徒歩約2-3分。丸井の店舗を2つ超えたところ右手、丸井の駐車場のすぐ脇にある小さな看板、「大勝軒」。

大勝軒というと、この年末テレビ番組でも何度も取り上げられた(それにしてもこの年末は、ラーメン特集の番組が多かった。不況になると、安くてうまいラーメンが流行するというが、その表れか。)池袋大勝軒を思い浮かべる方も多いかもしれない。

とてつも無く長い、待ち行列が出来る池袋大勝軒。でも実は、そのルーツは、この中野大勝軒にある。池袋店店主が中野大勝軒にいるときに、つけそばは生み出された。

JR中野駅周辺では、青葉が火をつけた、北口ふれあいロード沿いのラーメン屋の新規開店ブームがここしばらく続いていた。青葉、彩華、おーくら家、味噌一、味七、南湖など、個性的な店がしのぎを削る。どの店もそれぞれにこだわりがあって、おいしいのだが、南口にひっそりと店を構える大勝軒の伝統のつけそばの味に、結局僕は新年初めに、戻って来た。

いつもオーダーするのは、スペシャルつけめん。ぎゅっとしまっているが味がしみたチャーシュー、こりっとする食感が変化をもたらすシナチク。きざみねぎ、海苔。これが、鰹、鶏がら、豚がらを煮出した、和風でちょっと濃い目のしょうゆ味のスープの中にどっさりと入っている。麺は太めだがつるっとした、するするっと喉に入る手打ち麺。これに七味をぴりっときかせると文句無い。さらに味付けたまごを加えると、カンペキ。大柄な僕でもお腹一杯になってしまう、中野大勝軒のつけ麺。

カウンター席だけの小さな店だが、混雑もほどほどで、混雑する昼時などを避ければ、それほど待たずに食べられるのもうれしい。

中野の伝統の味ともいえる、大勝軒のつけ麺。最後は、残ったつけめんだれに、熱いスープを店の人に頼んで加えてもらって、そば湯の様にして最後までスープを飲み干してみよう。飲み終わった頃にはもう、さあ、次はいつ来ようか、と考え始めている事請け合いです。

Posted by minami at 12:21 AM
12 23, 2002
トライベックスの、新宿眺望ランチ


高島屋が出来てから新宿南口近辺をぶらぶらする機会は増えたが、気になりながら訪れていない場所がひとつだけあった。ホテルセンチュリー・サザンタワー。新宿サザンテラス、つまり高島屋から陸橋を渡った向かいのテラス沿いにある、ビルの上の都市型ホテル。別にマイクロソフトの新宿オフィスがあってそのロゴがビルの上にあるから避けていた訳でも無いのだが、今回年末のちょっとした集まりを行う機会があって、先日初めて訪れた。

事前情報を仕入れて、雨の降る中を出かけ、子供が喜ぶ外が見えるエレベーターに乗って、ホテルロビーのある20階へ。午前11時過ぎから、そのロビーフロアにあるアメリカン・キュイジーヌ・レストラン、トライベックスの入口で並んでいると、11時半にはもう長蛇の列。不況で外食産業全般が苦戦しているというのに、この長い列はいったい何なんだ?新宿摩天楼(?)を楽しめる、トライベックスのランチを、初体験。




新宿サザンテラスの最南端の小田急サザンタワー20階フロアにあるトライベックスは、ガラス面積も広く、明るい店内。ひな壇の様な席配置になっているので、奥まった席でも、新宿の高層階からの風景を楽しめる。あいにく雨模様だったが、すぐ前にある Docomo タワーが雨に煙って、まるで NY 摩天楼の景色の様だ。(晴れていると、エンパイヤステートビルのニセモノとすぐにわかる Docomo Tower だが、雨天の時には妙に味がある。)安いランチで楽しめる眺望にしては、合格点。


トライベックスのランチは、2種類。1500円と2500円。どちらにもサラダバー、メインディッシュと、コーヒー、デザートがつく。2500円になると、メインディッシュとデザートのグレードがちょっと上がり、前菜付きになる。ホテル内のレストランなのだが、お手ごろ価格設定に加えて、ランチ時間はサービス料も取らない。このあたりも人気の秘密かもしれない。

今回はあえて、1500円のランチから試してみた。牛肉ほほ肉のシチューのコース。サラダバーは、オープンキッチンの前にあって、野菜の種類は特段多くないが、新鮮野菜でこれも合格点。

ほほ肉のシチューもなかなか柔らかくソースも良いお味で、食後のデザートのムースとコーヒーを頂くころには、非常にゆったりとした気分になることが出来た。たった1500円で楽しめるランチフルコース、都会の眺望付き。遅く起きた休日の朝、気取らずにふらっとブランチで訪れるのが似合うレストランだ。

センチュリーホテル20階のロビー内の風景は、こんな感じ。







Posted by minami at 10:06 PM
12 19, 2002
丸の内、錦水(きんすい)の鯛茶漬

久しぶりに、東京駅のすぐ近く、新丸ビル地下1階の、錦水に行った。お隣の丸ビルが新装されて街が新しくなっても、新丸ビルの中には古き良き店も残っている。店の前には、人気の手作り弁当が並んでいて、ここを単なる弁当屋と勘違いしている人も多いだろう。築地の料亭の出店でもあるこの店の魅力は、新鮮な鯛茶漬。旧丸ビルに、まぐろ茶漬(通称マグチャ)で有名な竹葉亭があったころには、丸の内の二大お茶漬けとして、人気を二分していた。

1980年代終盤から通っていたこの店は、時代に取り残されたかの様に、鯛茶漬を売り続けている。御飯大・中・小、鯛も大・中・小から選ぶ。昼時はほとんどの客が鯛茶漬しか頼まない(ちなみに親子丼や幕の内弁当などもあったりするのだが。)ので、頼み方は、両方大盛りなら、「鯛茶の大・大(だいだい)」とだけ言えばいい。2-3分で、写真の通り、おひつの蓋が盛り上がるほどの大盛り御飯と、秘伝の(?)醤油タレがたっぷりしみた、新鮮な築地直送の鯛の刺身のセットが運ばれて来る。

大盛り御飯は、ざっと普通のお茶碗3-4杯はある。最初は固めに炊いてある御飯と新鮮な鯛の味をそのままで楽しみ度い。シンプルだが旨い鯛に、思わず食べながら笑みが漏れる。そして、最後の一杯は、お茶漬けにしてさらさらと仕上げ。これが錦水ツウの楽しみ方である。

御飯大・鯛刺身大で、赤だしと小付けのセットが1350円。B級グルメにしては安くはないが、隣の丸ビルの様に、高い賃貸料が食事に含まれていない分、材料のクオリティの高さを充分感じることが出来る。

外観の美しい丸ビルのレストランもいいが、たまにはこういう、丸の内伝統の味に触れて見るのも良いかもしれない。丸の内近辺に行かれる時には、是非お試しを。小さい店内で、昼時には混むので、ちょっと前後に時間を外して行った方が良いかもしれない。

価格も味も店の雰囲気も昔のままだったが、以前は必ず弁当売り場にいた年老いた店主の姿が見当たらなかった。まだご健在なのだろうか....ちょっと心配になった。

Posted by minami at 11:19 PM
11 29, 2002
赤坂料亭の昼食 - 佳川(よしかわ)


赤坂の外濠通り沿いの旧日商岩井本社ビル、今のドコモ関連会社が多数入居したビルの裏の細道は、赤坂の料亭街である。夕方過ぎると、黒塗りの車ばかりが、細い道に堂々と路上駐車をすることになる。こういうところで密室政治が行われているうちは、日本もなかなか変われないのだろうな、とその黒い車列を見る度にげんなりする。

しかし、昼時は、黒塗りの車が殆どいない。料亭は昼間は殆ど閉まっているが、わずかに昼食営業している、比較的新しい料亭がある。日本料理、佳川(よしかわ)。




料亭街の中では比較的新しいビル。昼は、店の前で和服の女性が弁当を売っている。入口に飾ってあるのが、大きな壷。中に入ると、きれいなじゅうたんが敷き詰めてあって、その上を歩いて二階に上がると、そこが広間となっていて、ここでは料亭のクオリティの美味しい和食を、1000円で食べられる。主なメニューは、以下の通り。

>




左から、一日10食限定の瓢箪(幕の内弁当)、北海丼、豚かつ煮。どれもデザートつきで、お徳用。

さらに300円出せば、和食の店だが、コーヒーを食後に飲むことも出来る。

常連になれば、3階より上の個室を、室料を取られず利用することも可能だ。4階には、この店唯一のテーブル・椅子の部屋もあり、小さい料亭だが、部屋はいろいろ考えて作られている。

先日は Michiel が昼食の時に寄ってくれたので、4名でここを訪れると、3階の部屋に快く通してもらえた。以前の会社の上司、現在は某自動車会社顧問の Y さんから良く教えられた、「気に入った飲食店には、最初は3日連続で通うこと。そうすれば、店はあなたのことを、良い常連客としてずっと覚えていてくれる。」という原則は、ここで見事に Work していた様だ。

不況時代は、こういう、サービスが良くてコストパフォーマンスの高い店で、しのいで行こう。一人1000円で食べられる昼食だが、接客態度や内装は、高級料亭そのままである。赤坂・溜池山王を訪問される時には、是非立ち寄られたい。

Kuma は、昼食でしかこの店を利用したことが無いが、昼食に一番価値がある様な気がしている。

Posted by minami at 01:31 AM
11 27, 2002
ボジョレー・ヌーボーのある週末


先週、11月の第三木曜日。ボジョレー・ヌーボーを大量に輸入している J 社は、解禁日に盛大な毎年恒例の Party を行っている。長年親しくしている同社 S さんから、招待状を頂き、参加を楽しみにしていたら、当日はややこしい仕事が入ってしまって、伺えず。残念に思っていると、S さんがボジョレー・ヌーボーを先週末、宅配便で送って下さった。

プレスクラブで開かれたワイン試飲会で購入したチーズと、永田農法のスキップ(ユニクロ)のトマト、そしてトロの様にとろける生協アボガド。これをつまみに今年の新酒を満喫。Kuma はそれほどワイン通ではないので、ワインの就いてはうんちくを語ることは出来ないが、素直に美味しかったです。有難う、S さん。御配慮に感謝。

先日の WBS によると、今年のボジョレー・ヌーボーの日本への輸入量は、60万ケースで過去最大。コンビニ大手のセブンイレブンも独自のボジョレー商品戦略を仕掛けるなど、ボジョレービジネスは拡大しているという。不況下でも元気なビジネスを、またひとつ見つけた。

Posted by minami at 12:42 AM
午後のじゃんがらラーメン

秋葉原のじゃんがらラーメンは、不具合が多い。周囲に美味しい飲食店が少ないから長蛇の行列になっていることが多いし、店の中に入るとこれがまた狭くて、身体が比較的大きい Kuma としては窮屈この上ない。

赤坂のじゃんがらは、天井が高く、スペースにはもうちょっと開放感がある。行列は昼時や夜には出来るが、ちょっと時間を外していくと、すんなり食べられる。たまごのカラの成分が含まれているという固くて細い麺は、Kuma のお気に入りだ。スープの味は評価が別れるところだが、Kuma は可もなく不可もない、という評価。

Kuma のお気に入りは、角肉+卵のじゃんがらに、めんたい御飯。先日ちょっとお昼をはずして行ったので、やや斜めの角度から差し込む秋の陽が、ほのぼの昼食気分を盛り上げる。食欲の秋は、もうすぐ終わりだ。そろそろ冬篭りの準備か。(って、結局ダイエットをしている暇が無い!?)

Posted by minami at 12:17 AM
11 19, 2002
味噌ラーメンだね、やはり。

Ittenbari shop small.jpg

外では、文字通り、ピープーと北風が吹いている。落ち葉が、路上でくるくると舞い始める。木枯らしが吹く晩は、やはり味噌ラーメンが恋しくなる。しょうゆより、とんこつより、味噌ラーメン。スープ表面の油の層が保温効果を発揮することもあってか、なかなかさめない。身体の芯まで温まる、秋・冬の定番、味噌ラーメン。

Ittenbari gyoza small.jpg

赤坂では、見附駅への途上、ということもあって、田町通りの「一点張り」に立ち寄る事が多くなる。ぱりぱりと表面の焼け具合が丁度良い餃子(ちなみに写真は5個のみだが、実際は6個入り。一口食べて、はっと Blog 取材せねば、という義務感(?)に立ち返り、デジカメで撮影した、取材者精神あふれる写真である。)にエビス・ビールという組み合わせで待つ。最近 MT を立ち上げた Taiga 氏の、ビール日記、を読んでいると、ついついエビス・ビールが飲みたくなってしまう。Blog による口コミ Marketing はアリだな、などと考えながら10分ほどすると、湯気がほかほかあがった味噌ラーメン、ハイお待ち。

Ittenbari miso raamen small.jpg

バター・コーン・味噌ラーメン、これで850円。濃厚な味噌の上で、バターがじわじわと溶けて、さらに濃厚な味に。ふうふう言いながら、一気に食べる。身体の芯から、あたたまってくる...ん、しかし、待てよ....何か足りない。何なのだろう、このエビスビール・餃子・味噌ラーメンの三種の神器にありつきながらも、物足りなさを感じるのは....

Ajishichi Miso Raamen small.jpg
わかった、原因は、1週間ほど前に食べた、中野駅前、味七の味噌ラーメンだ。味噌は一点張りほど濃厚ではないが、深みがあり、具となるもやしやチャーシューの量も豊富。ちじれ麺が、歯ごたえがあって、味噌のスープをからめて食べると抜群にうまい。脱サラした店主が始めた、白線通り(中野駅前から続くサンモール商店街と、ブロードウェイの間の、白いタイルの、飲食店が多く並ぶ小道)の一号店(本店・あかのれん)が繁盛して、第二号店(支店・あおのれん)が中野駅前に出来た。

Ajishichi small.jpg

そこに先日出かけて久しぶりに食べたばかりだったのだ。写真を見てもなんとなく、味七の方からおいしそうな香りがただよっている。一点張りも、決してまずいわけじゃない。標準より明らかに上だ。赤坂の飲食店街の真ん中、という好立地もあって、そこそこ行列が出来たりしている。でも、味七と比べると、また食べたいな~、と思わせるパンチが少ない。帰宅途上にあるからついつい立ち寄ってしまうのだが、もう一度どうしても足を運びたくなる、という点では、味七の方が上かな。地元ラーメン屋びいきかもしれないけれど。

Ajishichi Honten small.jpg

つらつらとラーメン Web Site を見ていると、高円寺の南、青梅街道から環七へ折れた、味噌一、もかなりうまいらしい。家から比較的近いが、一度も行ったことがない。ここにも今度突撃しよう。

うむー、一点張りから始めてとりとめのない味噌ラーメン話の展開になってしまったが、本日言いたかったことは、「秋・冬は、味噌ラーメンで温まろう。やはり。」(しつこい。)

(写真は、青のれんが、最近中野駅歩いてすぐのところに開店したばかりの味七支店、赤のれんが白線通りの味七本店。)

Posted by minami at 12:00 AM
11 16, 2002
青葉のカップラーメン

Aoba cup small.jpg

今朝 dh さんの Blog を見ると、かなり deep なカップラーメン実験のお話が。そうそう、Kuma も最近、青葉のカップラーメンを発見、試食したのでありました。サッポロ一番で有名なサンヨー食品が放つ、うわさの人気ラーメン店シリーズ商品。中野のらーめん通りの、最初はお客もちょぼちょぼだった、小さなラーメン屋が、「ラーメン界の最高峰」といううたい文句で、大手カップ麺メーカーの製品になった。さてさて、そのお味は?最近待ち行列がさらに長くなっている青葉だが、商売上手でもある店主芳賀良則氏のしたたかな(?)ブランド戦略は、このカップ麺の中にも、旨みが詰まったスープと同様に、凝縮されていた。

haga yoshinori small.jpg

これが、店主の芳賀氏。彼が青葉中の本店でカウンター越しに、マスク(胡椒アレルギーらしい、との噂あり。)をして、ゴム手袋をつけて真剣にラーメンを作っているそばに座っていると、勝負師の様なオーラと迫力を感じることがある。顔もちょっと、頑固な研究者風。でも、そうした外見とは違って、接客態度は比較的良好。あくまで謙虚だ。(でも、謙虚なわりには、カップ麺のラベルにどーんと顔が出ている訳ですが。)

朝11時ごろから開店して、夕刻5時ごろ、麺がなくなると終了。その後の時間は、今でも究極のラーメンの味開発に余念が無い芳賀氏。たいした起業家である。人気が出た今でも、向上心やサービス精神を忘れていない。このあたりにも、青葉の持続している人気の秘密があるのであろう。一時のブームに終わってはいない。

dekiagari small.jpg

さて、肝心のカップ・ラーメンの話に移ろう。待つこと4分。ちょっと青みが少ないので、ホーレン草は Kuma スペシャルで勝手に加えたので、実際は写真ほど野菜は入っていない。麺は細めのちぢれ麺。つるつるつるり。カップ麺だが、それなりのコシがある。まあまあ合格。

そして、レトルトになっている味卵。これには正直びっくりした。カップ麺技術、ここまで来たか、と思わせる、本格味付け卵。ここまでのものをカップ麺で再現するには、よっぽどいろいろな保存料などが入っているのかな、と疑うと、なんと本製品は合成着色料、保存料の類は一切使用していない、と器に明記されているではないか。おお~。このあたりにも、芳賀店主のこだわりがあったのだろう、きっと(と想像する。)。青葉をカップ麺にするにあたって、彼が出した要求は非常に高かったに違いない。

さて、青葉の命とも言える、肝心のスープはどうだろう...ズズ...ズズズ....ヲヲ、モチロン実際の本店の鶏がら、豚骨、カツオだしがまざった微妙で中毒になる様な深みはカップ麺の限界で出せていないが、これは間違いなく青葉のスープ、と感じることが出来る調合になっている。これを食べたら、確かに青葉中野本店にも、一度は行ってみたくなってしまうだろう、初めて食べた人は。より究極の、ホンモノの味を知る為に。その為のお試し導入キットとしての役割を、この定価250円のカップ麺は担っている。

futa small.jpg

そしてさすが、と思わせるのが、蓋の裏にしっかり記載された、青葉本店への地図。一度食べに行ってみたいなあ、が、この蓋の地図を見てしまうと、ヨシ、今日はお休みだからいっちょう並んでも食べに行ってみるか、に変わる。芳賀氏、研究肌であるだけでなく、なかなかの商売人だ。感心。御興味のある方は、お試しを.....

(注:決して、アルコールやコーヒーでは、この麺を作らないで頂きたい..。(笑→dh)




Aoba new photo small.JPG
カップラーメン効果か行列が切れることがない青葉中野本店。中野ラーメン・ロード、一度は来て見て下さい。→




Posted by minami at 11:27 PM
11 11, 2002
よつやのこうや

Koya Shop Small.jpg

中野、新宿三丁目と進んできて、意図せず通勤経路沿いの B 級グルメ紹介になってしまっているが、今日は四谷編。

四谷の B 級グルメは、JR線四ッ谷駅から新宿方向、新宿通りを右手に一本入った四谷の小さな飲食店通り、「しんみち通り」と、その一本市谷寄りの「日米英会話学院通り」界隈に集中している。学生にも人気、しんみち通り入口右手の、洋食のエリーゼ。本格広島お好み焼きの、。とろける様なゆでタンが楽しめる、牛タン専門の(しのぶ)。このあたりの B 級グルメローテーションは、狭い地域の割にはバラエティがあり、価格も手ごろ。

その中で最も通っているのが、この、しんみち通りの奥地、纏(まとい)寿司よりさらに新宿寄りにある、「こうや」。本来は屋台から出発したラーメンの店だが、Kuma がやみつきになっているのは、こうや名物、皿ワンタン。

Kani small.jpg

ここも、夜は飲みながら、最後にはラーメンが楽しめる、お酒のみの為のラーメン屋だ。駅からはちょっと外れたところにあるにもかかわらず、月曜日から店の前には待ち行列が出来る。しかし、週末でなければ、待つのが苦にならない程度の短い行列、だ。店内が比較的広く、回転は良いので、行列は意外にさっさと短くなる。

店内のカウンター席からは、食材やサメのあごの骨が天井からぶらさがる様子、新鮮なカニやえび、大きな鉄なべを使ってリズミカルに調理を行う黒い T シャツ姿の料理人の姿などが良く見えて、オーダー後待っている時間も飽きさせない。活気のある店内は、上海や香港あたりの、地場の人に人気のある中華レストランの風景を想起させる。

sara wantan small.jpg

ここでオーダーするのはいつも、キリンの瓶ビール、皿ワンタン(10個入り)、そして支那そば。これでしめて2050円。お目当ての皿ワンタン単品だと、700円。

10分ほどで、ワンタンがゆであがる。アツアツでやけどしそうな、つるんとした皮のワンタンを、しゃきしゃきの細切りネギ、赤いトウバンジャン少々をつけて、酢醤油で頂く。ふうふうとなる口の中を、冷たいビールでさましながら頂く、大玉のワンタン。冷え込みつつある晩秋の夜には、この熱さがたまらない。

shinasoba small.jpg

10個をあっという間に頂くと、シメは支那そば。Kuma 的には、ちょっとスープの塩がきつい、というのがあって、この店では主役は皿ワンタンなのだが、やはり最後はラーメンでしめたい。スープはちょっと残してしまうが、ちぢれた麺、やわらかいとろける様なチャーシューも、完食。

会社帰り、気軽にあたたまりたい方は、四谷しんみち通り奥の、こうやの皿ワンタン、覚えていて損は無いですよ。

Posted by minami at 10:54 PM
11 06, 2002
ラーメニスト Toniyan と谺(こだま)

Kodama Entrance small.jpg

Toniyan は、生粋の、「ラーメニスト」だった。ラーメンを語る時、Toniyan の全身から、ラーメンへの愛情が溢れ、まだまだラーメンの道を極めたいという情熱がほとばしる。800店以上の全国ラーメン店を自分の足で回っている Toniyan。その膨大なラーメンデータベースは、わずか3年で、楽しみながら構築されていったという。(3日に2日は、ラーメンを食べていたことになる。すごい。)800店探訪の偉業を遂げた今も、毎日新店 Data は蓄積され、増え続けているという。

Kuma の B-Log Gourmet Cabin のレギュラー・コメンテーター Toniyan 氏。これだけ Blog 上でラーメン談義を交わしながら、御当人にお会いするのは実は今日が初めてだった。Toniyan 御推薦の、気軽に飲めるラーメン屋、JR 市谷駅近くの谺(こだま)で、美味しい日本酒を酌み交わしながら、ラーメンを語り、Toniyan の人となりを知る。Blog でのやりとりを通じて感じていたイメージ通りの Toniyan、初対面という気がしなかった。

新しい皿が運ばれてくる度、ラーメニストはオリンパスのデジカメを、ブロッガーはCyberShot U を取り出し、シャッターを一押し、次が来るとまた一押し。ラーメニストも、もうすぐブロッガーになって頂けそうだ。

Mise no hito small.jpg

Toniyan の Private 名刺には、メンズクラブ会長、とあった。名刺の縁取りは、ラーメンの器の上部によくある中華風のデザインと同じ。さすがプロ・ラーメニスト、細部へもこだわりがある。

この店にはまだ3回くらいしか来ていないという Toniyan だが、もうすっかり、あごひげと黒ブチ目がねが似合う、明るい職人肌の店主にも顔を覚えられている。

店内は落ち着ける Wood の内装。カウンターは比較的小さく、テーブル席が4-5席あり、ゆっくり落ち着いて座って、楽しめる。このあたりは、Kuma が気に入っている中野の南湖と近い雰囲気がある。Toniyan とは、テイストが近いかもしれない。ここは日本酒も安くて美味しいんですよね、という Toniyan の解説の通り、八海山、久保田といった美味しい日本酒が、400円~500円程度でいただける。ラーメンを頂く前の酒のツマミは、カウンターの上に大皿料理形式で各種並んでいる。

Kyodo saifu small.jpg

さて、早速オーダーだ。机の上の、共同財布、と名前がついた竹の丸カゴに、まずは2-3千円を入れる。お酒とツマミを頼むと、その金額はそのカゴの中のお金から都度支払われることになる。いわゆる COD (Cash On Delivery) 形式の明朗会計方式だ。これなら、予算をカゴの中のお金で決められるので、毎晩でも来たくなる。

スープまで美味しい水餃子、自家製の味がよくしみたチャーシュー、ちょっとピリカラのかんずり豆腐。美味しいツマミに、ビール、日本酒が進むこと、進むこと。高田の馬場の味噌ラーメン、武蔵境のアブラ麺、ラーメンの話題は尽きない。Toniyan と話していると、ラーメンというのは本当に Creative な食べ物なのだな、と実感出きる。具、スープ、麺といった素材の組み合わせによる表現の豊富さ、有名店ののれん分けの系譜。Toniyan さんの系統だったラーメン学を聞いていると、美術の歴史の講義を受けている様な気分になる。ラーメンの美学を、若き Toniyan は3年の間に習得しているのだ。

Suigyoza small.jpg Chasyu small.jpg Kanzuri Tofu small.jpg


さてそして、最後のシメは、谺(こだま)特製ラーメン。あっさりしてしつこくなく、ほんのり甘みがあってまろやかな魚のダシベースのスープ。とろける様なやわらかいチャーシュー。ツマミとお酒を頂いた後でも、細いちぢれ麺はするすると胃に入っていく。優しい、優しいラーメンという印象。美味しく頂きました。手作りの、このラーメンが、一杯550円。特製でない、普通のラーメン(具がもっとシンプルなのだろう。)は、なんと350円、である。都心の市谷で、しかもお酒の値段も限界まで下げて、ラーメンもこのお値段。店の御主人(上に掲載した、似顔絵のひげもじゃの人です。このイラストは、入り口にあります。)の良心と、Toniyan のこだわりが伝わる、隠れ家的なラーメン飲み屋。Kuma の行き着けローテーション・リストに、また新たなる、素晴らしい店が加わった。

Kodama Tokusei Raamen small.jpg

Toniyan の話を、楽しそうに、幸せそうに横で聞いている、Kanayan (「あの方」が誰か、ついに大公開。もう結婚式まで一ヶ月だし、そろそろいいよね。)。二人は、12月にめでたく御結婚。(おめでとーーーーー!!!)二人が談笑している姿はとても自然で、さわやかで幸福な空気で包まれていた。本当にお似合いのカップルだ。その空気と、優しくて美味しいラーメンで、Kuma もすっかり楽しく飲ませて頂きました。Toniyan さん、今後ともラーメン情報、交換して行きましょう。

Posted by minami at 11:33 PM
11 03, 2002
寒くなりました。

Nanko Negi Raamen Small.jpg
↑ねぎらーめん

寒くなりました。寒い夜は、やはりラーメンに限ります。中野駅近く、南湖のラーメン。白河ラーメンです。写真は、ねぎらーめん、680円。シンプルで、あまり飾っていませんが、飽きのこない醤油味。スープも具も、奇をてらっていないので店はあまり混みません。かといってガラガラということもなく、ちょうど良い混み具合。近くの超人気ラーメン店、青葉の様に行列が出来ることも無い。コシのあるちぢれ麺は、店の中で寝かせるなど、ちょっと気配りがある様です。ゆっくり食べて、体の芯までほかほかに。

つけたしとしては、


Nanko Gyoza small.jpg
↑480円の餃子
Nanko Moyashi small.jpg
↑550円のもやしとチャーシューの中華風




も、オススメします。

シンプルが、一番いいですね。

化学調味料なども使わない、自然な肉汁のスープ。だから飽きないのでしょう。
白河ラーメンを極めたい方は、奥州白河の、とら食堂に行ってみるのがいいみたい、です。

Posted by minami at 01:53 AM
11 02, 2002
Hagakure (Sanuki Udon)

Hagakure entrance small.jpg

日帰りの大阪出張。出張の主目的である投資関係の会議以外では、Mobile Blogging の有り方をいろいろユーザー視点から Clie を利用して実験する良い機会にも恵まれたが、やはり食い倒れの大阪で何を食べてきたか、も簡単に触れて置こう。関西出身の弊社ヒラタ君が、絶対ここには行くべき、と推薦してくれた、讃岐うどんの、「はがくれ」。ヒラタ君が教えてくれた関連HPを見ると、確かにおいしそうだ。昼食時は、はがくれがある梅田で寄って行く時間がなかったので、(というか、新大阪駅の地下の「かつよし」で、ついつい串あげ盛り合わせ定食を食べてしまった。)、仕事がきりあがった後で寄ってみる。こ、これは。もしかするとこれまで食べたうどんの中で、最も美味しかったかもしれない。同行した Shigetaro とともに、これを教えてくれた平田君に、感謝。

夜の営業時間は、午後5時~8時。ちょっと早くついてしまって、はがくれが入っている大阪駅前第三ビル、の地下街を見学する。大阪駅前かと思って大阪駅に行くと、このビルは実は駅からちょっと離れたところにある。外見は、全く普通のオフィスビル。しかし、第一~第四まで連なるこの大阪駅前ビルの地下街は、外側の保守的なたたずまいとは異なり、非常に濃い~、面白い場所であった。

Hagakure OsakaEkimae Bldg small.jpg

地下街なのに、妙に強い人の熱気とオーラがある。ここには、安売りチケット店、中古のレコード・書籍店、オタク系マニアックショップ、そして飲食店が、所狭しと並んでいる。東京で言うと(と東京をメタファーにしてしまうと、関西の方に怒られてしまうかもしれないけど。)東京駅の八重洲地下街が、新橋の駅前雑居ビルと中野ブロードウェィにある様な店舗で雑多に埋め尽くされている様な、不思議にアヤシく、面白い雰囲気。歩いているだけで、いろいろ発見があって楽しくなる。地下街なのにたくさん置いてあるレストランのネオン看板のまぶしいイルミネーションや、地下街なのに何故かたくさんある、パチンコ・ホールの騒音が、インパクト強く響いてくる。

と、ちょっと散歩して5時過ぎにうどん屋に行くと、すでに10人ほどの行列が。まわりには、この店の様に行列が出来ている所は無い。この時点で早くも期待が高まる。

Hagakure inside small.jpg

隣の店の入り口を塞がない配慮で、3つ折りになって行列を作って待っている間、店内を見ると、狭いカウンターの中で、何人かの店員が生き生きと、もくもくと職人的な仕事でうどんを作っている。美味しい店の雰囲気は、こうして食べる前からも充分伝わってくる。いろいろ具がのった「ぶっかけ」はオーダーしている人も多いし(列で待っている間にオーダーは取ってもらえるので、座るとすぐに食べることが出来る。10人程度の列なら、回転が良いのであまり待たずに入れる。)かなりひかれたが、ここはやはり一番ベーシックな、「生じょうゆ(600円)」、を頂くことにした。

Hagakure kijooyu small.jpg

カウンター席に座ると、すぐに、「生じょうゆ」が出来上がる。この店は初めて、というと、親切な店員が、正しい食べ方を教えてくれる。すだちをかけ、ネギをかけ、そしてポイントは最後に醤油をうどんの上で「2往復半」かける。2往復でもなく、3往復でもない、「2往復半」。これが店がこだわる醤油の適量の様だ。そして、写真の様にさらっとしょうゆがかかったうどんを、かきまぜずに(これも店員さんのガイダンス。)、喉でつるつると頂く。

つるつる、つるつる....う、む?、うむ~!!!

このうどんの舌触りは、歯ごたえは、なんなのか。さしみの様にしっとりとして、コシのある食感のうどん、というのは初めてだ。するすると、きもちよく胃に吸い込まれていく。すだちの上品な香りとあいまって、とても美味しい。うどんを食べながらこんなに幸せな気分になれたのは、初めてかもしれない。食べ終わった後でも、そのするっとした、なめらかな麺の食感が喉の上の方に、確かに残っている。Shigetaro も、全く同じ感想だった。こんなうどん体験は、本当に初めてである。大阪にお出かけの際、梅田近辺に行かれることがあれば、是非お寄り頂き度い。大阪駅前ビルの地下街の様子も、必見です。

Posted by minami at 01:50 AM
10 30, 2002
Shabon (Flower Shop + Okinawa Cuisine)

Shabon Store front small.jpg

会社近く、赤坂通りから山王下交差点に向かい、田町通りを左折して、すぐ右手に、新手の飲食店が最近開店した。競争の激しい赤坂界隈にあって、ひときわ目立つ、美しい純白の外壁と、額縁の様な装飾の大きな窓。その窓の中には、綺麗な花が飾ってある。もとは普通の小さな花屋だったこの店は、短期間で Flower Shop + Awamori Bar "Shabon" という、ちょっと風変わりなコンセプトの店に変身した。さて、その気になる店内は、そして先週から始まったばかりだという、ランチのクオリティーは....Neoteny グルメ開拓隊5名で、大挙してお店を初チェック。人が良さそうな、それでいて芯が強そうなマスターが語った、不思議な Hybrid Bar のナゾに迫った。

Shabon Awamori Kosyu small.jpg

店内に入ると、まずは大きな白いカウンターテーブルが目に入る。そのカウンターの裏が入り口の導線になっている。普通ならカウンターの後ろに並んでいるボトルには Bar の客は近づけないが、150種類もの泡盛、しかもかなりのビンテージ(古酒)を中心にそろえているというこの店は、まずはその自慢の泡盛のボトルや壷をこのカウンター後ろの通路で身近に見せて、触らせて、お客に直接飲みたい泡盛を選んでもらう、というナビゲーションになっている。

しかし勿論、昼間から40度以上(低いものは20度ちょっと、高いものは60度もあるらしい。)の強いアルコールを飲む訳にはいかない。奥にある多人数用のブース席は一杯なので、カウンター席に5人が横に並んで座る。

チョイスはシンプル。A / B のランチメニューを選ぶことになる。

Shabon Raftei small.jpg

A は常時提供される、ラフテー定食。B はエスニック料理の日替わりだ。Kuma は A を選択。赤だしの味噌汁、多目のサラダとともに、ガラスの器に綺麗に盛られたラフテーが運ばれてきた。

じっくり煮こまれた肉汁が御飯にしみていて、味付けたまごの食感ともあいまって、なかなか美味。スプーンも、デザインがしゃれたスタイリッシュなもので、店の細部に至るこだわりが感じられる。最後はチョコレートケーキのデザートと、3種類のハーブが入ったお茶でしめくくり。しめて1000円なり。花のある空間を楽しむ費用が入っていると思うと、納得が行く。

Shabon tencho small.jpg

カウンター越しに、今朝まで Bar 営業(~朝5時までお客さんが居れば営業)をしていて、家に帰れず昼営業も寝ずに続けているというマスターと、話をする。(店のオーナーは別に居る様だ。)

shabon flower window small.jpg

この店の150種もの泡盛古酒(ちなみに泡盛を醸造しているのは沖縄で48箇所ということらしい。)は沖縄でも手に入らない珍品が多く、恐らく日本一、いや世界一の泡盛の品揃えであること、店内の装飾は高名なデザイナー(Web 参照)の手によるものだったこと。バカラのグラスに、丸い大きな氷を入れておしゃれに泡盛を、美しい花を見ながら飲んでもらう、というコンセプトなので、忙しいときは一晩中丸く氷を削っていて大変だ、という苦労話。

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そして、花屋を店の傍らで営業。花販売スペースは狭いので、本業は飲食店だろうが、ゴージャスな花が入ったウィンドーの美しさが、白を基調とした店内デザインに、ライブなアクセントを加えている。

これもやはり、飲食店の新業態への挑戦、赤坂発の Food ベンチャー企業だと言って良いだろう。寝不足をものともせず、新しい店の立ち上げ営業に燃えるマスターの、おだやかで満足そうな笑みが印象的だった。Neoteny グルメ突撃隊も皆、御満悦の表情。

Shabon Neoteny friends1 small.jpg

次回は是非、夜の Bar Time にも寄ってみたい。こんなに知った風なことをマスターの受け売りで書きながら、実は Kuma は泡盛を飲んだことが無いのだ....

Shabon night small.jpg









Posted by minami at 01:20 AM
10 20, 2002
ラーメン戦争

koryu akasakamitsuke small.JPG

赤坂見附駅の近くに、唐辛子入りとんこつラーメン、康竜が出来たのを見つけたのは、最近のことだった。やや甘めのとんこつスープに、旨みのある唐辛子の組み合わせ

食べる前から、オヤ、と思う。そう、この店のオーダーシステム、お客様お好み表で、麺のゆでかたの硬軟、スープの濃い薄い、4種類のトッピングの選択、辛さの調整をオーダーの前に行う...ちょっと前に食べた、六本木は旧防衛庁近くの「あの店」、とあまりに手法が似ているのだ。HP を調べると、そこには訴訟沙汰にまでなった本当のラーメン「戦争」があった。

一蘭は、福岡から最近関東にも店舗を広げつつあるが、康竜のマネにはほとほと頭に来たのだろう、今年4月に、訴訟という手段に出ている。

スープの味も微妙に違う(康竜もまずくはないが、スープの味の深みがちょっと足りない様に Kuma は感じる。)し、一蘭のウリである、ひとりひとりが食べるスペースがカウンター上のパーテーションで区切られた「お一人様仕様」になっている点(これで女性一人でも安心してラーメン屋に来ることが出来る。)までは、康竜もマネしてはいない。普通のカウンターだ。

しかし、顧客の好みを事前に記入するオーダーシステム、そして辛子ダレと甘目のとんこつスープの組み合わせ、カウンターの中の目隠しにもなる赤いのれん、セルフサービスのおひやのサーバー、替え玉のオーダーをランプで知らせるシステム、うーん、どう考えても似すぎている。しかも、康竜は目黒発祥で東京にだけ支店があり、本場福岡から来ているわけでもなく、かたや一蘭は創業昭和35年(!)である。これでは、のれん分けでもないので、訴訟される康竜に分が悪い状況だ。

こうしたビジネス・モデル的な模倣の裁判は、果たしてどういう形で決着が付くのだろうか。最近の事例では、ユニクロを展開するファーストリティリングが自社の店舗レイアウトやプライスカード、商品展示方法等を模倣したとしてダイエーのカジュアル衣料品売り場 PAS を不正競争防止法に基づき使用中止を求めて仮処分を訴えた事例が記憶に新しいが、その結果もやや玉虫色に決着した。訴訟から10ヵ月後の今年6月、不況で苦戦するファーストリティリングが、ダイエー店舗への進出交渉を再開することで、訴訟を取り下げたのだ。結局、当初は日本では画期的、とも言われたこの訴訟も最後にはオリジナリティーが消え、資本の論理の方が優先してしまっている様に見える。(ファーストリティリングは最初から交渉材料にしたいだけだったのかも、しれないが。)

この訴訟では、一蘭は老舗とは言っても、大企業では無いし、和解するメリットも薄いのかもしれない。ラーメン戦争の決着、しかと見守る必要がある。ラーメン好き的には、味やサービスで切磋琢磨してくれる分には大歓迎だが、ここまで人のアイディアを使っているとなると、問題を感じざるを得ない。

赤坂見附に開店した康竜の話に戻ると、一蘭との裁判に敗れて万が一閉店しても、申し訳ないがとても残念、というほどのラーメン屋では無いが、昼時になると長蛇の列で並ぶ気にもならない近隣の人気ラーメン店じゃんがらラーメンの格下バックアップ的な位置づけとしては、細くて硬い麺はマアマアだし、使えるところがある。赤坂近辺のラーメン屋として試され度い方は、お早めに.....

Posted by minami at 03:43 PM
Gourmet Blog

赤坂近辺のランチ、ディナー情報を中心に、それ以外の場所でも気になる Gourmet 情報を集めた Gourmet Blog、始まりました。

まだ情報は多くはありませんが、Multiple Authors でこれから内容がどんどん増えますので、お楽しみに。

Posted by minami at 12:19 AM
10 19, 2002
Bagle & Bagle

BandBshop small.JPG

246号沿いを久しぶりに歩いていたら、Bagle & Bagle 赤坂見附店を発見。たまには、いつも歩かない道を歩いてみるものだ。New York に住んでいたときは、朝といえば Bagle、だったが、何故か東京に戻ってからは殆ど食べていなかった。食文化の違いといえばそれまでだが、日本でまだ美味しい Bagle が少ない、ということもあったのだろうか。

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HP で調べると、赤坂見附店は9月30日のオープン。出来立ての店内は、ガラス面積の大きい内装で採光も良く、秋晴れの日の朝食を気持ちよく食べられる。

Kuma が試したのは、ハム&スイスチーズに、オニオン・ベーグルの組み合わせ。価格はこれで490円。NY とくらべて 1.5 倍くらいのお値段のイメージですが、まあそれは Bagle の味が良いので許せてしまいます。NY の本場のベーグルに、日本人の嗜好にあわせた、ちょっとしたしっとり感を加えた様な Bagle の食感ですが、なかなかいけます。ベーグル本来の美味しさを試される向きには、各種クリームチーズとの組み合わせをまずはおすすめしますが。

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Bagle だけでなく、アメリカや欧州で人気の、微炭酸オレンジ飲料の Orangina があることも、Kuma 的には嬉しいところでした。果汁と炭酸のバランスが絶妙で、おすすめです。(朝のベーグルには、やはりコーヒーの方があいますけどね。)

Bagle の発祥や、ヘルシーさについては、こちらが詳しいので御覧あれ。B&B を展開するドリームコーポレーションは、なかなか頑張っている Food Venture の様ですね。HP のデザインや内容はお金をかけていない簡単なものですが、不思議と元気な雰囲気は伝わるものです。NY City Bagle Shop Map まで、リンクで紹介している。

首都圏にすでに20店舗、2005年には10倍の200店に拡大する目標とのことです。ベーグルだけの卸販売もする計画。

日本にも洒落た Bagle Shop があるといいのにな、と思っていた、その潜在的要望をかなえてくれるのは、やはり元気な Venture 企業。日本一の Bagle フランチャイズを目指して頑張って頂き度いですね。

Posted by minami at 10:10 PM
10 15, 2002
Kuma の、中野はB級グルメ・シティ~ラーメン編

Aoba new photo small.JPG

赤坂付近のグルメの話の前に、まずは Kuma が30年近く住み慣れた地元、東京は中野のグルメの話を。一軒一軒美味しい店を、写真を撮影して紹介しよう、と意気込んでいたが、Web には既にクリッカブル地図入りのこんな便利なページが。店のセレクションも妥当で、これを見れば中野の美味しい店はほぼわかるので、詳細な取材は省いて、Kuma's B-Gourmet 的な勝手な店評価コメントに終始することとしましょう。まずは、ラーメンの巻。

最近は全国のランキングがあると必ず1-3位に入る人気ラーメン店、青葉があるのは、JR中野駅北口を下車、駅を出ると、アーケードのサンモールの入口より右手にケンタッキー・フライドチキンが見えるので、その路地を入って行くと、北に向かう細い通りがあり、その通りの途上、左手になる。営業中は、あまりに多くの人が列を作って並んでいるので、すぐに場所はわかる。

<青葉のナゾ>

青葉も、もともとの開店時は、あまり流行っていない普通のラーメン屋だった。かくいう Kuma も、開店してすぐに試食したが、あまりインパクトがなく、しばらく自分のお気に入り店リストからは外していた。しかし、研究者肌のマスター(店にいっても、ビニール手袋をつけて、ラーメンを寡黙に作り続けている様子は、まさに研究者の様相。)がスープの研究を重ねに重ね、鶏ガラ/豚骨の肉系ベースのスープとかつおだし/昆布の魚介系スープを混ぜるタイミングを、お客に出す直前にしてから、かなり流行り出し(Kuma の地元の青葉フリークの眼科医の友人談)、現在は朝11時~夕方5時という短い営業時間の間に、常に30人くらいの長い行列が出来るラーメン屋に成長した。有名になってから、比較的列が空いている日に2度ほど試してみた。確かに、スープは鶏ガラと魚のダシが喧嘩せずにうまく共存していて、旨みがある。ただ、麺がいまひとつ好きになれないことと、行列してまで...という思いは残る。一度話の種に行くのは良いだろう。(Kuma 的には、同種のスープを、青葉のさらに北にあるしがないラーメン屋、彩華の若いラーメン職人が研究していて、まだあまり流行っていないが、時々行って応援している。うるさいのを承知でスープの味にカウンターから、コメントしてみたり。個人的なラーメン屋インキュベーター!?)

この店のおかげで中野のB級グルメも全国的に有名になったが、青葉以外にも、注目の店は多い。青葉のある南北に伸びた細い小道には、青葉が有名になる以前から多くのラーメン屋が並ぶ。


<イチオシの南湖

Kuma のイチオシは、奥州白河らあめん、南湖(なんこ)。中野駅からラーメン小道を北上すると、すぐ右手にある、木作りの外装。Jazz の BGM が流れ、ちゃんと空調されている室内は、長く並んでからオープンエアで食べねばならない青葉よりは大分落ち着くし、混み方もちょうど良いくらい。混みすぎず、空きすぎず、くらいがちょうど良い店だ。東京しょうゆラーメンに近いこの店のスープは、青葉ほどのインパクトはないが、その分、飽きが来ない。そして、是非賞味頂き度いのは、厚めで美味しいチャーシュー。チャーシュー麺は店のメニューに実はないが、頼むと、チャーシューの数に余裕があるときは、たまに作ってくれる。(手間隙かけてつくるチャーシューなので、一度に多くを作れない様だ。それが故に常連向けの丸秘メニューとなる。)じゅわっと肉汁の美味しさあふれるチャーシューを、ちょっと辛めのネギとともに頂く。至福の瞬間。これから寒くなると、ラーメンは実に美味しいですね。南湖はこの他にも、手作り餃子が美味しいので、これとキリンビールをセットで頼むと、更に幸せになることが出来ます。中野のサンプラザにコンサートなどでお出かけの際は、是非一度お試しを。

<老舗つけめんの店、大勝軒

おぎくぼラーメンの系譜から出発している、大勝軒。こちらはラーメン小道ではなく、南口、二つ並ぶ丸井のビルの先右手、中野通り沿いにある。同名の行列の出来る店、池袋店のオヤジが、この店で修行しているころに、偉大なつけめんは誕生した。Joiが関係した PSINet は Internet Starts Here, とうたっていたが、この店はまさに Tsukemen Starts Hereである。もともと細麺好きの Kuma だが、この店だけは太い麺の旨さに参っている。手作りの、太麺は、つけめんにするのにちょうど良いつるつるしこしことした食感がある。つけめんなので、スープはかなり濃い、カツオだししょうゆ味。山本益弘もグルメブームの時にここのスープは絶賛しているほど、深い味わいがあるスープ。最後はちゃんと、熱いスープをオーダーして、このスープを最後まで蕎麦湯の様にして味わって頂き度い。おすすめは、スペシャルつけめん。手作りのシナチク、細切のチャーシューが、これでもか、と入っている。お好みで味付け卵を加えるのも良いでしょう。注意点は、大盛りを頼むには相当な覚悟をして頂き度いこと。普通盛りでも大盛り位のサイズがあり、大盛りは、ラーメンの普通の器一杯に、(スープの無い状態で)麺がてんこもりになります。Kuma でも食べるのに一苦労するサイズです。この店はここで宣伝しなくとも充分有名ですが、是非行って頂きたい定番店です。ここに行かずして、中野のラーメンの歴史は語れない。最近は早稲田通り沿い、丸井本社ビル(ちなみにクレジットの丸井も、知る人ぞ知る、 Started in Nakano です。青井家具店という小さな家具屋が、クレジット販売の開始を契機に、今の大きなデパートチェーンに成長。丸井もまた、中野発のベンチャー企業だったのだ。創業時家具屋の頃には、あの手この手で客集めをして、当時数が少なかった街頭テレビを店内2階に設置、力道山の試合の時には人が集まりすぎて床が抜けたという本当かうそかわからない噂も有り。ともかく、昔から Marketing 上手な会社だった様です。)の前のつけそば栄楽も対抗馬として成長していますが、老舗を超えるのは大変でしょう。

<最後に>

この他にも、西川製麺の黄色いちぢれ麺をきちんと使ったサッポロラーメンの味七は、中野駅近くについ最近2号店を開店してこれも要チェックだし、家系ラーメンのおーくら家も、安定した人気になりつつある。最近は地方のラーメン屋が、東京の進出第一号店を中野に開く例もでてくるなど、中野のラーメン戦争の熱気は高まるばかり。

中野の B-Gourmet シリーズは、今後は餃子など、身近フード系の話題でいろいろ続けてみましょう。

地元シリーズとしては、この他に、まんだらけ(今やご存知の上場企業。オタク・スターツ・ヒヤ!?)、から始まったオタク店舗の発展のトレンドや、フジヤカメラに始まる中古店の歴史などいろいろありますので、お楽しみに。(って、お楽しみにしていただけるのは中央線沿線の近隣の方だけかもしれませんが....まあ、Blog は個人発信メディアなのでいいか。)

B 級グルメの話題は、皆さんそれぞれ色々こだわりがありますよね?DBL では、B-Gourmet の情報も随時募集中です。教えて頂いたら速攻で食べに行って評価レポートしますので、是非是非お知らせを。

Posted by minami at 12:15 AM
10 06, 2002
Gourmet Project

当方が Blog を立ち上げる前に、Neoteny 社員からの具体的な期待は二つあった。ひとつは、当方の熊体型づくりに貢献した赤坂の B級グルメ情報。それは、この項目、Bear's Gourmet の中で展開して行きましょう。赤坂は、知るひとぞ知る、B 級グルメ天国。夜の賑わいが有名ですが、昼間の豊富なランチ・セレクションもなかなかです。出来るだけ店の場所の情報なども入れながら。コメントには、その店に行ったことがある方の辛口(?)批評や、他の店だがここの方がずっとウマイ!!!といった情報を随時募集致します。宜しくお願いします。

Posted by minami at 11:24 PM